FIFA女子ワールドカップ

国際サッカー連盟が主催し、4年に一回開催される、ナショナルチームによる女子サッカーの世界選手権大会

FIFA女子ワールドカップ(フィファじょしワールドカップ、: FIFA Women's World Cup)は、国際サッカー連盟(FIFA)が主催する、ナショナルチームによる女子サッカー世界選手権大会である。「ワールドカップ」の部分は「W杯」と表記される場合もある。開催国名と開催年を付けて「FIFA女子ワールドカップ [国名] [年]」(英: FIFA Women's World Cup [country] [year])などのように表記される。

FIFA女子ワールドカップ
開始年 1991年
主催 FIFA
地域 世界
参加チーム数 32(本大会)
加盟国 AFC
CAF
CONCACAF
CONMEBOL
OFC
UEFA
前回優勝  スペイン(1回目)
最多優勝  アメリカ合衆国(4回)
サイト 公式サイト
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概要 編集

1991年第1回大会以降、4年に1度開催されており、本大会は約1か月かけて開催される[注 1]FIFAに加盟している各国サッカー協会の女子ナショナルチーム女子フル代表、女子A代表とも呼ばれ、そのうち開催国の代表チームと予選大会を勝ち抜いた代表チームが本大会に出場する。大会規模は徐々に拡大されており、1995年第2回大会までは12チーム、2011年第6回大会までは16チーム、2015年第7回大会から24チーム[1]2023年第9回大会からは32チームが出場し優勝を争う[2]

第1回大会は男子ワールドカップの第1回大会の61年後にあたる1991年に開催された。1999年の第3回大会まではFIFA女子世界選手権の名称が用いられていたが、2003年の第4回大会より現名称のFIFA女子ワールドカップとなった。2023年8月時点までに計9回開催され、優勝経験があるのはアメリカ合衆国(1991年、1999年、2015年、2019年)、ノルウェー(1995年)、ドイツ(2003年、2007年)、日本(2011年)、スペイン(2023年)の5か国である。

歴史 編集

FIFA会長であったジョアン・アヴェランジェが発案し[3]、1991年に第1回大会中国にて開催された[注 2]。この大会には12か国が出場し、アメリカ合衆国が初代王者となった。第2回大会は1995年にスウェーデンで開催されノルウェーが優勝した[注 3]

アメリカ合衆国開催となった第3回大会の決勝戦(アメリカ対中国)には9万185人の観客がつめ掛け、また66万人以上もの人々がテレビ等で試合を観戦した[7]。大会名が正式に「女子ワールドカップ」となった2003年の第4回大会の開催地が再びアメリカ合衆国になった背景に、本来の開催地であった中国で発生したSARSの流行があった[8][注 4]。その埋め合わせの措置として、2007年の第5回大会は中国で開催される事が決定し、その大会において、前大会で初優勝したドイツは全試合無失点で勝利し2連覇した。

2011年の第6回大会ドイツで開催され、日本がアジア初の優勝を果たした。地元ドイツはその日本に準々決勝で敗れ3連覇はならなかった。

2015年の第7回大会の開催地はカナダで、参加国数は16か国から24か国に増加した[1]。日本は連覇を狙うが、アメリカが3回目の優勝を果たした。

2019年の第8回大会開催地はフランスで、アメリカがタイ戦において13得点をあげると1試合最多得点記録を更新し、大会を2連覇した。

2023年の第9回大会オーストラリアニュージーランドの共同開催となり参加国数は32か国となった[2]。出場3回目のスペインが決勝でヨーロッパチャンピオンイングランドを破り初優勝し、ドイツに次いで2か国目の男女両方でのワールドカップ優勝国となった[9]

賞金 編集

第5回大会よりFIFAから成績に応じて、賞金が支給されている。第9回大会の賞金は、以下の表を参照のこと[10]

各協会への割当金
成績 金額(USドル
優勝 429万
準優勝 301万5千
3位 261万
4位 245万5千
ベスト8 218万
ベスト16 187万
グループリーグ敗退 156万
各選手への報酬額
成績 金額(USドル
優勝 27万
準優勝 19万5千
3位 18万
4位 16万5千
ベスト8 9万
ベスト16 6万
グループリーグ敗退 3万

2023年3月18日、FIFAは総会で、7月に開幕する女子ワールドカップ2023年大会の賞金を、2019年大会の賞金3000万ドルから4倍近い大幅増の1億1000万ドル(約146億円)に増額すると発表した。インファンティノ会長は2027年の女子ワールドカップは男子の2026年ワールドカップと賞金を同額とする目標も掲げた。2022年のワールドカップカタール大会は賞金総額が4億4000万ドル(当時の為替レートで約616億円)だった[11]。また2023年大会では史上初めて、大会に参加する選手個人に対しても報酬が支払われることとなった[10][12]

開催方式 編集

予選 編集

FIFAワールドカップ(男子)の予選と同様、まず国際サッカー連盟が各大陸別の連盟6団体に出場枠を割り振る(AFCCAFCONCACAFCONMEBOLOFCUEFA)。そして各連盟で予選を実施し、本大会に出場する国・地域チームを決定する。出場枠は本大会出場枠のほかに大陸間プレーオフが割り振られることもあり、この場合は地域予選の成績順で出場決定国に次ぐチームがプレーオフに出場し、勝ち抜いたチームが出場権を獲得する。

2019年大会以前の制度では、大陸間プレーオフの出場チームは2チームであり、その対戦で勝利したチームが本大会出場権を得ていた。この出場枠は便宜的に小数で表現され、例えば下記の表における「3+P」を「3.5」と記した。具体例を示すと、2015年大会の予選においてCONCACAFが3.5枠、CONMEBOLが2.5枠であり、前者は予選上位3チームが、後者は同2チームに自動的に出場権が与えられた。これに加えてCONCACAFの予選4位チームとCONMEBOLの同3位チームを対戦させ、勝利チームが出場権を獲得している。

2023年大会の制度では、大陸間プレーオフに10チームが進出し、3つのグループに分かれて対戦。それぞれを勝ち抜いたチームが本大会出場権を得る。

出場枠の変遷は以下の通り。

凡例
  • H:開催国枠
  • P:大陸間プレーオフ枠
  • かっこ内の数は、当該連盟からプレーオフを勝ち抜き本大会出場権を得たチーム数
大会 大陸連盟別の出場枠数 合計
枠数
AFC CAF CONCACAF CONMEBOL OFC UEFA
  1991 3 1 1 1 1 5 12
  1995 2 1 2 1 1 H+4 12
  1999 3 2 H+1+P(1) 1+P 1 6 16
  2003 H+2+P(1)[8][注 4] 2 2+P 2 1 5 16
  2007 H+2+P(1) 2 2+P 2 1 5 16
  2011 3 2 2+P(1) 2 1 H+4+P 16
  2015 5 3 H+3+P 2+P(1) 1 8 24
  2019 5 3 3+P 2+P(1) 1 H+8 24
   2023 H+5+P+P 4+P+P 4+P+P(2) 3+P+P H+P 11+P(1) 32

予選大会は、対象となる本大会の2年前から始まり、開催当年まで3年近くにわたって開かれる。その沿革は以下の通り。大会方式は各連盟ごとに決めているため、内容は開催により異なる。たとえば2003年大会まで、オセアニアサッカー連盟の女子ワールドカップ予選は本大会開催年に行っていた。またAFC女子アジアカップは2010年まで、本大会前年度開催分のみ予選大会を兼ねており、理由はそれまで隔年開催だったからである。

大陸連盟(地域) 選出大会 開催期間  
  AFCアジア
AFC女子アジアカップ[注 3] 本大会の前年[注 5]
  CAFアフリカ
アフリカ女子ネイションズカップ 本大会の前年[注 5]
CONCACAF女子ゴールドカップ 本大会の前年
  CONMEBOL南米
コパ・アメリカ・フェメニーナ 本大会の前年
OFC女子ネイションズカップ 本大会の前年[注 6]
単独の予選を開催 本大会開催年

本大会 編集

本大会期間は約1か月で、構成はグループステージとノックアウトステージ(決勝トーナメント)の2つである。まず前者で参加国を4か国ずつにグループ分けし、各グループ内で総当り1回戦のリーグ戦を行う。次のノックアウトステージへと進出するのは上位2チームと、3位のうち成績上位のチームで(大会によって出場国数は変動)、トーナメント方式で優勝を決める。

グループステージにおいては、試合により得点数や内容に大きく差がつく例が見られた。2007年大会の開幕戦ドイツ対アルゼンチンの試合では、ドイツが11-0のスコアで勝利しており、FIFA会長のゼップ・ブラッターが苦言を呈し、開幕戦がこのような試合となった事や、11失点で敗北したアルゼンチンがスダメリカーノ・フェメニーノ優勝国であった事に言及した[13]

ノックアウトステージ(決勝トーナメント)は、各グループを成績上位で終えた合計16か国で行われ(第6回大会までは8か国)、勝利したチームが準々決勝から準決勝、決勝へと進む。このステージにおいては、90分のレギュレーションタイム終了時点で勝敗を決し得ない場合、1999年大会・2003年大会はゴールデンゴール方式を採用した。2007年大会以降、前後半30分の延長戦を行い、それでもなお勝敗が決まらない場合はPK戦によって次の試合に進む国を決定する。3位決定戦は、準決勝で敗北し決勝戦へ進まなかった国同士が出場する。

結果 編集

大会結果 編集

開催年 開催国 決勝戦 3位決定戦 出場
国数
優勝 結果 準優勝 3位 結果 4位
1 1991年   中国   アメリカ合衆国 2 - 1   ノルウェー   スウェーデン 4 - 0   ドイツ 12
2 1995年   スウェーデン   ノルウェー 2 - 0   ドイツ   アメリカ合衆国 2 - 0   中華人民共和国 12
3 1999年   アメリカ合衆国   アメリカ合衆国 0 - 0 aet
(PK 5 - 4)
  中華人民共和国   ブラジル 0 - 0[注 7]
(PK 5 - 4)
  ノルウェー 16
4 2003年   アメリカ合衆国   ドイツ 2 - 1 GG   スウェーデン   アメリカ合衆国 3 - 1   カナダ 16
5 2007年   中国   ドイツ 2 - 0   ブラジル   アメリカ合衆国 4 - 1   ノルウェー 16
6 2011年   ドイツ   日本 2 - 2 aet
(PK 3 - 1)
  アメリカ合衆国   スウェーデン 2 - 1   フランス 16
7 2015年   カナダ   アメリカ合衆国 5 - 2   日本   イングランド 1 - 0 aet   ドイツ 24
8 2019年   フランス   アメリカ合衆国 2 - 0   オランダ   スウェーデン 2 - 1   イングランド 24
9 2023年   オーストラリア /
  ニュージーランド
  スペイン 1 - 0   イングランド   スウェーデン 2 - 0   オーストラリア 32

開催実績 編集

開催年 決勝戦開催都市 決勝戦会場 試合数
ゴール数
1試合平均
ゴール数

入場者数
1試合平均
入場者数
1 1991年   広州 天河体育中心体育場 26 99 3.81 510,000 19,615
2 1995年   ソルナ ロースンダ・スタディオン 26 99 3.81 112,213 4,316
3 1999年   パサデナ ローズボウル 32 123 3.84 1,194,215 37,319
4 2003年   カーソン ホーム・デポ・センター 32 107 3.34 656,789 20,525
5 2007年   上海 上海虹口足球場 32 111 3.47 1,156,955 36,155
6 2011年   フランクフルト FIFA女子ワールドカップスタジアム・フランクフルト 32 86 2.69 845,751 26,430
7 2015年   バンクーバー BCプレイス・スタジアム 52 146 2.81 1,353,506 26,029
8 2019年   リヨン パルク・オリンピック・リヨン 52 146 2.81 1,131,312 21,756
9 2023年   シドニー スタジアム・オーストラリア 64 164 2.56 1,978,274 30,911

統計 編集

代表別通算成績 編集

国・地域名
1   アメリカ合衆国 9 4 1 3 0 54 41 9 4 132 2.44 142 39 +103
2   ドイツ 9 2 1 0 2 47 31 6 10 99 2.11 129 42 +87
3   スウェーデン 9 0 1 4 0 47 28 6 13 90 1.91 85 52 +33
4   ノルウェー 9 1 1 0 2 44 25 5 14 80 1.82 100 56 +44
5   ブラジル 9 0 1 1 0 37 21 5 11 68 1.84 71 42 +29
6   イングランド 6 0 1 1 1 33 20 5 8 65 1.97 56 34 +22
7   中華人民共和国 8 0 1 0 1 36 17 7 12 58 1.61 55 39 +16
8   日本 9 1 1 0 0 38 18 4 16 58 1.53 54 62 -8
9   フランス 5 0 0 0 1 24 13 5 6 44 1.83 44 24 +20
10   オーストラリア 8 0 0 0 1 33 10 7 16 37 1.12 48 58 -10
11   カナダ 8 0 0 0 1 30 9 6 15 33 1.10 36 57 -21
12   オランダ 3 0 1 0 0 16 10 2 4 32 2.00 26 12 +14
13   スペイン 3 1 0 0 0 14 7 2 5 23 1.64 24 15 +9
14   イタリア 4 0 0 0 0 15 7 1 7 22 1.47 23 20 +3
15   ナイジェリア 9 0 0 0 0 30 5 6 19 21 0.70 23 65 -42
16   デンマーク 5 0 0 0 0 18 5 1 12 16 0.89 22 29 -7
17   コロンビア 3 0 0 0 0 12 4 2 6 14 1.17 10 13 -3
18   ロシア 2 0 0 0 0 8 4 0 4 12 1.50 16 14 +2
19   北朝鮮 4 0 0 0 0 13 3 2 8 11 0.85 12 20 -8
20   カメルーン 2 0 0 0 0 8 3 0 5 9 1.13 12 12 0
21   スイス 2 0 0 0 0 8 2 2 4 8 1.00 14 10 +4
22   ニュージーランド 6 0 0 0 0 18 1 4 13 7 0.39 9 35 -26
23   モロッコ 1 0 0 0 0 4 2 0 2 6 1.50 2 10 -8
24   ジャマイカ 2 0 0 0 0 7 1 2 4 5 0.71 2 13 -11
25   韓国 4 0 0 0 0 13 1 2 10 5 0.38 7 31 -24
26   ポルトガル 1 0 0 0 0 3 1 1 1 4 1.33 2 1 +1
27   南アフリカ共和国 2 0 0 0 0 7 1 1 5 4 0.57 7 16 -9
28   ガーナ 3 0 0 0 0 9 1 1 7 4 0.44 6 30 -24
29   チリ 1 0 0 0 0 3 1 0 2 3 1.00 2 5 -3
30   フィリピン 1 0 0 0 0 3 1 0 2 3 1.00 1 8 -7
31   ザンビア 1 0 0 0 0 3 1 0 2 3 1.00 3 11 -8
32   チャイニーズタイペイ 1 0 0 0 0 4 1 0 3 3 0.75 2 15 -13
33   タイ 2 0 0 0 0 6 1 0 5 3 0.50 4 30 -26
34   メキシコ 3 0 0 0 0 9 0 3 6 3 0.33 6 30 -24
35   アルゼンチン 4 0 0 0 0 12 0 3 9 3 0.25 7 42 -35
36   コスタリカ 2 0 0 0 0 6 0 2 4 2 0.33 4 12 -8
37   スコットランド 1 0 0 0 0 3 0 1 2 1 0.33 5 7 -2
38   アイルランド 1 0 0 0 0 3 0 1 2 1 0.33 1 3 -2
39   ハイチ 1 0 0 0 0 3 0 0 3 0 0.00 0 4 -4
40   赤道ギニア 1 0 0 0 0 3 0 0 3 0 0.00 2 7 -5
41   パナマ 1 0 0 0 0 3 0 0 3 0 0.00 3 11 -8
42   ベトナム 1 0 0 0 0 3 0 0 3 0 0.00 0 12 -12
43   コートジボワール 1 0 0 0 0 3 0 0 3 0 0.00 3 16 -13
44   エクアドル 1 0 0 0 0 3 0 0 3 0 0.00 1 17 -16
  • データは2023年大会終了時点
  • 太字は優勝経験のある国・地域で、太数字は最多記録
  • 国・地域名は現在の名称で統一した
  • 順位は通算勝点の多い順で、通算勝点が同数の場合は1試合あたりの平均勝点が多い方を、それも同数の場合は得失点差の優れた方を、得失点差も同数の場合は総得点の多い方を上にした
  • PK戦で決着がついた試合は記録上引分となる

優勝回数 編集

回数 国名
4   アメリカ合衆国 1991,1999,2015,2019
2   ドイツ 2003,2007
1   ノルウェー 1995
  日本 2011
  スペイン 2023

個人通算得点 編集

順位 選手名 得点数
1   マルタ 17
2   ビルギット・プリンツ 14
  アビー・ワンバック
4   ミシェル・エイカーズ 12
5   ベッティーナ・ヴィーグマン英語版 11
  孫雯
  クリスティアーニ英語版
8   ハイディ・モール英語版 10
  アン・クリスティン・アーロネス英語版
  クリスティン・シンクレア
  カーリー・ロイド
  • 太字は現役選手

個人通算出場試合 編集

順位 選手名 試合数
1   クリスティン・リリー 30
2   フォルミガ 27
3   アビー・ワンバック 25
  カーリー・ロイド
5   ジュリー・ファウディ英語版 24
  ビルギット・プリンツ
  澤穂希
  クリスティン・シンクレア
9   ジョイ・フォーセット英語版 23
  ミア・ハム
  マルタ
  • 太字は現役選手

表彰 編集

ゴールデンボール(大会最優秀選手) 編集

大会 ゴールデンボール シルバーボール ブロンズボール
1991   カリン・ジェニングス英語版   ミシェル・エイカーズ   リンダ・メダレン
1995   ヘーゲ・リーセ英語版   グロ・エスペセス英語版   アン・クリスティン・アーロネス英語版
1999   孫雯   シシー   ミシェル・エイカーズ
2003   ビルギット・プリンツ   ヴィクトリア・スヴェンソン英語版   マーレン・マイナート英語版
2007   マルタ   ビルギット・プリンツ   クリスティアーニ英語版
2011   澤穂希   アビー・ワンバック   ホープ・ソロ
2015   カーリー・ロイド   アマンディーヌ・アンリ英語版   宮間あや
2019   ミーガン・ラピノー   ルーシー・ブロンズ   ローズ・ラベル英語版
2023   アイタナ・ボンマティ   ジェニファー・エルモソ   アマンダ・イレステト英語版

ゴールデンブーツ(得点王) 編集

大会 ゴールデンブーツ 得点数 シルバーブーツ 得点数 ブロンズブーツ 得点数
1991   ミシェル・エイカーズ 10   ハイディ・モール英語版 7   リンダ・メダレン
  カリン・ジェニングス英語版
6
1995   アン・クリスティン・アーロネス英語版 6   ヘーゲ・リーセ英語版 5   施桂紅 3
1999   孫雯
  シシー
7 (該当者なし) -   アン・クリスティン・アーロネス英語版 4
2003   ビルギット・プリンツ 7   マーレン・マイナート英語版 4   カティア英語版 4
2007   マルタ 7   アビー・ワンバック 6   ラグンヒル・グルブランセン英語版 6
2011   澤穂希 5   マルタ 4   アビー・ワンバック 4
2015   セリア・シャシッチ 6   カーリー・ロイド 6   アーニャ・ミッターク 5
2019   ミーガン・ラピノー 6   アレックス・モーガン 6   エレン・ホワイト 6
2023   宮澤ひなた 5   カディディアトゥー・ディアニ英語版 4   アレクサンドラ・ポップ 4

ゴールデングローブ(最優秀GK) 編集

大会 受賞者
1999   高紅英語版
  ブリアナ・スカリー英語版
2003   ジルケ・ロッテンベルクドイツ語版
2007   ナディネ・アンゲラー
2011   ホープ・ソロ
2015   ホープ・ソロ
2019   サリ・ファン・フェーネンダールオランダ語版
2023   メアリー・アープス英語版

最優秀若手選手賞 編集

大会 受賞者
2011   ケイトリン・フォード
2015   カデイシャ・ブキャナン英語版
2019   ジュリア・グウィンドイツ語版
2023   サルマ・パラジュエロ

フェアプレー賞 編集

大会 受賞国
1991   ドイツ
1995   スウェーデン
1999   中華人民共和国
2003   中華人民共和国
2007   ノルウェー
2011   日本
2015   フランス
2019   フランス
2023   日本

エンターテイニングチーム賞 編集

大会 受賞国
2003   ドイツ
2007   ブラジル

オールスターチーム 編集

大会 GK DF MF FW
1999   高紅
  ブライアナ・スカリー
  王麗平
  温利蓉
  ドリス・フィッシェン
  ブランディ・チャスティン
  カーラ・オーヴァーベック
  シシー
  劉愛玲
  趙利紅
  ベッティナ・ヴィークマン
  ミシェル・エイカーズ
  金嫣
  孫雯
  アン・クリスティン・アーロネス
  ミア・ハム
2003   ジルケ・ロッテンベルク   王麗平
  ザンドラ・ミンナート
  ジョイ・フォーセット
  ベッティナ・ヴィークマン
  マリン・モーストレム
  シャノン・ボックス
  シャーメイン・フーパー
  マレン・マイナート
  ビルギット・プリンツ
  ヴィクトリア・スヴェンソン
2007   ナディネ・アンゲラー
  ベンテ・ノルドビー
  アリアネ・ヒングスト
  李潔
  アーネ・スタンゲラン・ホルペスタッド
  ケルシュティン・シュテーゲマン
  ダニエラ
  フォルミガ
  ケリー・スミス
  レナーテ・リンゴル
  イングヴィル・ステンスラン
  クリスティン・リリー
  リサ・デ・ヴァンナ
  マルタ
  クリスチアニ
  ビルギット・プリンツ
2011   ホープ・ソロ
  海堀あゆみ
  エリーズ・ケロンド=ナイト
  エリカ
  アレックス・スコット
  ソニア・ボンパストル
  ローラ・ジョルジュ
  ザスキア・バルトゥジアク
  ジル・スコット
  ヘノベバ・アニョンマ
  ルイザ・ネシブ
  宮間あや
  大野忍
  澤穂希
  ケルシュティン・ガーレフレケス
  カロリーネ・セゲル
  シャノン・ボックス
  ローレン・チェニー
  マルタ
  ロッタ・シェリン
  アビー・ワンバック
2015   ホープ・ソロ
  カレン・バーズリー
  ナディネ・アンゲラー
  有吉佐織
  ルーシー・ブロンズ
  ステファニー・ホートン
  カデイシャ・ブキャナン
  ワンディ・ルナール
  ジュリー・ジョンストン
  ミーガン・クリンゲンバーグ
  アマンディーヌ・アンリ
  エリーズ・ケロンド=ナイト
  阪口夢穂
  宇津木瑠美
  宮間あや
  カーリー・ロイド
  ミーガン・ラピノー
  エロディ・トミス
  セリア・シャシッチ
  アーニャ・ミッターク
  アレックス・モーガン
  ウジェニー・ル・ソンメ
  ラモーナ・バッハマン

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 大会期間がおよそ1か月になったのは、参加が24チームとなった2015年以降。1995年までの12チーム制、2011年以前の16チーム制はそれぞれ2週間前後、3週間前後であった。
  2. ^ 1991年大会は、開催国の中国もアジア予選で上位の成績を収め本大会出場権を得ている[4]
  3. ^ a b 1995年大会の場合、1994年アジア競技大会におけるサッカー競技が予選を兼ねた[5]。したがって#表に示す1994年アジア競技大会の成績は、予選成績に充当された[6]
  4. ^ a b 2003 FIFA女子ワールドカップも参照。
  5. ^ a b AFC女子アジアカップは2010年まで隔年開催のため、本大会の前年度に開催した大会のみ予選大会を兼ねた。
  6. ^ オセアニアサッカー連盟は、2003年大会までは本大会開催年に予選を行っていた。
  7. ^ 延長戦は行われず、後半終了後すぐPK戦が行われた。Brazil takes third (英語)(スポーツ・イラストレイテッド 1999.7.10付記事)参照。

出典 編集

  1. ^ a b Molinaro, John F. (2011年3月3日). “Canada gets 2015 Women's World Cup of soccer” (英語). http://www.cbc.ca/sports/soccer/story/2011/03/03/sp-womens-world-cup.html  「カナダ、2015年女子W盃を手にする」· 最終更新2011年3月4日 (ECT)
  2. ^ a b 2023年 女子W杯オーストラリア&ニュージーランドのすべて”. FIFA (2023年8月1日). 2023年8月20日閲覧。
  3. ^ “Women's World Cup History” (英語). スポーツ・イラストレイテッド. (1999). http://sportsillustrated.cnn.com/soccer/world/1999/womens_worldcup/history/index.html 2010年8月29日閲覧。. 「女子W盃の歴史」
  4. ^ Asian Women's Championship 1991”. RSSSF. 2011年9月10日閲覧。 “First three qualify for World Cup 1991.(上位3チームが1991年W盃出場決定)”「アジア女子チャンピオンシップ」
  5. ^ FIFA Women's World Cup Sweden 1995 Preliminaries”. 国際サッカー連盟. 2011年9月10日閲覧。「1995 FIFA女子W盃カナダ大会予選」
  6. ^ Asian Games 1994(Women's Tournament)”. RSSSF. 2011年9月10日閲覧。「1994 アジア大会」(女子トーナメント戦)
  7. ^ FIFA Women's World Cup - USA 1999” (英語). FIFA公式サイト. 2011年8月29日閲覧。
  8. ^ a b Koppel, Naomi (2003年5月3日). “FIFA moves Women's World Cup from China because of SARS” (英語). USAトゥデイ. http://www.usatoday.com/sports/soccer/world/2003-05-03-womens-cup-sars_x.htm 「FIFA、SARS対策で女子W盃開催地を中国から変更」
  9. ^ スペインが初の戴冠!1-0でイングランドを撃破、男女でのW杯優勝は史上2か国目【女子W杯】”. サッカーダイジェストWeb (2023年8月20日). 2023年8月20日閲覧。
  10. ^ a b FIFA女子ワールドカップの優勝賞金はいくら?”. FIFA (2023年8月4日). 2023年8月10日閲覧。
  11. ^ 女子W杯、賞金を大幅増 サッカー:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞. 2023年3月18日閲覧。
  12. ^ サッカー=今年の女子W杯、出場全選手に最低約420万円分配」『Reuters』、2023年6月8日。2023年8月9日閲覧。
  13. ^ “FIFA chief dismayed at 11-0 scoreline in women's World Cup opener” (英語). フランス通信社. (2007年9月11日). http://afp.google.com/article/ALeqM5g7eAH9L60nULKg1Jv5DESmx41cGQ 

関連項目 編集

外部リンク 編集