IC 2177

いっかくじゅう座の反射星雲
IC2177から転送)

IC2177は、いっかくじゅう座おおいぬ座の境界、天の川のほぼ中央にある散光星雲である。翼を広げた鳥の姿に見えることから、日本ではワシ星雲[3](わし星雲[4])、英語ではSeagull(かもめ)nebulaの愛称がある。なお、鳥の頭部にあたる部分の星雲にはNGC 2327という別のカタログの番号が設定されている[1]

MPG/ESO望遠鏡英語版による画像
IC2177
Seagull Nebula[1]
仮符号・別名 Gum 1[2]
星座 いっかくじゅう座
視直径 85' x 25'
分類 HII領域[2]
位置
元期:J2000.0[2]
赤経 (RA, α) 07h 04 25m[2]
赤緯 (Dec, δ) -10° 27' 18"[2]
距離 3800光年[1]
Template (ノート 解説) ■Project

HII領域であるため、肉眼での観測は難しいがHβフィルターなどを使用すると観測できる場合がある。天体写真に写すのは比較的容易である。

出典 編集

  1. ^ a b c Astronomy Picture of the Day
  2. ^ a b c d e SIMBAD Astronomical Database”. Results for IC 2177. 2012年5月5日閲覧。
  3. ^ 浅田英夫『星雲星団ウォッチング』地人書館 1996年。ISBN 4-8052-0501-6
  4. ^ 宇宙事典全キーワードAstroArts