akaminds (アカマインズ)は、ベトナムのソフトウェア開発企業であるFPTソフトウェアの開発・販売する、IoT人工知能データ分析プラットフォーム。名称は「aka」(日本での「赤ん坊」の「あか」)と、wikt:mindの組み合わせ語[1]。「何でも柔軟に素早く吸収する、赤ちゃんの知能のような人工知能(AI)」いう意味が込められているという。

「akaminds」はFPTジャパン株式会社の登録商標である。

アーキテクチャー 編集

オンプレミスやクラウド上にコンテナ環境を構築し、オーケストレーション。その上に、管理ポータルやアプリケーション、インフラ管理環境を持ち、IoT人工知能データ分析を実行できるコンポーネントを持つ。

利用例 編集

IoT分野 編集

IoTデバイスの接続とそのデバイスからのデータの取り込みやデバイスのライフサイクル管理。 アナログメータの数値をデータに変換することにより、アナログ機器でIoT可を実現することなどの利用例が考えられる。ゲートウェイ管理では、エッジゲートウェイ管理、エッジゲートウェイ上のアプリケーションの管理することなどができる。

AI分野 編集

欠落したAI学習データの生成やデータラベリングなどの処理を高速するデータ処理ツールやチャットボットを構築することが可能。また、 コーディングの必要なくディープラーニングモデルの作成、トレーニング、テストの実施が可能となっている。これは、昨今AIプラットフォームを提供する企業の傾向であり、コーディングなしでのAI導入を推進する流れに沿ったものである。

関連サービス 編集

FPTソフトウェアは、akamindsを活用したデジタルプラットフォームを迅速かつ効率的に実装できるサービスを提供している。これらのサービスは、次の5つである。

  • デジタルプラットフォームコンサルティングサービス

トレーニング、アセスメント、プラットフォームの選択、設計およびデジタルプラットフォームロードマップの策定

  • デジタルプラットフォームの実装

デジタルサービスの開発、デジタルプラットフォームのカスタマイズと適合化、導入とテスト

  • デジタルプラットフォームの統合

既存システムを新しいデジタルプラットフォームに統合

  • アプリケーションのオンボーディング

新しいアプリケーションの開発や、既存アプリケーションを新しいデジタルプラットフォームへの移行

  • デジタルプラットフォーム管理サービス

デジタルプラットフォームの監視と運用

akamindsをベースとし、 FPTソフトウェアの各業界のスペシャリストが、業界に特化したソリューションを提供している。

  • IoT
  • AI
  • IoVおよびフリート管理(自動車業界)
  • ブロックチェーン(金融業界)
  • 省エネソリューション(BEMS)
  • RPA (ロボティックス・プロセス・オートメーション) など

出典 編集

  1. ^ FPTソフトウェア社ニュース「FPTソフトウェアが「2017年Inter BEE展示会」にAkamindsを出展」2017年12月25日、2018年2月4日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集