B.B.クィーンズ

日本のバンド (1993-)
B.B.QUEENSから転送)

B.B.クィーンズ(ビービークィーンズ、英語: B.B.QUEENS)は、ビーイングが企画した音楽グループ[3]

B.B.クィーンズ
出身地 日本の旗 日本
ジャンル
活動期間
  • 1990年 - 1993年
  • 2011年 -
レーベル
事務所 Ading
共同作業者
公式サイト B.B.クィーンズ公式サイト
メンバー
旧メンバー

コーラスグループ(B.B.クィーンズシスターズ)以外、同じレーベルのミュージシャンを集め結成。グループ名の由来は、所属事務所であるビーイングと当時の所属レコード会社であったBMGルームスの頭文字で「B.B.」となるため、アメリカ合衆国ブルース歌手、B.B.キングをもじって「B.B.クィーンズ」とした。なお、B.B.クィーンズシスターズは後にMi-Keとして単独活動も行っていた。2011年に活動再開。

概要 編集

1990年、アニメ『ちびまる子ちゃん』のエンディングテーマ「おどるポンポコリン」でデビュー(当初は覆面ユニットであったため、メンバーのプロフィール等は暫く伏せられた)。同年のオリコン年間シングルチャート1位のヒットとなり、同年の第32回日本レコード大賞ポップス・ロック部門を受賞。『第41回NHK紅白歌合戦』にも出場している。

当初、メンバーはB.B.クィーンズとしてのテレビ出演を考えてはいなかった[4]。「おどるポンポコリン」の爆発的ヒットにより出演要望が殺到した後もしばらくはメンバーのスケジュール調整が取れないこと、早回し音源を使った曲のため生歌唱での再現が難しいことを理由に辞退し続けていた[4]。1990年8月29日放送のフジテレビ夜のヒットスタジオSUPER』がテレビ初出演となった[4]。なお、同年10月3日に終了した『夜ヒット』にとって最後の初登場アーティストとなった。

1991年2月、コーラス隊の3人が派生ユニット「Mi-Ke」として単独CDデビュー。

1993年2月26日放送の『ミュージックステーション』で披露された『クレヨンしんちゃん』のオープニングテーマ「夢のENDはいつも目覚まし!」の出演を最後に活動休止した。

おどるポンポコリンの著作報酬は、メインボーカルの坪倉は買い取り、サブの近藤は印税でレコード会社と契約を結んでおり、爆発的ヒットによって収入に大きな差が生まれた。

ぼくらの七日間戦争〜Seven Days Dream〜」は、A面シングルの専属作曲家であった織田哲郎がすべての楽器を使用している。

2011年2月、近藤より復活が宣言され、近藤・坪倉・宇徳・増崎の4人で19年ぶりの復活(残る4人は音楽家活動専念や活動休止・引退などで不参加)。結成20周年をきっかけに活動再開し、5月には「おどるポンポコリン〜ちびまる子ちゃん 誕生 25th Version〜」がリリースされた。同年には荒吐ロックフェスティバルの出演が決まり、同グループでは初のライブとなった。

2012年3月28日に神聖かまってちゃんとのシングル「夢のENDはいつも目覚まし!」をリリースした。

2013年以降は近藤・坪倉の2人で活動している。

2016年8月27日、『Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-』に出演。

構成メンバー 編集

名前 プロフィール 担当 在籍時期
1990年 - 1993年 2011年 - 2013年 2013年 -
坪倉唯子
(つぼくら ゆいこ)
(1963-03-04) 1963年3月4日(61歳)
  日本 大阪府枚方市
ボーカル
作詞作曲
近藤房之助
(こんどう ふさのすけ)
(1951-05-04) 1951年5月4日(72歳)
  日本 愛知県刈谷市
ボーカル・ギター
作詞作曲
増崎孝司
(ますざき たかし)
(1962-12-08) 1962年12月8日(61歳)
  日本 長崎県
ギター
作曲編曲
栗林誠一郎
(くりばやし せいいちろう)
(1965-02-11) 1965年2月11日(59歳)
  日本 東京都
ベース
作曲
望月衛介
(もちづき えいすけ)
(1970-10-27) 1970年10月27日(53歳)
  日本 東京都
キーボード
作曲
B.B.クィーンズシスターズ(Mi-Ke
宇徳敬子
(うとく けいこ)
(1967-04-07) 1967年4月7日(57歳)
  日本 鹿児島県
コーラス・ボーカル
村上遙
(むらかみ はるか)
(1969-12-03) 1969年12月3日(54歳)
  日本 神奈川県
コーラス
渡辺真美
(わたなべ まみ)
(1969-09-22) 1969年9月22日(54歳)
  日本 東京都
コーラス

ディスコグラフィ 編集

シングル 編集

発売日 タイトル 楽曲制作 最高位 備考
1st 1990年4月4日 おどるポンポコリン 作詞:さくらももこ
作曲:織田哲郎
編曲:織田哲郎
1位
2nd 1990年12月19日 ギンギラパラダイス 作詞:長戸大幸
作曲:織田哲郎
編曲:織田哲郎
2位
3rd 1991年6月5日 ぼくらの七日間戦争〜Seven Days Dream〜 作詞:長戸大幸
作曲:織田哲郎
編曲:織田哲郎
10位
4th 1991年10月9日 キスの途中 作詞:秋元康
作曲:織田哲郎
編曲:織田哲郎
64位
5th 1991年12月16日 ドレミファだいじょーぶ 作詞:長戸大幸
作曲:織田哲郎
編曲:織田哲郎
圏外
6th 1992年11月26日 夢のENDはいつも目覚まし! 作詞:長戸大幸
作曲:織田哲郎
編曲:葉山たけし
64位
7th 2011年5月1日 おどるポンポコリン〜ちびまる子ちゃん 誕生 25th Version〜 作詞:さくらももこ
作曲:織田哲郎
編曲:葉山たけし
93位
8th 2012年3月28日 夢のENDはいつも目覚まし! 作詞:長戸大幸
作曲:織田哲郎
編曲:増崎孝司
28位 B.B.かまってちゃん名義
9th 2012年5月2日 How to be happy Girl!? 作詞:さぁさ
作曲:福井元気
編曲:MIO
195位 HbG×B.B.クィーンズ名義

アルバム 編集

オリジナルアルバム 編集

発売日 タイトル 最高位
1st 1990年7月4日 WE ARE B.B.クィーンズ 32位
2nd 1990年12月19日 Party 23位
3rd 1991年7月3日 真夏のB.B.クィーンズ 49位
4th 1992年8月12日 SING!! 〜SEGA GAME MUSIC presented by B.B.Queens 圏外
5th 2012年9月19日 B.B.QUEENS LEGEND 〜See you someday〜 228位

セルフカバーアルバム 編集

発売日 タイトル 最高位
1st 2011年7月20日 ROYAL STRAIGHT B.B.QUEENS 115位

ベストアルバム 編集

発売日 タイトル 最高位
1st 2002年11月25日 complete of B.B.QUEENS at the BEING studio 圏外
2nd 2007年12月12日 BEST OF BEST 1000 B.B.クィーンズ

DVD 編集

  1. BEING LEGEND Live Tour 2012 (2013年4月10日、T-BOLANFIELD OF VIEWDEENと共演)

タイアップ 編集

楽曲 タイアップ
おどるポンポコリン フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」初代EDテーマ
ギンギラパラダイス Victoria」CMソング
君にコケコッコー! 日本テレビ系「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」EDテーマ
ぼくらの七日間戦争〜Seven Days Dream〜 映画「ぼくらの七日間戦争2」主題歌
キスの途中 NHK総合週刊・ヤング情報」EDテーマ
Dream Island 「TOKYO SLIM'91」キャンペーン イメージソング
ドレミファだいじょーぶ 日本テレビ系「はじめてのおつかい」主題歌
しょげないでよBaby 日本テレビ系「はじめてのおつかい」挿入歌
夢のENDはいつも目覚まし! テレビ朝日系アニメ「クレヨンしんちゃん」2代目OPテーマ
おどるポンポコリン〜ちびまる子ちゃん 誕生 25th Version〜 フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」OPテーマ
一番先に、君が好き 日本テレビ系「はじめてのおつかい 夏の大冒険スペシャル」挿入歌
未来のmemories TBS系「噂の!東京マガジン」EDテーマ
小さな旅 日本テレビ系「ぶらり途中下車の旅」EDテーマ
木枯らしが友達

テレビ 編集

NHK紅白歌合戦出場歴 編集

年度 放送回 曲目 出演順 対戦相手
1990年 第41回 おどるポンポコリン 12/29 植木等
注意点
  • 出演順は「出演順/出場者数」で表す。

CM 編集

  • NTT西日本 フレッツ光ネクスト隼「みんなのフレッツ光篇」CMソング担当

出典 編集

  1. ^ a b B.B.クィーンズ(ビー・ビー・クィーンズ)の情報まとめ”. OKMusic. ジャパンミュージックネットワーク. 2020年12月17日閲覧。
  2. ^ “B.B.QUEENS「おどるポンポコリン」制作秘話”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク). (2008年1月16日). https://www.barks.jp/news/?id=1000037116 2020年12月17日閲覧。 
  3. ^ B.B.クイーンズが19年ぶり再始動 結成20周年で初ライブ決定、ORICON STYLE、2011年2月24日。
  4. ^ a b c 『読売新聞』1990年11月11日付東京朝刊2部、4頁。

外部リンク 編集