5五将棋(ごごしょうぎ、Minishogi)とは、将棋のルールを変更したゲーム変則将棋)であり、二人で行うボードゲーム(盤上遊戯)の一種。

1970年に楠本茂信が発表した、ごく新しい将棋である。

2010年に発売された「ウルトラマンしょうぎ」(宝島社[1][2]は、この5五将棋を製品化したものである。引き続き、2012年に「ゲゲゲの鬼太郎しょうぎ」、2014年に「仮面ライダーしょうぎ」[3]が製品化されている(いずれも日本5五将棋連盟考案。ウルトラマンしょうぎは日本女子プロ将棋協会監修)。いずれもルールは5五将棋である。

2021年に森内俊之監修で幻冬舎から発売されたゲームは、当ゲームのルールを基本とするものだが、ついたてを使い、各駒にポイント数をつけての一定のポイント以内での駒自由選択/駒自由配置の変則対局も可能としている[4]

複数のコンピュータソフトによる自己対戦により、「千日手後手勝ち」ルールを採用した場合、後手が有利なゲームであると予想されている[5]

ルール 編集

盤面が縦横5マスで、最終1列のみが敵陣である事を除き駒の動き等は将棋と同じ。他に「千日手は後手勝ち」というルールが採用されることもある。

初期配置図 編集

 

関連項目 編集

  • 将棋類の一覧
  • 3三将棋 - 南雲夏彦が1980年に考案した縦横3マスの将棋。本ゲームに触発されて考案に至った。

脚注 編集

  1. ^ ウルトラマンしょうぎコーナー”. みんなハッピー!LPSA将棋パーク (2012年5月27日). 2017年2月6日閲覧。
  2. ^ ウルトラマンしょうぎ”. 日本5五将棋連盟 (2012年5月27日). 2017年2月6日閲覧。
  3. ^ 仮面ライダーしょうぎ BOOK”. 宝島社 (2014年10月 7日). 2017年2月6日閲覧。
  4. ^ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000007567.html
  5. ^ 塩田雅弘, 伊藤毅志「5五将棋における自動対戦を用いた評価関数の学習」『研究報告ゲーム情報学(GI)』2020-GI-44第3号、2020年6月20日、1-6頁、ISSN 2188-87362020年12月28日閲覧 

外部リンク 編集