CAB(キャブ)は、主にMicrosoft Windowsで用いられるデータ圧縮ファイルフォーマットの一つ。CABはCabinet(キャビネット)の略語。

CAB
拡張子.cab
MIMEタイプapplication/vnd.ms-cab-compressed
マジック
ナンバー
MSCF 0x00 0x00 0x00 0x00
開発者マイクロソフト
種別データ圧縮

ActiveXの自動ダウンロードWindows Installerでは標準に用いられるほか、圧縮率がLHA等よりも高い[1]ため汎用のデータ圧縮形式としても用いられることがある。アーカイブファイルに署名が付けられるという変わった特性を持つ。アルゴリズムとしてはマイクロソフトが独自に改良したMSZipかLZXがあり、LZXの方が圧縮率では高いが、処理速度は遅い。Windows CEプラットフォーム(Windows Mobile、Pocket PC、Handheld PC等)では、アプリケーション インストーラが用いる標準コンテナとなっており、同プラットフォーム上では.CABファイルの関連付けはアーカイバ プログラムではなくインストーラの開始となる。

Win32 APIでは、SetupIterateCabinet()で展開できる[2]

脚注 編集

  1. ^ 窓の杜 - ファイル圧縮対決6番勝負!(総合成績)”. 2008年12月14日閲覧。
  2. ^ HOWTO: Use the SetupAPI's SetupIterateCabinet() Function”. 2008年12月14日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集