グリン(GRIN)はスウェーデンストックホルムに存在したビデオゲーム開発スタジオである。

GRIN
種類 非公開会社(Private)
本社所在地  スウェーデンストックホルム
設立 1997年
事業内容 ビデオゲームソフトの開発
外部リンク http://www.grin.se/
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概要 編集

このスタジオの開発するゲームは映像クオリティが高いことで知られ、特にカーアクションやシューティングゲームを中心に制作していた。当初はパソコン向けのゲームを作っていたが、後々アーケード(ゲームセンター)向けの作品やコンシューマー向けのテレビゲームソフトも手がけていた。

最新作は『ターミネーター4 サルベイジョン』(Terminator: Salvation)で、タイトルどおり映画ターミネーター4のゲーム作品である。これはグリンが前に制作した『ウォンテッド:ウェポンズ・オブ・フェイト』(同名の映画をゲーム化したもの)同様、両者ともサードパーソンシューティングゲームである。

2009年8月12日、公式サイト上でスタジオの閉鎖を発表した[1]。閉鎖の理由は、あまりにも多くのメーカーが料金の支払いを遅らせていたため、スタジオの資金操りが出来なくなってしまった為だとされている。よって、上記のウォンテッドやターミネーターは、スタッフの半数以上がリストラされる中で開発されたことになる。尚、ファイナルファンタジーを題材とした作品も作っていたらしい。

グリンの代表者だったUlf AnderssonとBo Anderssoは、2009年に新たなゲームスタジオOverkill Software(オーバーキル・ソフトウェア)を設立した。オーバーキルが開発したPAYDAY: The HeistにはUlf自身が演じるWolfというキャラクターが登場するが、Wolfにはグリンの閉鎖を意識した「スウェーデン出身の失業した元ソフトウェア会社経営者」という設定がある。

ディーゼル・エンジン 編集

グリンが開発したゲームエンジンにDiesel Engineen:Diesel (game engine))がある。読んでそのまま『ディーゼルエンジン』で、このゲームエンジンの名称の由来だと考えられる。

このディーゼルエンジンはグリンが最初に手がけた『バリスティック』(en:Ballistics (video game))から最新作の『ターミネーター サルベーション』(en:Terminator Salvation (video game))まで使われ続けた歴戦の勇士で、他の会社のゲームソフトにも採用されている模様である。

作品リスト 編集

 
Ballisticsのゲーム画面
 
Ballisticsのアーケード版

脚注など 編集

外部リンク 編集

GRINの公式サイト - 英語。
ターミネーター4 ザ・ゲーム - 日本語以外、11ヶ国語。