iQue Player(アイキュー・プレイヤー[1])は、任天堂2003年中国で発売したゲーム機。2003年に上海、広州、成都など一部都市を皮切りに、2004年春に全国展開された[2]

iQue Player
Manette-iQue.jpg
iQue PlayerとAVケーブル、ACアダプタ
メーカー 任天堂
神游科技
種別 据置型ゲーム機
世代 第5世代
発売日 中華人民共和国の旗 2003年11月17日
CPU 64bit 93.75MHz nec VR4300カスタム(MIPS)
GPU SGI Reality Control Processor 62.5 MHz 64-bit RCP
対応メディア フラッシュメモリカード
コントローラ入力 内蔵
外部接続 18PIN拡張コネクタ
ミニUSB
オンラインサービス (ソフトダウンロードサービス)
互換ハードウェア NINTENDO64
前世代ハードウェア スーパーファミコン
次世代ハードウェア ニンテンドーゲームキューブ
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コントローラ型のゲーム機であり、直接テレビに接続してゲームをプレイする[2]

任天堂と中国系アメリカ人の科学者である顔維群が出資する現地法人「神游科技」によって発売された。別名神遊機神游机、Shényóujī、シェンヨウジー、しんゆうき)。

概要編集

性能はNINTENDO64をベースとしている[2]。iQue Playerがコントローラー型を採用したのは、中国では「青少年に悪影響を与える」という理由で2000年6月から据え置きゲーム機(本体とコントローラが別個になっており、テレビやモニターに接続するタイプのゲーム機)の発売禁止令が施行されていたため、携帯式[3]にすることでそれをかわしたためである[4][5]

iQue Playerでは、ゲームソフトを販売するという方式ではなく、ゲーム販売店に設置されている機械で、メモリーカードに直接ゲームを有料でダウンロードするという方式がとられている。これは、コンピューターゲームソフトウェア海賊版が横行している中国の現状を考えての他、カートリッジなどの生産・販売コストを少なくするためという理由もある[6][7]

発売された当初は、『スーパーマリオ64』、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』、『スターフォックス64』、『ウエーブレース64』など、NINTENDO64向けゲームの翻訳版が本体と同時に発売された[2]。なお、1989年6月4日に発生した天安門事件を想起させることから、ハード名やゲームタイトルから「64」が外されている[7]

また、2004年には、販売店でのダウンロード方式に加えて、USBケーブルとインターネットを用いてソフトをダウンロードすることも可能になった[2]

どちらのダウンロード方法でも、販売店で「神遊票」という専用のプリペイドカードの購入が必要であった[2][7]

本体と同時販売された4タイトル以外は中国国外のコレクターには入手難易度が高く、メモリーカードが複数必要となるソフトのコンプリートに要する労力は並大抵のものではない[2]

発売されたゲームソフト編集

脚注編集

[脚注の使い方]
  1. ^ 【TGS】任天堂が中国向けに新ハード「神遊」を発売。ソフトはダウンロード方式! - 電撃オンライン
  2. ^ a b c d e f g 徳間書店『Nintendo DREAM』2016年11月号83ページ
  3. ^ ただし、本機には画面がないのでテレビに接続する必要がある。
  4. ^ コラム:中国の据え置き型ゲーム機禁止令とその事情。 - livedoor news
  5. ^ 中国での据え置きゲーム機規制は2014年に緩和されており、2019年にはNintendo Switchが発売されている。
  6. ^ ●iQue Player 神遊機
  7. ^ a b c 山谷, 剛史 (2020年8月28日). “中国版もあるのに……中国人が日本でニンテンドースイッチを爆買いしている理由”. 週刊文春. p. 2. 2020年8月29日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集