EF English Live

ネイティブ講師によるオンライン英会話サービス

EF English Live (EFイングリッシュライブ) はAppleとのコラボレーションから始まりEF Education Firstを母体にもつオンライン英会話スクール[2]。120カ国に1,500万人[3][4] の会員を有し1,200社以上のグローバル企業に語学研修プログラムとして利用されている。

EFイングリッシュライブ
EF English Live
種類 株式会社
略称 イングリッシュライブ
設立 1996年
業種 サービス業
事業内容 インターネットeラーニング英語教育英会話スクール
代表者 フィリップ・ハルト Philip Hult(会長
従業員数 52,000[1]
外部リンク https://englishlive.ef.com/ja-jp/
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グループレッスンとプライベートレッスンを組み合わせた珍しいカリキュラムを提供しており、講師は全員ネイティブとされている

歴史 編集

EF English Liveは1996年に現在のCEOを務めているアメリカニューヨーク出身のビル・フィッシャー (Bill Fisher) によって設立された。 ブラウン大学コンピュータサイエンス学士号を取得した後、 ストックホルム経済大学院に進学した彼は、自分のスウェーデン語学習のために、コンピュータベースの学習プログラムを開発することになる。そこで、後のEF Education Firstの創立者であるバーティル・ハルト (Bertil Hult) と出会い、彼が当時のEFのマルチメディア事業部門を担当し、オンラインの英語学習サイトのイングリッシュタウンを設立した[5]。イングリッシュタウンは、ネイティブ講師によるライブレッスンに重きをおいたサービス内容から、2016年1月にEF English Liveへと名称変更した[6]

オフィス 編集

EF English Liveは本社をスイスルツェルンに置き、リサーチ・開発センターを中国上海市にもつ。現在は世界50カ国に及ぶ約29,000人の教師とスタッフによって運営されている。

日本オフィス 編集

2000年5月に東京都渋谷区にオフィスを設立し、EF English Live日本語サイトをオープン。
住所 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-15-1 渋谷クロスタワー27F

海外オフィス 編集

2010年10月現在、アメリカ合衆国イギリス日本韓国中国香港メキシコブラジルなどにEF English Liveの独立オフィスを構えており、加えてEFネットワークを介して全世界54カ国で現地化戦略を実践している。

関連企業や研究機関 編集

EF English LiveはEF Education First子会社である。
EF Education First1965年スウェーデンでバーティル・ハルト (Bertil Hult) によって創立され、現在では世界最大規模の民間教育関連会社であり、語学留学をはじめ、海外留学旅行、文化交流や、ビジネススクール学士修士MBA )などの教育プログラムを推進している。EF Education Firstで働く社員は29,000人おり、オフィスは海外51カ国に設置されている。バーティル・ハルトは現在取締役会長を務めており、CEOはルーイス・ジュリアン (Louise Julian)。

パートナーシップ 編集

EF English Liveは2008年北京オリンピック[7]2010年の第16回アジア競技大会のオフィシャル語学トレーニングパートーナー[8] として選ばれ、語学研修サービスを提供した。また、2014年のソチオリンピック[9]国際サッカー連盟ブラジルワールドカップでも同様のサポートを予定している[10]2018年平昌オリンピックでは公式教育サービス・スポンサー[11] として、2020年東京オリンピックではオフィシャルパートナー (語学トレーニング)[12] としてスポンサー契約が締結している。

受賞歴 編集

EF English Liveは、これまでに下記の賞を受賞している

  • 2012年第9回日本e-Learning大賞 総務大臣賞[13]
  • Learning Impact Awards [14]
  • Brandon Hall Excellence in Learning Technology Awards[15]
  • Interactive Media Award (IMA)[16]
  • Comenius-EduMedia-Award[3]
  • Human Resource Executive ®’s Top Training Product of the Year Award[17]

主なメディア掲載 編集

  • 2013年
    • 6月29日 『WIRED (雑誌)』のWIRED.JPオンラインにEF EnglishtownのCEO ビル・フィッシャーのインタビュー「世界の『英語化』はいいこと? EF Englishtown CEOに訊く語学教育の最前線と『言葉の未来』」が掲載[18]
    • 6月1日 『事業構想』でEnglishtownが「グローバル人材のための英会話スクール」として紹介 [19]
    • 5月21日 『読売新聞』朝刊 生活調べ隊にて紹介
    • 2月11日 『東洋経済』でEnglishtownが「ビジネスの場で即使える実践英語学習法がグローバル人材の道へ導く」として紹介 [20]
  • 2012年
    • 7月10日 『TopTenReviews』でEnglishtownがグローバルのオンライン英語学習サイトとして金賞を受賞 [21]
  • 2011年
    • 12月8日 『マイナビニュース』にて特集ビジネスは英語公用語化時代に突入、連載コラム掲載[22]
    • 9月2日 『TopTenReviews』でEnglishtownがグローバルのオンライン英語学習サイトとして最高なサービスと評価 [23]
    • 9月1日 『スペースアルク』の本気の人のためのスクール&プログラムにて紹介 [24]
    • 8月4日 『毎日.JP』にEnglishtownのグループ会社EF Education Firstの社長インタビュー [25]
    • 2月24日 『FOXニュース』にCEO Bill Fisherが出演 [26]
    • 1月17日 『週刊ST』にて紹介 [27]

事業内容 編集

オンライン英会話 編集

EF English Liveは、オンライン英会話スクールであり、英語学習の全領域(ヒアリング、リーディング、スピーキング、発音ラボ、ボキャブラリー、文法など)をカバーするオンライン自己学習教材 とネイティブ教師とのライブレッスンを含むeラーニングのサービスを提供する。 学習方法と内容は、Learn - Try - Apply - CerfityというLTAC教授法をもとに独自開発されており、学習レベルと評価システムはのイギリスケンブリッジ大学との共同研究で開発されていることで知られている[28]。グローバルに教師陣のネットワークを構築することにより、時差を有効に利用することができるため、ネイティブ教師とのライブレッスンは週7日24時間利用可能である。イングリッシュライブのウェブサイトは、英語ポルトガル語スペイン語フランス語ドイツ語イタリア語日本語韓国語中国語タイ語ロシア語トルコ語アラビア語など合計14の言語で運営されている。

レッスン内容 編集

ネイティブ講師によるマンツーマンレッスンとグループレッスンを組み合わせたレッスンを提供しており、コースには下記の内容も含まれる

  • 英語力判定テスト(レベル診断)
  • ネイティブ講師によるオンライン英会話のライブレッスン
  • 1,500時間以上のオンライン教材[29]
  • TOEIC/TOEFL試験対策テスト
  • コミュニティへのアクセスなど

脚注 編集

  1. ^ "企業データシート", EF Education First. Retrieved on February 4, 2020
  2. ^ オンライン英会話「EFイングリッシュライブ」の口コミ・評判と詳細”. 2020年7月17日閲覧。
  3. ^ a b CX, S. “World's largest online language school wins prestigious award", July 25, 2010, The Education Weekly. Retrieved on December 14, 2010
  4. ^ 「ネット通信を使った急成長の新ビジネス」 『月刊宝島』2011年1月号46-47ページ
  5. ^ "Leadership ABCs Bios - Bill Fisher", The American Chamber of Commerce People's Republic of China. Retrieved on December 14, 2010
  6. ^ EFイングリッシュライブ ‐名称変更のお知らせ‐, 2016-01-27. EF English Live 英会話ブログ. Retrieved on October 28, 2017
  7. ^ "English First (EF) selected as Official Language Training Supplier of Beijing 2008 Olympic Games", 2007-03-02. Beijing 2008 Olympics. Retrieved on December 14, 2010
  8. ^ "EF named Asian Games Language Training Service Supplier", 2009-07-20. Guangzhou Asian Games Organising Committee. Retrieved on December 14, 2010
  9. ^ "Russia in race for Olympic English", 2011-06-07. Guardian Weekly. Retrieved on June 29, 2011
  10. ^ "EF Education First to be Official Language Training Provider for 2014 World Cup in Brazil", 2009-11-18. AsiaNet. Retrieved on December 14, 2010
  11. ^ EFと平昌2018オリンピック・パラリンピック冬季競技大, 2017-04. efjapan. Retrieved on October 28, 2017
  12. ^ イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社との東京2020スポンサーシップ契約について, 2016-07-05. 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 Retrieved on October 28, 2017
  13. ^ [1], Retrieved on January 22, 2013
  14. ^ "EF Englishtown Wins Gold for Learning Impact Awards 2011", Retrieved on June 29, 2011
  15. ^ "EF Englishtown Wins Bronze Brandon Hall Learning Technology Award", Retrieved on June 29, 2011
  16. ^ "EF Englishtown Wins Prestigious Education Award", 2010-07. Checkpoint Learning. Retrieved on December 14, 2010
  17. ^ "Best of the Bunch", 2010-09-16. Human Resource Executive Online. Retrieved on December 14, 2010
  18. ^ [2] WIRED.JP Retrieved on Jul 10, 2013
  19. ^ [3] 事業構想オンライン Retrieved on Jun 3 2013
  20. ^ [4] 東洋経済オンライン Retrieved on Feb 14, 2013
  21. ^ "Learn English Review" TopTenReviews Retrieved on Aug 15, 2012
  22. ^ "特集ビジネスは英語公用語化時代に突入" マイナビニュース Retrieved on Mar 7, 2012
  23. ^ "Learn English Review" TopTenReviews Retrieved on Sep 5, 2011
  24. ^ "本気の人のためのスクール&プログラムガイド" スペースアルク Retrieved on Sep 5, 2011
  25. ^ "「英語力:日本はアジア4位、世界14位 EFジャパン社長「日本語で教えるのやめた方がいい」" 毎日.JP Retrieved on Sep 5, 2011
  26. ^ "The Business of Language" Fox News Channel Retrieved on Sep 5, 2011
  27. ^ "24時間いつでも受講できる!オンライン英会話Englishtown" 週間STオンライン Retrieved on Sep 5, 2011
  28. ^ "EF Education First, Education and Research in partnership with Cambridge University's first" April 26, 2010, Yonhap News Agency. Retrieved on December 14, 2010
  29. ^ "24時間いつでも受講できる!オンライン英会話Englishtown" 週刊STオンライン Retrieved on January 19, 2011

関連項目 編集

外部リンク 編集