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1978年の映画(1978ねんのえいが)では、1978年(昭和53年)の映画分野の動向についてまとめる。

目次

できごと編集

日本の映画興行編集

配給会社別年間配給収入
配給会社 配給本数 年間配給収入 前年対比 概要
新作 再映 洋画
松竹 22 057億5038万円 095.2% ドル箱シリーズの『男はつらいよ 寅次郎頑張れ!』(11.2億円[11])、『男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』(12.3億円[11])のみが目立った1年だった。『渚の白い家』が惨敗し、『事件』(3.8億円)、『雲霧仁左衛門』(6.3億円)、『皇帝のいない八月』は伸び悩み、結局、1本立て大作の中に特筆すべき作品はなかった。城戸賞に入賞した脚本の映画化『オレンジロード急行』も若者ウケすることはなかった。
16 5 1
東宝 16 063億0227万円 075.1% 1本立て大作『女王蜂』(8.0億円)と『火の鳥』(7.2億円)はまずまずだったが、『犬笛』、『お吟さま』、『聖職の碑』(5.4億円)、『ブルークリスマス』はヒットしなかった。2本立ても百恵友和シリーズの『霧の旗』(8.9億円)、『ふりむけば愛』(8.6億円)の2番組のみが安定した成績を残した。

東宝東和配給の『キタキツネ物語』は配給収入9.7億円。

14 2 0
東映 19 084億7860万円 105.4% 日本ヘラルドと共同配給した角川映画野性の証明』(21.8億円[12])が1978年邦画トップの成績。洋画部扱いの『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』も配給収入21億円のヒット[11]。時代劇復興第1弾の『柳生一族の陰謀』(16.2億円[11])はヒットしたが、それ以降の1本立て大作『赤穂城断絶』(推定6億円)、『冬の華』、『宇宙からのメッセージ・銀河大戦』の3番組は伸び悩み、特に時代劇第2弾の『赤穂城断絶』は若者から無視され失敗した。
18 1 0
にっかつ 68 032億9503万円 097.4% ポルノ大作をはじめ、ロマンポルノ路線は安定感を増している。しかし、一般映画『高校大パニック』/『帰らざる日々』(1.8億円)が不発だったため、大幅の業績アップとはならなかった。経営面では、77億円の減資益を赤字補填に充て、累積赤字は13億円まで減少した。
65 3 0
出典:「1978年度日本映画・外国映画業界総決算 日本映画」、『キネマ旬報1979年昭和54年)2月下旬号、キネマ旬報社1979年、 118 - 125頁。

各国ランキング編集

日本配給収入ランキング編集

1978年日本配給収入トップ10
順位 題名 製作国 配給 配給収入
1 スター・ウォーズ   20世紀フォックス 43億8000万円
2 未知との遭遇   コロムビア映画 32億9000万円
3 007 私を愛したスパイ    ユナイテッド・アーティスツ 31億5000万円
4 野性の証明   日本ヘラルド映画/東映 21億8000万円
5 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち   東映洋画 21億0000万円
6 サタデー・ナイト・フィーバー   パラマウント映画/CIC 19億2000万円
7 柳生一族の陰謀   東映 16億2100万円
8 死亡遊戯    東宝東和 14億5000万円
8 コンボイ   日本ヘラルド映画 14億5000万円
10 男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく
俺は田舎のプレスリー[13]
  松竹 12億2800万円
#4の出典:中川右介『角川映画 1976-1986 日本を変えた10年』KADOKAWA、2014年、280頁。ISBN 978-4-04-731905-9
併映作に関する出典:「1978年邦画四社<封切配収ベスト5>」、『キネマ旬報1979年昭和54年)2月下旬号、キネマ旬報社1979年、 124頁。
上記以外の出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』 キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、370頁。ISBN 978-4873767550
1978年邦画配給収入トップ10
順位 題名 配給 配給収入
1 野性の証明 日本ヘラルド映画/東映 21億8000万円
2 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 東映洋画 21億0000万円
3 柳生一族の陰謀 東映 16億2100万円
4 男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく /
俺は田舎のプレスリー[13]
松竹 12億2800万円
5 トラック野郎・男一匹桃次郎 /
こちら葛飾区亀有公園前派出所
東映 12億1800万円
6 男はつらいよ 寅次郎頑張れ! /
ワニと鸚鵡とおっとせい[14]
松竹 11億1600万円
7 キタキツネ物語 東宝東和 09億7000万円
8 霧の旗 / 惑星大戦争 東宝 08億8900万円
9 ふりむけば愛 / お嫁にゆきます[15] 東宝 08億6100万円
10 トラック野郎・突撃一番星 /
多羅尾伴内 鬼面村の惨劇
東映 08億3000万円
#1の出典:中川右介『角川映画 1976-1986 日本を変えた10年』KADOKAWA、2014年、280頁。ISBN 978-4-04-731905-9
併映作に関する出典:「1978年邦画四社<封切配収ベスト5>」、『キネマ旬報1979年昭和54年)2月下旬号、キネマ旬報社1979年、 124頁。
上記以外の出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』 キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、370頁。ISBN 978-4873767550
1978年洋画配給収入トップ10
順位 題名 製作国 配給 配給収入
1 スター・ウォーズ   20世紀フォックス 43億8000万円
2 未知との遭遇   コロムビア映画 32億9000万円
3 007 私を愛したスパイ    ユナイテッド・アーティスツ 31億5000万円
4 サタデー・ナイト・フィーバー   パラマウント映画/CIC 19億2000万円
5 死亡遊戯    東宝東和 14億5000万円
5 コンボイ   日本ヘラルド映画 14億5000万円
7 ジョーイ   日本ヘラルド映画 11億2000万円
8 カプリコン・1   東宝東和 08億0000万円
9 オルカ   東宝東和 06億4000万円
10 ザ・ドライバー   日本ヘラルド映画 05億1000万円
出典:『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』 キネマ旬報社〈キネマ旬報ムック〉、2012年5月、370頁。ISBN 978-4873767550

北米興行収入ランキング編集

1978年北米興行収入トップ10
順位 題名 スタジオ 興行収入 出典
1. グリース パラマウント映画 $159,978,870 [16]
2. スーパーマン ワーナー・ブラザース $134,218,018 [17]
3. アニマル・ハウス ユニバーサル映画 $120,091,123 [18]
4. ダーティファイター ワーナー・ブラザース $85,196,485 [19]
5. 天国から来たチャンピオン パラマウント映画 $81,640,278 [20]
6. グレートスタントマン英語版 ワーナー・ブラザース $78,000,000 [21]
7. ジョーズ2 ユニバーサル映画 $77,737,272 [22]
8. ゾンビ United Film Distribution Company $59,020,957 [23]
9. ピンク・パンサー4 ユナイテッド・アーティスツ $49,579,269 [24]
10. ディア・ハンター ユニバーサル映画 $48,979,328 [25]

日本公開映画編集

受賞編集

誕生編集

死去編集

日付 名前 国籍 年齢 職業
1月 31日 ダミア   88 歌手・女優
3月 12日 ジョン・カザール   42 俳優
18日 リイ・ブラケット   62 作家・脚本家
7月 13日 畠山麦   34 俳優
26日 メアリー・ブレア   66 芸術家
8月 26日 シャルル・ボワイエ   78 俳優
28日 ロバート・ショウ   51 俳優
9月 9日 ジャック・ワーナー   86 ワーナー・ブラザースの創設者の一人
10月 7日 片山滉   56 俳優
9日 ジャック・ブレル   49 歌手・俳優・映画監督
19日 ギグ・ヤング   64 俳優
28日 ジェフリー・アンスワース   64 撮影監督
11月 3日 澤村宗之助   70 俳優
12月 10日 エド・ウッド   54 映画監督
21日 佐野周二   66 俳優
28日 田宮二郎   43 俳優

脚注編集

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出典編集

  1. ^ 斉藤 2009, pp. 80 - 81.
  2. ^ 第20作 男はつらいよ 寅次郎頑張れ!”. 『男はつらいよ』公式サイト. 松竹映画. 2016年12月27日閲覧。
  3. ^ 第21作 男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく”. 『男はつらいよ』公式サイト. 松竹映画. 2016年8月5日閲覧。
  4. ^ 斉藤 2009, pp. 84 - 85.
  5. ^ 斉藤 2009, pp. 85 - 86.
  6. ^ 斉藤 2009, pp. 86 - 87.
  7. ^ 「1978年度日本映画・外国映画業界総決算」、『キネマ旬報1979年昭和54年)2月下旬号、キネマ旬報社1979年、 124頁。
  8. ^ 小売物価統計調査(動向編) 調査結果”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  9. ^ 主要品目の東京都区部小売価格:昭和25年(1950年)〜平成22年(2010年) (Excel)”. 統計局. 2016年8月3日閲覧。
  10. ^ a b 過去データ一覧”. 一般社団法人日本映画製作者連盟. 2016年8月2日閲覧。
  11. ^ a b c d 『キネマ旬報ベスト・テン全史: 1946-2002』 キネマ旬報社、2003年、230-231頁。ISBN 4-87376-595-1
  12. ^ 中川右介『角川映画 1976-1986 日本を変えた10年』KADOKAWA、2014年、280頁。ISBN 978-4-04-731905-9
  13. ^ a b 俺は田舎のプレスリー”. KINENOTE(キネノート). 2018年11月7日閲覧。
  14. ^ ワニと鸚鵡とおっとせい”. KINENOTE(キネノート). 2018年11月7日閲覧。
  15. ^ お嫁にゆきます”. KINENOTE(キネノート). 2018年11月7日閲覧。
  16. ^ Grease, Box Office Information”. Box Office Mojo. 2012年2月12日閲覧。
  17. ^ Superman, Box Office Information”. Box Office Mojo. 2012年2月12日閲覧。
  18. ^ Animal House, Box Office Information”. Box Office Mojo. 2012年2月12日閲覧。
  19. ^ Every Which Way But Loose, Box Office Information”. Box Office Mojo. 2014年5月26日閲覧。
  20. ^ Heaven Can Wait, Box Office Information”. Box Office Mojo. 2014年5月26日閲覧。
  21. ^ Hooper, Box Office Information”. Box Office Mojo. 2012年6月24日閲覧。
  22. ^ Jaws 2, Box Office Information”. Box Office Mojo. 2012年2月12日閲覧。
  23. ^ Dawn of the Dead, Box Office Information”. Box Office Mojo. 2014年5月26日閲覧。
  24. ^ Revenge of the Pink Panther, Box Office Information”. Box Office Mojo. 2012年2月12日閲覧。
  25. ^ The Deer Hunter, Box Office Information”. Box Office Mojo. 2014年5月26日閲覧。

参考文献編集