Apache HBase

オープンソースの列指向・分散データベース

Apache HBaseオープンソースの、列指向分散データベースであり、GoogleBigTableをモデルとし、Javaにより書かれている。Apacheソフトウェア財団Hadoopプロジェクトの一部として開発され、HDFS (Hadoop Distributed File System)の上で実行され、Hadoopに対しBigtableのような機能を提供する。

Apache HBase
開発元 Apache Software Foundation
最新版
2.3.4 / 2021年1月22日 (3年前) (2021-01-22)[1]
最新評価版
2.4.2 / 2021年3月17日 (3年前) (2021-03-17)[1]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
Java
対応OS クロスプラットフォーム
サポート状況 Active
種別 列指向データベース管理システム
ライセンス Apache License 2.0
公式サイト https://hbase.apache.org/
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HBaseはBigTable論文に従い圧縮、インメモリ処理の機能、および各列ごとにブルームフィルタを持っている。[2] HBaseにおけるテーブルはHadoop上のMapReduceジョブの入出力として機能し、Java APIのほか、REST、Avro、ThriftといったゲートウェイAPIを通じアクセスが可能である。

HBaseは、古典的なSQLデータベースを直接置き換えるものではないが、近年ではパフォーマンスが向上し、FacebookのMessaging Platformなど、データ駆動型のWebサイトでも使用されている。

歴史 編集

HBaseはPowerset社において自然言語処理を行うため、大規模データの処理を行う必要があり、プロジェクトとして始まった。今はApacheのトップレベルプロジェクトであり、注目を集めている。[3]

参考文献 編集

  1. ^ a b Apache HBase – Apache HBase Downloads”. 2021年3月22日閲覧。
  2. ^ Chang, et al. (2006). Bigtable: A Distributed Storage System for Structured Data
  3. ^ Powerset Blog

関連項目 編集

外部リンク 編集