COMPLEX』(コンプレックス)は、日本の音楽ユニットであるCOMPLEXの1枚目のオリジナル・アルバム

COMPLEX
COMPLEXスタジオ・アルバム
リリース
録音
ジャンル
時間
レーベル 東芝EMI/イーストワールド
プロデュース 布袋寅泰
チャート最高順位
COMPLEX アルバム 年表
COMPLEX
(1989年)
ROMANTIC 1990
1990年
EANコード
『COMPLEX』収録のシングル
  1. BE MY BABY
    リリース: 1989年4月8日
テンプレートを表示

1989年4月26日東芝EMIのイーストワールドよりリリースされた。

本作はオリコンアルバムチャートにて最高位1位を獲得、登場週数25回で売り上げ枚数は49.8万枚となった[1]

背景編集

1984年にアイドルとしてデビュー、様々な活動の締め括りとして『ZERO』(1988年)というライブ・アルバムと2枚のベスト・アルバムを発表し沈黙を続けていた吉川晃司と、BOØWY解散後に海外進出を目指しソロ・アルバムを発表していた布袋寅泰とのユニット。先行シングル「BE MY BABY」、同名シングル・ビデオ、また本作アルバムの3つの媒体で1位を獲得。一気に注目を浴びた。当時、既にリリースされていた布袋のソロアルバム『GUITARHYTHM』(1988年)にも見られたデジタルな音使いのビートロック路線に、吉川によるラブソングをメインとした歌詞が載せられたポップな色合いの強い作品となっている。

録音編集

ジョージ・マーティン所有のモンセラットのエアー・スタジオ・モンセラットにてレコーディング[注釈 1]

ツアー編集

本作リリース後に「COMPLEX TOUR'89」と題し、1989年5月10日群馬県民会館を皮切りに、35都市全42公演の全国ライブツアーを実施。本ツアーではCOMPLEXとしての発表曲の他に、吉川・布袋のソロ作品が数曲演奏される。8月13日の芝浦インクスティック公演が、11月1日、ライブ・ビデオ『COMPLEXTOUR'89』としてリリース。

収録曲編集

LPレコード, CT編集

全編曲: 布袋寅泰

A面
#タイトル作詞作曲時間
1.PRETTY DOLL吉川晃司吉川晃司
2.CRASH COMPLEXION吉川晃司布袋寅泰
3.恋をとめないで吉川晃司布袋寅泰
4.Can't Stop The Silence吉川晃司布袋寅泰
5.2人のAnother Twilight吉川晃司布袋寅泰
6.IMAGINE HEROES吉川晃司吉川晃司
合計時間:
B面
#タイトル作詞作曲時間
7.CLOCKWORK RUNNERS布袋寅泰布袋寅泰
8.BE MY BABY吉川晃司布袋寅泰
9.路地裏のVENUS吉川晃司吉川晃司
10.RAMBLING MAN吉川晃司布袋寅泰
11.そんな君はほしくない吉川晃司布袋寅泰
12.CRY FOR LOVE吉川晃司吉川晃司
合計時間:

CD編集

全編曲: 布袋寅泰。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.PRETTY DOLL  
2.CRASH COMPLEXION  
3.恋をとめないで  
4.Can't Stop The Silence  
5.2人のAnother Twilight  
6.IMAGINE HEROES  
7.CLOCKWORK RUNNERS  
8.BE MY BABY  
9.路地裏のVENUS  
10.RANBLING MAN  
11.そんな君はほしくない  
12.CRY FOR LOVE  
合計時間:

曲解説編集

  1. PRETTY DOLL
    最初に吉川がデモテープを持ってきた時は未完成であり、吉川がAメロと思っていた部分を布袋はサビと解釈していたというエピソードがある。また、最後の部分は「奴等の仲間にゃなりゃしない」と歌っている(歌詞カードには未記載)。
  2. CRASH COMPLEXION
    この曲のギターソロでアーミングの様に聞こえるのは、トリルの速度を変化させながら、ポジションを変更させている。
  3. 恋をとめないで
    シングルリリースはされていないが、COMPLEXを語る上で欠かせない楽曲である。ライブでも最も盛り上がる楽曲の一つだった。ライブでは、歌詞の曜日部分をライブ当日の曜日に置き換えることもあった[注釈 2]
    TBS系ドラマ『白鳥麗子でございます!』でも使用されている。
    テレビ朝日系トークバラエティ番組『明石家さんまのコンプレッくすっ杯』において使用されている。
    吉川はソロでも度々演奏しており、2005年アサヒ飲料缶コーヒーWONDA ショット&ショット」CMに吉川本人が出演した際にも使用された[注釈 3]。また、布袋も自身のライブで演奏している。
    お笑いコンビ・バナナマンが自身の単独ライブのコント内にて、この曲を歌唱したことがある。その模様は後に発売されたDVDにも収録されている[注釈 4]
  4. Can't Stop The Silence
    布袋曰く「作った時から思い入れが強く、今作でも1、2番を争うほど気に入っている」という楽曲。
  5. 2人のAnother Twilight
  6. IMAGINE HEROES
  7. CLOCKWORK RUNNERS
    サビの部分は全てダウン・ピッキングで演奏されている。アルバムバージョンで収録。
  8. BE MY BABY
    ファーストシングル。
    布袋が自宅に歩いて帰る最中に浮かんできた楽曲で、イントロのフレーズが頭の中で鳴った瞬間に「COMPLEXの勝利を確信した」と語っている。
  9. 路地裏のVENUS
    普段布袋には使用機会の少ないレスポールでレコーディングされた。後に、吉川がソロライブで演奏したものがミニ・アルバム『The Gundogs』(2002年)に収録されている。
  10. RAMBLING MAN
  11. そんな君はほしくない
  12. CRY FOR LOVE

スタッフ・クレジット編集

COMPLEX編集

参加ミュージシャン編集

スタッフ編集

  • 布袋寅泰 - プロデューサー
  • マイケル・ツィマリング - レコーディング・エンジニア、ミキシング・エンジニア、プレ・マスタリング・エンジニア
  • ルパート・コールソン - アシスタント・エンジニア
  • スチュアート・ストーマン - アシスタント・エンジニア
  • コリン・アンドリューズ - アシスタント・エンジニア
  • クリス・ブレア - マスタリング・エンジニア
  • 菅谷憲(東芝EMI) - A&Rディレクター
  • 関口光信 (TOY BOX) - A&Rディレクター
  • 高橋かずみ(IRc2コーポレーション) - マネージメント
  • 富樫巧(セブンスエンタープライズ) - マネージメント
  • 糟谷銑司(IRc2コーポレーション) - エグゼクティブ・プロデューサー
  • 河村嚴生(セブンスエンタープライズ) - エグゼクティブ・プロデューサー
  • 石坂敬一(東芝EMI) - エグゼクティブ・プロデューサー

リリース履歴編集

No. 日付 レーベル 規格 規格品番 最高順位 備考
1 1989年4月26日 東芝EMI/イーストワールド LP
CT
CD
RT28-5443
ZT28-5443
CT32-5443
1位
2 2012年10月10日 EMIミュージック・ジャパン/イーストワールド SHM-CD TOCT-95114 75位 デジタルリマスター仕様

脚注編集

[脚注の使い方]

注釈編集

  1. ^ 同スタジオはアルバム発売直後の1989年9月にモンセラットを直撃したハリケーン・ヒューゴの被害を受け閉鎖された。
  2. ^ 19901108』、『COMPLEX 20110730 日本一心』で確認できる。
  3. ^ 同商品のキャッチコピー「止まらない 新・微糖」と本曲のタイトルとを掛けている。
  4. ^ 2006年に行われた単独ライブ「kurukuru bird」内のコント「キャンプファイヤー」で披露されている。尚、メンバーである設楽統は布袋がかつて所属していたBOØWYのファンである事をテレビなどで公言している。

出典編集

参考文献編集

  • 『オリコンチャート・ブック アルバムチャート編 昭和62年-平成10年』オリコン、1999年7月26日、54頁。ISBN 9784871310468 

外部リンク編集