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JSL1部編集

シーズン 1986-87(第22回)
優勝 読売クラブ
試合数 132
ゴール数 278 (1試合平均2.11)
1試合平均
ゴール数
2.11[1]
得点王 松浦敏夫
合計観客動員 731,950人[1]
平均観客動員 5,545人[1]
1985
1987-88

今シーズンから日本サッカー協会並びに日本サッカーリーグはプロ選手の登録を承認し、スペシャル・ライセンス・プレーヤー、ノンアマ、アマチュアと3つのカテゴリーに区分した[2]。これには1986年6月に本場ドイツのブンデスリーガで9年間活躍した奥寺康彦が帰国した事や、これまで読売や日産などが選手を社員としてでなく非公式に契約選手として扱っていた例もあり、協会や、リーグ側はこれを黙認していた。これらを公式に認める必要が迫った事もある。これにより奥寺(古巣の古河電工に復帰)と木村和司(日産所属)がプロとして、古河、日産、読売、フジタヤマハに所属する選手の大半がノンアマとなり、マツダは外国人選手のみがノンアマ登録を行った[2]

今シーズンのキャッチフレーズは「サラリーマンサッカーの時代は終った」。モデルは奥寺康彦が起用された。

このシーズンからJSL1部では、日本代表の強化スケジュールを考慮して、秋から春にかけての越年制に変更された[3][2][4]

この年より新監督にジョージ与那城、特別コーチに元ブラジル代表ジノ・サニが就任した読売クラブが、1983年以来2度目の優勝を果たした[2]。高卒1年目のFW武田修宏が得点ランク2位の11ゴールをあげ、同じく新加入のブラジル人FWガウショとともに得点源になった。[2]前年優勝の古河はこのシーズンのアジアクラブ選手権で日本勢として初めて優勝した[2]

大会概要編集

参加クラブ編集

このシーズンからマツダスポーツクラブサッカー部がマツダサッカークラブに名称を変更した。

成績編集

年間順位編集

[2]

順位 クラブ 勝点 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失差
1位 読売クラブ 29 11 7 4 35 18 +17
2位 日本鋼管 29 11 7 4 30 17 +13
3位 三菱重工 28 9 10 3 23 14 +9
4位 古河電工 26 10 6 6 26 17 +9
5位 日産 24 10 4 8 35 24 +11
6位 ヤンマー 24 8 8 6 21 22 -1
7位 マツダ 23 6 11 5 17 17 ±0
8位 フジタ 22 8 6 8 24 22 +2
9位 本田技研 20 6 8 8 20 24 -4
10位 ヤマハ 17 3 11 8 11 22 -11
11位 松下電器 16 5 6 11 23 38 -15
12位 日立 6 1 4 17 13 43 -30
優勝・アジアクラブ選手権出場
自動降格
  • 松下電器(JSL1部11位)と日立製作所(JSL1部12位)はJSL2部へ自動降格。
  • 住友金属(JSL2部優勝)とトヨタ自動車(JSL2部準優勝)はJSL1部へ自動昇格。

得点ランキング編集

[2]

順位 選手名 所属クラブ 得点数
1   松浦敏夫 日本鋼管 14
2   武田修宏 読売クラブ 11
  吉田弘 古河電工 11
  柱谷幸一 日産 11
5   ガウショ 読売クラブ 9
  藤代伸世 日本鋼管 9
7   原博実 三菱重工 8
8   マリーニョ 日産 7
  高橋真一郎 マツダ 7
  永島昭浩 松下電器 7
  山口正信 松下電器 7

アシストランキング編集

[2]

順位 選手名 所属クラブ 得点数
1   水沼貴史 日産 17
2   浅岡朝泰 日本鋼管 13
3   梶居勝志 松下電器 8
4   ガウショ 読売クラブ 7
  戸塚哲也 読売クラブ 7
  マイア フジタ 7
7   武田修宏 読売クラブ 6
  辻谷浩幸 三菱重工 6
  木村和司 日産 6
  グレッグ・ノリ マツダ 6

表彰編集

[5]

選手名 所属クラブ 受賞回数
得点王 ゴールデンボール賞   松浦敏夫 日本鋼管
アシスト王 シルバーボール賞   水沼貴史 日産
新人王   武田修宏 読売クラブ _
新人GK特別賞   菊池新吉 読売クラブ _
ファイティングスピリッツ賞  千疋美徳[要出典] 読売クラブ _
年間優秀11人賞   ハーフナー マツダ
  松木安太郎 読売クラブ 3
  金子久 古河電工 2
  加藤久 読売クラブ 6
  勝矢寿延 本田技研 2
  宮内聡 古河電工 2
  水沼貴史 日産 2
  奥寺康彦 古河電工 2
  ラモス 読売クラブ 3
  武田修宏 読売クラブ
  松浦敏夫 日本鋼管

JSL2部編集

JSL2部大会概要編集

今シーズンも2部は従来通り単年度表記(1986年度)であったが、この大会から1部と同じ秋春制に移行している

  • 前期:16チームを東西ブロックに分け、2回戦のリーグ戦で行われた。
  • 後期:前期の東西ブロックそれぞれの上位4チーム(計8チーム)で上位リーグを行い、下位4チーム(計8チーム)を東西ブロックに分け下位リーグを行う。
    • 下位リーグ順位決定戦:下位リーグの東西ブロックそれぞれの1-4位が直接対決によって、9・10位、11・12位、13・14位、15・16位決定戦を行った。

JSL2部参加クラブ編集

JSL2部成績編集

JSL2部年間順位編集

順位 クラブ
1位 住友金属
2位 トヨタ
3位 田辺製薬
4位 西濃運輸
5位 東芝
6位 大阪ガス
7位 甲府クラブ
8位 コスモ石油
9位 新日本製鐵
10位 富士通
11位 全日空横浜
12位 川崎製鉄水島
13位 東邦チタニウム
14位 NTT関西
15位 TDK
16位 京都府警

1位-8位は上位リーグ、9位-16位は下位リーグ・順位決定戦の結果による。

自動昇格
自動降格

前期編集

東ブロック編集
順位 クラブ 勝点 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失差
1 東芝 23 10 3 1 24 7 +17
2 住友金属 21 9 3 2 36 9 +27
3 甲府クラブ 15 6 3 5 15 15 ±0
4 コスモ石油 14 5 4 5 17 15 +2
5 全日空横浜 13 4 5 5 20 18 +2
6 富士通 13 6 1 7 16 20 -4
7 東邦チタニウム 12 4 4 6 13 19 -6
8 TDK 1 0 1 13 8 46 -38
西ブロック編集
順位 クラブ 勝点 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失差
1 田辺製薬 23 9 5 0 22 5 +17
2 トヨタ 20 9 2 3 33 15 +18
3 大阪ガス 19 6 7 1 20 13 +7
4 西濃運輸 16 7 2 5 14 12 +2
5 新日本製鐵 15 7 1 6 23 15 +8
6 京都府警 8 3 2 9 15 34 -19
7 川崎製鉄水島 6 2 2 10 16 30 -14
8 NTT関西 5 1 3 10 12 31 -19

後期編集

上位リーグ編集
順位 クラブ 勝点 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失差
1 住友金属 22 9 4 1 20 4 +16
2 トヨタ 16 6 4 4 19 12 +7
3 田辺製薬 14 3 8 3 11 9 +2
4 西濃運輸 14 4 6 4 9 11 -2
5 東芝 13 4 5 5 12 11 +1
6 大阪ガス 12 5 2 7 12 20 -8
7 甲府クラブ 11 5 1 8 12 15 -3
8 コスモ石油 10 3 4 7 8 21 -13
下位リーグ・東ブロック編集
順位 クラブ 勝点 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失差
1 富士通 24 5 1 0 37 26 +11
2 全日空横浜 20 3 1 2 33 30 +3
3 東邦チタニウム 16 2 2 2 21 29 -8
4 TDK 1 0 0 6 13 65 -52

東邦チタニウムは試合遅着により、勝ち点2ポイントの減点処分。

下位リーグ・西ブロック編集
順位 クラブ 勝点 勝利 引分 敗戦 得点 失点 得失差
1 新日本製鐵 23 4 0 2 37 22 +15
2 川崎製鉄水島 13 3 1 2 29 39 -10
3 NTT関西 11 3 0 3 25 40 -15
4 京都府警 11 1 1 4 20 54 -34

下位リーグのスコアは前期からの累計

順位決定戦編集
名称 東ブロック スコア 西ブロック
9・10位決定戦 富士通 3-3(PK2-4) 新日本製鐵
11・12位決定戦 全日空横浜 4-2 川崎製鉄水島
13・14位決定戦 東邦チタニウム 3-0 NTT関西
15・16位決定戦 TDK 5-0 京都府警

JSL2部表彰編集

選手名 所属クラブ 備考
得点王 茂木一浩 住友金属 11得点
アシスト王 河崎淳一 住友金属 12アシスト

出典編集

  1. ^ a b c 「観客動員数/総得点数」『日本サッカーリーグ全史』 259頁。
  2. ^ a b c d e f g h i 「1986/87 第22回大会」『日本サッカーリーグ全史』 164-165頁。
  3. ^ 『日本サッカーリーグ全史』 32頁。
  4. ^ 但し1985年度のJSL1部も年度表記は単年だが9月から翌年3月まで開催されていた
  5. ^ 「歴代ベスト11」「歴代表彰選手」『日本サッカーリーグ全史』262-263頁。

参考文献編集

  • 『日本サッカーリーグ全史』日本サッカーリーグ、1993

関連項目編集