メインメニューを開く

2016年の阪神タイガースでは、2016年シーズンについての阪神タイガースの動向をまとめる。

2016年の阪神タイガース
成績
セントラル・リーグ4位
64勝76敗3分 勝率.457
本拠地
都市 兵庫県西宮市
球場
阪神甲子園球場
Hanshin Koshien Stadium 2009 (2).jpg
球団組織
オーナー 坂井信也
経営母体 阪神電気鉄道
監督 金本知憲
« 2015
2017 »

この年の阪神タイガースは、金本知憲監督の1年目のシーズンである。金本監督は、この年のスローガンである「超変革」を体現するかのように、1軍経験が少ない若手を積極的に起用した。ドラフト1位入団の高山俊は、1998年坪井智哉の球団新人安打記録を更新する活躍をし[1]、4年目の北條史也は、不振の鳥谷敬に代わり、シーズン後半はショートのスタメンで起用されるようになり[2]、開幕時点で育成契約だった24歳の原口文仁も打撃力を発揮し、主軸で起用されるようになった。投手陣では、3年目の岩貞祐太が防御率2点台で10勝の活躍をし、1年目の青柳晃洋はシーズン後半のローテンションを守った。この他にも、陽川尚将坂本誠志郎板山祐太郎らが積極的に起用された。しかし、シーズン序盤からの鳥谷の不振に加え、シーズン中盤からゴメス藤浪晋太郎も不振に陥り[3][4]、不安定な中継ぎ陣や若手の経験不足も響き、シーズン序盤に5割を保っていたチームは、交流戦を境に借金を重ねていった。9月に入る頃にはクライマックスシリーズへの進出が困難な状況になり[5]、シーズン最後に7連勝したものの、4位でシーズンを終えた[6]

目次

シーズン開幕まで編集

2015年10月13日、選手・コーチ・監督を通じて31年間、阪神のユニフォームを着続けた和田豊監督が辞任し[7]、10月19日、金本知憲監督が就任した[8]

戦力面では、2年間ストッパーを務めた呉昇桓[9]、6年間在籍したマートンが米球界に移籍[10][11]藤井彰人関本賢太郎が引退[12][13]した一方で、米球界挑戦後、地元の四国IL高知に所属していた藤川球児が4年ぶりに復帰[14]。加えて、メジャーリーグ経験者のマット・ヘイグ[15]マルコス・マテオ[16]ラファエル・ドリスを獲得[17]2015年のドラフト会議では、明治大学高山俊など6名を指名した[18]

2016年の春季キャンプは、沖縄県宜野座村で行われた[19]2月20日からオープン戦が始まり、阪神は7勝3敗で12チーム中1位という成績であった[20]。なお、阪神がオープン戦で首位になるのは、2011年以来5年ぶり[21]

チーム成績編集

開幕当初は、広島・巨人との首位争いに加わり、一時は首位に立つこともあった。しかし交流戦を7勝11敗で負け越し、前半戦終了時点で5位。夏場には最下位に転落することもあったが、結果的に4位で4年ぶりのBクラスに終わる。

レギュラーシーズン編集

オーダー変遷
開幕 5/1 6/1 7/1 8/2 9/2
1 高山俊 板山祐太郎 鳥谷敬 高山俊 高山俊 北條史也
2 横田慎太郎 大和 大和 鳥谷敬 荒木郁也 上本博紀
3 ヘイグ 鳥谷敬 福留孝介 西岡剛 緒方凌介 高山俊
4 福留孝介 福留孝介 ゴメス 福留孝介 福留孝介 福留孝介
5 ゴメス ゴメス 狩野恵輔 ゴメス 原口文仁 ゴメス
6 鳥谷敬 江越大賀 原口文仁 北條史也 ゴメス 中谷将大
7 西岡剛 陽川尚将 高山俊 中谷将大 新井良太 大和
8 岡崎太一 岡崎太一 ヘイグ 梅野隆太郎 北條史也 坂本誠志郎
9 メッセンジャー 能見篤史 板山祐太郎 藤浪晋太郎 岩貞祐太 秋山拓巳
    青柳晃洋      
2016年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 最終成績
1位 巨人 -- 広島 -- 広島 -- 広島 -- 広島 -- 広島 --
2位 広島 0.5 中日 2.5 巨人 9.0 巨人 8.0 巨人 12.0 巨人 17.5
3位 中日 1.5 DeNA 2.5 DeNA 9.5 DeNA 10.0 DeNA 17.5 DeNA 19.5
4位 阪神 2.5 巨人 2.5 中日 10.0 阪神 15.0 ヤクルト 19.0 阪神 24.5
5位 ヤクルト 3.5 阪神 3.0 阪神 11.0 中日 16.0 阪神 21.0 ヤクルト 25.5
6位 DeNA 7.0 ヤクルト 4.5 ヤクルト 12.0 ヤクルト 17.5 中日 24.0 中日 30.5
期間
成績
14勝14敗2分
勝率.500
11勝12敗1分
勝率.478
8勝14敗
勝率.364
10勝13敗
勝率.435
11勝14敗
勝率.440
10勝15敗
勝率.400

[注 1]


2016年セントラル・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
優勝 広島東洋カープ 89 52 2 .631 ---
2位 読売ジャイアンツ 71 69 3 .507 17.5
3位 横浜DeNAベイスターズ 69 71 3 .493 19.5
4位 阪神タイガース 64 76 3 .457 24.5
5位 東京ヤクルトスワローズ 64 78 1 .451 25.5
6位 中日ドラゴンズ 58 82 3 .414 30.5
交流戦
順位 球団 勝率
優勝 福岡ソフトバンクホークス 13 4 1 .765 --
2位 千葉ロッテマリーンズ 12 6 0 .667 1.5
3位 広島東洋カープ 11 6 1 .647 2.0
4位 東北楽天ゴールデンイーグルス 11 7 0 .611 2.5
5位 北海道日本ハムファイターズ 10 8 0 .556 3.5
6位 埼玉西武ライオンズ 9 9 0 .500 4.5
7位 読売ジャイアンツ 9 9 0 .500 4.5
8位 中日ドラゴンズ 7 11 0 .389 6.5
9位 横浜DeNAベイスターズ 7 11 0 .389 6.5
10位 阪神タイガース 7 11 0 .389 6.5
11位 東京ヤクルトスワローズ 6 12 0 .333 7.0
12位 オリックス・バファローズ 5 13 0 .278 8.0

[注 2]

マツダオールスター2016編集

  • ファン投票
高山俊
  • 選手間投票
選出なし
  • 監督推薦
岩貞祐太
藤浪晋太郎
原口文仁

2016 野球日本代表 強化試合選出選手編集

できごと編集

入団・退団編集

シーズン開幕前編集

本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。なお、退団の去就はスポーツ関係又は芸能関係の職業に転身した場合のみを記載し、空欄は前述以外の一般職業に転身もしくは去就不明を示す。

入団 退団
選手名 前所属 入団区分 選手名 退団区分 去就
投手
18 藤川球児 四国IL高知 自由契約 渡辺亮 任意引退 阪神・スカウト
38 マテオ  パドレス 新外国人 呉昇桓 自由契約  カージナルス
41 高橋聡文 中日ドラゴンズ FA サンティアゴ 自由契約
42 竹安大知 熊本ゴールデンラークス ドラフト3位 藤原正典 自由契約
61 望月惇志 横浜創学館高 ドラフト4位 加藤康介 自由契約 BCリーグ福島コーチ
50 青柳晃洋 帝京大学 ドラフト5位 玉置隆 自由契約 社会人・新日鐵住金鹿島
98 ドリス  AAAトレド 新外国人
捕手
12 坂本誠志郎 明治大学 ドラフト2位 藤井彰人 任意引退 阪神球団職員
内野手
36 ヘイグ  AAAバッファロー 新外国人 黒瀬春樹 自由契約 西武・スコアラー
関本賢太郎 任意引退 野球解説者
外野手
9 高山俊 明治大学 ドラフト1位 マートン 自由契約  AAAアイオワ
63 板山祐太郎 亜細亜大学 ドラフト6位 田上健一 自由契約 オリックス・スコアラー
一二三慎太 自由契約 育成再契約
育成選手[注 3]
116 田面巧二郎 育成選手 再契約 田面巧二郎 自由契約 再契約
118 トラヴィス 育成選手 再契約 トラヴィス 自由契約 再契約
123 一二三慎太 支配下選手 再契約
124 原口文仁 育成選手 再契約 原口文仁 自由契約 再契約

シーズン開幕後編集

本節では、本シーズン開幕から本シーズン終了までの入退団について記述する。

入団
選手名 前所属 備考
投手
75 サターホワイト  AAAソルトレイク 6月16日、支配下登録公示

選手・スタッフ編集

ドラフト編集

新人選手選択会議
順位 選手名 守備 所属
1位 大山悠輔 内野手 白鴎大学
2位 小野泰己 投手 富士大学
3位 才木浩人 投手 須磨翔風高
4位 浜地真澄 投手 福岡大学附属大濠高
5位 糸原健斗 内野手 JX-ENEOS
6位 福永春吾 投手 徳島インディゴソックス
7位 長坂拳弥 捕手 東北福祉大学
8位 藤谷洸介 投手 パナソニック

脚注編集

[ヘルプ]

注釈編集

  1. ^ 勝率が同率で並んだ場合、(1)当該球団間の対戦勝率(2)交流戦を除くリーグ戦勝率(3)前年度順位で順位が決定される
  2. ^ 勝率が同率で並んだ場合、(1)勝利数(2)当該チーム間の当年度交流戦の直接対決成績(3チーム以上並んだ場合は省略)(3)得点/攻撃イニング-失点/守備イニング(4)前項を自責点に置き換えたもの(5)チーム打率(6)前年度の交流戦順位で順位が決定される。
  3. ^ 支配下選手登録経験者は1年間、未経験者は3年間支配下登録されない場合、自動的に自由契約となる

出典編集

  1. ^ “高山 球団新人最多安打136本!最終戦でミスター記録に挑む”. スポニチアネックス. (2016年10月1日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/10/01/kiji/K20161001013455660.html 
  2. ^ “金本監督 残り試合も遊撃・北條 鳥谷起用には慎重「打撃上げないと」”. スポニチアネックス. (2016年9月2日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/09/02/kiji/K20160902013277780.html 
  3. ^ “背水CSへゴメス奮起せよ 勝負強さ消え来季残留黄信号”. スポニチアネックス. (2016年9月1日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/09/14/kiji/K20160914013353080.html 
  4. ^ “阪神・藤浪 160キロもまた広島戦勝てず「球速より球質なんで」”. スポニチアネックス. (2016年9月15日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/09/15/kiji/K20160915013355990.html 
  5. ^ “阪神 自力CSが消滅 4年ぶり7連敗、金本監督は猛抗議”. スポニチアネックス. (2016年9月4日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/09/04/kiji/K20160904013290070.html 
  6. ^ “阪神、7連勝締め!岩貞が自身初の2桁10勝 福原引退試合に花”. スポニチアネックス. (2016年10月1日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/10/01/kiji/K20161001013456990.html 
  7. ^ 速報・阪神和田、退任会見産経WEST 2015年10月13日
  8. ^ 会見詳報(1)産経WEST 2015年10月19日
  9. ^ “福原&安藤ショック、呉昇桓退団へ”. デイリースポーツ. (2015年12月12日). http://www.daily.co.jp/tigers/2015/12/12/0008640436.shtml 
  10. ^ “国内移籍か?阪神マートン 退団報告で「次なる挑戦も楽しみ」”. スポーツニッポン. (2015年11月12日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/11/12/kiji/K20151112011493420.html 
  11. ^ “カブス 阪神退団マートンとマイナー契約合意 メジャーキャンプ参加へ”. スポーツニッポン. (2016年2月5日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/02/05/kiji/K20160205011985780.html?feature=related 
  12. ^ “阪神藤井引退「タイガースで引退するのもいいかな」”. 日刊スポーツ. (2015年10月13日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1552002.html 
  13. ^ “阪神関本が引退「昨日決め、球団に伝えた」”. 日刊スポーツ. (2015年9月29日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1545774.html 
  14. ^ “藤川球児が阪神復帰、球団が入団決定を発表 12年以来”. 朝日新聞. (2015年11月14日). http://www.asahi.com/articles/ASHCG34M2HCGPTQP001.html 
  15. ^ “阪神が新助っ人・ヘイグの獲得を発表!今季マイナーで首位打者の内野手”. BASEBALL KING. (2015年12月1日). http://baseballking.jp/ns/55365 
  16. ^ “虎、新守護神・マテオ獲得!”. スポーツニッポン. (2015年12月15日). http://www.sanspo.com/baseball/news/20151215/tig15121505040002-n2.html 
  17. ^ “阪神 ドリス獲得 マテオに続く抑え候補「予備として…」”. スポーツニッポン. (2016年1月19日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/01/19/kiji/K20160119011882340.html 
  18. ^ “ドラフト会議2015”. 日刊スポーツ. (2015年). http://www.nikkansports.com/baseball/professional/draft/2015/ 
  19. ^ “金本体制始動、阪神”. デイリースポーツ. (2016年2月1日). http://www.daily.co.jp/newsflash/baseball/2016/02/01/0008768874.shtml 
  20. ^ “プロ野球 オープン戦”. スポーツナビ. (2016年). http://baseball.yahoo.co.jp/npbopen/standings/ 
  21. ^ “阪神優勝やぁ~オープン戦首位締め!吉兆データ”. 日刊スポーツ. (2016年3月22日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/1620006.html