DOPING PANDA
DOPING PANDA(ドーピング・パンダ)は、日本のスリーピースロックバンド。所属事務所はソニー・ミュージックアーティスツ。所属レーベルはソニー・ミュージックレコーズ内のgr8!records。略称は「ドーパン」、「パンダ」。
DOPING PANDA | |
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別名 | ドーパン |
出身地 |
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ジャンル |
ロック オルタナティヴ・ロック ミクスチャー・ロック ポストパンク |
活動期間 | 1997年 - 2012年 |
レーベル |
DIWPHALANX RECORDS (2000年 - 2002年) N!W! RECORDS (2003年 - 2004年) gr8!records (2005年 - 2012年) |
事務所 | ソニー・ミュージックアーティスツ |
公式サイト | DOPING PANDA |
メンバー |
YUTAKA FURUKAWA(ボーカル・ギター) TARO HOUJOU(ベース) HAYATO(ドラムス) |
概要編集
1997年結成。ギターロックにディスコビート、デジタルサウンドを融合した楽曲でインディーズ時代から注目を浴び、ディズニーのカヴァーコンピレーションアルバム『DIVE INTO DISNEY』への参加で広くその名を知られるようになった。
2004年にリリースされたアルバム『We in Music』もインディーズチャートで好セールスを記録し、翌2005年に『High Fidelity』でメジャーデビュー。
2006年8月4〜6日に開催されたROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006では、セカンドステージであるLAKE STAGEにおいて、期間中最多の1万人超を記録した。
2007年1月24日にシングル『Can't Stop Me』を発売。オリコンシングルチャートは、41位にランクインした。 6月15日にはミュージックステーションに初出演し、「I'll be there」を披露した。
2008年3月12日にリリースしたアルバム『Dopamaniacs』はオリコンアルバムチャート、18位にランクインした。
2012年1月28日、同年4月19日のライブをもって解散することを発表[1]した。
2012年4月19日、TOKYO DOME CITY HALLにてラストライブ「DOPING PANDA 2012/4/19」を開催し解散。
2018年1月28日、東京・新木場STUDIO COASTにて行われたフルカワユタカ主催のライブイベント『フルカワユタカ presents『5×20』』にてTARO、HAYATOがシークレットゲストとして登壇し、解散から約6年ぶりにメンバーが集結。『The way to you』『GAME』『Crazy』『Transient Happiness』を披露した[2]。
メンバー編集
- YUTAKA FURUKAWA
- ボーカル、ギター、プログラミング
- 作詞・曲クレジットは「古川裕」。1978年2月28日生まれ。山口県出身。A型。電気通信大学卒業。
- 眼鏡がトレードマーク。自称・愛称ともに「ロックスター」、または「スター」。
- 雑誌などのメディアからのインタビューからも個性的でユーモラスな言動が見られるが半分ジョークで「俺はそこらのギタリストより上手いからね」などと言った自信に満ちた発言(ビッグマウス的言動)が時折揶揄されることもある。"DOPING PANDA LIVE-ISM"でのインタビューで、自身を「“21世紀型のロックスター”だとorその資質がある」と述べている。ギターソロではタッピング奏法(ライトハンド奏法)も用いる等、ハードロックの影響も強く受けている。ライブでは一貫してフェンダー・テレキャスターを使用しているが、PVでは他のギターも使用している。
- 2012年8月、公式ホームページ開設と共にソロとして活動開始を発表。
- TARO HOUJOU
- ベース、コーラス
- 本名は「北條太朗」。1976年9月18日生まれ。神奈川県川崎市出身。B型。電気通信大学卒業。
- 愛称は「タロティ」。目印はベースボールキャップ。物販紹介担当。使用機材はフェンダー・ジャズベース等。PVで見られるピックアップが特徴的なベースはアトランシア製で、旧友からの長期レンタル品だとのこと。2007年9月28日より、自身のブログ「t-log」を開始。
- HAYATO
- ドラムス、コーラス
- 1978年4月24日生まれ。茨城県古河市(旧猿島郡・さしま)出身。AB型。愛称は「ハヤト」。物販デザインにも携わっている。解散後はチャットモンチーのマネージャーを経て、福岡晃子が立ち上げた徳島県のイベントスペース「OLUYO」の副代表を務めている[3]。
備考編集
結成当時のバンド名は「PSYCHEDELIC GORILLA」という名前で、4人編成でHOUJOUがバンドマスターを務めていた。しかし、“サイケ”ではないことから、メンバーチェンジと共に現在のバンド名に変更。それについて後にHAYATOがRooftopのインタビューで「ドーピングでもないけどね(笑)。」と発言している。
DOPING PANDAのファンは「ドーパメイニア」および「メイニア」と呼ばれており、ツアーで回る各地方では地名を頭につけて「○○(地名)メイニア」と呼称することがある。
アルバム『PINK PaNK』に収められている「Transient Happiness」はライブで最も盛り上がる楽曲の一つであり、その理由として間奏でFURUKAWAが足技(通称パカパカ、ハポネスステップとも)を披露することが挙げられる。この様子は1st DVD「LIVE-ISM」で確認することができる。また、この曲は最近のライブでは曲の終盤辺りでFURUKAWAが両手タッピングをするのもこの曲が最も盛り上がる要因でもある。
2002年にはthe band apartとの共同ライブイベント、『mellow fellow』が行われ、共作「SEE YOU」を限定リリースした。2005年のMONSTER baSHでステージから飛び降りたFURUKAWAは動けなくなり、担架で搬送された。そのことをMC等で現在もしばしばネタにしている。FURUKAWAは2007年にm-floのライブ、『COSMICOLOR』の横浜アリーナでのファイナルに参加、VERBALと「she loves the cream」で共演した。またこのライブのカーテンコールで、FURUKAWAはBoAと隣り合わせになる。その後FURUKAWAは「LOSE YOUR MIND feat.Yutaka Furukawa from DOPING PANDA」のPV撮影で再びBoAと会うのだが、「初めまして」と挨拶したBoAに手を繋いだことがあると答えたところ、いぶかしがられてしまったとのこと[4]。FURUKAWAは親交のあるART-SCHOOLの楽曲「ILLMATIC BABY」をプロデュースしている。なお沢尻エリカが日経エンターテイメントのインタビューで、よく聞く音楽として名前を挙げている。
ディスコグラフィー編集
インディーズ編集
シングル編集
発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | |
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1st | 2000年7月7日 | Dream is not over | PX-048 |
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アルバム編集
発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
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1st | 2001年7月24日 | Performation | PX-064 |
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DIWPHALANX |
2nd | 2002年6月7日 | PINK PaNK | PX-80 |
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DIWPHALANX |
3rd | 2004年5月5日 | WE IN MUSIC | NIW-6 |
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Niw!Records オリコン最高48位 |
リミックス盤編集
発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 |
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2003年9月19日 | Remixies for 3years | NIW-004 |
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DOPING PANDAの楽曲をリミックスした作品。当時3000枚限定で発売された。 |
メジャー編集
シングル編集
発売日 | タイトル | 規格品番 | 備考 | |
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1st | 2006年2月8日 | MIRACLE | SRCL-6215:初回生産限定盤 SRCL-6217:通常盤 |
オリコン最高38位、登場回数4回 |
2nd | 2007年1月24日 | Can't Stop Me | SRCL-6477 | オリコン最高41位、登場回数4回 |
3rd | 2007年8月1日 | Crazy | SRCL-6604:初回生産限定盤 SRCL-6606:通常盤 |
オリコン最高32位、登場回数4回 |
4th | 2008年6月18日 | beautiful survivor | SRCL-6795 | オリコン最高23位、登場回数4回 |
5th | 2008年10月22日 | majestic trancer feat. VERBAL | SRCL-6875 | オリコン最高24位、登場回数3回 |
6th | 2009年3月4日 | beat addiction | SRCL-6960:初回生産限定盤 SRCL-6962:通常盤 |
オリコン最高44位、登場回数2回 |
アルバム編集
発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
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1st mini | 2005年4月13日 | High Fidelity | SRCL-5899 | オリコン最高33位 | |
2nd mini | 2005年8月31日 | High Pressure | SRCL-5964:初回生産限定盤 SRCL-5966:通常盤 |
オリコン最高29位 収録曲「The Fire」はテレビ朝日系ミュージックステーションのCM曲に使用されていた。 | |
1st | 2006年4月5日 | DANDYISM | SRCL-6247:初回生産限定盤 SRCL-6249:通常盤 |
オリコン最高18位、登場回数7回 | |
3rd mini | 2007年6月6日 | High Brid | SRCL-6554:初回生産限定盤 SRCL-6556:通常盤 |
オリコン最高29位、登場回数6回 | |
2nd | 2008年3月12日 | Dopamaniacs | SRCL-6747:初回生産限定盤 SRCL-6749:通常盤 |
オリコン最高18位、登場回数8回 | |
3rd | 2009年6月3日 | decadence | SRCL-7060:初回生産限定盤 SRCL-7062:通常盤 |
オリコン最高23位、登場回数5回 | |
4th mini | 2009年11月4日 | anthem | SRCL-7143 |
CD
DVD
|
オリコン最高37位、登場回数3回 |
Best | 2011年1月19日 | THE BEST OF DOPING PANDA | SRCL-7492 | オリコン最高43位、登場回数3回 | |
4th | 2011年4月13日 | YELLOW FUNK | SRCL-7574 |
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オリコン最高57位、登場回数3回 |
配信限定編集
DVD編集
発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 | 備考 | |
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1st | 2006年10月18日 | LIVE-ISM | SRBL-1290 |
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オリコン最高36位、登場回数2回 |
2nd | 2008年12月10日 | 無限大 DANCE LIVE from Tour'08 “Dopamaniacs” | SRBL-1378:初回生産限定盤 SRBL-1380:通常盤 |
初回生産限定盤CD
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オリコン最高59位、登場回数1回 |
3rd | 2012年6月13日 | DOPING PANDA 2012/4/19 | XQIY-2501 | オリコン最高26位、登場回数2回 |
ミュージックビデオ編集
- Fine by me (ディレクター:五十嵐優人)
- The way to you (ディレクター:五十嵐優人)
- Transient Happiness (ディレクター:三木孝浩)
- Under The Sea (ディレクター:Masashi Ohiwa)
- Lovers Soca
- Start me up
- Hi-Fi (ディレクター:清水康彦)
- The Fire (ディレクター:清水康彦)
- MIRACLE (ディレクター:清水康彦)
- Blind Falcon (ディレクター:清水康彦)
- MIRACLE (LIVE Ver.) (ディレクター:大沢昌史)
- The fast soul got all (reason) (ディレクター:古川裕 & 江原慎太郎)
- Can't Stop Me (ディレクター:清水康彦)
- I'll be there (ディレクター:清水康彦)
- Crazy (ディレクター:ELECROTNIK)
- nothin' (ディレクター:清水康彦)
- beautiful survivor (ディレクター:タナカノリユキ)
- majestic trancer(ディレクター:ELECROTNIK)
- Beat addiction(ディレクター:佐藤広明 & DOPING PANDA)
参加作品編集
発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲・備考 |
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2002年10月30日 | DIVE INTO DISNEY | AVCW-12304 | 「GO THE DISTANCE」(「ヘラクレス」)をカバー。 |
2003年05月23日 | Niw Stocks | NIW-1 | 「STAIRS」 |
2004年2月25日 | MOSH PIT ON DISNEY E.P. NO.3 | AVCW-12365 | 「UNDER THE SEA」(「リトル・マーメイド」)をカバー。 |
2004年7月28日 | MOSH PIT ON DISNEY | AVCW-12393 | 「UNDER THE SEA」(「リトル・マーメイド」)をカバー。 |
2005年2月23日 | ROCK MOTOWN | AVCW-12422 | 「DANCING IN THE STREET」(マーサ&バンデラス)をカバー。 |
2006年11月8日 | she loves the CREAM | LSR-123 | 『m-flo loves DOPING PANDA』としてm-flo loves BONNIE PINK 「Love Song」のカップリングに収録。 |
2006年12月06日 | Amazing Nuts! | RZCD-45477B | 「she loves the CREAM -Amazing Nuts! Ver.-」 |
2006年12月20日 | The songs for DEATH NOTE the movie 〜the Last name TRIBUTE〜 | SRCL-6459 SRCL-6461 |
「MIRACLE」を収録。 |
2007年9月9日 | TOKYO ROCK CITY | 「Crazy」を収録。尚、TOKYO ROCK CITYはドイツ語圏内で発売された日本のロック音楽のコンピレーションアルバムである。 | |
2007年10月24日 | ユニコーン・トリビュート | SECL-561 | 「ターボ意味無し」をカバー。 |
2007年12月12日 | BoA「LOSE YOUR MIND feat.Yutaka Furukawa from DOPING PANDA」 | AVCD-31368 | ギタリストとして参加、間奏ではソロを披露しPVにも出演。 |
2008年12月5日 | GIFT - SCAFULL KING TRIBUTE ALBUM | PX-185 | 「SOUL TO SOUL」をカバー。 |
2009年08月26日 | LOUD -15th Anniversary Compilation- | UPCH-1738 | 「crazy one more time」 |
2012年11月07日 | TGMXの音楽関係 | NIW-83 | 「Transient Happiness」 |
2014年09月10日 | Yasei Collective「so far so good」 | MR-023 | 「I Won't Forget feat.稲葉隼人(8beat) ex.DOPING PANDA」 |
主なライブ編集
ワンマンライブ・主催イベント編集
- 2006年 - DOPING PANDA TOUR06 DANDYISM〜ALL-ONE-MAN-SHOW!!〜
- 2008年 - DOPING PANDA Tour'08"Dopamaniacs"
- 2009年 - DOPING PANDA JAPAN TOUR FINAL
- 2010年 - DP SUMMIT
- 2011年 - DP SUMMIT season1 FINAL TOUR
- 2011年 - YELLOW FUNK TOUR 2011
- 2011年 - Road to the YELLOW FUNK TOUR
- 2012年04月19日 - DOPING PANDA 2012/4/19
出演イベント編集
- 2001年04月16日 - STOMPIN'BIRD "CRACKER'S COOL CLASH RELEASE PARTY"
- 2001年12月30日 - STOMPIN' BIRD presents HIGH JACK
- 2002年07月26日 - FUJI ROCK FESTIVAL '02
- 2004年08月14日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2004 in EZO
- 2004年12月30日 - COUNTDOWN JAPAN 04/05
- 2005年03月15日・16日 - フジファブリック スプリングツアーネオマレルミン2005
- 2005年08月06日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2005
- 2005年08月13日 - SUMMER SONIC 2005
- 2005年08月19日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2005 in EZO
- 2005年08月28日 - MONSTER baSH 2005
- 2005年12月31日 - COUNTDOWN JAPAN 05/06
- 2006年04月29日 - ARABAKI ROCK FEST.06
- 2006年08月06日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006
- 2006年08月12日 - SUMMER SONIC 2006
- 2006年08月15日 - SUMMER SONIC AFTER
- 2006年08月19日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2006 in EZO
- 2006年08月26日 - MONSTER baSH 2006
- 2006年08月27日 - Sky Jamboree 2006 〜夢模様〜
- 2006年12月29日 - COUNTDOWN JAPAN 06/07 -WEST-
- 2006年12月31日 - COUNTDOWN JAPAN 06/07
- 2007年08月04日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2007
- 2007年08月11日・12日 - SUMMER SONIC 2007
- 2007年10月08日 - MUSIC ON! TV GG07
- 2007年12月30日 - COUNTDOWN JAPAN 07/08 -WEST-
- 2007年12月31日 - COUNTDOWN JAPAN 07/08
- 2008年07月26日 - SETSTOCK'08
- 2008年08月15日 - RISING SUN ROCK FESTIVAL 2008 in EZO
- 2008年08月24日 - MONSTER baSH 2008
- 2009年05月17日 - FM802 & SPACE SHOWER TV presents SWEET LOVE SHOWER 2009 SPRING
- 2009年08月01日 - ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2009
- 2009年12月24日 - MTV Boo Xmas 09
- 2009年12月29日 - COUNTDOWN JAPAN 09/10
- 2010年03月21日 - MUSIC CUBE 10
- 2010年11月06日 - HAWAIIAN6 presents RUSHING POWER 2010 TOUR
- 2011年08月20日 - Re:mix 2011
脚注編集
- ^ “DOPING PANDAが4月で解散”. 音楽ナタリー. 2019年8月24日閲覧。
- ^ “フルカワユタカ周年イベントでDOPING PANDA復活「ミラクル起こしちゃってさ!」”. 音楽ナタリー (ナターシャ) (2018年1月31日). 2018年1月31日閲覧。
- ^ “【インタビュー】福岡晃子さん&稲葉隼人さんが那賀町の魅力を語る” (2019年8月5日). 2020年11月27日閲覧。
- ^ BEAT ON THE RADIOより