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第二次世界大戦時に支給されたCレーション

Cレーション(シーレーション、英:C-ration)とは、アメリカ軍第二次世界大戦から1980年代にかけて製造、配給したレーション(戦闘糧食)である。

正式名の“Meal, Combat Individual”(個人用戦闘糧食)から、MCIレーションと呼ばれることもある。

概要編集

 
CレーションのBユニット(1941年)
缶詰の中にビスケットなどが入っている。

頭文字のCは、駐屯地給食用の未調理生鮮食材であるAレーション、同じく包装済み未調理食材であるBレーションの次に区分されるレーションを意味する。

それぞれのレーションは缶で供給された。装備も含めるとかなりの重さになったが、食糧を放棄するわけにもいかず、また缶の開封や処理の問題もあり兵士たちは苦労したという。

主食の缶詰に、チーズスプレッドおよびクラッカー(※B2ユニット("B2 Unit") の例)、缶入りジャム、デザートの計4つの缶詰と“アクセサリーパケット”と呼ばれる付属品を収めた密封袋が紙製の箱に収められて1セットを構成した。

付属品パックは、P-38缶切り、ホット飲料、塩・砂糖のパック、プラスチック製スプーン、チューインガム、4本入りたばこパック、トイレットペーパー数枚という構成であった(改良と年次で構成は異なる)。完全なCレーションの組み合わせを完食すると、1,200キロカロリーを得ることができた。

健康問題により、1975年にたばこが付属パッケージから除外された。また、1983年から大幅に軽量化されたMREレーションが配給されはじめ、Cレーションは段階的に廃止された。

内容物編集

朝鮮戦争当時のCレーションの内容物を下記に示す。

  • 取扱説明書(Instruction Sheet) 1枚
  • チーズバー(Cheese bars、1.5オンス=42.5g) 2本
  • シリアル・クラス5(Cereal Class 5、1.5オンス=42.5g) 2枚
  • タイプ12スタイル1・エンリッチ・チョコレートバー(Type XII Style 1 Enriched chocolate bar、1オンス=28.3g) 3本
  • ゼリーバー(Jelly Bar、2オンス=56.7g) 1本
  • フルーツケーキバー(Fruit Cake Bars、2オンス=56.7g) 2本
  • トップス・ペパーミント味チューインガム(Topps peppermint chewing gum) 3枚
  • ドミノ・砂糖パック(Domino sugar packets) 3つ
  • ネッスル・即席紅茶(Nestea soluble tea product) 2つ
  • 可溶性砂糖(Pure soluble sugar) 1つ
  • 可溶性クリーム(Soluble cream product) 1つ
  • ビン用水浄化剤(ヨウ素)(Bottle water purification tablet, Individual, Iodine) 1個
  • ビニール袋(Plastic bag) 1枚

参考文献・参照元編集

関連項目編集

外部リンク編集