1996年のオールスターゲーム (日本プロ野球)
PJ:BASE#NPBポストシーズンに準じた対応をとるべき記事であるため、ランニングスコアの記載等ご遠慮ください。(2022年5月) |
1996年のオールスターゲームは、1996年7月に行われた日本プロ野球のオールスターゲーム。
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1996サンヨーオールスターゲーム | |||
ゲームデータ | |||
スポンサー | 三洋電機 | ||
セ監督 | 野村克也 | ||
パ監督 | 仰木彬 | ||
セ投票最多 | 江藤智 | ||
パ投票最多 | イチロー | ||
第1戦 | |||
日程 | 7月20日 | ||
開催地 | 福岡ドーム | ||
スコア | セリーグ | 4-7 | パリーグ |
MVP | 山本和範 | ||
第2戦 | |||
日程 | 7月21日 | ||
開催地 | 東京ドーム | ||
スコア | セリーグ | 3-7 | パリーグ |
MVP | 清原和博 | ||
第3戦 | |||
日程 | 7月23日 | ||
開催地 | 富山アルペンスタジアム | ||
スコア | パリーグ | 2-4 | セリーグ |
MVP | 金本知憲 | ||
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試合概要 編集
前年、日本一に輝いたヤクルトスワローズの野村克也監督が全セ(オールセントラル・リーグ)を率い、パ・リーグを制覇したオリックス・ブルーウェーブの仰木彬監督が全パ(オールパシフィック・リーグ)を率いた。オリンピックイヤーということもあり、4年ぶり第3戦が開催され、北陸・富山アルペンスタジアムで行なわれた。
第1戦は初開催となった福岡ドームにて、プロ生活21年目で初のファン投票選出となった山本和範(近鉄)が代打で登場の6回裏に逆転本塁打を放ちMVPを獲得。
第2戦は、9回表全セの攻撃が二死無走者で打者・松井秀喜(巨人)という場面で、右翼を守っていたイチローが登板した場面が特筆される。仰木監督がファンサービスの観点から行った起用であるが、これに対して野村監督が「格式」の観点から冒涜行為だとばかりに自軍の投手・高津臣吾を代打に送った。結果は遊ゴロであった。この考え方の相違がからんだ出来事は球界に波紋を広げた[1](イチローが2015年にメジャーリーグベースボールで初登板した際にも取り上げられた[2])。
第3戦は金本知憲(広島)の3ラン本塁打などでセントラルリーグが一矢を報いた。
選出選手 編集
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||
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監督 | 野村克也 | ヤクルト | 監督 | 仰木彬 | オリックス | ||
コーチ | 三村敏之 | 広島 | コーチ | 江尻亮 | ロッテ | ||
長嶋茂雄 | 巨人 | 東尾修 | 西武 | ||||
投手 | 斎藤雅樹 | 巨人 | 6 | 投手 | 西崎幸広 | 日本ハム | 8 |
山部太 | ヤクルト | 2 | 野村貴仁 | オリックス | 初 | ||
高津臣吾 | ヤクルト | 2 | 星野伸之 | オリックス | 6 | ||
田畑一也 | ヤクルト | 初 | 鈴木平 | オリックス | 初 | ||
吉井理人▲ | ヤクルト | 3 | 伊良部秀輝 | ロッテ | 3 | ||
紀藤真琴 | 広島 | 2 | 成本年秀 | ロッテ | 2 | ||
佐々岡真司 | 広島 | 3 | ヒルマン | ロッテ | 初 | ||
ガルベス | 巨人 | 初 | 西口文也 | 西武 | 初 | ||
斎藤隆 | 横浜 | 2 | 今関勝 | 日本ハム | 初 | ||
佐々木主浩 | 横浜 | 4 | 島崎毅 | 日本ハム | 初 | ||
グロス | 日本ハム | 初 | |||||
中山裕章 | 中日 | 3 | 武田一浩 | ダイエー | 3 | ||
藪恵壹 | 阪神 | 3 | 高村祐 | 近鉄 | 初 | ||
捕手 | 古田敦也 | ヤクルト | 7 | 捕手 | 中嶋聡 | オリックス | 5 |
西山秀二 | 広島 | 2 | 伊東勤 | 西武 | 13 | ||
中村武志 | 中日 | 6 | 吉永幸一郎 | ダイエー | 4 | ||
一塁手 | 落合博満 | 巨人 | 15 | 一塁手 | 清原和博 | 西武 | 11 |
二塁手 | 立浪和義 | 中日 | 5 | 二塁手 | 小久保裕紀 | ダイエー | 2 |
三塁手 | 江藤智 | 広島 | 3 | 三塁手 | 中村紀洋 | 近鉄 | 2 |
遊撃手 | 野村謙二郎 | 広島 | 6 | 遊撃手 | 浜名千広 | ダイエー | 3 |
内野手 | オマリー | ヤクルト | 3 | 内野手 | 堀幸一 | ロッテ | 2 |
辻発彦 | ヤクルト | 9 | 初芝清 | ロッテ | 3 | ||
大豊泰昭 | 中日 | 3 | 田中幸雄 | 日本ハム | 7 | ||
和田豊 | 阪神 | 6 | 水口栄二 | 近鉄 | 初 | ||
久慈照嘉 | 阪神 | 3 | |||||
外野手 | 前田智徳 | 広島 | 3 | 外野手 | イチロー | オリックス | 3 |
金本知憲 | 広島 | 2 | 秋山幸二 | ダイエー | 12 | ||
松井秀喜 | 巨人 | 3 | 山本和範 | 近鉄 | 5 | ||
佐伯貴弘 | 横浜 | 2 | 田口壮 | オリックス | 2 | ||
山崎武司 | 中日 | 初 | ブリトー | 日本ハム | 初 | ||
パウエル | 中日 | 2 | 村松有人 | ダイエー | 初 |
- 太字はファン投票で選ばれた選手。▲は出場辞退選手発生による補充選手。数字は出場回数。
試合結果 編集
第1戦 編集
オーダー 編集
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第2戦 編集
オーダー 編集
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第3戦 編集
オーダー 編集
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テレビ・ラジオ中継 編集
テレビ中継 編集
- 第1戦:7月20日
- 第2戦:7月21日
- 第3戦:7月23日
ラジオ中継 編集
- 第1戦:7月20日
- 第2戦:7月21日
- 第3戦:7月23日
脚注 編集
- ^ “二刀流で物議醸したイチロー登板 96年球宴は仰木監督とノムさんが対立”. Sponichi Annex. 2016年2月5日閲覧。
- ^ “投手イチロー オリックス時代には球宴で登板”. nikkansports.com. 2016年2月5日閲覧。