CBCニュースワイド』(シービーシーニュースワイド、英称:CBC NEWS WIDE)は、1974年10月1日から1999年3月27日まで中部日本放送 (CBC) で放送されていたローカルワイドニュース番組である。協力:中日新聞

CBCニュースワイド
CBC NEWS WIDE
ジャンル 報道番組
出演者 日比英一
岸佳弘
大石清夫
島津靖雄
石塚元章
重盛啓之
冨田和音
大園康志
ほか、出演者を参照
製作
制作 中部日本放送
放送
音声形式モノラル放送ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間【平日】1974年10月1日 - 1999年3月26日
【土曜】1976年10月2日 - 1999年3月27日
放送時間【平日】放送時間を参照
【土曜】18:00 - 18:30
放送分30分

特記事項:
平日版は1989年10月2日から1990年3月30日まで『CBCニュース通り』の第3部として放送。
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CBC日曜ニュースワイド
ジャンル 報道番組
製作
制作 中部日本放送
放送
音声形式モノラル放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間【日曜】1983年10月30日 - 1991年9月29日
放送時間【日曜】17:00 - 17:30
放送分30分
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番組の変遷 編集

CBCが属するJNN系列では、CBCがローカルワイドニュースの製作に参入する前から既に山陽放送の『山陽TVイブニングニュース』や静岡放送の『SBSテレビ夕刊』、テレビ高知の『イブニングKOCHI』などが始められていたが、この『CBCニュースワイド』はJNN基幹局では初めてのローカルワイドニュースとなった。その後、RKB毎日放送が『RKBニュースワイド』を、北海道放送が『HBCテレポート6』を、東京放送(現・TBSテレビ)が『テレポートTBS6』を、毎日放送が『MBSナウ』をというように、JNN基幹局も次々とローカルワイドニュースをスタートさせた。

1989年度後期の半年間には、17時代に新設する若者向けの情報番組2本、18:30からの『JNNニュースコープ』と合わせたコンプレックスゾーンCBCニュース通り』の第3部として放送された。17時台には『小堀勝啓の時代塾』と『ひとみ・ゆかりのSHINSEN通信』という、『ミックスパイください』の原点となった番組が2本編成されていた。また、在名他局の17時台が再放送枠だった1990年代、CBCは唯一『ミックスパイください』『JNNニュースの森』(TBS発の全国ニュース番組)と本番組を合わせ平日夕方に2時間の生放送枠を構えていた。

スタジオは1981年10月から1995年9月まではCBC会館1階の広小路通に面したガラス張りのスタジオ、通称「フロントスタジオ」から、1995年10月から1998年10月はCBCホールから、1998年11月からはCBC放送センターAスタジオから放送されていた。

番組は1999年3月に終了。同年4月には『ユーガッタ!CBC』が本番組に替わる平日夕方の大型情報番組としてスタートし、土曜版は『CBC土曜ニュースワイド』としてリニューアルした。

放送時間 編集

いずれも日本標準時

平日 編集

  • 18:00 - 18:30 (1974年10月1日 - 1990年3月30日) - 1989年10月2日から1990年3月30日までは『CBCニュース通り』の第3部として放送。
  • 18:30 - 19:00 (1990年4月2日 - 1998年10月30日) - 『JNNニュースの森』の放送開始に伴い、30分繰り下げて放送。
  • 18:28 - 19:00 (1998年11月2日 - 1999年3月26日) - CBC新放送センター稼動による番組リニューアルに伴い、フライングスタートを開始。

土曜 編集

  • 18:00 - 18:30 (1976年10月2日 - 1999年3月27日) - 土曜版は開始以来、一貫して『天才クイズ』に続くこの時間帯で放送。この影響で、系列局では18:00から放送される番組がCBCでは1週遅れの17:00(2004年10月からは17:30)から放送されていた。これは『料理天国』(TBS製作)以前から行われ、後継番組の『ユーガッタ!Weekend』の終了まで続いた。

日曜 編集

1983年10月30日から1991年9月29日まで、日曜版として『CBC日曜ニュースワイド』が放送されていた(毎週日曜 17:00 - 17:30。中部電力の1社提供番組。)[1]。ただし、時間帯が『JNNニュースコープ』の直前であったため、この時間帯まで系列局のネット番組が放送されることもあり、その場合はタイトルはそのままに、ニュースコープ直後の17:50 - 18:00の短縮版で放送されていた。オープニングは平日版にピクチャーテロップで「日曜」と書かれたものが貼り付けられただけであった。

深夜版 編集

1986年9月29日からは、『CBC情報デスク』(45分間)の後継番組として、JNNの最終ニュース番組『ネットワーク JNN』の直後に『おやすみ!ニュースワイド』という30分のローカルニュース番組も放送されていた[注 1]。オープニングはビートたけしの楽曲「見る前に躍べ」のボーカルのない部分を編集したものが使用されていた。この番組は1988年4月の改編で『CBCニュース24』にリニューアルされた。

出演者 編集

期間 平日(月〜金曜)
メイン サブ
1974.10.1 1976.9.24 日比英一 (不在)
期間 月〜土曜
メイン サブ
1976.9.27 1981.10.3 日比英一[2]14
(平日→1981年10月より月〜水曜)
岸佳弘
(土曜)
(不在→不明)1
1981.10.5 1983.10.1 岸佳弘
(土曜)
大石清夫[2]2
(木・金曜)
1983.10.3 1983.10.22 岸佳弘
(木〜土曜)
期間 月〜日曜
メイン サブ
(曜日別、詳細な担当曜日は不明)
1983.10.24 1985.9.29 日比英一[3][4]15
(日〜水曜→1987.12.14より月〜水曜)
岸佳弘[3][4]
(木〜土曜)
(不明)1
1985.9.30 1987.3.29 古木淑恵 杉山りえ 松山香織
1987.3.30 1987.12.13 福島敦子 多田仁美
1987.12.1413 1988.4.3 島津靖雄4
(木〜土曜)
横地昭仁
(日曜)
古木淑恵[5] 福島敦子 多田仁美
1988.4.4 1989.4.2 多田仁美
1989.4.3 1989.10.1 加藤美紀 多田仁美[5]
期間 平日 土曜・日曜
(1991.10〜は土曜のみ)
メイン サブ
(曜日別、詳細な担当曜日は不明)
メイン サブ
1989.10.27 1991.3.30 岸佳弘3 古木淑恵5・6 加藤美紀5 槇徳子 日比英一7 古木淑恵
(土)
加藤美紀
(日)
1991.4.1 1991.9.29 佐々木都希子5
1991.9.30 1992.8.8 柳川薫 佐々木都希子
1992.8.10 1994.3.26 石塚元章8・9
1994.3.28 1995.4.1 石塚元章
(週後半)
重盛啓之
(週前半)
神尾純子5 浅野信子 神尾純子
1995.4.3 1997.3.29 重盛啓之
期間 平日 土曜
メイン サブ
(1998.3までは曜日別、詳細な担当曜日は不明)
メイン サブ 解説
1997.3.31 1998.3.28 重盛啓之 神尾純子 浅野信子 冨田和音 中橋かおり 日比英一
1998.3.30 1998.9.26 加藤由香10 神尾純子 丹野みどり (不在)
1998.9.28 1999.3.27 大園康志10 丹野みどり11 吉村洋子12

  • 1 この間に所真理子木村奈保子颯田圭子などが担当。
  • 2 当時のCBC論説委員。
  • 3 体調不良で降板(1995年11月17日、胃癌のため死去。享年49)。
  • 4 降板を機にアナウンス職を離れ、他部署の管理職業務に専念することに。
  • 5 週末版と兼任。
  • 6 夫は次代のメインを務めた石塚元章。
  • 7 コンプレックス枠『CBCニュース通り』(17:00-19:00、当番組はその第3部として位置づけられた)設置、及び平日のメインを担当する日比・島津の管理職業務多忙に伴うキャスター変更。
  • 8 後番組の『ユーガッタ!CBC』で再登板。
  • 9 妻は先代のサブを務めた古木淑恵。
  • 10 番組終了後は『CBC土曜ニュースワイド』に異動。
  • 11 後番組の『ユーガッタ!CBC』→『イッポウ』も担当。
  • 12 後番組の『CBC土曜ニュースワイド』も担当。
  • 13 ニュースセンター稼動に伴うキャスター変更。
  • 14 1981年に盲腸炎悪化に伴う体調不良のため約2ヶ月ほど番組を休養。その間は後輩の福井豊治(当時CBCアナウンサー)が代理キャスターを担当した。
  • 15 1988年5月より約1ヶ月間体調不良のため番組を再度休養。この期間は日曜版のみに出演していた横地昭仁(当時CBCアナウンサー、現・CBC論説委員)が代理キャスターを担当した。

天気予報担当

タイトルロゴなど 編集

  • 初代(1974年10月 - 1995年9月)
  • 2代目(1995年10月 - 1998年10月)
  • 3代目(1998年11月 - 1999年3月) - CBC新放送センター稼動による番組リニューアルに伴い、タイトルロゴも全て英字となる(上にCBCのロゴ、中央に「NEWS」、下に「WIDE」)。

70年代〜80年代前半はオープニングにスキャニメイトが使われていた。 歴代のオープニングテーマの中に、「こんばんは!!」と叫ぶ声や印象的な「こんばんは〜」のコーラスを入れたことがある。1993年のリニューアルまで使用された。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 「ネットワーク」と同日スタート。

出典 編集

  1. ^ 参考:中日新聞縮刷版(1983年 - 1991年)。ただし、番組表上では「ニュースワイド」と表記(平日版と土曜版は「[N]ワイド」と表記)。
  2. ^ a b 『名古屋商工会議所月報』第433号、名古屋商工会議所、1983年9月20日、50頁、NDLJP:2787117/29 
  3. ^ a b 『名古屋商工会議所月報』第444号、名古屋商工会議所、1984年9月15日、47頁、NDLJP:2787128/27 
  4. ^ a b 『作家』第432号、作家社、1985年1月1日、NDLJP:2366919/2 
  5. ^ a b 『作家』第484号、作家社、1989年5月1日、NDLJP:2366971/2 

外部リンク 編集

中部日本放送 平日夕方のCBCニュース
前番組 番組名 次番組
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CBCニュースワイド

CBC NEWS WIDE
(1974年10月1日 - 1999年3月26日)
ユーガッタ!CBC
(1999年3月29日 - 2006年3月31日)
中部日本放送 土曜夕方のCBCニュース
-
CBCニュースワイド
(1976年10月2日 - 1999年3月27日)
CBC土曜ニュースワイド
(1999年4月3日 - 2002年3月30日)
中部日本放送 日曜夕方のCBCニュース
-
CBC日曜ニュースワイド
(1983年10月30日 - 1991年9月29日)
CBCニュース