2020年東京パラリンピックの閉会式

2020年東京パラリンピックの閉会式(2020ねんとうきょうパラリンピックのへいかいしき)は、2021年令和3年)9月5日日曜日)20時から約2時間半、オリンピックスタジアム(国立競技場)で行われた東京2020パラリンピック競技大会の閉会式。式典はパラリンピック憲章に従って行われる[1][2]

2020年東京パラリンピックの閉会式
2020 Summer Paralympics closing ceremony
閉会式
閉会式
イベントの種類 閉会式
開催時期 2021年9月5日 20:00 -
会場 国立競技場
主催 国際パラリンピック委員会
運営 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
テンプレートを表示

概要 編集

閉会式のコンセプトは“Harmonious Cacophony”[3]。演出は小橋賢児

当初は2020年9月6日に予定していたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行に伴い、1年延期となったため上記日程となった。東京都COVID-19流行拡大による緊急事態宣言再延長を受け、無観客で開催された。

また、東京オリンピック閉会式と同様、東京パラリンピック閉会式にも今上天皇の名代として皇嗣秋篠宮文仁親王が臨席された。

アトラクション 編集

ムービーでの演出) パラリンピアンの活躍を見た若者が ギター、ピアノ、バイオリンなどで音楽をつくっていった。 その後、音楽を作っていった若者たちが 国立競技場でまた新しい音楽を作っていた。 その後、東京のスクランブル交差点がプロジェクションマッピングで現れそこで新たな若者たちが新たなカルチャーを作っていった。 その後小型な六角形のLED掲示板にて日本の文化を紹介し、最後には英語で Thank you to the Paralympians とパラリンピアンに感謝の言葉が伝えられた。

国旗掲揚と国歌斉唱 編集

国旗旗手一覧 編集

氏名 競技・職業
佐藤友祈 陸上
見延和靖 フェンシング
山田美幸 水泳
やまもとけいこ[4] 看護師
岩切基樹 陸上
小池さくら 水泳

旗手・選手入場 編集

選手は最初から入場しており、旗手のみの入場となった。 旗手は大会ボランティアの方に国旗を渡し、東京スカイツリーに円形の鏡を貼っていった。

演出 編集

式典 編集

 
閉会式の様子(2021年9月5日、国立競技場にて)

パラリンピック旗降納とパラリンピック賛歌吹奏。同旗が小池百合子都知事から国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ会長、そして次期開催都市パリの首長であるアンヌ・イダルゴ市長へ引き渡され、続いてフランス国歌吹奏・フランス国旗掲揚。

閉会宣言 編集

大会組織委員会橋本聖子会長、IPCパーソンズ会長が閉会宣言を行う。

聖火納火 編集

ルイ・アームストロングの名曲「この素晴らしき世界」の合唱によりオリパラ聖火が納火され、同時に夢の大橋の聖火台も同時に納火された。

日本での放送 編集

 
秋篠宮文仁皇嗣(左から2人目)、内閣総理大臣菅義偉(中央)、東京都知事小池百合子(右から2人目)、国際パラリンピック委員会会長アンドリュー・パーソンズ(左端)、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長橋本聖子(右端)(2021年9月5日、国立競技場にて)
 
財務大臣麻生太郎(左から2人目)、文部科学大臣萩生田光一(右端)、内閣官房長官加藤勝信(右から2人目)、前東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長森喜朗(左端)(2021年9月5日、国立競技場にて)

テレビ 編集

ラジオ 編集

視聴率 編集

ビデオリサーチによる開会式の視聴率が9月6日に発表された。

  • NHK総合
    • 関東地区の平均世帯視聴率が20.6%、平均個人視聴率が12.7%、瞬間最高視聴率は世帯が20時57分~58分頃で24.8%、個人は20時56分~58分頃で15.2%だった[5]
    • 関西地区の平均世帯視聴率は13.7%だった[6]
  • NHK Eテレ
    • 平均世帯視聴率は関東地区で0.4%、関西地区で0.6%だった[6]

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 当初は22:30終了予定だった。

出典 編集

  1. ^ Tokyo 2020 Paralympic Games - Opening and Closing Ceremonies”. 2021年7月4日閲覧。
  2. ^ Tokyo 2020: Paralympic competition schedule unveiled”. 2021年7月4日閲覧。
  3. ^ 東京2020パラリンピック開閉会式コンセプト発表、一般公募で161人が出演”. AdverTimes(アドタイ) by 宣伝会議. 2021年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月5日閲覧。 “パラリンピックから影響を受けた、「違いが輝く」世界。…【中略】…一見不協和音になりそうな状態から生まれる、新しい調和。違いがあることで対立が生じるのではなく、新たな未来が生まれていきます。”
  4. ^ 開会式・閉会式”. 東京2020パラリンピック競技大会公式ウェブサイト. 2021年9月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年9月25日閲覧。 “The national flag of Japan is carried into the stadium by Tomoki Sato, Minobe Kasuyazu, Miyuki Yamada, Yamamo Keiko, Motoki Iwakiri, Koike Sakura during the Closing Ceremony on day 12 of the Tokyo 2020 Paralympic...” - 引用中、ローマ字表記の氏名が名・姓順の3人と姓・名順の3人とで交互しているが、原文のとおり。
  5. ^ パラ閉会式の世帯視聴率は平均20・6%…個人は12・7%”. 読売新聞 (2021年9月6日). 2021年9月6日閲覧。
  6. ^ a b 閉会式視聴率は20.6% 東京パラリンピック”. 共同通信 (2021年9月6日). 2021年9月6日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集