CATOBAR英語: Catapult Assisted Take Off But Arrested Recovery、キャトーバー)は、航空母艦での航空機艦上機)の離着艦方法の一形式。発艦装置としてカタパルト着艦装置としてアレスティング・ギアを使用する。一方、発艦装置としてスキージャンプ勾配を使用する形式はSTOBARと称される[1]

ロナルド・レーガン」のカタパルトを使い2機同時に発進するF/A-18C

概要編集

ジェット機のように大重量のCTOL機を航空母艦艦上機として運用する場合、発艦・着艦ともに補助が必要になる。このうち、発艦装置としてカタパルトを使用する方式をCATOBARCatapult Assisted Take Off But Arrested Recovery)と称する[1]。一方、着艦する際の制動にはアレスティング・ギアを使うことになり、このときアレスティング・ワイヤーに引っ掛けるため、航空機の側にはアレスティング・フックが装備される[1]

CATOBAR方式での運用は必ずしも航空母艦に限られるわけではない。事故などの非常時や、急造飛行場で滑走路が短い場合には、地上でもアレスティング・ギアを用いた着陸が行われることもある。アメリカ海兵隊では、短時間で移設可能なMOREST(Mobile arresting gear)を装備化しており、前線近くにSATO(Short Airfield for Tactical Support)を設営して、作戦機をMORESTにより着陸させてJATOにより離陸させる運用を構想していた。またベトナム戦争時に設営されたチュライ飛行場 (Chu Lai Air Baseでは、後に舗装滑走路が完成するまではカタパルトも設置されており、陸上ながらCATOBAR運用が行われた[2]

脚注編集

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出典編集

参考文献編集

  • 野木, 恵一「発着艦方式の徹底比較 : STOVL/STOBAR/CATOBAR (特集 世界の空母 2015)」『世界の艦船』第825号、海人社、2015年11月、 126-129頁、 NAID 40020597400
  • 松崎, 豊一「U.S.Skyhawk in Action」『ダグラス A-4スカイホーク』文林堂〈世界の傑作機No.150〉、2012年、86-101頁。ISBN 978-4893192073

関連項目編集