BMW・イセッタ(BMW Isetta)とは、イタリアのイソ社のイソ・イセッタを、ドイツのBMW社がライセンス生産した車。生産台数としては本家よりもこちらのほうが多いため、ライセンス生産であることが認識されていないことも多いほどである。

BMW・イセッタ250/300(600)
Isetta
概要
販売期間 1955年 - 1959年
ボディ
乗車定員 2名
ボディタイプ 1ドア バブルカー
駆動方式 CR(センターエンジン・リヤドライブ)
パワートレイン
エンジン 空冷単気筒OHV 245cc~582cc
変速機 4速MT
車両寸法
ホイールベース 1515mm(1700mm)
全長 2407mm(2900mm)
全幅 1363mm(1400mm)
全高 1370mm(1375mm)
車両重量 369kg
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BMW Isetta at the IAA 2009

概要 編集

1955年BMWの二輪車R-25の245ccエンジンを搭載しイセッタ250を発売。1955年12月に298ccに排気量を拡大し、イセッタ300にモデルチェンジした。1957年には全体を大型化し、通常の4輪配置となった582ccのBMW・600を発売し、モデル全体で約16万台を販売した。また「BMW・イセッタ」としては、Isetta of Great Britain の生産による英国向け(右ハンドルや、英国の3輪車両の軽減税制を利用するための3輪化など)モデルもBMWからのライセンスによる。

復興期の庶民の足として親しまれると同時に、当時困難な状態だった同社の経営を支えた[1]

脚注 編集

  1. ^ https://toyota-automobile-museum.jp/archives/car-database/detail.html?id=414”. トヨタ博物館. 2022年1月25日閲覧。

関連項目 編集