2022年のNBAドラフトは、2022年6月23日(現地時間)にニューヨーク市ブルックリン区にあるバークレイズ・センターにおいて開催されたNBAのドラフトであり、ESPNABC(1巡目のみ)によって放送された[1]ミルウォーキー・バックスマイアミ・ヒートタンパリングを行ったペナルティとして2巡目指名権をそれぞれ1つずつ剥奪されており、指名されるのは例年より2名少ない58名となる[2]

2022年のNBAドラフト
基本情報
スポーツ バスケットボール
開催日 2022年6月23日
(日本時間24日)
会場 バークレイズ・センター
ニューヨーク市ブルックリン区
中継 ESPN
ABC(1巡目のみ放送)
概要
2巡で合計58名が指名
リーグ NBA
全体1位指名 パオロ・バンケロ
オーランド・マジック
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ドラフト指名 編集

 
パオロ・バンケロは全体1位でマジックに指名された。
 
チェット・ホルムグレンは全体2位でサンダーに指名された。
 
ジャバリ・スミス・ジュニアは全体3位でロケッツに指名された。
 
キーガン・マレーは全体4位でキングスに指名された。
 
ジェイデン・アイビーは全体5位でピストンズに指名された。
 
ベネディクト・マサリンは全体6位でペイサーズに指名された。
PG ポイントガード SG シューティングガード SF スモールフォワード PF パワーフォワード C センター
S NBAオールスター
A オールNBAチーム
R NBAオールルーキーチーム
D NBAオールディフェンシブチーム
C NBAチャンピオン
F ファイナルMVP
# NBAでのプレー経験なし
M シーズンMVP

指名順位 編集

指名順 選手名 Pos. 経歴 国籍 指名チーム 出身校など
1 1 パオロ・バンケロ ROY PF  S  R    アメリカ合衆国 オーランド・マジック デューク大学
1 2 チェット・ホルムグレン PF/C   アメリカ合衆国 オクラホマシティ・サンダー ゴンザガ大学
1 3 ジャバリ・スミス・ジュニア PF  R    アメリカ合衆国 ヒューストン・ロケッツ オーバーン大学
1 4 キーガン・マレー SF/PF  R    アメリカ合衆国 サクラメント・キングス アイオワ大学
1 5 ジェイデン・アイビー SG  R    アメリカ合衆国 デトロイト・ピストンズ パデュー大学
1 6 ベネディクト・マサリン SG  R    カナダ インディアナ・ペイサーズ アリゾナ大学
1 7 シェイドン・シャープ SG   カナダ ポートランド・トレイルブレイザーズ ケンタッキー大学
1 8 ダイソン・ダニエルズ SG   オーストラリア ニューオーリンズ・ペリカンズ (LAレイカーズから) NBAGリーグ・イグナイト
1 9 ジェレミー・ソーハン PF  R    ポーランド サンアントニオ・スパーズ ベイラー大学
1 10 ジョニー・デイビス SG   アメリカ合衆国 ワシントン・ウィザーズ ウィスコンシン大学マディソン校
1 11 ウスマン・ジェン SF   フランス ニューヨーク・ニックス→オクラホマシティへトレード ニュージーランド・ブレイカーズ
1 12 ジェイレン・ウィリアムズ SG  R    アメリカ合衆国 オクラホマシティ・サンダー (LAクリッパーズから) サンタクララ大学
1 13 ジェイレン・デューレン C  R    アメリカ合衆国 シャーロット・ホーネッツ→ニューヨークを経由してデトロイトへトレード メンフィス大学
1 14 オチャイ・アバジ SG   アメリカ合衆国 クリーブランド・キャバリアーズ カンザス大学
1 15 マーク・ウィリアムズ C   アメリカ合衆国 シャーロット・ホーネッツ (ニューオーリンズから) デューク大学
1 16 AJ・グリフィン SF   アメリカ合衆国 アトランタ・ホークス デューク大学
1 17 タリ・イーソン PF  R    アメリカ合衆国 ヒューストン・ロケッツ (ブルックリンから) LSU
1 18 デイレン・テリー SF   アメリカ合衆国 シカゴ・ブルズ アリゾナ大学
1 19 ジェイク・ラレイビア SF   アメリカ合衆国 ミネソタ・ティンバーウルブズ→メンフィスへトレード ウェイクフォレスト大学
1 20 マラカイ・ブランナム SG   アメリカ合衆国 サンアントニオ・スパーズ (トロントから) オハイオ州立大学
1 21 クリスチャン・ブラウン SG   アメリカ合衆国 デンバー・ナゲッツ カンザス大学
1 22 ウォーカー・ケスラー C  R    アメリカ合衆国 メンフィス・グリズリーズ (ユタから)→ミネソタへトレード オーバーン大学
1 23 デビッド・ロディー SF   アメリカ合衆国 フィラデルフィア・76ers→メンフィスへトレード コロラド州立大学
1 24 マージョン・ボーチャンプ SF   アメリカ合衆国 ミルウォーキー・バックス NBAGリーグ・イグナイト
1 25 ブレイク・ウェスリー PG   アメリカ合衆国 サンアントニオ・スパーズ (ボストンから) ノートルダム大学
1 26 ウェンデル・ムーア・ジュニア SF   アメリカ合衆国 ダラス・マーベリックス→ヒューストンを経由してミネソタへトレード デューク大学
1 27 ニコラ・ヨビッチ SF   セルビア マイアミ・ヒート KKメガ・バスケット
1 28 パトリック・ボールドウィン・ジュニア SF   アメリカ合衆国 ゴールデンステート・ウォリアーズ ウィスコンシン大学ミルウォーキー校
1 29 タイタイ・ワシントン PG   アメリカ合衆国 メンフィス・グリズリーズ→ミネソタを経由してヒューストンへトレード ケンタッキー大学
1 30 ペイトン・ワトソン SG   アメリカ合衆国 オクラホマシティ・サンダー (フェニックスから)→デンバーへトレード UCLA
2 31 アンドリュー・ネムハード PG   カナダ インディアナ・ペイサーズ (ヒューストンからクリーブランドを経由して) ゴンザガ大学
2 32 ケイレブ・ヒュースタン SF   カナダ オーランド・マジック ミシガン大学
2 33 クリスチャン・コロコ C   カメルーン トロント・ラプターズ (デトロイトからシカゴ、ワシントン、サンアントニオを経由して) アリゾナ大学
2 34 ジェイリン・ウィリアムズ PF   アメリカ合衆国 オクラホマシティ・サンダー アーカンソー大学
2 35 マックス・クリスティー SG   アメリカ合衆国 ロサンゼルス・レイカーズ (インディアナからミルウォーキー、オーランドを経由して) ミシガン州立大学
2 36 ガブリエレ・プロシーダ SG   イタリア ポートランド・トレイルブレイザーズ→デトロイトへトレード フォルティトゥード・ボローニャ
2 37 ジェイデン・ハーディー SG   アメリカ合衆国 サクラメント・キングス→ダラスへトレード NBAGリーグ・イグナイト
2 38 ケネディ・チャンドラー PG   アメリカ合衆国 サンアントニオ・スパーズ (LAレイカーズからワシントン、シカゴを経由して)→メンフィスへトレード テネシー大学
2 39 カリファ・ジョップ C   セネガル クリーブランド・キャバリアーズ (サンアントニオからユタを経由して) CBグラン・カナリア
2 40 ブライス・マクゴーウェンズ SG   アメリカ合衆国 ミネソタ・ティンバーウルブズ (ワシントンからクリーブランドを経由して)→シャーロットへトレード ネブラスカ大学
2 41 E・J・リデル PF   アメリカ合衆国 ニューオーリンズ・ペリカンズ オハイオ州立大学
2 42 トレバー・キールズ SG   アメリカ合衆国 ニューヨーク・ニックス デューク大学
2 43 ムサ・ディアバテ PF   フランス ロサンゼルス・クリッパーズ ミシガン大学
2 44 ライアン・ロリンズ SG   アメリカ合衆国 アトランタ・ホークス→ゴールデンステートへトレード トレド大学
2 45 ジョシュ・マイノット SF   アメリカ合衆国 シャーロット・ホーネッツ→ミネソタへトレード メンフィス大学
2 46 イスマエル・カマガテ C   フランス デトロイト・ピストンズ (ブルックリンから)→ポートランドを経由してデンバーへトレード パリス・バスケットボール
2 47 ビンス・ウィリアムズ・ジュニア SG   アメリカ合衆国 メンフィス・グリズリーズ (クリーブランドから) VCU
2 48 ケンドール・ブラウン SF   アメリカ合衆国 ミネソタ・ティンバーウルブズ→インディアナへトレード ベイラー大学
2 49 アイザイア・モーブリー PF   アメリカ合衆国 クリーブランド・キャバリアーズ (シカゴからデトロイト、メンフィス、サクラメントを経由して) USC
2 50 マテオ・スパグノロ SG   イタリア ミネソタ・ティンバーウルブズ (デンバーからフィラデルフィアを経由して) レアル・マドリード
2 51 タイリース・マーティン SG   アメリカ合衆国 ゴールデンステート・ウォリアーズ (トロントからフィラデルフィアを経由して)→アトランタへトレード UConn
2 52 カルロ・マトコビッチ PF   クロアチア ニューオーリンズ・ペリカンズ (ユタから) KKメガ・バスケット
2 53 JD・デイビソン PG   アメリカ合衆国 ボストン・セルティックス アラバマ大学
2 指名権剥奪 ミルウォーキー・バックス
2 指名権剥奪 マイアミ・ヒート (フィラデルフィアからデンバーを経由して)
2 54 ヤニック・ゾーサ C   コンゴ民主共和国 ワシントン・ウィザーズ (ダラスから) CBマラガ
2 55 ギー・サントス SF   ブラジル ゴールデンステート・ウォリアーズ ミナス・テニスクラブ
2 56 ルーク・トラバーズ SG   オーストラリア クリーブランド・キャバリアーズ (マイアミからインディアナを経由して) パース・ワイルドキャッツ
2 57 ジャバリ・ウォーカー PF   アメリカ合衆国 ポートランド・トレイルブレイザーズ (メンフィスからユタを経由して) コロラド大学
2 58 ユーゴ・ベッソン PG   フランス インディアナ・ペイサーズ (フェニックスから)→ミルウォーキーへトレード ニュージーランド・ブレイカーズ

ドラフト抽選 編集

NBAドラフトロッタリーは、ESPNによって5月17日に全国放映された[3]

実際の結果
チーム 2021–22
記録
ロッタリー
チャンス
確率
1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th
ヒューストン・ロケッツ 20–62 140 14.0% 13.4% 12.7% 11.9% 47.9% - - - - - - - - -
オーランド・マジック 22–60 140 14.0% 13.4% 12.7% 11.9% 27.8% 20.0% - - - - - - - -
デトロイト・ピストンズ 23–59 140 14.0% 13.4% 12.7% 12.0% 14.8% 26.0% 7.0% - - - - - - -
オクラホマシティ・サンダー 24–58 125 12.5% 12.2% 11.5% 7.2% 25.7% 16.7% 2.2% - - - - - - -
インディアナ・ペイサーズ 25–57 105 10.5% 10.5% 10.6% 10.5% 2.2% 19.6% 26.7% 8.7% 0.6% - - - - -
ポートランド・トレイルブレイザーズ 27–55 90 9.0% 9.2% 9.4% 9.6% - 8.6% 29.8% 20.6% 3.7% 0.1% - - - -
サクラメント・キングス 30–52 75 7.5% 7.8% 8.1% 8.5% - - 19.7% 34.1% 12.9% 1.3% <0.1% - - -
ロサンゼルス・レイカーズ (メンフィスまたはニューオーリンズへ)[a] 33–49 60 6.0% 6.3% 6.7% 7.2% - - - 34.5% 32.1% 6.7% 0.4% <0.1% - -
サンアントニオ・スパーズ 34–48 45 4.5% 4.8% 5.2% 5.7% - - - - 50.7% 26.9% 3.0% 0.1% <0.1% -
ワシントン・ウィザーズ 35–47 30 3.0% 3.3% 3.6% 4.0% - - - - - 65.9% 19.0% 1.2% <0.1% <0.1%
ニューヨーク・ニックス 37–45 20 2.0% 2.2% 2.4% 2.8% - - - - - - 77.6% 12.4% 0.4% <0.1%
ロサンゼルス・クリッパーズ (オクラホマシティへ) 42–40 15 1.5% 1.7% 1.9% 2.1% - - - - - - - 86.1% 6.7% 0.1%
シャーロット・ホーネッツ 43–39 10 1.0% 1.1% 1.2% 1.4% - - - - - - - - 92.9% 2.3%
クリーブランド・キャバリアーズ 34–38 5 0.5% 0.6% 0.6% 0.7% - - - - - - - - - 97.6%

脚注 編集

  1. ^ 2022 NBA Draft - TV Schedule, Top Picks”. www.chiff.com. 2022年3月22日閲覧。
  2. ^ Why are there only 58 picks in 2022 NBA Draft? Explaining rules violated by Heat, Bucks | Sporting News” (英語). www.sportingnews.com. 2022年5月18日閲覧。
  3. ^ NBA draft 2022: Key dates for draft, combine, lottery and deadlines” (英語). sports.yahoo.com. 2022年3月22日閲覧。
  1. ^ 11位または12位ならメンフィス、それ以外ならニューオーリンズの指名権となる

外部リンク 編集