Folch法は、分配抽出の一種。物質の溶媒ごとの極性の差を利用し、層に溶けやすい物質、有機溶媒に溶けやすい物質に分離する。

有機溶媒に粉砕した試料を投入して均質化した後、3層(上層:水相、中層:フラッフ、下層:有機溶媒)に分けて下層を取り出し、有機溶媒を処理して目的の物質を取り出す。

分配抽出の中では古くからある手法で、Folch法の改良(主に適用できる試料を広げるため)としてBlighDyer法などがある。