2006年のNFL2006年9月7日NFL87回目のレギュラーシーズンが開幕し、2007年2月4日フロリダ州マイアミガーデンズで開催された第41回スーパーボウルを経て、2月10日ハワイ州ホノルルでプロボウルが開催されて終了した。

2006年のNFL
レギュラーシーズン
日程 2006年9月7日 - 2006年12月31日
プレイオフ
開幕日 2007年1月6日
AFC優勝 インディアナポリス・コルツ
NFC優勝 シカゴ・ベアーズ
第41回スーパーボウル
開催日 2007年2月4日
開催都市 フロリダ州マイアミガーデンズ
スタジアム ドルフィン・スタジアム
チャンピオン インディアナポリス・コルツ
プロボウル
開催日 2007年2月10日
開催都市 ハワイ州ホノルル
スタジアム アロハ・スタジアム
サラリーキャップ
1億0,200万ドル(約120億円)[1]
NFLシーズン
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ドラフト 編集

2006年4月29日-30日にニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールでドラフトが行われ、7巡255名が指名された。全体1位マリオ・ウィリアムズヒューストン・テキサンズに指名された。

主なルール変更 編集

  • タッチダウンセレブレーションがより制限されるようになった。
  • 守備選手がQBのひざより下にヒットすることを禁じた。これは前年のディビジョナルプレーオフでカーソン・パーマーがACL、MCLを断裂する怪我を負ったことによる。ブライアン・グリーシーも同様の怪我をしている[2]
  • 怪我を防ぐため、FGやエクストラポイントの際、守備選手がロングスナッパーとライン上で対峙できなくなった。

日程 編集

レギュラーシーズン 編集

2006年のレギュラーシーズンは9月7日に開幕し、12月31日に全17週の日程を終了した。

各チームの16試合の対戦相手はNFLの規則に基づき、前年度の成績や地区ごとのローテーションで自動的に決定された。

  • 同地区(ホーム&アウェイ、6試合)
  • カンファレンス内他の1地区総当り(4試合)
  • カンファレンス内上記除く他地区の前年同順位(2試合)
  • 他カンファレンスの1地区総当り(4試合)

2006年の地区外との対戦ルールは以下のようである。

   カンファレンス内
AFC東地区 vs. AFC南地区
AFC北地区 vs. AFC西地区
NFC東地区 vs. NFC南地区
NFC北地区 vs. NFC西地区

   カンファレンス外
AFC東地区 vs. NFC北地区
AFC北地区 vs. NFC南地区
AFC南地区 vs. NFC東地区
AFC西地区 vs. NFC西地区

(例)前年王者スティーラーズの対戦相手
AFC NFC
前年 西地区 南地区 北地区 東地区 西地区 南地区 北地区 東地区
1位 ブロンコス コルツ ベンガルズ ペイトリオッツ シーホークス バッカニアーズ ベアーズ ジャイアンツ
2位 チーフス ジャガーズ スティーラーズ ドルフィンズ ラムズ パンサーズ バイキングス レッドスキンズ
3位 チャージャーズ タイタンズ レイブンズ ビルズ カージナルス ファルコンズ ライオンズ カウボーイズ
4位 レイダース テキサンズ ブラウンズ ジェッツ 49ERS セインツ パッカーズ イーグルス

 :1度対戦  :2度対戦

レギュラーシーズン順位表 編集

  • 背景色が緑のチームはプレイオフ進出チーム
  • 括弧内はプレイオフシード順
AFC東地区
チーム 勝率 得点 失点
(4) ニューイングランド・ペイトリオッツ 12 4 .750 385 237
(5) ニューヨーク・ジェッツ 10 6 .625 316 295
バッファロー・ビルズ 7 9 .438 300 311
マイアミ・ドルフィンズ 6 10 .375 260 283
AFC北地区
チーム 勝率 得点 失点
(2) ボルチモア・レイブンズ 13 3 .813 353 201
シンシナティ・ベンガルズ 8 8 .500 373 331
ピッツバーグ・スティーラーズ 8 8 .500 353 315
クリーブランド・ブラウンズ 4 12 .250 238 356
AFC南地区
チーム 勝率 得点 失点
(3) インディアナポリス・コルツ 12 4 .750 427 360
テネシー・タイタンズ 8 8 .500 324 400
ジャクソンビル・ジャガーズ 8 8 .500 371 274
ヒューストン・テキサンズ 6 10 .375 267 366
AFC西地区
チーム 勝率 得点 失点
(1) サンディエゴ・チャージャーズ 14 2 .875 492 303
(6) カンザスシティ・チーフス 9 7 .562 331 315
デンバー・ブロンコス 9 7 .562 319 305
オークランド・レイダース 2 14 .125 168 332
NFC東地区
チーム 勝率 得点 失点
(3) フィラデルフィア・イーグルス 10 6 .625 398 328
(5) ダラス・カウボーイズ 9 7 .562 425 350
(6) ニューヨーク・ジャイアンツ 8 8 .500 355 362
ワシントン・レッドスキンズ 5 11 .313 307 376
NFC北地区
チーム 勝率 得点 失点
(1) シカゴ・ベアーズ 13 3 .813 427 255
グリーンベイ・パッカーズ 8 8 .500 301 366
ミネソタ・バイキングス 6 10 .375 282 327
デトロイト・ライオンズ 3 13 .188 305 398
NFC南地区
チーム 勝率 得点 失点
(2) ニューオーリンズ・セインツ 10 6 .625 413 322
カロライナ・パンサーズ 8 8 .500 270 305
アトランタ・ファルコンズ 7 9 .438 292 328
タンパベイ・バッカニアーズ 4 12 .250 211 353
NFC西地区
チーム 勝率 得点 失点
(4) シアトル・シーホークス 9 7 .562 335 341
セントルイス・ラムズ 8 8 .500 367 381
サンフランシスコ・49ers 7 9 .438 298 412
アリゾナ・カージナルス 5 11 .313 314 389

プレイオフ 編集

トーナメント表 編集

                                   
2007年1月7日
ジレット・スタジアム
  1月14日
クアルコム・スタジアム
         
 5  ジェッツ  16
 4  ペイトリオッツ  24
 4  ペイトリオッツ  37     1月21日
RCAドーム
 1  チャージャーズ  21  
AFC
2007年1月6日
RCAドーム
 4  ペイトリオッツ  34
1月13日
M&Tバンク・スタジアム
   3  コルツ  38  
 6  チーフス  8 AFC チャンピオンシップ
 3  コルツ  15
 3  コルツ  23   2月4日
ドルフィン・スタジアム
 2  レイブンズ  6  
ワイルドカード・プレーオフ  
ディビジョナル・プレーオフ
2007年1月7日
リンカーン・フィナンシャル・フィールド
 A3  コルツ  29
1月13日
ルイジアナ・スーパードーム
   N1  ベアーズ  17
 6  ジャイアンツ  20 第41回スーパーボウル
 3  イーグルス  24
 3  イーグルス  23     1月21日
ソルジャー・フィールド
 2  セインツ  27  
NFC
2007年1月6日
クエスト・フィールド
 2  セインツ  14
1月14日
ソルジャー・フィールド
   1  ベアーズ  39  
 5  カウボーイズ  20 NFC チャンピオンシップ
 4  シーホークス  24
 4  シーホークス  21  
 1  ベアーズ  27*  
  • 対戦カード及びスタジアムはシード順で決定され、そのラウンドに登場する最上位チームが最下位チームとホームで対戦、残った2チームが上位チームのホームで対戦する(つまり、ワイルドカードプレーオフの第3シード対第6シードの結果によって、ディヴィジョナルプレーオフの対戦カードが決まる)。
  • スーパーボウル開催地は事前にオーナー会議で決定。
  • チーム名の左の数字は、2006年レギュラーシーズンの結果に基づいて決定されたシード順。
  • * 延長戦決着
  • 日付はアメリカ東部時間

受賞者 編集

受賞者 ポジション チーム
スーパーボウルMVP ペイトン・マニング QB インディアナポリス・コルツ
MVP ラダニアン・トムリンソン RB サンディエゴ・チャージャーズ
最優秀コーチ ショーン・ペイトン HC ニューオーリンズ・セインツ
最優秀攻撃選手 ラダニアン・トムリンソン RB サンディエゴ・チャージャーズ
最優秀守備選手 ジェイソン・テイラー DE マイアミ・ドルフィンズ
最優秀新人攻撃選手 ヴィンス・ヤング QB テネシー・タイタンズ
最優秀新人守備選手 ディミコ・ライアンズ LB ヒューストン・テキサンズ
カムバック賞 チャド・ペニントン QB ニューヨーク・ジェッツ

プロボウル 編集

詳細は「2007年のプロボウル英語版」を参照

脚注 編集

  1. ^ 日本円は当時のレートによる
  2. ^ Michael Dunbar. “NFL Players That Changed the Rules of the Game”. Bleacher Report. 2020年12月8日閲覧。