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HOTEL PACIFIC」(ホテル・パシフィック)は、サザンオールスターズの45枚目のシングル2000年7月19日発売。発売元はタイシタレーベル

HOTEL PACIFIC
サザンオールスターズシングル
初出アルバム『海のOh, Yeah!!
B面 虫歯のブルース 〜 インディアン狂想曲 [MEDLEY]
リリース
規格 12cmCDCD EXTRA
12インチレコード
デジタル・ダウンロード
録音 2000年4月 - 7月
猫に小判STUDIO
VICTOR STUDIO
ジャンル ロック
時間
レーベル タイシタレーベル
作詞・作曲 桑田佳祐 (#1,#2)
プロデュース サザンオールスターズ
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間2位(オリコン[2]
  • 2000年7月・9月度月間10位(オリコン)
  • 2000年8月度月間4位(オリコン)
  • 2000年度年間20位(オリコン)
サザンオールスターズ シングル 年表
TSUNAMI
(2000年)
HOTEL PACIFIC
(2000年)
この青い空、みどり 〜BLUE IN GREEN〜
(2000年)
海のOh, Yeah!! 収録曲
彩 〜Aja〜
(6)
HOTEL PACIFIC
(7)
唐人物語 (ラシャメンのうた)
(8)
EANコード
EAN 4988002404483(CD盤)
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背景・リリース編集

前作「TSUNAMI」のヒットの余韻が覚めやらぬ中で発売された作品で、自身初のマキシシングル(12cmCD)である。「TSUNAMI」は初回盤がケースのみ12cmサイズという例はあるが、本格的なマキシシングルとなったのはこの作品からとなる。CDジャケットのデザインは、信藤三雄が行なった。

本作はマキシシングルになったこともあり、初めてCD-EXTRA仕様でアンケートやサザンの公式サイト、応援団へのアクセスメニューを使用することが出来た。同時に“ホテパシORIGINAL PLAYER”というソフトも期間限定でダウンロードできた。初回盤にはケース入りオリジナルジャケットが付属。これは次作「この青い空、みどり 〜BLUE IN GREEN〜」や2004年シングルでも行われている。また、ペアタトゥーシールと題して特製のシールも付属されていた。

エピソード編集

パシフィックホテルの名称は1982年のアルバム『NUDE MAN』収録曲「夏をあきらめて」にも登場していた。ちなみに学生時代の桑田はこのホテルのプールサイドで、バンドのバイトをしていたこともある。

実在の「パシフィックホテル茅ヶ崎」は、横井英樹が買収したのち再建計画が頓挫し、20年近く廃墟状態であったが、ついに1998年に取り壊され跡地にはパシフィックガーデン茅ヶ崎というマンションが建てられた。東京高輪に2010年まで営業していた京急グループホテルパシフィック東京とは関係がないが、PVは系列の観音崎京急ホテル(横須賀市)で撮影された[3]

かつて「パシフィックホテル茅ヶ崎」の共同経営者でもあった加山雄三によるカヴァーもされており、2012年1月11日にドリーミュージックからリリースされたアルバム「若大将・湘南FOREVER」にブレッド&バター版の同名曲(作詞:呉田軽穂、作曲:岩沢二弓)とともに「HOTEL PACIFICメドレー」として収録されている。

チャート成績編集

オリコンチャートによる初週(2000年7月31日付)はGLAYの「MERMAID」、L'Arc〜en〜Cielの「STAY AWAY」に次ぎ3位だったが、3週目の8月14日付で最高位の2位を獲得した。なお、同年の年間チャートでは、本作の方が「MERMAID」「STAY AWAY」よりも順位は上である。

本作は累計82.3万枚(オリコン調べ)を売り上げた[4]。また、本作のヒットにより2000年7月31日付のオリコンチャートで、B'z以来2組目となるシングル総売上が2000万枚を突破した[5]

収録曲編集

  1. HOTEL PACIFIC
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ 管編曲:山本拓夫
    桑田出演のWOWOW「サマーキャンペーン」CMソング
    同CMではコスチューム小川ローザが出演した丸善石油のCMのパロディ)や、サザンの曲としては初めてとなる本格的にダンスを取り入れた。ダンスはわざと“ダサさ”を強調し、盆踊りの要素も取り入れたという。また桑田の提案で、ビートたけしギャグコマネチ!」も加えられた。
    PVはヒール(悪役)であるサザンのメンバーが、パシフィックホテルのプールサイドで開かれていたアマチュアバンドのライブに突然乱入し、ホテルごと乗っ取ってしまうという内容。ラストで大森隆志が撮影中のプールに飛び込むシーンは、全くのアドリブだったとのこと。また、桑田はこのPVの役作りで金髪にしていた。2004年発売のPV集『ベストヒットUSAS (Ultra Southern All Stars)』に収録されているが、同DVD発売に先駆けて公式サイトファンを対象にもう一度観たいPVのアンケート調査を行った際、1位に輝いたためである。
    後述のカップリング曲がスムーズに制作されたのに対し、この曲は桑田のこだわり故に制作が難航し、アレンジ面では何度も不安を訴えて、最終マスタリングが終わった段階で既にプレスが始まっていたにもかかわらず再三に渡り手直しをしたという逸話が残っている。そのことから桑田やスタッフはアレンジ面は同2000年に行われたライブ『茅ヶ崎ライブ 〜あなただけの茅ヶ崎〜』で初めて完成版を披露できたと語っている[6]
    タイトルの由来はかつて上原謙神奈川県茅ヶ崎市東海岸南に建て、上原謙加山雄三父子が経営していた実在の“パシフィックパーク茅ヶ崎”から来ており、この曲が持つラテン歌謡テイストや、CMでの小川ローザのパロディーなどは全て、桑田が少年期を過ごし、パシフィックホテルが全盛を誇った昭和40年代を表現している。
    2013年のスタジアムツアー、『灼熱のマンピー!! G★スポット解禁!!』で披露された際は直前に「フライングゲット・ブルース」(正式にセットリストには含まれておらず、イントロはサザンの「太陽に吠える!!」に類似している)が挿入され、バックダンサーも従来の小川ローザの格好ではなく、AKB48を模した格好であった。
  2. 虫歯のブルース ~ インディアン狂想曲 [MEDLEY]
    (作詞・作曲:桑田佳祐 編曲:サザンオールスターズ)
    アルバムでは多数存在するが、シングルでは唯一のメドレー楽曲。当初は「インディアン狂想曲」の部分のみが作られたが、シンプル過ぎるとの理由で、冒頭の「虫歯のブルース」の部分が一か月後に作られ[6]、「インディアン狂想曲」の間奏に、虫歯のブルースへのアンサーの意味で桑田・原・関口のコント仕立てのセリフが追加されたメドレー形式となった。インディアンとは、バックに聴こえるインディアンの声のサンプリング音から来ている。サポート無しのメンバーによるバックアレンジ、歌詞、ハーモニカコーラスワーク等は桑田が敬愛するビートルズの楽曲を大きく意識している。
    「虫歯のブルース」の部分の歌詞が「歯から血い出た」となっているが、『茅ヶ崎ライブ 〜あなただけの茅ヶ崎〜』で披露した際には、「インディアン狂想曲」の間奏で関口が「歯茎からは血い出るけど、歯からは血い出ないだろ」と桑田に突っ込むシーンがあった。

参加ミュージシャン編集

収録アルバム編集

ミュージック・ビデオ収録作品編集

関口和之によるカバー編集

HOTEL PACIFIC
関口和之 meets 青柳拓次 featuring 玲葉奈シングル
初出アルバム『World Hits!? of Southern All Stars
B面 Ya Ya (あの時代を忘れない)
愛の言霊 〜Spiritual Message〜
リリース
規格 12インチレコード
レーベル タイシタレーベル
作詞・作曲 桑田佳祐 (#1 - #4)
プロデュース 関口和之
関口和之 meets 青柳拓次 featuring 玲葉奈 シングル 年表
HOTEL PACIFIC
(2001年)
私の青空〜MY BLUE HEAVEN
2002年
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関口和之が過去に発売したサザンのシングル曲をセルフカバーした作品である。2001年10月24日発売。発売元はタイシタレーベル

本作は関口のアルバム『World Hits!? of Southern All Stars』と桑田のシングル「白い恋人達」と同時に発売された[7]

収録曲編集

DISC1編集

  1. HOTEL PACIFIC
    (作詞・作曲:桑田佳祐 / 編曲:青柳拓次
    ボーカルは玲葉奈が担当している。
  2. Ya Ya (あの時代を忘れない)
    (作詞・作曲:桑田佳祐 / 編曲:青柳拓次)
    1982年発売の16枚目シングル曲。

DISC2編集

  1. HOTEL PACIFIC 〜electric havana mood〜
    (作詞・作曲:桑田佳祐)
  2. 愛の言霊 〜Spiritual Message〜
    (作詞・作曲:桑田佳祐 / 訳詞:Judith Wanso Atanga / 編曲:青柳拓次)
    1996年発売の36枚目シングル曲。
    歌詞は英語詞に翻訳されたバージョンである。

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ 2003年6月度までの旧基準。最低累計正味出荷枚数80万枚以上の作品に適用。

出典編集

  1. ^ ゴールドディスク認定作品 2000年9月度認定作品を閲覧 日本レコード協会
  2. ^ HOTEL PACIFIC オリコン 2016年1月16日閲覧
  3. ^ サザンオールスターズ会報 代官山通信vol.135 20ページより。
  4. ^ 【オリコン】サザンオールスターズ 売上別TOP10&主な記録2015年1月23日閲覧
  5. ^ 【オリコン】AKB48、“最速”7年でシングル総売上2000万枚突破 女性グループ初2015年3月25日閲覧。
  6. ^ a b SASダイヤリー サザンオールスターズラボラトリー (Internet Archive
  7. ^ サザンオールスターズ バイオグラフィー 2001年 2017年10月23日閲覧

関連項目編集

外部リンク編集