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GEキャピタル・アビエーション・サービス

GEキャピタル・アビエーション・サービス(GE Capital Aviation Services、GECAS)は、アメリカ合衆国複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)社傘下にあるGEキャピタル航空機リース部門。リースバックを含めた航空機リースを代表に航空機融資、航空用エンジンリース、資産運用航空機コンサルティングなどを含む幅広い航空機関連の金融サービスを展開している。

GEキャピタル・アビエーション・サービス
GE Capital Aviation Services
企業形態 公開企業
業種 航空機リース
設立 1964年(GECC)
本社 アイルランドの旗 アイルランドクレア州シャノン英語版
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国コネチカット州ノーウォーク
拠点数 23
主要人物 Alec Burger(CEO)
従業員数 575
親会社 GEキャピタル
ウェブサイト www.gecas.aero
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概要編集

航空機リースに関しては、GECASはエアバスボーイングなどの航空機メーカーから航空機を購入してそれらを航空会社へ通常8年間のドライリース契約で引き渡す。 かつてのGECASは保有する旅客機の99%にGE製エンジンを採用する方針であり、例外として8機のボーイング757型機のみがプラット・アンド・ホイットニー(PW)製かロールス・ロイス・ホールディングス(RR)製のものを搭載していた。しかし、2015年から運用を開始したエアバスA350 XWB型機はGE製エンジンを採用しなかったため、航空会社の手配なしではGECASはA350を発注しなかったが[1]、保有機材の多様化とリスク回避のため最終的にはカタール航空向けに初のA350をリースした[2] 。現在のGECASはPW製エンジンを搭載したボンバルディア Q400型機やATR 72型機もリースしている。GEとCFMインターナショナルはPWやRR、インターナショナル・エアロ・エンジンズを支援している[3]

歴史編集

1967年、前身のGEクレジット・コーポレーション(GECC)がアレゲニー航空へ3機のマクドネル・ダグラス DC-9型機を引き渡したことが最初のリース契約であった。1981年にはGECCの輸送・産業プラットフォームが航空機リースにおけるイギリスの金融機関と共同投資を開始し、その2年後にはアメリカ国外で初となるリース契約をスイス航空と結んだ。1986年になるとカリフォルニア州のPolaris Aircraft Leasing Corporationを買収し[4]1989年ケミカル銀行買収を機に、GECCの世界規模におけるプレゼンス拡大は決定的となった。

1993年、アイルランドのギネス・ピート・アビエーション英語版、GECC輸送・産業アビエーショングループ、Polaris Aircraft Leasingの3社から買収した資産管理のため、GECASが正式に設立された。1996年までには世界最多のリース用機材を保有するに至り、初の投機的OEMの発注をした。1999年にはエンジンのリースも開始した。2000年、航空機融資のためPK AirFinanceを買収し、加えてボーイング777型機の発注を以てワイドボディ機リージョナルジェットのリースも開始した。2002年からはナローボディ機のさらなる寿命延長のため、保有機材の一部を貨物機へ転用させるようにもなった。

2006年のメンフィスグループ買収により、機体部品も取り扱うようになった。またGECASは、2007年にGECATの8割をSTAR Capital Partnersに売却した際に保有していたCAEオックスフォード英語版の少数株主でもある。2010年にはAvia Solutions買収からは航空機コンサルティングを開始、2015年にはヘリコプターなどの回転翼機をラインナップに加えるため、アイルランドのマイルストーン・アビエーション・グループ英語版を引き継いだ[5]

2016年、GECASはAirFinance Journalや航空会社経済誌から「World's Top Lessor」としてランク付けされたが、2018年にはGECASのポートフォリオ価値が2012年の341億ドルから236億ドルに下落したことを受け、ゴールドマン・サックスに同社の戦略を見直させ、売却か会社分割かを検討した[6]

機種編集

脚注編集

外部リンク編集