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2012年ロンドンオリンピックのスペイン選手団

2012年ロンドンオリンピックのスペイン選手団は、2012年7月27日から8月12日まで開催されたロンドンオリンピックにおけるスペイン選手団

オリンピックのスペイン選手団
Flag of Spain.svg
スペインの国旗
IOCコード ESP
NOC スペインオリンピック委員会
公式サイト
2012年ロンドンオリンピック
人員: 278名(23競技)
旗手: 開会式:パウ・ガソル(バスケ)[1]
閉会式:サウル・クラビオット(カヌー)[2]
メダル
国別順位: 21 位

3

10

4

17
夏季オリンピックスペイン選手団
18961900190419081912192019241928193219361948195219561960196419681972197619801984198819921996200020042008201220162020
冬季オリンピックスペイン選手団
19241928193219361948195219561960196419681972197619801984198819921994199820022006201020142018

スペインオリンピック委員会英語版(COE)によってスペイン選手団が結成され、25競技に306人(男子163人・女子143人)が出場した。スペイン選手団は1920年アントワープオリンピックでオリンピックに初参加してから、1936年ベルリンオリンピックナチス体制下での開催)と1956年メルボルンオリンピックソ連のハンガリー侵攻に抗議)を除く全大会に出場している。

目次

メダル獲得者編集

23競技に男子166人・女子112人の計278人が参加した。1988年ソウルオリンピック以降ではもっとも少ない選手数となった。スペイン選手団は、金メダル3個、銀メダル10個、銅メダル4個の、計17個のメダルを獲得した。総メダル数は前回の北京オリンピックより1個少なかった。テコンドーカヌーがそれぞれ競技別最多の3個を獲得し、セーリング競泳シンクロナイズドスイミングがそれぞれ2個を獲得した。3人の選手が複数個のメダルを獲得している。また、シンクロナイズドスイミングとテコンドーに出場したすべての選手が最低1個のメダルを獲得した。スペイン選手団は団体球技でも成功を収めており、女子ハンドボールは銀メダルを、男子水球は銅メダルを獲得したうえに、男子バスケットボールは北京オリンピックに続いて銀メダルを獲得した。テニスではメダルを獲得できなかった。1988年のソウルオリンピックでテニス競技が再導入されてから初めて、テニスではメダルを1個も獲得できなかった。また、自転車競技も6大会ぶりに1個もメダルを獲得できなかった。

今大会のメダル獲得者の中で、セーリングのマリーナ・アラバウとカヌーのサウル・クラビオットは北京オリンピックでもメダルを獲得している。トライアスロンハビエル・ゴメス、カヌー・スラロームのマイアレン・コラントレスリング・フリースタイルのマイデル・ウンダは、それぞれの種目でスペイン初のメダルを獲得した。ダビド・カルアテネオリンピックで2個、北京オリンピックで2個、今大会で1個のメダルを獲得しており、オリンピックで5個のメダルを獲得したスペイン初の選手となった[3]ミレイア・ベルモンテは2個のメダルを獲得したスペイン初の競泳選手となった。

メダル 名前 競技 種目 日付
1  金メダル マリーナ・アラバウ セーリング 女子RS:X級 8月7日
1  金メダル ジョエル・ゴンサレス テコンドー 男子58kg級 8月8日
1  金メダル タマラ・エチェゴジェン
アンヘラ・プマリエガ
ソフィア・トロ
セーリング エリオット6m級 8月11日
2  銀メダル ミレイア・ベルモンテ 競泳 女子200mバタフライ 8月1日
2  銀メダル ミレイア・ベルモンテ 競泳 女子800mフリースタイル 8月3日
2  銀メダル ハビエル・ゴメス トライアスロン 男子 8月7日
2  銀メダル オナ・カルボネイ英語版
アンドレア・フエンテス英語版
シンクロナイズドスイミング 女子デュエット 8月7日
2  銀メダル ダビド・カル カヌー 男子C-1 1000m 8月8日
2  銀メダル ブリヒッテ・ジャグエ英語版 テコンドー 女子49kg級 8月8日
2  銀メダル 水球スペイン女子代表英語版
マルタ・バック オナ・メセゲール英語版
アンドレア・ブラス英語版 ロレーナ・ミランダ英語版
アナ・コパード英語版 マティルデ・オルティス英語版
アンナ・エスパール英語版 ヘニフェル・パレハ英語版
ラウラ・エステール英語版 マリア・デル・ピラール・ペーニャ英語版
マリア・ガルシア・ゴドイ英語版 ロセール・タラゴー英語版
ラウラ・ロペス英語版
水球 女子 8月9日
2  銀メダル ニコラス・ガルシア英語版 テコンドー 男子80kg級 8月10日
2  銀メダル サウル・クラビオット カヌー K-1 200m 8月11日
2  銀メダル バスケットボール男子スペイン代表
ホセ・カルデロン セルヒオ・リュル
ビクトル・クラベール フアン・カルロス・ナバーロ
ルディ・フェルナンデス フェリペ・レジェス
マルク・ガソル セルヒオ・ロドリゲス
パウ・ガソル ビクトル・サダ
サージ・イバーカ フェルナンド・サン・エメテリオ
バスケットボール 男子 8月12日
3  銅メダル マイアレン・コラント カヌー 女子スラローム K-1 8月2日
3  銅メダル マイデル・ウンダ レスリング 女子フリースタイル72kg級 8月9日
3  銅メダル クララ・バシアナ英語版
アルバ・カベーリョ英語版
オナ・カルボネイ英語版
マルガリーダ・クレスピ英語版
アンドレア・フエンテス英語版
タイス・エンリケス英語版
パウラ・クランブルグ英語版
イレーネ・モントルッチオ英語版
ライア・ポンス英語版
シンクロナイズドスイミング 女子団体 8月10日
3  銅メダル ハンドボール女子スペイン代表
マカレナ・アギラール英語版 パトリシア・エロルサ英語版
ネリー・カルラ・アルベルト英語版 ベアトリス・フェルナンデス英語版
ヘシカ・アロンソ英語版 ベゴニャ・フェルナンデス英語版
バネサ・アモロス マルタ・マングエ
アンドレア・バルノー英語版 カルメン・マルティン
エリサベット・チャベス英語版 シルビア・ナバーロ英語版
ミアエラ・シオバヌ英語版 エリサベス・ピネード英語版
ベロニカ・クアドラード英語版
ハンドボール 女子 8月11日
競技別メダル数
競技 合計
セーリング 2 0 0 2
テコンドー 1 2 0 3
カヌー 0 2 1 3
競泳 0 2 0 2
シンクロナイズドスイミング 0 1 1 2
バスケットボール 0 1 0 1
トライアスロン 0 1 0 1
水球 0 1 0 1
ハンドボール 0 0 1 1
レスリング 0 0 1 1
合計 3 10 4 17

競技別出場選手数編集

スペインオリンピック委員会英語版(COE)は、23競技に男子166人・女子112人の計278人を選出した。過去のスペイン選手団の中では6番目に大きいが、1988年ソウルオリンピック以降では最小となった。フェンシング近代五種競技ボートには選出された選手がおらず、レスリングも女子フリースタイルに1選手が選出されたのみである。最大規模となったのは陸上競技であり、46選手が選出された。

2008年北京オリンピックのメダリストとしては、セーリングのイケル・マルティネスシャビエル・フェルナンデス、カヌーのダビド・カルなどが今大会にも参加した。競歩のヘスス・アンヘル・ガルシア英語版1992年バルセロナオリンピックから6大会連続で出場しており、水球のマヌエル・エスティアルテと並んで6大会に出場したスペイン2人目の選手となった。同じく競歩のマリア・バスコとホッケーのポル・アマトは5回目のオリンピックである。卓球の何志文(フアニート)は50歳、新体操のルルデス・モエダーノは17歳であり、それぞれ今大会のスペイン選手団の最年長/最年少選手となった。

カヌーで2度世界王者となったサウル・クラビオット、競泳のミレイア・ベルモンテ、テニスのアナベル・メディナ・ガリゲス、バスケットボールのビクトル・クラベールサージ・イバーカなどが注目選手として挙げられた。当初はテニスのラファエル・ナダルが開会式の旗手を務める予定だったが、負傷の影響で今大会の欠場を決定したため[4]、バスケットボールのパウ・ガソルが開会式で旗手を務めた[5]

競技 男子 女子 合計
アーチェリー 1 1 2
陸上競技 27 19 46
バドミントン 1 1 2
バスケットボール 12 0 12
ボクシング 2 0 2
カヌー 6 2 8
自転車競技 15 1 16
飛込 1 1 2
ホッケー 16 0 16
サッカー 18 0 18
体操 5 8 13
柔道 2 4 6
セーリング 7 7 14
射撃 6 2 8
競泳 3 11 14
シンクロナイズドスイミング 0 9 9
卓球 2 3 5
テコンドー 2 1 3
テニス 6 6 12
トライアスロン 3 3 6
バレーボール 2 2 4
水球 13 13 26
ウエイトリフティング 1 1 2
レスリング 0 1 1
合計 166 112 278

ユニフォーム編集

 
ドナルド・マクドナルド(右)と若い女性

スペインは2008年から進行中の経済危機に苦しんでいた。スペイン選手団はロシアのスポーツウェア企業であるBoscoから提供されたユニフォームを開会式で着用することによって、スペインオリンピック委員会はユニフォームにかかる費用150万ユーロを削減した。Bosco社はロシア選手団とウクライナ選手団にもユニフォームを提供している。

しかし、スペインの選手たちはこのユニフォームが「派手でケバい」「形容する言葉がない」と批判した。ロシアのザ・モスクワ・タイムズは、このユニフォームカラーを「今までに見たことのないような、チェリーレッド、オレンジ、カナリアイエローの組み合わせ」だとした[6]。アメリカ合衆国のナショナル・パブリック・ラジオは、このユニフォームがドナルド・マクドナルドのためにデザインされたのだと揶揄した[7]

脚注編集

  1. ^ 当初、開会式の旗手はテニスのラファエル・ナダルが務める予定だった。
  2. ^ “Saúl Craviotto será el abanderado español en la ceremonia de clausura de Londres 2012”. RTVE. (2012年8月12日). http://www.rtve.es/deportes/20120812/saul-craviotto-sera-abanderado-espanol-ceremonia-clausura-londres-2012/556359.shtml 2012年8月12日閲覧。 
  3. ^ “David Cal se corona con su quinta medalla olímpica” (Spanish). RTVE. (2012年8月8日). http://www.rtve.es/deportes/20120808/david-cal-medalla-plata-londres-2012-piraguismo/555290.shtml 2012年9月15日閲覧。 
  4. ^ “London 2012 Olympics: Rafael Nadal pulls out of Games due to lack of fitness”. The Telegraph (UK). (2012年7月19日). http://www.telegraph.co.uk/sport/olympics/tennis/9412666/London-2012-Olympics-Rafael-Nadal-pulls-out-of-Games-due-to-lack-of-fitness.html 2012年9月14日閲覧。 
  5. ^ “Pau Gasol to carry Spain's flag”. ESPN. (2012年7月20日). http://espn.go.com/olympics/summer/2012/story/_/id/8184638/pau-gasol-replacing-rafael-nadal-spain-flag-bearer 2012年9月14日閲覧。 
  6. ^ Nielsen, Rachel (2012年7月30日). “Spanish Fuss Poses Olympic-Sized Prueba for Bosco”. The Moscow Times. http://www.themoscowtimes.com/special/London2012/olympics/spanish-fuss-poses-olympic_sized-test-for-bosco.html 2012年8月1日閲覧。 
  7. ^ Frayer, Lauren (2012年7月25日). “'It's What We Have': Spain's Athletes Sigh, And Put On Olympic Uniforms”. NPR. http://www.npr.org/blogs/thetorch/2012/07/25/157356557/its-what-we-have-spains-athletes-sigh-and-put-on-olympic-uniforms 2012年8月1日閲覧。 

外部リンク編集