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2009年のフォーミュラ・ニッポン

前年度からの変更点編集

エンジン編集

前年までのV型8気筒3,000ccから、SUPER GT・GT500クラスと基本設計が同じ[1]V型8気筒3,400ccのエンジンに変更される。このエンジンは4レースの間 継続使用され(08年までは3レース継続)、途中でエンジンを交換した場合、予選順位10番手降格のペナルティが課せられる。

前年同様、全車同じエンジンコントロールユニット(ECU)が使用され、レブリミットも同じ10,300rpmだが、新たにリミットを約20秒間 10,700rpmまで引き上げるオーバーテイクボタンが導入された。

環境への配慮から、排気管出口に全日本選手権としては初めて三元触媒が装着された。[2]

シャシー編集

 
シェイクダウンテストでのスウィフト017.n(FN09)

3年毎のシャシー更新年にあたり、前年までのローラB06/51(FN06)に替わってスウィフト017.n(FN09)が新たに投入され、前年までと同様に主催者である日本レースプロモーション(JPR)から各チームにリースのかたちで供給された。

参戦コストを抑えるため、レギュレーションで禁止されていない項目に対しても、開発の規制が行われるようになった。特に、ダンパーについてはシーズン開幕後より物議をかもしており、最終戦を前に一部チームが使用していた「左右連結リザーバータンク」などが禁止された[3]

レース日程の短縮編集

高騰する参戦コストの低減を目的に、各大会の日程が3日間から2日間に短縮(金曜日の練習走行を廃止)され、レース距離も最大250kmに短縮された。

併せて、昨年行われた1大会2レース制やリバースグリッドは採用されないことになった。

新予選方式の導入編集

昨年と同様のノックアウト方式でおこなわれるが、各セッションで決定する予選順位の配分が変更された。

Q1 12~13位
Q2 9~11位
Q3 1~8位

ポイントシステム編集

参加台数の減少により、ポイント配分が見直された。

決勝順位 P.P. 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位
ポイント 1 10 8 6 5 4 3 2 1

エントラント編集

サブプライムローン問題に端を発する世界的な景気悪化から、ARTA5ZIGENKONDO Racingの3チームが参戦を見送り、CERUMO/INGINGは前年の3台から1台に台数を減らした。一方でReal Racingを母体とした「HFDP Racing」の新規参戦はあったが、前年の20台を大きく下回る13台のエントリーに止まった。これはシリーズが開始されて以降、最小のエントリー数である。

エントリーリスト編集

Car-No. ドライバー チーム エンジン
1   松田次生 LAWSON TEAM IMPUL TOYOTA RV8K
2   ブノワ・トレルイエ
7   国本京佑 Team LeMans TOYOTA RV8K
8   石浦宏明
10   塚越広大 HFDP RACING HONDA HR09E
20   平手晃平 ahead TEAM IMPUL TOYOTA RV8K
31   ロイック・デュバル NAKAJIMA RACING HONDA HR09E
32   小暮卓史
36   アンドレ・ロッテラー PETRONAS TEAM TOM'S TOYOTA RV8K
37   大嶋和也
40   リチャード・ライアン DOCOMO TEAM DANDELION RACING HONDA HR09E
41   伊沢拓也
48   立川祐路 CERUMO/INGING TOYOTA RV8K

※全チームともシャシーはFN09、タイヤブリヂストン

スケジュール及び勝者編集

開催日 開催サーキット 距離 優勝者 ポールポジション ファステストラップ
Rd1 4月4〜5日 富士スピードウェイ 250km ブノワ・トレルイエ 平手晃平 アンドレ・ロッテラー
Rd2 5月16〜17日 鈴鹿サーキット 250km ロイック・デュバル ブノワ・トレルイエ ロイック・デュバル
Rd3 5月30〜31日 ツインリンクもてぎ 250km 小暮卓史 小暮卓史 塚越広大
Rd4 6月27〜28日 富士スピードウェイ 250km ロイック・デュバル ロイック・デュバル ロイック・デュバル
Rd5 7月11〜12日 鈴鹿サーキット 250km ロイック・デュバル ロイック・デュバル 小暮卓史
Rd6 8月8〜9日 ツインリンクもてぎ 250km アンドレ・ロッテラー 小暮卓史 小暮卓史
Rd7 8月29〜30日 オートポリス 250km 小暮卓史 小暮卓史 国本京佑
Rd8 9月26〜27日 スポーツランドSUGO 230km ロイック・デュバル ロイック・デュバル ロイック・デュバル

シリーズポイントランキング編集

ドライバー部門編集

ポイントシステム

順位 P.P. 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位
ポイント 1 10 8 6 5 4 3 2 1

太字ポールポジション斜字ファステストラップ。(key)

順位 名前 Rd1 Rd2 Rd3 Rd4 Rd5 Rd6 Rd7 Rd8 ポイント
1   ロイック・デュバル 4 1 Ret 1 1 2 3 1 62
2   ブノワ・トレルイエ 1 2 2 Ret 3 3 8 9 40
3   アンドレ・ロッテラー 10 3 5 6 7 1 2 2 39
4   小暮卓史 8 Ret 1 7 2 6 1 10 37
5   平手晃平 3 4 Ret 5 5 8 4 3 32
6   石浦宏明 11 8 3 4 4 4 5 5 30
7   塚越広大 6 5 4 6 9 10 Ret 4 20
8   伊沢拓也 2 7 DNS Ret 8 9 6 11 14
9   大嶋和也 7 Ret Ret 2 10 11 9 6 13
10   リチャード・ライアン Ret 6 7 3 13 Ret 10 13 11
11   松田次生 Ret Ret 6 Ret 12 5 7 7 11
12   立川祐路 5 Ret Ret 9 6 7 Ret 12 9
13   国本京佑 9 9 DNS 10 11 Ret 11 8 1
順位 名前 Rd1 Rd2 Rd3 Rd4 Rd5 Rd6 Rd7 Rd8 ポイント

ルーキー・オブ・ザ・イヤー編集

順位 名前 Rd1 Rd2 Rd3 Rd4 Rd5 Rd6 Rd7 Rd8 ポイント
1   塚越広大 6 5 4 6 9 10 Ret 4 20
2   大嶋和也 7 Ret Ret 2 10 11 9 6 13
3   国本京佑 9 9 DNS 10 11 Ret 11 8 1

チーム部門編集

順位 チーム No. Rd1 Rd2 Rd3 Rd4 Rd5 Rd6 Rd7 Rd8 ポイント
1 NAKAJIMA RACING 31 4 1 Ret 1 1 2 3 1 93
32 8 Ret 1 7 2 6 1 10
2 PETRONAS TEAM TOM'S 36 10 3 5 6 7 1 2 2 52
37 7 Ret Ret 2 10 11 9 6
3 LAWSON TEAM IMPUL 1 Ret Ret 6 Ret 12 5 7 7 50
2 1 2 2 Ret 3 3 8 9
4 ahead TEAM IMPUL 20 3 4 Ret 5 5 8 4 3 31
5 Team LeMans 7 9 9 DNS 10 11 Ret 11 8 31
8 11 8 3 4 4 4 5 5
6 DoCoMo TEAM DANDELION RACING 40 Ret 6 7 3 13 Ret 10 13 25
41 2 7 DNS Ret 8 9 6 11
7 HFDP RACING 10 6 5 4 6 9 10 Ret 4 20
8 CERUMOINGING 48 5 Ret Ret 9 6 7 Ret 12 9
順位 チーム No. Rd1 Rd2 Rd3 Rd4 Rd5 Rd6 Rd7 Rd8 ポイント

※各戦で同一チームのマシンが得た合計点

脚注編集

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  1. ^ ただし実際にSUPER GTで同じエンジンを使うのはトヨタのみ。ホンダは2009年のSUPER GTでは同エンジンは使用しない。
  2. ^ ドイツツーリングカー選手権では古くから装着が義務づけられており、現在では、世界ラリー選手権フォーミュラ3・ユーロシリーズスーパー耐久などでも装着義務がある。
  3. ^ FN最終戦でソフトタイヤ導入&ダンパーに関する規制を実施 2009.09.10

外部リンク編集