BSON

主にMongoDBのデータストレージ及びネットワーク転送フォーマットとして利用されているデータ交換フォーマット

BSONは主にMongoDBのデータストレージ及びネットワーク転送フォーマットとして利用されている、データ交換フォーマットである。 単純なデータ構造連想配列(MongoDBではオブジェクトまたはドキュメントと表す)を示すバイナリ構造であり、 名称はJSON由来であり、「バイナリ型JSON」の略語である[2]

BSON
拡張子.bson
MIMEタイプnone[1]
種別データ交換
派生元JSON
国際標準no RFC yet
ウェブサイトbsonspec.org

データ型と構文 編集

フィールド名、型、値の要素順の構造である、型はstring、integer (32ビットまたは64ビット)、double(64ビットのIEEE 754)、date(UNIX時間1 E-3 s単位整数)、byte array(バイナリデータ配列)、boolean(trueまたはfalse)、null、BSONオブジェクト、BSON配列、正規表現JavaScriptコードのいずれかである。

型は名目上JSONの上位集合であるが(例えばJSONは「date」と「byte array」を持たない[3])、例外としてJSONが使用可能な「number」が使用できない。

効率 編集

JSONに比べて、ストレージ容量及びスキャン速度に効率的な設計である。 大容量のデータのスキャンを容易にするため、データ長部が扱われる。 データのプレフィックス長や配列指数によっては、JSONよりも多くの容量を占めることもある[2]

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例文{"hello":"world"} は以下のように格納される:

Bson:
  \x16\x00\x00\x00               // total document size
  \x02                           // 0x02 = type String
  hello\x00                      // field name
  \x06\x00\x00\x00world\x00      // field value (size of value, value, null terminator)
  \x00                           // 0x00 = type EOO ('end of object')

関連項目 編集

脚注 編集

外部リンク 編集