2004年のポルトガルグランプリ (ロードレース)

2004年のポルトガルグランプリは、ロードレース世界選手権2004年シーズン第11戦として、9月3日から5日までポルトガルエストリル・サーキットで開催された。

ポルトガルの旗   2004年のポルトガルグランプリ
レース詳細
2004年のロードレース世界選手権 全16戦中第11戦
決勝日 2004年9月5日
開催地 エストリル・サーキット
開催コース 常設サーキット
4.182km
MotoGP
ポールポジション ファステストラップ
日本の旗 玉田誠 イタリアの旗 バレンティーノ・ロッシ
1:37.933 1:38.423
表彰台
1. イタリアの旗 バレンティーノ・ロッシ
2. 日本の旗 玉田誠 3. ブラジルの旗 アレックス・バロス


250 cc
ポールポジション ファステストラップ
スペインの旗 ダニ・ペドロサ スペインの旗 トニ・エリアス
1:41.417 1:41.595
表彰台
1. スペインの旗 トニ・エリアス
2. アルゼンチンの旗 セバスチャン・ポルト 3. フランスの旗 ランディ・ド・プニエ
125 cc
ポールポジション ファステストラップ
イタリアの旗 アンドレア・ドヴィツィオーゾ スペインの旗 エクトル・バルベラ
1:46.280 1:45.573
表彰台
1. スペインの旗 エクトル・バルベラ
2. フィンランドの旗 ミカ・カリオ 3. スペインの旗 ホルヘ・ロレンソ


概要 編集

125ccクラス決勝では、エクトル・バルベラミカ・カリオKTM)とのバトルを制し、シーズン3勝目を挙げた。ポイントリーダーのアンドレア・ドヴィツィオーゾはネジを踏んでリアタイヤをパンクさせてしまい、シーズン初のリタイヤに終わった。このためランキング2位のバルベラが20ポイント差、3位のロベルト・ロカテリが29ポイント差に迫ることとなった[1]

250ccクラスでは、トニ・エリアスセバスチャン・ポルトとのトップ争いを制してシーズン初優勝を遂げた。ポイントリーダーのダニ・ペドロサランディ・ド・プニエとの表彰台争いに敗れて4位に終わり、ランキング2位のド・プニエが27ポイント、3位のポルトが36ポイントに差を詰めた[2]

MotoGPクラス予選では、玉田誠が自身初のポールポジションを獲得した。決勝ではバレンティーノ・ロッシが独走でシーズン6勝目を挙げ、玉田はロッシから5秒差の2位となった。これでポイントランキングでは、トップのロッシが2位ジベルナウに29ポイントに差を広げた。ランキング3位のマックス・ビアッジロリス・カピロッシと接触・リタイヤに終わり、ロッシから51ポイント差となりチャンプ争いから脱落した[3]

MotoGPクラス決勝結果 編集

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1   バレンティーノ・ロッシ ヤマハ 46:34.911 2 25
2   玉田誠 ホンダ +5.111 1 20
3   アレックス・バロス ホンダ +8.157 5 16
4   セテ・ジベルナウ ホンダ +8.312 3 13
5   カルロス・チェカ ヤマハ +17.966 10 11
6   ジョン・ホプキンス スズキ +18.631 6 10
7   ロリス・カピロッシ ドゥカティ +23.670 11 9
8   トロイ・ベイリス ドゥカティ +25.126 13 8
9   コーリン・エドワーズ ホンダ +25.611 8 7
10   阿部典史 ヤマハ +26.727 14 6
11   中野真矢 カワサキ +44.704 12 5
12   ジェレミー・マクウィリアムス アプリリア +50.511 16 4
13   アレックス・ホフマン カワサキ +54.372 17 3
14   ケニー・ロバーツJr. スズキ +59.518 9 2
15   青木宣篤 プロトン +1:32.853 20 1
16   ジェームス・エリソン ハリスWCM +1 Lap 21
Ret   マルコ・メランドリ ヤマハ 棄権 7
Ret   ミッシェル・ファブリツィオ アプリリア 棄権 19
Ret   ニール・ホジソン ドゥカティ 棄権 15
Ret   ルーベン・チャウス ドゥカティ 棄権 18
Ret   マックス・ビアッジ ホンダ 棄権 4

250ccクラス決勝結果 編集

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1   トニ・エリアス ホンダ 44:23.399 3 25
2   セバスチャン・ポルト アプリリア +0.323 2 20
3   ランディ・ド・プニエ アプリリア +9.918 4 16
4   ダニ・ペドロサ ホンダ +9.935 1 13
5   アレックス・デ・アンジェリス アプリリア +21.441 5 11
6   アンソニー・ウエスト アプリリア +27.638 11 10
7   マヌエル・ポジャーリ アプリリア +27.866 8 9
8   アレックス・デボン ホンダ +34.673 7 8
9   青山博一 ホンダ +45.923 9 7
10   ロベルト・ロルフォ ホンダ +54.238 14 6
11   エクトル・ファウベル アプリリア +58.751 19 5
12   フランコ・バッタイーニ アプリリア +59.123 10 4
13   エリック・バタイユ ホンダ +1:11.620 27 3
14   ヤコブ・シュムルツ ホンダ +1:11.785 21 2
15   デューク・ヘイドルフ アプリリア +1:12.305 17 1
16   チャズ・デイビス アプリリア +1:14.925 16
17   関口太郎 ヤマハ +1:14.982 24
18   ホアン・オリベ アプリリア +1:22.255 18
19   ユーゴ・マルシャン アプリリア +1:25.071 20
20   ヨハン・シュティーグフェルト アプリリア +1:26.573 23
21   エルワン・ナイゴン ヤマハ +1:28.740 22
22   グレゴリー・ルブラン アプリリア +1 Lap 26
23   クラウス・ノーレス アプリリア +1 Lap 28
Ret   アルノー・ヴァンサン アプリリア 棄権 25
Ret   松戸直樹 ヤマハ 棄権 13
Ret   アレックス・バルドリーニ アプリリア 棄権 12
Ret   フォンシ・ニエト アプリリア 棄権 6
Ret   ラドミル・ロウス アプリリア 棄権 29
Ret   シルバン・ギュントーリ アプリリア 棄権 15

125ccクラス決勝結果 編集

順位 ライダー マニュファクチャラー タイム/リタイヤ グリッド ポイント
1   エクトル・バルベラ アプリリア 41:01.272 10 25
2   ミカ・カリオ KTM +0.151 9 20
3   ホルヘ・ロレンソ デルビ +8.824 7 16
4   パブロ・ニエト アプリリア +8.888 11 13
5   アルバロ・バウティスタ アプリリア +9.666 16 11
6   マルコ・シモンチェリ アプリリア +10.347 5 10
7   ガボール・タルマクシ マラグーティ +11.919 15 9
8   ルーカス・ペセック ホンダ +11.962 13 8
9   ロベルト・ロカテリ アプリリア +19.186 4 7
10   ステファノ・ペルジーニ ジレラ +19.548 14 6
11   マイク・ディ・メッリオ アプリリア +26.981 23 5
12   ファブリツィオ・ライ ジレラ +31.708 12 4
13   セルヒオ・ガデア アプリリア +32.492 20 3
14   ダリオ・ギウセペッティ ホンダ +32.896 26 2
15   ジーノ・ボルソイ アプリリア +34.820 19 1
16   トーマス・ルティ ホンダ +34.845 21
17   マティア・パシーニ アプリリア +58.409 18
18   ヴェサ・カリオ アプリリア +1:00.159 27
19   ロレンツォ・ザネッティ ホンダ +1:26.362 29
20   ジョルディ・カルチャノ アプリリア +1:26.498 31
21   レイモンド・スカウテン ホンダ +1:36.654 32
22   マヌエル・マンナ マラグーティ +1:36.716 30
23   マヌエル・エルナンデス アプリリア +1 Lap 33
24   マルケタ・ヤナコヴァ ホンダ +1 Lap 34
Ret   アンドレア・バレリーニ アプリリア 棄権 22
Ret   ミルコ・ジャンサンティ アプリリア 棄権 6
Ret   シモーネ・コルシ ホンダ 棄権 2
Ret   ロビン・ハームス ホンダ 棄権 25
Ret   ケーシー・ストーナー KTM 棄権 3
Ret   アンドレア・ドヴィツィオーゾ ホンダ 棄権 1
Ret   アンヘル・ロドリゲス デルビ 棄権 17
Ret   ジョエレ・ペリーノ アプリリア 棄権 28
Ret   イムレ・トス アプリリア 棄権 24
Ret   スティーブ・イェンクナー アプリリア 棄権 8

脚注 編集

参考文献 編集


前戦
2004年のチェコグランプリ
ロードレース世界選手権
2004年シーズン
次戦
2004年の日本グランプリ
前回開催
2003年のポルトガルグランプリ
  ポルトガルグランプリ 次回開催
2005年のポルトガルグランプリ