CAST-128(キャスト128)とは、1996年、Carlisle Adams、Stafford Tavaresらにより開発された64ビットブロック暗号である。鍵長は40ビットから128ビットの間の8の倍数である。CAST5ともいう。構造はFeistel構造である。

CAST-128
一般
設計者 Carlisle Adams and Stafford Tavares
初版発行日 1996
後継 CAST-256
暗号詳細
鍵長 40 to 128 bits
ブロック長 64 bits
構造 Feistel構造
ラウンド数 12 or 16
Three rounds of the CAST-128 block cipher

GnuPGPGPなどで使われており、OpenSSLでも実装されている。

秘匿通信のために使用するアルゴリズムとして、ISO/IECによる暗号化アルゴリズムに関する国際標準規格であるISO/IEC 18033のPart3ブロック暗号に掲載されている[1]。CASTの設計手続きはEntrust社が特許を取得しているが、CAST-128は商用か否かを問わず、世界中で利用可能である。

128ビットブロックに拡張したCAST-256は、AES候補の1つであった。

脚注 編集

  1. ^ ISO/IEC 18033-3:2010”. American National Standards Institute (ANSI). 2022年5月1日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集

  • RFC 2144 — The CAST-128 Encryption Algorithm