domus
1928年に建築家であるジオ・ポンティ(Gio Ponti, 1891年 - 1979年)により創刊された。創刊号は1928年1月15日に発行されている[1]。1929年には、ジャンニ・マゾッキ(Gianni Mazzocchi, 1906年-1984年)が設立した出版社ドムス (Editoriale Domus) から刊行されることとなった。ドムスは、21世紀まで刊行が続けられている。建築およびデザインの分野で世界的に著名な雑誌であり、同分野に対して大きな影響を与え続けている。
この雑誌の主たる編集者としては、マリオ・ベッリーニ(Mario Bellini)、ルイジ・スピネッリ(Luigi Spinelli)などがいる。
表紙についても、著名なデザイナーや画家が担当している。例えば、ヘルベルト・バイヤー、ハーバート・マター(Herbert Matter, 1907年 - 1984年)、ポール・ランド(Paul Rand, 1914年 - 1996年)、マックス・ビル(Max Bill, 1908年 - 1994年)、パウル・クレー、ルーチョ・フォンタナ、ル・コルビュジエ、チャールズ・イームズ、ミルトン・グレイザー(Milton Glaser, 1929年 - )などである(下記Taschenのページを参照)。
- 日本国内図書館での所蔵
『domus』は、国立国会図書館に所蔵されている[2]。また、東京都現代美術館の美術図書室にも所蔵されている。1994年5月号(通巻760号)以降、欠号は何冊かあるものの、2011年現在も所蔵が継続されている。
脚注
編集- ^ AnnMarie Brennan (July 2011). “Instrument of Industrial Modernization to Cultural Platform: A glimpse at the use of architecture in some Italian magazines, 1937-1965”. Proceedings of the XXVIIIth SAHANZ Annual Conference 21 January 2015閲覧。.
- ^ インターネットでも利用できる「書誌検索」書誌検索の結果によれば、1958年1月号(通巻338号)から1995年12月号(通巻777号)までが所蔵されている
関連文献
編集- domus 1928-1999, vol. I-XII (全12巻), Edited by Charlotte & Peter Fiell, Taschen, 6960 pages (580 pages each), ISBN 3-8228-3027-5
- この総集篇により、はじめて英訳された記事も多い。
- DOMUS 1928-1999 A Privileged Insight into Architecture and Design - Taschenによる書籍紹介(英語)
関連項目
編集外部リンク
編集- domusweb - 公式サイト(英語、イタリア語)