AFCアジアカップ2015 (予選)
本項では、2015年にオーストラリアで行われるAFCアジアカップ2015の予選について述べる。
AFCアジアカップ2015 (予選) 2015 AFC Asian Cup qualification | |
---|---|
大会概要 | |
日程 | 2013年2月6日 − 2014年3月5日 |
チーム数 | 20 (1連盟) |
< 20112019 > |
概要
編集AFCアジアカップ2015本選には16チームが出場する。以下の5チームは予選を免除される。
- 開催国、前回大会2位:オーストラリア
- 前回大会優勝国:日本
- 前回大会3位:韓国
- AFCチャレンジカップ2012優勝国:北朝鮮
- AFCチャレンジカップ2014優勝国:パレスチナ
開催国のオーストラリアは前回大会において準優勝してもいるため、予選免除枠が1つ減少し[1]、前回大会と比べ予選通過国枠が11に増加した。
出場決定国
編集国 | 予選 | 本戦出場決定日時 | 過去の出場歴1 |
---|---|---|---|
オーストラリア | 開催国2 | 2011年1月5日 | 2 (2007, 2011) |
日本 | AFCアジアカップ2011優勝 | 2011年1月25日 | 7 (1988, 1992, 1996, 2000, 2004, 2007, 2011) |
韓国 | AFCアジアカップ20113位 | 2011年1月28日 | 12 (1956, 1960, 1964, 1972, 1980, 1984, 1988, 1996, 2000, 2004, 2007, 2011) |
北朝鮮 | AFCチャレンジカップ2012優勝 | 2012年3月19日 | 3 (1980, 1992, 2011) |
バーレーン | 予選D組1位 | 2013年11月15日 | 4 (1988, 2004, 2007, 2011) |
アラブ首長国連邦 | 予選E組1位 | 2013年11月15日 | 8 (1980, 1984, 1988, 1992, 1996, 2004, 2007, 2011) |
サウジアラビア | 予選C組1位 | 2013年11月15日 | 8 (1984, 1988, 1992, 1996, 2000, 2004, 2007, 2011) |
オマーン | 予選A組1位 | 2013年11月19日 | 2 (2004, 2007) |
ウズベキスタン | 予選E組2位 | 2013年11月19日 | 5 (1996, 2000, 2004, 2007, 2011) |
カタール | 予選D組2位 | 2013年11月19日 | 8 (1980, 1984, 1988, 1992, 2000, 2004, 2007, 2011) |
イラン | 予選B組1位 | 2013年11月19日 | 12 (1968, 1972, 1976, 1980, 1984, 1988, 1992, 1996, 2000, 2004, 2007, 2011) |
クウェート | 予選B組2位 | 2013年11月19日 | 9 (1972, 1976, 1980, 1984, 1988, 1996, 2000, 2004, 2011) |
ヨルダン | 予選A組2位 | 2014年2月4日 | 2 (2004, 2011) |
イラク | 予選C組2位 | 2014年3月5日 | 7 (1972, 1976, 1996, 2000, 2004, 2007, 2011) |
中華人民共和国 | 予選各組3位最上位 | 2014年3月5日 | 10 (1976, 1980, 1984, 1988, 1992, 1996, 2000, 2004, 2007, 2011) |
パレスチナ | AFCチャレンジカップ2014優勝 | 2014年5月30日 | 0 (初出場) |
- 1 太字は優勝した大会、イタリックは開催国となった大会を表す。
- 2オーストラリアはAFCアジアカップ2011準優勝でもある。
予選形式
編集20チームが参加する。4チームずつ5グループに分かれて予選を戦い、各グループ上位2チームとグループ3位の内成績最上位のチームが本選の出場権を獲得する[2]。
予選の組み合わせ抽選会は、2012年10月9日の18:00(UTC+11)よりオーストラリア・メルボルンにて行われた[3]。
|
|
|
|
- 注
- 以下のチームは予選には参加しないものの、AFCチャレンジカップ2014で優勝することによりAFCアジアカップ2015に参加可能である。
日程
編集予選のスケジュールは以下のとおりである。2013年10月15日と11月19日は2014 FIFAワールドカップの予選(大陸間プレーオフ)開催日時でもあるため[4]、予選参加国が大陸間プレーオフに進出した場合、以下に示す予備日によって代替開催が行われる。
年 | 節 | 月日 |
---|---|---|
2013[5] | 第1節 | 2月6日 |
第2節 | 3月22日 | |
第3節 | 10月15日 | |
第4節 | 11月15日 | |
第5節 | 11月19日 | |
2014[6] | 予備日 | 1月11日 |
予備日 | 1月18日 | |
予備日 | 1月25日 | |
第6節 | 3月5日 |
グループ
編集識別 |
---|
本選出場決定国 |
順位決定方法
編集勝ち点が並んだチームについては、以下の順序に従って順位を決定する[7]。
- 当該国同士の対戦における勝ち点
- 当該国同士の対戦における得失点差
- 当該国同士の対戦における得点数(アウェーゴールルールは適用しない)
- グループ全体における得失点差
- グループ全体における得点数
- 最終戦で当該国が対戦していた場合、その場で行うPK戦の勝者
- 抽選
グループA
編集順位 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | オマーン | 6 | 4 | 2 | 0 | 7 | 1 | +6 | 14 |
2 | ヨルダン | 6 | 3 | 3 | 0 | 10 | 3 | +7 | 12 |
3 | シリア | 6 | 1 | 1 | 4 | 7 | 7 | 0 | 4 |
4 | シンガポール | 6 | 1 | 0 | 5 | 4 | 17 | −13 | 3 |
- 註
- 註1:シンガポール対オマーンとシリア対ヨルダンの試合は2014 FIFAワールドカップ・アジア予選の試合が3月26日にあることから、オマーンとヨルダンのサッカー協会の要望により元の日程3月22日から8月14日に変更された[8][9]。
- 註2:シリアは安全面の問題からホームの試合を全てイランで開催することとなった[10]。
- 註3:ヨルダンは2014 FIFAワールドカップの大陸間予選プレーオフに出場したため、日程が変更された。
グループB
編集順位 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | イラン | 6 | 5 | 1 | 0 | 18 | 5 | +13 | 16 |
2 | クウェート | 6 | 2 | 3 | 1 | 10 | 7 | +3 | 9 |
3 | レバノン | 6 | 2 | 2 | 2 | 12 | 14 | −2 | 8 |
4 | タイ | 6 | 0 | 0 | 6 | 7 | 21 | −14 | 0 |
グループC
編集順位 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | サウジアラビア | 6 | 5 | 1 | 0 | 9 | 3 | +6 | 16 |
2 | イラク | 6 | 3 | 0 | 3 | 7 | 6 | +1 | 9 |
3 | 中華人民共和国 | 6 | 2 | 2 | 2 | 5 | 6 | −1 | 8 |
4 | インドネシア | 6 | 0 | 1 | 5 | 2 | 8 | −6 | 1 |
- 註
グループD
編集順位 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | バーレーン | 6 | 4 | 2 | 0 | 7 | 1 | +6 | 14 |
2 | カタール | 6 | 4 | 1 | 1 | 13 | 2 | +11 | 13 |
3 | マレーシア | 6 | 2 | 1 | 3 | 5 | 7 | −2 | 7 |
4 | イエメン | 6 | 0 | 0 | 6 | 3 | 18 | −15 | 0 |
2013年11月15日
|
イエメン | 1 - 4 | カタール |
---|---|---|
アッ=サーシー 26分 | レポート | ソリア 3分 ハサン 32分 カソーラー 54分 アッ=サイイド 68分 |
シェイク・ハリーファ国際スタジアム (アラブ首長国連邦・アル・アイン)5
観客数: 350人 |
- 註
グループE
編集順位 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | アラブ首長国連邦 | 6 | 5 | 1 | 0 | 18 | 3 | +15 | 16 |
2 | ウズベキスタン | 6 | 3 | 2 | 1 | 10 | 4 | +6 | 11 |
3 | 香港 | 6 | 1 | 1 | 4 | 2 | 13 | −11 | 4 |
4 | ベトナム | 6 | 1 | 0 | 5 | 5 | 15 | −10 | 3 |
2014年3月5日
|
ベトナム | 3 - 1 | 香港 |
---|---|---|
フィン・クオック・アン 24分 グエン・アン・ドゥック 68分 グエン・チョン・ホアン 83分 |
レポート | 盧均宜 81分 |
ミーディン国立競技場(ハノイ)
観客数: 5,800人 |
グループ3位チームの成績
編集以下の順序に従って順位を決定する[7]。
- 勝ち点
- 得失点差
- 得点数
- イエローカード、レッドカードの枚数 (イエローカードは1点、レッドカードは3点とする)
- 抽選
チーム | 試 |
勝 |
分 |
敗 |
得 |
失 |
差 |
点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中華人民共和国 | 6 | 2 | 2 | 2 | 5 | 6 | −1 | 8 |
レバノン | 6 | 2 | 2 | 2 | 12 | 14 | −2 | 8 |
マレーシア | 6 | 2 | 1 | 3 | 5 | 7 | −2 | 7 |
シリア | 6 | 1 | 1 | 4 | 7 | 7 | 0 | 4 |
香港 | 6 | 1 | 1 | 4 | 2 | 13 | −11 | 4 |
脚注
編集- ^ “Automatic bye to 2015 Finals for top-three”. the-afc.com (2011年1月24日). 2012年10月8日閲覧。
- ^ “Boost to AFC Asian Cup 2015”. the-afc.com (2012年3月22日). 2012年10月8日閲覧。
- ^ “Giants to know foes on Tuesday”. the-afc.com (2012年10月8日). 2012年10月8日閲覧。
- ^ “2014 FWC Asian qualifiers format”. The-AFC.com (アジアサッカー連盟). (2010年8月13日) 2012年10月8日閲覧。
- ^ “AFC Calendar of Competitions 2013” (PDF). AFC. 2012年10月8日閲覧。
- ^ “AFC Calendar of Competitions 2014” (PDF). AFC. 2012年10月8日閲覧。
- ^ a b “AFC Asian Cup 2015 Qualifiers Regulations”. AFC.com. 2012年10月9日閲覧。
- ^ “FAS appoints caretaker national team coach”. Football Association of Singapore (2013年1月21日). 2013年2月6日閲覧。
- ^ “المنتخب الوطني يلاقي اندونيسيا وديا والاتحاد الاسيوي يوافق على تأجيل مباراة الاردن وسوريا” (アラビア語). Jordan Football Association (2013年1月7日). 2013年2月6日閲覧。
- ^ “Iran to Host Syria National Football Team for 2015 AFC Asian Cup Qualification Matches”. Mideast Times (2012年12月6日). 2013年2月6日閲覧。
- ^ a b “国家队亚洲杯预选赛主场确定 长沙西安脱颖而出” (中国語). 中国サッカー協会 (2012年12月5日). 2013年2月6日閲覧。
- ^ “Iraq chooses Dubai as home to face Indonesian football match”. Iraqi News (2013年1月12日). 2013年2月6日閲覧。
- ^ “رئيس الاتحاد: حظر اللعب في اليمن بسبب المخاوف الأمنية” (アラビア語). イエメンサッカー協会 (2013年1月23日). 2013年2月6日閲覧。