1972年全仏オープン
(1972年全仏オープンテニスから転送)
1972年 全仏オープン(1972ねんぜんふつオープン、Internationaux de France de Roland-Garros 1972)は、フランス・パリにある「スタッド・ローラン・ギャロス」にて、1972年5月22日から6月4日にかけて開催された。
大会の流れ
編集- 男子シングルスは「64名」の選手による6回戦制で行われ、シード選手は16名であった。女子シングルスは「32名」の選手による5回戦制で行われ、シード選手は8名。男女とも「1回戦不戦勝」(抽選表では“Bye”と表示)はない。
シード選手
編集男子シングルス
編集- ヤン・コデシュ (ベスト8)
- イリ・ナスターゼ (1回戦)
- スタン・スミス (ベスト8)
- マニュエル・オランテス (ベスト4)
- ボブ・ヒューイット (1回戦)
- アンドレス・ヒメノ (初優勝)
- ピエール・バルト (3回戦)
- ゼリコ・フラヌロビッチ (1回戦)
- パトリック・プロワジー (準優勝)
- アレックス・メトレベリ (ベスト4)
- クラーク・グレーブナー (3回戦)
- ジミー・コナーズ (2回戦)
- ハイメ・フィヨル (2回戦)
- フランティシェク・パラ (3回戦)
- (大会開始前に棄権)
- バリー・フィリップス・ムーア (3回戦)
女子シングルス
編集- イボンヌ・グーラゴング (準優勝)
- ナンシー・グンター (1回戦、不戦敗)
- ビリー・ジーン・キング (初優勝)
- ロージー・カザルス (1回戦)
- フランソワーズ・デュール (ベスト4)
- バージニア・ウェード (ベスト8)
- ヘルガ・マストホフ (ベスト4)
- リンダ・トゥエロ (1回戦)
大会経過
編集男子シングルス
編集準々決勝
- パトリック・プロワジー vs. ヤン・コデシュ 6-3, 6-8, 2-6, 6-2, 6-1
- マニュエル・オランテス vs. ハロルド・ソロモン 6-4, 5-7, 6-3, 6-2
- アンドレス・ヒメノ vs. スタン・スミス 6-1, 7-9, 6-0, 7-5
- アレックス・メトレベリ vs. アドリアーノ・パナッタ 8-6, 7-9, 6-3, 6-3
準決勝
- パトリック・プロワジー vs. マニュエル・オランテス 6-3, 7-5, 6-2
- アンドレス・ヒメノ vs. アレックス・メトレベリ 4-6, 6-3, 6-1, 2-6, 6-3
女子シングルス
編集準々決勝
- イボンヌ・グーラゴング vs. コリン・モールズワース 6-2, 6-2
- フランソワーズ・デュール vs. オルガ・モロゾワ 4-6, 6-3, 6-2
- ビリー・ジーン・キング vs. バージニア・ウェード 6-1, 6-3
- ヘルガ・マストホフ vs. カーチャ・エビングハウス 6-3, 8-6
準決勝
- イボンヌ・グーラゴング vs. フランソワーズ・デュール 9-7, 6-4
- ビリー・ジーン・キング vs. ヘルガ・マストホフ 6-4, 6-4
決勝戦の結果
編集- 男子シングルス: アンドレス・ヒメノ vs. パトリック・プロワジー 4-6, 6-3, 6-1, 6-1
- 女子シングルス: ビリー・ジーン・キング vs. イボンヌ・グーラゴング 6-3, 6-3
- 男子ダブルス: ボブ・ヒューイット& フルー・マクミラン vs. パトリシオ・コルネヨ& ハイメ・フィヨル 6-3, 8-6, 3-6, 6-1
- 女子ダブルス: ビリー・ジーン・キング& ベティ・ストーブ vs. ウィニー・ショー& クリスティン・トルーマン 6-1, 6-2
- 混合ダブルス: キム・ウォーウィック& イボンヌ・グーラゴング vs. ジャン=クロード・バークレー& フランソワーズ・デュール 6-2, 6-4
みどころ
編集- 男子シングルス優勝者のアンドレス・ヒメノは、「34歳10ヶ月」で全仏オープンの男子最年長優勝記録を樹立した。スペインの男子選手による全仏優勝は、1961年・1964年の全仏選手権を制覇したマニュエル・サンタナ以来2人目となる。
- 女子シングルス優勝者のビリー・ジーン・キング夫人が、この部門で「キャリア・グランドスラム」を完成させた。キング夫人は1966年ウィンブルドン → 1967年全米選手権 → 1968年全豪選手権 → 1972年全仏オープンの順に優勝した。
外部リンク
編集先代 1972年全豪オープン |
テニス4大大会 1972年 |
次代 1972年ウィンブルドン選手権 |
先代 1971年全仏オープン |
全仏オープン 1972年 |
次代 1973年全仏オープン |