BMP-23ブルガリアで運用される歩兵戦闘車である。初めて配備されたのは1980年代初頭であった。BMP-23はBMP-1と大きく異なり、BMP-2とより類似している。

BMP-23
パレードに参加するBMP-23。
基礎データ
全長 7.28m
全幅 3.05m
全高 2.53m
重量 15.2t
乗員数 搭乗員3名、歩兵7名
装甲・武装
主武装 23mm機関砲
9M14M対戦車誘導ミサイル「マリュートカ」
副武装 7.62mm機銃(PKT)
機動力
速度 53km/h
エンジン YMZ-238ディーゼルエンジン
315馬力
行動距離 450km
出力重量比 20.7hp/t
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概要 編集

車体はソビエト連邦軍2S1グヴォズジーカ 122mm自走榴弾砲をおおむねベースとしているが、BMP-1より厚い装甲と、より強力なディーゼルエンジンを備えている。グヴォズジーカゆずりの大型の車体により、BMP-1のように窮屈な兵員輸送区画とはなっていない。装甲は鋳鋼であり、重機関銃の銃撃に抗堪する。

砲塔は23mm機関砲で武装し、2基のAT-4 スピゴットもしくはAT-5 スパンドレル対戦車ミサイル発射機(後期型は4基)を備える。

BMP-23は1984年のパレードで初めて公開された。本車は、イラクに派遣されたブルガリア陸軍において、M1117装甲警備車とともに運用された

幾種類かの派生型の中には、30mm砲を備えたBMP-30が存在する。

使用国 編集