Heart Craft(ハート・クラフト)は、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話向けおよびNTTドコモ向けのカシオ計算機カシオ日立モバイルコミュニケーションズNECカシオモバイルコミュニケーションズ含む)製携帯電話のものづくり思想である。A5512CA・W43CAの「顔クン」やW41CAW51CAW61CACA-01Cの「アデリーペンギン」、W52CAW53CAの「カツオのボニット」などがある。2007年グッドデザイン賞コミュニケーションデザイン部門受賞。

コンセプト

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以下はW51CAカタログからの引用である。

CASIOのケータイは「持つ・開く・使う・しまう」など、「手に持つ道具」としての基本的な使い心地のよさはもちろん、端末を開くたびに表情を変え、見る人を和ませる画面デザインなど、使い込むうちに愛着を感じていただける、そんなケータイ作りを目指しています。

ハード面

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ステップキー
W41CA・W51CA・W61CA・CA-01Cに搭載されている。全体が盛り上がっているドームキーとは違い、キーが階段のようにデコボコしている。
タイプキー
W43CAに搭載されている。タイプライターのキーボードように全体が盛り上がっているが、指が接する面は平面になっている。

ソフト面

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顔いろいろ
A5512CA・W43CA・W51CA(ケータイアレンジ)に内蔵。顔クンが時間帯・季節に合わせてさまざまな表情を見せる。
アデリーペンギン
W41CA・W51CA・W61CA・CA-01Cに内蔵。「カシオの携帯電話のペンギン」から通称「カシペン」。黒一色のペンギンが人間らしい生活をしている。W41CAが大ベストセラーモデルになる要因の1つとなった。また、W51CAではより人間に近くなり、W61CAではカラーになるなど機種ごとに変化が見られる。一部を除き、画面中央に分類名と学名が書かれている。
W52CA・W53CAではプリセットのケータイアレンジとしてW41CAと同じものが内蔵されており、W43CAにはデジタル時計に少し登場している。
また、W43CA・W51CAのプリセットのデジタル時計には他の動物も黒一色で登場する。
G'zOneシリーズには自社開発時代には一度も登場しなかったが、カシオが開発に協力した京セラ製のauオリジナルAndroid搭載携帯電話TYPE-XX(KYY31)で隠しキャラクターとして登場する。
W43CAに内蔵。待ち受けが丸ごと1つの街になっている。
Bonite(ボニット)
W52CA・W53CA・W61CA(ケータイアレンジ)に内蔵。黒一色のカツオが人間らしい生活をしている。アデリーペンギンに比べ、ブラックユーモアな面が強く出ている。

書籍

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いずれも著者:城聡子2006年10月17日発売。

展覧会

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Heart Craft Atelier(ハートクラフトアトリエ)
東京・表参道のgallery & space Fannaneで2006年10月7日 - 10月29日まで開催。

関連項目

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外部リンク

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