al-Amalアラビア語: مسبار الأمل‎、"希望"の意) は、アラブ首長国連邦の宇宙機関であるMBRSCアラビア語版英語版[1]が建国50周年を記念して2021年に打ち上げ予定の火星探査ミッションで用いる探査機の名称である[2]

al-Amal
所属 Mohammed bin Rashid Space Centre
公式ページ al-Amal
状態 開発中
目的 火星探査
観測対象 火星
打上げ場所 種子島宇宙センター(予定)
打上げ機 H-IIAロケット(予定)
打上げ日時 2021年を予定
物理的特長
質量 1500 kg
発生電力 600 W
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概要編集

H-IIAロケットで打ち上げる予定[3]

1機の軌道周回機で気象、大気散逸、固体についての火星総合探査を予定する[4]

構造編集

重量1.5トンのアルミニウム・ハニカム構造の六角柱状をしていて探査機としては比較的オーソドックスな600Wの発電出力の3枚の展開式太陽電池パドルを装備する[4]。奇をてらわずに堅実に手堅くまとめた仕様であるといえる。

  • 全長 : 2.9m
  • 幅 : 2.37m
  • 構造 : 軽量アルミニウム・ハニカム
  • 重量 : 1500kg
  • 電源 : 3枚の展開式太陽電池パドル
  • 電気出力 : 600W
  • 通信
    • 1.5mの高利得アンテナ
    • 無指向性の低利得アンテナ
  • 誘導スタートラッカー
  • 太陽センサ
  • 姿勢制御 : 推力5ニュートン化学スラスター×8〜12基
  • 三軸姿勢制御用リアクションホイール
  • 推進系 : 推力120ニュートン化学スラスター×4〜6基

推進器は推力120ニュートンのスラスターを4〜6基搭載する予定で冗長性を確保する狙いがあると想定される[4]

予定される観測項目編集

搭載される観測装置は日本がかつて火星探査に挑んだのぞみでは500キログラムの機体に14台の観測機器を搭載していたのとは対照的に3台に絞り込んでいる。

Emirates eXploration Imager(EXI)
高解像度のカラー画像撮影や、火星大気中の氷や砂塵、オゾンの観測を実施予定[4]
Emirates Mars Ultraviolet Spectrometer(EMUS)
紫外線を利用して、火星全体の上層大気からの酸素や水素の離脱の過程を観測予定[4]
Emirates Mars InfraRed Spectrometer(EMIRS)
赤外線を利用して、火星大気の温度分布だけでなく、氷、水蒸気、塵を観測予定[4]

脚注編集

  1. ^ : مؤسسة الإمارات للعلوم والتقنية المتقدمة‎、: The Mohammed bin Rashid Space Centre、ムハンマド・ビン・ラシード宇宙センター
  2. ^ アラブ首長国連邦、火星探査に名乗りを上げる。2020年に探査機打ち上げ予定”. 2017年2月11日閲覧。
  3. ^ アラブ首長国連邦の火星探査機「アル・アマル」、H-IIAロケットで打ち上げへ”. 2017年2月11日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 日本が打ち上げるUAEの火星探査機「アル・アマル」”. 2017年2月11日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集