FURUSATO -宇宙からみた世界遺産-

FURUSATO -宇宙からみた世界遺産-』 (FURUSATO - World Heritage Sites Viewed From Space -) は、2010年公開の日本映画。全編実写(宇宙空間を除く)のシネコン向け3D映画としては、日本初

FURUSATO
-宇宙からみた世界遺産-
FURUSATO
- World Heritage Sites Viewed From Space -
監督 日下宏美
脚本 小山薫堂
出演者 内田伽羅
音楽 清水靖晃
主題歌 FURUSATO(Masahiko Matsuo)
撮影 相馬正彦
編集 五十嵐淳
製作会社 科学技術振興機構(JST)ほか
配給 日本の旗 TBSビジョン
公開 日本の旗 2010年4月24日
日本科学未来館
日本の旗 2010年6月19日
ワーナー・マイカル・シネマズ
上映時間 38分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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概要 編集

本作は地上での3D撮影による“3D世界遺産”とそこで暮らす子どもたち、地球観測衛星「だいち」による、美しい地表の観測画像を使用した“宇宙からみた世界遺産”とで構成される、セミドキュメント作品。

TBS系列で放送されているTHE世界遺産ディレクターと、アカデミー賞作家のコラボレーションによって実現した、新しい映像の世界を作り出している。

日本科学未来館におけるドームシアターガイアでの上映のほか、ワーナー・マイカル・シネマズ板橋をはじめとする全国の3D映画館でも公開。

もともとは日本科学未来館での上映を目的に製作されたもので、ドームスクリーンでの3D上映を前提にした撮影・編集がなされている。より多くの人に見てもらいたい、といった思いから劇場上映が実現した。また、映画館は平面スクリーンのため、特性の違いからドームシアターのものとは使用カットが多少異なる。

宇宙空間以外の部分は全て実写であるが、3Dに関してはニュージーランドの空撮とその他のシーンの一部で、2D-3D変換を行っている。これは3Dカメラがヘリのスタビライザーに搭載できなかったためであるといわれている。また、実際の3D撮影よりも、変換を行ったほうが効果的なシーンがあったためとされている[要出典]。途中途中で使用されている衛星写真は、JAXAの地球観測衛星「だいち」によるもの。

ストーリー 編集

ニュージーランドエジプト、そして日本。世界三か国の世界遺産を舞台に、そこで暮らす子どもたちの夢を語るドキュメンタリー仕立てのストーリー。世界遺産カメラマンだった父を亡くしたニュージーランド・テカポの少年は、星になった父親を見つけるために星空を見上げる。エジプトの兄弟は、世界中の「ふるさと(=世界遺産)」を描いて周るため、自分たちの絵を売り続ける。広島の少女は、月の動きと潮の満ち引きが関係している場所、厳島に立っていた。そして“もうひとつの大切な場所”である、原爆ドームへと誘ってくれる。そこは、地球の痛みと人々の苦しみを記憶している場所。少女は星空の下で、世界的フルート奏者を夢見て演奏する。

キャスト 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集