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AZUMI』(アズミ)は、小山ゆうによる日本漫画。同作者の漫画『あずみ』の続編にあたる。

AZUMI -あずみ-
ジャンル アクション漫画・時代漫画
漫画
作者 小山ゆう
出版社 小学館
掲載誌 ビッグコミックスペリオール
レーベル ビッグコミックス
発表期間 2009年2号 - 2014年6号
巻数 全18巻
話数 125話
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ポータル 漫画

目次

概要編集

ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて、2009年1月9日から2014年2月28日まで連載された。

前作は「第1部・完」として終了しており、本作はその後の時代を描いた「第2部」である。舞台は江戸時代初期であった前作に対して幕末へと変わり、従って主人公・あずみは前作の主人公とは、年齢や容姿はよく似ているものの全くの別人である(前作の主人公の子孫ではないかという説もある)。反幕府側の刺客・あずみと幕府側の人間との戦いを通して、幕末期の変動を描いた内容となっている。

小山の作画(原作は武田鉄矢)による幕末を舞台にした旧作『お〜い!竜馬』とのクロスオーバー作品となっており、幕末の偉人たちが多数登場する。小山は、『お〜い!竜馬』で描いたことと矛盾しない方向で話をすすめていることを、MAG・ネット内で語っている。ただし、武田鉄矢は本作には原作として関わっておらず、あくまで小山のオリジナル作品である。

2015年に『AZUMI 幕末編』として舞台化[1]。主演の川栄李奈は、AKB48卒業後の初仕事となる[2]

あらすじ編集

時は幕末。桜田門外の変大老井伊直弼を人ごみに紛れて1人の刺客が討ち取った。凄腕の刺客「あずみ」である。次第に世の中が荒れてくる中、貧しいながらも穏やかに暮らしてる家族がいた。その家族の長男の名は向駿介。彼こそ、幼い頃に向家に養子に出されたあずみの双子の兄である。駿介と出会い、刺客として人を殺めることばかりを考えて生きてきたあずみは、彼の家族と交わっていくことで生き甲斐というものを見出していく。

登場人物編集

あずみ
本作品の主人公。凄腕の刺客であり、桜田門外の変で大老井伊直弼を暗殺している。彼女も前作のあずみ同様、幼き頃より武術の鍛錬を受けている。双子である駿介とはどちらが先に生まれたかは不明だが、本人は自分が姉だと言い張っている。出身は前作『あずみ』であずみが訪れた安曇野の異人達の血を受け継ぐ者たちが住む隠れ里とのことだが、前作のあずみとの関係は不明。龍馬に恋心を抱いている。坂本竜馬暗殺後、消息を絶つ。明治以降の動向については不明だが、駿介の屋敷を襲撃しようと企てていた元旗本達(明治になって落ちぶれ乞食になっている)が何者かに暗殺されていたり、散歩をしていた駿介が何者かの気配を感じるなど、近くから駿介を見守っている事が窺える描写がある。
向駿介
もう一人の主人公という位置づけで、本作の語り部も担っている。あずみの双子の兄で、向家の跡取りとして養子に出されていた(養子ということ自体は本人も知っていたが、双子の妹がいることは知らなかった)。向家は御家人の家系で、旗本の滝沢家から執拗にいじめを受けている。あずみの口添えで勝海舟の弟子になったことで、数奇な運命を歩んでいくこととなる。かなりの長身らしく、刺客達からは背の高い男として認識されている。明治5年段階では、明治政府の高官にまで出世し、西郷隆盛から絶大な信頼を得ている。屋敷では両親と暮らしているが、妻や子供は登場していない事から未婚と思われる。
お駒
あずみの任務を補佐する面長の女性。任務のため公家言葉、京言葉を流暢に話すことができ、忍び技も身につけている。あずみから絶大な信頼を得ており、あずみの精神的な支えにもなっている。しかし、戦闘能力は低い為、足手まといになる事も多い。連載終盤では結核を患っているような描写があったが、明治以降も生きていた事から、実際に結核を患っていたのかどうかは不明。明治以降はお駒もあずみの消息を把握していない。
真帆
勝麟太郎が向駿介と段啄平に英会話を学ばせるために、教師として選んだ美女。麟太郎の愛人の1人。横浜貿易商の娘だったが、異人たちとねんごろになり過ぎたという噂が広がったため、周囲からの誹謗中傷の嵐にさらされ、親元を勘当された。叔父のもとにいたところ、英語を話せる人を探していた麟太郎と出会う。駿介と恋に落ちる。
服部半蔵
伝説の忍といわれる服部半蔵の子孫。桑名藩で代々家老職を世襲し、服部半蔵の名も引き継いでいる。その裏では孤児たちを山奥に集め、服部一族の武術を継承させるべく特訓し、兵士を育てる。非常に冷酷な性格で、訓練中に足を折るなどして兵士になれない体になった者は、子供であろうと容赦なく命を絶たれる。また、幼い子供に爆弾を持たせ自爆させてあずみを殺そうとする等、目的のためには手段を選ばない。半蔵自身の戦闘能力はそこまで高くは無いようで、あずみに一対一で戦わざるを得ない状況に持ち込まれて戦うも、あっけなく倒される。
ちこ
服部半蔵のもとで兵士として育てられた孤児の少女。あずみ暗殺に向かった仲間の長平、猪、孝太、茂一がすべて返り討ちに遭ったため、復讐すべくあずみに近づく。幼いころから苦楽を共にしてきた長平達とは肉体関係もあったようで、その時の事を思い出して自慰をしているような描写もある。当初は親に売り飛ばされた娘を装い、あずみに助けられる形で近づき寝食の世話になるも、食事の際にあずみと同じく毒を確認するような食べ方をした事で正体がばれ、同じ布団に入った際に取り押さえられ失敗する。しかし、それでも復讐は諦めておらず、後に半蔵達の包囲網を抜けて隠れているあずみのいる小屋に仲間2人と共に襲撃をかけるも、まとめて倒された。しかし、あずみは女でありながら自分と同じような境遇で育ったちこに対して情が移っていたようで、ちこを殺した事に対して強いショックを受けていた。
壮太
あずみを狙う刺客で、二刀流の使い手。坂本龍馬を暗殺した。唯一の肉親であった妹を暴漢に襲われて失い、自暴自棄になって暴漢達を皆殺しにした。この事で村にはいられなくなり、幼馴染の富次と共に村を出る。あずみと互角以上の実力の持ち主で、最初の対戦では壮太の二刀流にあずみが対応できず無念の逃走をさせるなど、あずみは初めての敗北を喫した。その後の対戦ではあずみが勝利するが、今まで戦った中で最強の相手であったと互いが相手の実力を褒め称え、死亡した。
富次
壮太の幼馴染で親友。足が悪く、まともに働く事が出来ない。壮太と共に村を出る。とある遊女に惚れこみ、逃げる手助けをしようとするも、裏切られ店の者達に殺される。富次を殺した者達は壮太によって殺された。
坂本龍馬
土佐藩出身の郷士で、北辰一刀流の免許皆伝の腕前を持つ。壮太によって暗殺された。
勝麟太郎(海舟)
桂小五郎(木戸孝允)
幾松(木戸松子)
圭次郎
新撰組隊士で駿介の幼馴染。駿介の抹殺を命じられ駿介と戦い勝利するも、殺す事ができず見逃した。その一部始終を駿介に気絶させられたと思われた後輩に見られ、その場では誰にも言わないと言っていたものの密告され、責任を負わされ切腹する事になった。
はな
舞妓で、駿介と圭次郎から好意を持たれていた。抹殺の命で駿介を襲撃する圭次郎から駿介を逃がす手助けをするが、駿介と間違われて圭次郎に刺され命を落とす。
三井八郎衛門

書籍情報編集

  1. ISBN 978-4091825193 2009年6月30日発売
  2. ISBN 978-4091826220 2009年9月30日発売
  3. ISBN 978-4091827883 2009年12月26日発売
  4. ISBN 978-4091830920 2010年3月30日発売
  5. ISBN 978-4091833556 2010年7月30日発売
  6. ISBN 978-4091835079 2010年10月29日発売
  7. ISBN 978-4091836304 2011年1月28日発売
  8. ISBN 978-4091838292 2011年5月30日発売
  9. ISBN 978-4091840707 2011年9月30日発売
  10. ISBN 978-4091842473 2012年1月30日発売
  11. ISBN 978-4091844583 2012年4月27日発売
  12. ISBN 978-4091846259 2012年7月30日発売
  13. ISBN 978-4091847973 2012年12月27日発売
  14. ISBN 978-4091850447 2013年3月29日発売
  15. ISBN 978-4091852595 2013年6月28日発売
  16. ISBN 978-4091854186 2013年9月30日発売
  17. ISBN 978-4091857071 2013年12月27日発売
  18. ISBN 978-4091861689 2014年4月30日発売

舞台編集

  • あずみシリーズ全体の舞台作品については「あずみ#舞台」を参照。

AZUMI 幕末編編集

出典編集