2004年のブラジルグランプリ (ロードレース)

2004年のブラジルグランプリ(リオグランプリ)は、ロードレース世界選手権2004年シーズン第7戦として、7月2日から4日までブラジルネルソン・ピケ・サーキット(ジャカレパグア)で開催された。1995年から始まった同地でのブラジルGPだったが、この年が現在のところ最後の開催となっている。

ブラジルの旗   2004年のブラジルグランプリ
レース詳細
2004年のロードレース世界選手権 全16戦中第7戦
決勝日 2004年7月4日
開催地 ネルソン・ピケ・サーキット
開催コース 常設サーキット
5.031km
MotoGP
ポールポジション ファステストラップ
アメリカ合衆国の旗 ケニー・ロバーツ・ジュニア 日本の旗 玉田誠
1:48.418 1:49.789
表彰台
1. 日本の旗 玉田誠
2. イタリアの旗 マックス・ビアッジ 3. アメリカ合衆国の旗 ニッキー・ヘイデン


250 cc
ポールポジション ファステストラップ
アルゼンチンの旗 セバスチャン・ポルト アルゼンチンの旗 セバスチャン・ポルト
1:52.503 1:53.573
表彰台
1. サンマリノの旗 マヌエル・ポジャーリ
2. スペインの旗 ダニ・ペドロサ 3. スペインの旗 トニ・エリアス
125 cc
ポールポジション ファステストラップ
スペインの旗 エクトル・バルベラ スペインの旗 エクトル・バルベラ
1:57.323 1:57.789
表彰台
1. スペインの旗 エクトル・バルベラ
2. オーストラリアの旗 ケーシー・ストーナー 3. イタリアの旗 アンドレア・ドヴィツィオーゾ


概要 編集

125ccクラス決勝では、5台による集団バトルを制したエクトル・バルベラがシーズン2勝目を挙げた。ポイントランキングでは今回3位のアンドレア・ドヴィツィオーゾが首位をキープ、16ポイント差でバルベラが、19ポイント差でロベルト・ロカテリが、21ポイント差でケーシー・ストーナーが追う状況となった[1]

250ccクラスでは、ディフェンディングチャンピオンのマヌエル・ポジャーリダニ・ペドロサとのマッチレースを制し、シーズン初優勝を遂げた。ポイントランキングでは今回8位に終わったランディ・ド・プニエをペドロサが逆転し、11ポイント差を付けてトップに浮上した[1]

MotoGPクラスでは、玉田誠マックス・ビアッジニッキー・ヘイデンとのバトルを制して自身グランプリ初優勝、宇川徹以来史上2人目の日本人MotoGPウィナーとなった。ポイントランキングでは、バレンティーノ・ロッシセテ・ジベルナウは今回転倒リタイヤに終わって両者の同点首位は変わらず、ビアッジが13ポイント差に迫ることとなった[1]

MotoGPクラス決勝結果 編集

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1   玉田誠 ホンダ 44:21.976 7 25
2   マックス・ビアッジ ホンダ +2.019 2 20
3   ニッキー・ヘイデン ホンダ +5.764 3 16
4   ロリス・カピロッシ ドゥカティ +11.145 6 13
5   アレックス・バロス ホンダ +12.951 5 11
6   コーリン・エドワーズ ホンダ +13.904 11 10
7   ケニー・ロバーツJr. スズキ +23.493 1 9
8   阿部典史 ヤマハ +27.498 15 8
9   中野真矢 カワサキ +27.802 9 7
10   カルロス・チェカ ヤマハ +36.808 12 6
11   アレックス・ホフマン カワサキ +37.713 14 5
12   ルーベン・チャウス ドゥカティ +48.924 16 4
13   マルコ・メランドリ ヤマハ +57.102 13 3
14   ジェレミー・マクウィリアムス アプリリア +1:03.046 18 2
15   ジョン・ホプキンス スズキ +1:10.296 17 1
16   ニール・ホジソン ドゥカティ +1:12.548 19
17   シェーン・バーン アプリリア +1:19.734 20
18   青木宣篤 プロトン +1:31.512 21
19   カーティス・ロバーツ プロトン +1:43.627 22
20   クリス・バーンズ ハリスWCM +1 Lap 23
Ret   バレンティーノ・ロッシ ヤマハ 棄権 8
Ret   ダビド・デ・ヘア ハリスWCM 棄権 24
Ret   トロイ・ベイリス ドゥカティ 棄権 10
Ret   セテ・ジベルナウ ホンダ 棄権 4

250ccクラス決勝結果 編集

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1   マヌエル・ポジャーリ アプリリア 41:56.561 4 25
2   ダニ・ペドロサ ホンダ +0.076 6 20
3   トニ・エリアス ホンダ +3.792 2 16
4   アレックス・デ・アンジェリス アプリリア +4.678 5 13
5   フォンシ・ニエト アプリリア +20.393 10 11
6   青山博一 ホンダ +20.576 15 10
7   ロベルト・ロルフォ ホンダ +30.399 9 9
8   ランディ・ド・プニエ アプリリア +34.742 3 8
9   アレックス・デボン ホンダ +36.021 12 7
10   フランコ・バッタイーニ アプリリア +36.476 8 6
11   ユーゴ・マルシャン アプリリア +50.991 23 5
12   シルバン・ギュントーリ アプリリア +52.196 7 4
13   チャズ・デイビス アプリリア +53.576 19 3
14   松戸直樹 ヤマハ +1:01.641 14 2
15   デューク・ヘイドルフ アプリリア +1:02.014 24 1
16   クラウス・ノーレス アプリリア +1:11.756 20
17   エルワン・ナイゴン ヤマハ +1:11.999 25
18   グレゴリー・ルフォー アプリリア +1:20.226 21
19   アルノー・ヴァンサン アプリリア +1:22.037 18
20   関口太郎 ヤマハ +1 Lap 28
Ret   ヤコブ・シュムルツ ホンダ 棄権 17
Ret   セバスチャン・ポルト アプリリア 棄権 1
Ret   ホアン・オリベ アプリリア 棄権 13
Ret   マックス・サバターニ ヤマハ 棄権 29
Ret   アンソニー・ウエスト アプリリア 棄権 11
Ret   ヨハン・シュティーグフェルト アプリリア 棄権 26
Ret   エリック・バタイユ ホンダ 棄権 22
Ret   アレックス・バルドリーニ アプリリア 棄権 16

125ccクラス決勝結果 編集

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1   エクトル・バルベラ アプリリア 41:41.459 1 25
2   ケーシー・ストーナー KTM +0.096 5 20
3   アンドレア・ドヴィツィオーゾ ホンダ +0.202 2 16
4   ロベルト・ロカテリ アプリリア +0.359 6 13
5   ミルコ・ジャンサンティ アプリリア +0.737 7 11
6   マルコ・シモンチェリ アプリリア +7.614 20 10
7   パブロ・ニエト アプリリア +7.769 8 9
8   ミカ・カリオ KTM +12.725 18 8
9   アルバロ・バウティスタ アプリリア +13.950 14 7
10   マティア・パシーニ アプリリア +19.938 4 6
11   アンドレア・バレリーニ アプリリア +25.983 9 5
12   マイク・ディ・メッリオ アプリリア +26.633 16 4
13   シモーネ・コルシ ホンダ +26.996 15 3
14   フリアン・シモン アプリリア +27.131 13 2
15   ルーカス・ペセック ホンダ +30.697 17 1
16   ジョエレ・ペリーノ アプリリア +30.806 22
17   ジーノ・ボルソイ アプリリア +38.591 12
18   イムレ・トス アプリリア +52.505 19
19   ガボール・タルマクシ マラグーティ +59.593 21
20   スティーブ・イェンクナー アプリリア +1:07.333 11
21   ヴェサ・カリオ アプリリア +1:20.065 27
22   ステファノ・ペルジーニ ジレラ +1:48.237 24
23   マヌエル・マンナ マラグーティ +1:48.311 28
24   レイモンド・スカウテン ホンダ +1:49.405 29
Ret   ジョルディ・カルチャノ アプリリア 棄権 30
Ret   ホルヘ・ロレンソ デルビ 棄権 3
Ret   宇井陽一 アプリリア 棄権 10
Ret   マルケタ・ヤナコヴァ ホンダ 棄権 31
Ret   Mikko Kyyhkynen ホンダ 棄権 32
Ret   ファブリツィオ・ライ ジレラ 棄権 26
Ret   セルヒオ・ガデア アプリリア 棄権 23
Ret   アンヘル・ロドリゲス デルビ 棄権 2

脚注 編集

参考文献 編集


前戦
2004年のオランダグランプリ
ロードレース世界選手権
2004年シーズン
次戦
2004年のドイツグランプリ
前回開催
2003年のブラジルグランプリ
  ブラジルグランプリ 次回開催
なし