F1レース (任天堂)
『F1レース』は、1984年11月2日に任天堂から発売された、ファミリーコンピュータ用ゲームソフトである。
ジャンル | レースゲーム |
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対応機種 | ファミリーコンピュータ |
開発元 |
任天堂開発第二部 ハル研究所 |
発売元 | 任天堂 |
プロデューサー |
山内溥 (エグゼクティブプロデューサー) 上村雅之 |
デザイナー | 宮本茂 |
プログラマー |
副島康成 岩田聡 |
音楽 | 金指英樹 |
人数 | 1人 |
メディア | 192キロビットロムカセット[1] |
発売日 |
1984年11月2日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
売上本数 | 152万本[2][3] |
その他 | 型式:HVC-FR |
概要 編集
ファミコン初のカーレースゲーム。フォーミュラカーを操作して敵車を避けながら、制限時間内に規定回周走るという内容である。コースは難易度順に10コース用意されている。
スタート画面で選択した3つの難易度毎に、1コース・3コース・6コースから始まり、そこから順に5コースまで走ることができる。1周すると制限時間が増え、2周するとそのコースはクリアとなる。なお5コース目は制限時間が無くなるまで走る(1コースから始めると5コースまで・3コースから始めると7コースまで・6コースから始めると10コースまでとなる)。
コースアウトすると失速し、敵車や障害物にぶつかると爆発と同時に停止しタイムロスとなる。制限時間が無くなると減速後停止しゲームオーバーとなる。ただしタイムオーバー後にゴールに到達した場合はその限りではない。
開発 編集
スタッフ 編集
評価 編集
ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「スピード感はあるが単調」と紹介されている[1]。
ゲームボーイ版 編集
ジャンル | レースゲーム |
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対応機種 | ゲームボーイ |
開発元 | 任天堂開発第一部 |
発売元 | 任天堂 |
デザイナー | 大西直孝 |
プログラマー | 今井賢治 |
音楽 |
吉冨亮二 戸高一生 |
美術 | 真下雅彦 |
人数 | 1 - 4人(同時プレイ) |
メディア |
1メガビット+64キロRAM ロムカセット[6] |
発売日 |
1990年11月9日 1991年2月3日 1991年10月10日 |
デバイス |
通信ケーブル 4人用アダプタ |
売上本数 | 341万本[3] |
その他 |
型式: DMG-F1A DMG-F1-USA DMG-F1-EUR |
1990年11月9日にゲームボーイ用ソフトとして任天堂より発売された。
概要 編集
ゲームボーイ用ソフトとして、初の4人用アダプタ対応ゲームであり、最大4人まで同時にプレイする事ができる。マシンはコーナー重視のタイプAと、最高速重視のタイプBから選択でき、コースは全部で14種類ある。
ゲームモードは「グランプリ」、「タイムアタック」、「マルチゲーム」の3種類から選択できる。
CM 編集
『テン・リトル・インディアンズ』の替え歌に載せて、レーサーに扮したクリス松村が登場。レーシングカーの被り物を着けた4人が、同時に最大4人までプレイできるイメージを表現。最後はレースクイーンが登場する。「1人でやるより2人もいいけど」という歌詞がCM内で使われていた[7]。
スタッフ 編集
- デザイナー:大西直孝
- サウンド:吉冨亮二、戸高一生
- プログラム:今井賢治
- グラフィック・デザイナー:真下雅彦
評価 編集
評価 | ||||||||||||||
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ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計24点(満40点)[9]、「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り21.11点(満30点)となっている[6]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.34 | 3.40 | 3.57 | 3.81 | 3.72 | 3.27 | 21.11 |
関連項目 編集
- 「テン・リトル・インディアンズ」(1868年)
- ゲームボーイ版のCMはこの曲の替え歌が使用された。
- ポールポジション (ゲーム)(1982年)
- ファミコングランプリ F1レース(1987年)
- 任天堂からファミリーコンピュータ ディスクシステム用ソフトとして発売されたレースゲーム。こちらはトップビュー方式であり本作とはゲームシステムが異なる。
脚注 編集
- ^ a b 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、272頁。
- ^ GEIMIN.NET/国内歴代ミリオン出荷タイトル一覧、GEIMIN.NET、(2016年11月1日時点のアーカイブ)
- ^ a b 2021CESAゲーム白書 (2021 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2021). ISBN 978-4-902346-43-5
- ^ 厳密には「F★1レース」であり、Fと1の間に★が入る。
- ^ 社長が訊く
- ^ a b c 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第173号、徳間書店、1991年5月24日、176頁。
- ^ M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、116ページ
- ^ a b c “F-1 Race for Game Boy (1990) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2018年1月7日閲覧。
- ^ a b “F1レース まとめ [ゲームボーイ] / ファミ通.com”. KADOKAWA CORPORATION. 2018年1月7日閲覧。
外部リンク 編集
- F1レース(ゲームボーイ版)
- F1 Race (NES)(英語) - MobyGames
- F-1 Race (Game Boy)(英語) - MobyGames