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株式会社GSIクレオス(ジーエスアイクレオス)は、繊維商材、工業製品、模型関連製品の販売や輸出入を行う商社である。

株式会社GSIクレオス
GSI Creos Corporation
Aoba No.1 Building 2012-10-08.JPG
本社所在地の青葉第1ビル
種類 株式会社
市場情報
大証1部(廃止) 8101
2013年7月15日上場廃止
本社所在地 日本の旗 日本
102-0074
東京都千代田区九段南2丁目3-1
設立 1931年10月31日
業種 卸売業
法人番号 3010001008666 ウィキデータを編集
代表者 吉永直明代表取締役社長兼社長執行役員
資本金 71億86百万円
(2018年3月31日現在)
発行済株式総数 6,464千株
売上高 連結1,337億円(2018年3月期)
営業利益 連結15億円(2018年3月期)
純利益 連結9億円(2018年3月期)
純資産 連結189億円(2018年3月期)
総資産 連結629億円(2018年3月期)
従業員数 連結560(2018年3月期)
支店舗数 国内6ヵ所
海外19ヵ所
決算期 3月
主要株主 グンゼ 14.45%
みずほ銀行 4.93%
三菱UFJ銀行 4.92%
日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 3.86%
日本生命保険 3.61%
(2018年9月30日現在[1]
関係する人物 林大作(創業者)
外部リンク http://www.gsi.co.jp/
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概要編集

1931年(昭和6年)に設立された当初は、生糸・絹撚糸のアメリカへの輸出を行っていたが、後に他業種へ業務を拡大した。主要な株主はグンゼ株式会社である。公式ウェブサイトによれば、クレオスはCreosと表記され、創造する (Create) 、新しい方向へ (Reorient) 、曙の女神 (Eos) の3語から生み出された造語である、とされている。

歴史・沿革編集

  • 1931年(昭和6年) - 株式会社林大作商店として神奈川県横浜市に設立、生糸絹撚糸の輸出を主業務とする。
  • 1934年(昭和9年) - 株式会社郡是シルクコーポレーションに改称。
  • 1942年(昭和17年) - 郡是産業株式会社に改称。
  • 1945年(昭和20年) - 繊維以外にも業容を拡大。
  • 1955年(昭和30年) - アメリカ進出。これ以降、ドイツやアジアにも拠点を拡大
  • 1971年(昭和46年) - グンゼ産業株式会社に改称のうえ本社を東京都千代田区に移転する。
  • 1973年(昭和48年) - 東証、大証に上場。
  • 1978年(昭和53年) - 東証、大証にて一部上場銘柄に指定替え。
  • 2001年(平成13年) - 株式会社GSIクレオスに改称。

製品編集

繊維事業編集

素材・テキスタイルのみならず、インナー・アウターウェアも手掛ける。グンゼ以外のアパレルメーカーにもOEM・ODM供給。自社ブランドとしては女性向けの「Mashu Kashu」などを持つ。

工業製品事業編集

化粧品原料、塗料・コーティング原料、フィルム製品などの化学品や複合材成形機材や半導体機材などの機械装置・資材を取り扱っている。

戦略事業として「カーボンナノチューブ」の開発と事業化にも取り組み、多くの企業と連携を行っている。

グンゼ・ホビー部門編集

日本でプラモデルブームが起こった1960年代から、郡是産業・「物資部」部門が日本国外のメーカー製キットおよび模型用材料の輸入を開始する。競合メーカーのマルサン商店との提携関係が切れた、アメリカ合衆国のプラモデル製造最大手企業レベル1964年(昭和39年)に提携を行い、同社製キットの輸入発売と金型を借用したライセンス生産を行っていた[2]。日本の軍用機プラモデルなどグンゼ側が自社開発した商品も一部あった。

また、当時プラモデル用塗料として販売されていた「プラカラー」は、色数が少なく混色して使用する必要があった。それに代わる模型用塗料として、調色済で自社で扱うプラモデルにそのまま塗れる溶剤系アクリル樹脂塗料を藤倉化成株式会社と共同開発し、「レベルカラー」として発売[3]、一時は模型用塗料の代名詞となった。本商品はレベルの名を冠していたが、これはブランド使用権のみを取得したもので、レベル社製品のライセンス生産品ではなかった。また、1975年(昭和50年)には最初の水性模型塗料「レペ」を発売した[2]1977年(昭和52年)にレベル社との提携解消後は、自社ブランドに切り替えて「レベルカラー」を「Mr.カラー」、「レペ」を「ホッペ」と改名して販売を継続した[4]。他にも瞬間接着剤サーフェイサーパテ、各種工具などの模型関連商品を積極的に開発した。

1982年(昭和57年)、子供が起こした溶剤系アクリル樹脂塗料が原因の火災事故への批判に応えた形で、「水性ホビーカラー」という水溶性アクリル樹脂塗料を新開発した。「ホッペ」はエマルション方式の水性塗料であり、有機溶剤の含有量が少なく安全性も高かったが、模型用としては使い勝手が悪かったため、「水性ホビーカラー」に置き換えられる形で姿を消した[5]。一方、旧来からの溶剤系塗料はきつい臭いと毒性があり、これは水性ホビーカラーでも免れない。昨今の環境汚染に対する意識の変化や近隣住民への配慮、エアコンの効いた室内で塗装したいなど、模型塗装の事情が大きく変化したこともあり、有機溶剤を大幅にカットしつつ使い勝手を確保した新しいアクリルエマルジョン系水溶性塗料「アクリジョン」が2013年末ごろより販売されている。こちらはある意味ではホッペの後継と言える。 またエアブラシコンプレッサーを積極的に開発しており、現在でも模型関連製品のラインナップは非常に豊富である。

1983年(昭和58年)には折からのリアルロボットアニメブームによる模型市場の盛況を受け、『特装機兵ドルバック』のプラモデルを発売。主役メカのヴァリアブル・マシンや敵メカ・カングライドに加え、劇中では脇役扱いのパワードスーツをバリエーションも含めて商品化し、後半ではアニメ本編では登場しない模型オリジナルのバリエーションも発売するなど、意欲的なラインナップを展開した。また商品告知のための冊子『ドルバックニュース』も発行している。イマイアリイ発行の『マクロス情報(超時空情報)』に代表される、他のキャラクターモデル冊子に対してアニメから離れた独自の企画が充実していたのが特徴で、小林誠の手による模型作例や、アニメには登場しないパワードスーツ部隊を主役としたオリジナルストーリー連載などが誌面を飾った。先述の模型オリジナルメカの告知にもこの冊子が活かされた。

2006年(平成18年)頃、Pinky:st.と呼ばれる塗装済み完成品フィギュアシリーズがヒット商品となった。

また、アルテコより販売されていた「SSP瞬間接着パテ」を継承した商品を販売していたり、モデラーと技術提携をして「先進(advance)」の意味を持つ「VANCE」を冠する、各種の造形用シリーズ商品も展開している。

主な模型関連商品編集

塗料・模型工具・造形関連編集
  • Mr.カラー
    • ガンダムカラー
    • Mr.カラースプレー
      • ガンダムカラースプレー
  • 水性ホビーカラー
    • 水性マクロスカラー
  • ガンダムマーカー
    • ガンダムマーカーエアブラシキット
  • アクリジョン
  • Mr.サーフェイサー
  • Mr.スーパークリアー
  • Mr.マスキングゾル改
  • Mr.リニアコンプレッサー
  • Mr.エアブラシ
  • プロコンBOY
  • プロスプレー
  • Mr.スーパーブース
  • Gツール
    • 電動コードレスルーター
    • 電動コードレスポリッシャー
  • VANCE PROJECT
    • VANCE ASCCESORIES
    • VANCE MATERIAL
プラモデル・フィギュア関連編集

過去に発売されていたプラモデル編集

  • おっとっとシリーズ - 1980年(昭和55年)に発売されたオリジナルシリーズのプラモデル。ディフォルメされた自動車とオリジナルキャラクターの組み合わせの商品。現在絶版。
  • 特装機兵ドルバック - 1983年(昭和58年)にプラモデルを販売した。長らく絶版だったが、2007年(平成19年)から金型の譲渡を受けたアオシマより再発売。
  • ハイテックモデル - 1980年代後半のミリタリーモデルの冬の時代に発売された、1/35スケールのAFVキット。プラスチックおよび金属製の部品と、モデルカステン製のインジェクション連結キャタピラを組み合わせた、マルチマテリアルキットであった。高価で製作の難易度も高かったが、従来のキットに満足していなかった上級モデラーには概ね好評であり、閉塞していたミリタリーモデル界に新風を吹き込んだ。ハイテックモデルは戦車以外にも、エッチングパーツや真鍮ホワイトメタル製パーツがふんだんに盛り込まれた1/24スケールの自動車や1/12スケールのバイク、1/1000スケールの金属製艦船のシリーズがあった。
  • SUPER4駆・超速4駆、バクシード
  • Pinky:st.(ピンキーストリート)

脚注・出典編集

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  1. ^ 四半期報告書(第89期第2四半期)
  2. ^ a b モデルグラフィックス 2008年6月号 P71
  3. ^ モデルグラフィックス 2008年6月号 P73
  4. ^ なおこの後に玩具メーカーのタカラ(現タカラトミー)がレベルの販売代理店となり、レベルカラーとレペも販売していた。
  5. ^ 同様にタカラも「レペ」を水性ホビーカラーとほぼ同等の「タカラ水性カラー」に置き換えた。

関連項目編集

外部リンク編集