BS23(ビーエス・にじゅうさん)は、2000年3月27日から2003年10月31日までNHKNHK衛星第1テレビジョン(BS1)で放送されていた総合ニュース番組。

BS23
ジャンル 報道番組
出演者 藤沢秀敏住友真世
(1998年4月 - 2003年3月)
長崎泰裕児玉良香
(2003年4月 - 2003年10月)
嶋津八生石山智恵
(1998年4月 - 2001年3月)
関口博之・石山智恵
(2001年4月 - 2003年3月)
岩間正之・石山智恵
(2003年4月 - 2003年10月)
オープニング オリジナル曲/
日野皓正(トランペット)
製作
制作 NHK-BS1
放送
放送国・地域日本の旗 日本
ワールドニュース・世界を読む
放送期間1990年4月 - 1992年3月
放送時間22:00 - 23:20 ほか
放送分80分
ワールドステーション22
放送期間1992年10月 - 1995年3月
放送時間22:00 - 23:00 ほか
放送分60分
BSニュースワイド21:50
放送期間1995年4月 - 1996年3月
放送時間21:50 - 22:45
放送分55分
プライムタイムニュース
放送期間1996年4月 - 1998年3月
放送時間22:00 - 22:50
放送分50分
BS22
放送期間1998年4月 - 2000年3月
放送時間22:00 - 23:00
放送分60分
BS23
放送期間2000年4月 - 2003年10月
放送時間23:00 - 24:00 ほか
放送分60分
BSニュース
放送期間2003年11月 - 2004年10月
放送時間23:00 - 23:50 ほか
放送分50分

特記事項:
テーマ曲は、番組終了後も「BSニュースきょうの世界」「きょうの世界」でも引き続き使用されている。
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BS1では開局当初から22時台を中心に海外ニュースに特化した報道番組を放送していたが、それら番組についても触れる。

ワールドニュース・世界を読む 編集

1989年7月、BS1が海外のニュース番組を『ワールドニュース』などのタイトルで放送。海外経験のある記者やフリーアナウンサーなどが海外のニュースの案内役として出演した。

その後、平日の22時から、1日のニュースのまとめを放送する番組を計画。その日の世界のニュースと特集を中心とした放送をコンセプトとして、代々引き継がれる。

『ワールドニュース・世界を読む』はこうした中で1990年4月から始まる。国谷裕子(元『NHKニュースTODAY』キャスター)・宮崎緑(元『ニュースセンター9時』キャスター)・篠塚正明が担当。22時から55分間の放送だったが、2年目には23:20までの80分番組に拡大。

ワールドステーション22 編集

国谷・宮崎が残り、タイトルも一新。出演者は年度ごとに異なる。開始から1年間は120分、以降は1時間の放送。

1992年10月~

・月~木 国谷裕子 ダグラス・ウィリアムズ バレリー・ケイン 千葉真由美 久下香織子

・金   宮崎緑 デューク雪子 ダグラス・ウィリアムズ 千葉真由美 久下香織子

・千葉、久下は隔週交代

1993年4月~

・月~木 道傳愛子[1] 関野光生[1] 山岡三子、ダグラス・ウィリアムズ 千葉真由美

・金   宮崎緑 デューク雪子 ダグラス・ウィリアムズ 山岡三子 千葉真由美

1993年10月~

・月~木 道傳愛子 関野光生 山岡三子、庄司麻由里 ヘルゲ丸山

・金   宮崎緑 山岡三子、庄司麻由里 ヘルゲ丸山

1994年度4月~

・渡辺光一 道傳愛子 山岡三子 ヘルゲ丸山 石井庸子 

・道傳途中降板(アメリカ異動、留学)の為、石井が改編までの約1か月出演

1994年度10月~

・渡辺光一 井上美樹子 沢口みなみ ヘルゲ丸山

BSニュースワイド21:50 編集

1995年4月3日放送開始。時間を10分繰り上げて、タイトルどおり21時50分からの55分番組。出演者はワールドステーション22から沢口以外が残り野村正育が加わる。

1995年4月~

・渡辺光一、野村正育、井上美樹子、ヘルゲ丸山

1995年7月~

・山田英幾 野村正育 井上美樹子 ヘルゲ丸山(9月まで)

プライムタイムニュース 編集

山田、野村、が残りタイトルを一新。22時スタートに戻る。50分間の放送。山田が途中降板し8月から榎原美樹がメインを務める。

  • 山田英幾(1996年4月 - 1996年8月)
  • 榎原美樹(1996年8月5日- 1997年3月)
  • 野村正育(1996年4月 - 1997年3月)
  • 金剛英華(1996年4月 - 1997年3月)
  • 田村泰崇(1997年4月 - 1998年3月)
  • 山内このみ(1997年4月 - 1998年3月)

BS22、BS23 編集

海外のニュースを伝える『プライムタイムニュース』と経済ニュース番組『NHKビジネスライン』を統合。「ワールドニュース」「経済最前線」を中心に、エンディングに海外と国内のニュースを伝える3部構成の『BS22』が開始となった。

2000年4月、コンセプトはそのままに、放送時間を変更した『BS23』にリニューアル。午後10時台に『NHKニュース10』が始まったことに伴う。2003年4月に出演者などのリニューアルを実施、11月に放送時間の変更に伴い10月末で『BS23』としての放送が終了する。

オープニングテーマ曲は中村幸代「T.<NHK BS1「BS22」opening theme>」[2]

ワールドニュース 編集

世界のニュースをまとめて紹介する「ザッピング」と特集を中心に2003年10月まで放送。エンディングで海外のスポーツ情報を伝える。2000年のアメリカ大統領選挙や2001年のアメリカ同時多発テロなどではその都度シリーズ特集を組み、キャスターが海外から放送することもあった。2003年11月からは『きょうの世界』として放送。

  • 藤澤秀敏(1998年4月 - 2003年3月)
  • 住友真世(1998年4月 - 2003年3月、エンディングのBSニュースも担当)
  • 石岡和博(2000年4月 - 2001年3月、ザッピング担当)
  • 田中孝宜(2001年4月 - 2002年3月、ザッピング担当)
  • 村竹勝司(2002年4月 - 2003年4月、ザッピング担当)
  • 長崎泰裕(2003年4月 - 2007年6月)
  • 児玉良香(2003年4月 - 2005年9月)

経済最前線 編集

日々の経済ニュースと市況、曜日ごとの特集がメイン。月曜特集は企業経営者へのインタビューで、2004年9月まで続いた。

2003年11月以降 編集

2003年11月 - 2004年10月

11月からは放送時間を20時台に変更、これに伴い『BS23』のタイトルを『BSニュース』に変更する。「ワールドニュース」は『BSニュースきょうの世界』に変更、経済最前線は『BSニュース経済最前線』としての放送。

2004年11月 - 現在

2004年11月~2005年3月は、この2番組を『きょうの世界』として放送、2005年4月からは2番組が独立して、『経済最前線』と『きょうの世界』として放送した。その後『経済最前線』は2010年3月で、地上波・総合テレビの番組「Bizスポ」に機能を委譲するために放送終了。「きょうの世界」も2011年の抜本的改編に伴い、同3月で終了となり、「ワールドWave・トゥナイト」に発展された

BS22以降の放送時間 編集

番組名 ワールドニュース 経済最前線 第3部
1998年4月~2000年3月 BS22 22:00~22:30 22:30~22:50 22:50~23:00
2000年4月~2003年3月 BS23 23:00~23:35 23:35~23:55 23:55~24:00
2003年4月~2003年10月 23:00~23:30 23:30~23:45  
2003年11月~2004年3月 BSニュース きょうの世界 20:30~20:50
20:00~20:30
2004年4月~2004年10月 23:00~23:30 23:30~23:50
2004年11月~2005年3月 きょうの世界 19:15~21:00 21:15~21:34
以降、単独番組として独立
2005年4月~2005年12月   22:45~24:00 22:15~22:45
2006年1月~2006年3月 22:30~24:00 22:15~22:30
2006年4月~2006年10月 22:15~23:45 23:45~24:00
2006年11月~2010年3月 22:15~23:40 23:40~24:00
2010年4月~2011年3月 22:00~22:50  

脚注 編集

  1. ^ a b 「秒に刻む世界のニュース――NHK衛星放送」『ひろばユニオン』第381号、労働者学習センター、1993年11月1日、4 - 9頁、NDLJP:2871520/4 
  2. ^ YukiyoNakamura.com [Discography]

関連項目 編集

外部リンク 編集