JR東日本651系電車

東日本旅客鉄道の交直流特急形電車

651系電車(651けいでんしゃ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)の交直流特急形電車である。

JR東日本651系電車
651系0番台 特急「スーパーひたち
(2013年2月9日)
基本情報
運用者 東日本旅客鉄道
製造所 川崎重工業
製造年 1988年 - 1992年
製造数 99両
運用開始 1989年3月11日[1]
運用終了 2023年3月17日
主要諸元
編成 基本編成:7両(4M3T
付属編成:4両(2M2T)
軌間 1,067 mm(狭軌
電気方式 直流1,500 V
交流20,000 V (50 Hz)
架空電車線方式
最高運転速度 130 km/h
設計最高速度 160 km/h
起動加速度 1.95 km/h/s
減速度(非常) 5.2 km/h/s
編成定員 398名(普通車362名+グリーン車36名)※1
240名(普通車のみ)※2
車両定員 普通車 52 - 68名
自重 28.1 - 39.6 t
編成重量 238.3 t※1
135.7 t※2
全長 21,100 mm
21,500 mm(先頭車)
全幅 2,900 mm
全高 3,515 mm(屋根高さ)
3,855 mm(冷房装置キセ高さ)
4,140 mm(パンタ折りたたみ)
車体 高耐候性鋼板
(屋根・床板キーストンはステンレス
台車 ボルスタレス台車
DT56形(電動車)・TR241形(制御車・付随車)
主電動機 直流直巻電動機 MT61形
主電動機出力 120 kW
駆動方式 中空軸平行カルダン駆動方式
歯車比 3.95(20:79)
編成出力 120 kW×16=1,920 kW※1
120 kW×8=960 kW※2
制御方式 サイリスタ位相制御+抵抗制御・直並列組合せ制御
界磁添加励磁制御
制御装置 CS57B形
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
抑速ブレーキ付き)
保安装置 ATS-P, ATS-Ps
備考 ※1は基本編成
※2は付属編成
※3( )は先頭車
第33回(1990年
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概要

常磐線の特急「ひたち」で使われていた485系電車の置き換えおよび競合する高速バスへの対抗策として[2]1988年昭和63年)から7両編成・4両編成がそれぞれ9編成、計99両が川崎重工業で製造された。1989年(平成元年)3月11日ダイヤ改正から営業運転を開始した[1]

大きな特徴は最高速度の向上で、滑走再粘着装置の搭載で130 km/hからの制動距離を規定の600 m以内に抑えることにより、在来線特急列車としては初めて最高速度130 km/hでの営業運転を実現した(上野 - 日立間)[注 1][注 2]

速度面の向上に加え、従来の鉄道車両とは一線を画した内外装が高い評価を受け、第33回(1990年)鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。JRグループの新設計車両でブルーリボン賞の受賞は本系列が最初である。

車両形式は国鉄時代の車両とは大きく異なる新機軸の車両となることから、未使用であった600番台の形式として「651系」と命名された[2]。デザインは剣持デザイン研究所が担当した[3]

構造

車体

車体は高耐候性鋼板製で、屋根と床板の一部にステンレスを使用しており、大型の連続窓が並ぶ構造となっている[2]。ドアはグリーン車を除き片側2か所に設けられている[2]。シートピッチを確保して、さらに停車時分短縮を目的に2ドア構造とするため、車体全長は485系よりも600 mm長い21,100 mmとした(中間車基準)[4]。このため、車体幅は2,900 mmとやや狭くなっている[4]

塗色は、ミルキーホワイトの地色に屋根部分をサンドグレー、車体裾部にオリーブグリーンの帯が入れられた[2]。当時の特急型車両とは大きく異なるカラーリングから、登場時には「タキシードボディのすごいヤツ」というキャッチコピーが与えられた。

前頭部分は非貫通の高運転台で、正面には前照灯と一体化させたLED表示式のヘッドサインを鉄道車両では初めて採用した[2]。ヘッドサインは列車愛称のほか、行先や発車時刻など自由な表示が可能であり、後部標識灯もヘッドサインと兼用している[2]。LEDは3色式であるが、後年一部編成はフルカラーLED化されたものも登場した。

車内

普通車は2+2の配置でシートピッチは970 mm、グリーン車は2+1の配置でシートピッチは1,160 mm[2]。室内は落ち着いた空間とするために間接照明(落成時)であり、普通車・グリーン車とも読書灯が設けられている[2]。普通車の荷棚は開放式だが、グリーン車はカバー付きのハットラック式とした[2]。床面は普通車は通路部のみタイルカーペット敷きだが、グリーン車は全面タイルカーペット敷きである[2]。グリーン車はオーディオと液晶モニターを設置し、衛星放送受信サービスが行われていたが、1997年(平成9年)の放送衛星の更新によりサービスが不可能となったため、屋上アンテナドームおよび座席液晶モニターは撤去された。

客室の各連結面寄り上部には、LED式車内案内表示器を設置している[2]車内自動放送装置はなく、車内放送チャイムも新造当初は485系などと同様の鉄道唱歌オルゴールだったが、1998年(平成10年)頃に現行の電子音チャイムに交換された。

中間車のモハ650-100には、在来線車両では初となる多目的室および車椅子対応座席が設置された[2]。この部分は客用ドアが車椅子対応のため730 mm から1,000 mmに拡幅されているほか、隣接する洋式トイレも車椅子対応となっている[2]

普通車は2両に1か所とグリーン車の客室端には、スーツケースなどの大型荷物を収納する荷物置き場を備えている[2]。ビジネス客需要のため、基本編成では3か所、付属編成では2か所にカード公衆電話を設置している[2](後に撤去)。

空調装置はインバータによる容量可変式のAU711形集約分散式(出力 16.28 kW(14,000kcal/h))を各車に2台(1両あたり32.56 kW・28,000kcal/h)搭載している[2]

機器類

交流直流両用電車であるが、交流は50 Hz区間のみの対応である[5]集電装置は交流直流両用のPS26形パンタグラフである[5]仙台駅まで運用されるため耐寒構造ではあるものの、降雪量が少ない地域であることから耐雪構造ではなく、常磐線での使用に特化した車両となっている。

台車は205系で実績のあるボルスタレス式DT50系列を基本としているが、高速性能向上のため、ヨーダンパ追設等のマイナーチェンジを図ったロールゴム軸箱支持方式のDT56形・TR241形を装着する[6][5]。基礎ブレーキは片押し式踏面ブレーキ、付随台車のみ踏面ブレーキに加えて1軸1枚のディスクブレーキを併用する[6]。先頭台車のみスノープラウを装着する(1次車のみ、後に撤去)[6]

車内照明の供給電源は、従来系列と同様に電動発電機(ブラシレスMG・定格出力120 kVA)からであり[5]、このためデッドセクション通過時は、架線電源の供給が絶たれた際に蓄電池により点灯する予備灯兼用の照明を除いて消灯する。なお、交直切り替えは運転士のスイッチ操作で行われる。

運転席は高運転台構造で、横軸式マスコンと縦軸式ブレーキ操作器の配置など、205系に準じたものとなっている[5]速度計新幹線100系電車と同様のLEDランプが横に向かって点灯するバーグラフ式の主速度計と、LEDランプによるデジタル表示の補助速度計を採用している(デジタルメーター[5]。速度80 km/h以上で有効な定速制御機能、ブレーキ装置には速度60 km/h以上で有効な抑速ブレーキ機能を備えている[5]。運転台の窓ガラスは、左側のみ車外に向かって開く[5]

主回路制御には205系や211系で使用されている界磁添加励磁制御を採用しており、基本的には抵抗制御でありながら電力回生ブレーキが可能となることで、省エネルギー化を図っている[5]。直流側のシステムは211系と同様であるが、交流側の回路の整流装置に、サイリスタによる位相制御を採用したことで、交流区間でも電力回生ブレーキが可能となり、交流直流両用車としては日本初の回生ブレーキ装備車となっている[5]主電動機はMT61形、歯車比は783系と同一の3.95である。その後登場した交流直流両用電車はVVVFインバータ制御に移行したため、界磁添加励磁制御の採用例は本系列が唯一である。

MON3形モニタ装置

本系列では本格的なモニタリングシステム(乗務員支援モニタ・MON3形モニタ装置)を採用した[7]。JR東日本では、日本国内では前例のない本格的なモニタリングシステムであると称している[7]

従来は故障時の警告・故障データの記録が主点であったモニタ装置を、乗務員支援、検修員支援、乗客へのサービス向上に機能を大幅に拡張したものである[7][8]。乗務員用の乗務行路表は紙製から「仕業カード」と呼ばれるLSIカード(ICカード)化を図り、カードをホルダーに挿し込むことで、モニター画面上に乗務行路や時刻表を表示させることで、ペーパーレス化を実現した[7][8]。主な機能は[7][8]

  • 仕業カード読込みにより、乗務行路、列車番号時刻表等を入力および表示 ※
  • 故障または異常発生時の運転台での警報発生および内容表示とガイダンス表示
  • 運転士および車掌補助用の各種列車情報・機器情報の表示 ※
  • 応急マニュアルの表示(異常時マニュアルを12種類) ※
  • サービス機器(空調・放送・室内灯)の制御および状態表示 ※
  • 表示変換器(行先表示・車内表示)への表示内容指令 ※
  • 故障時の機器動作情報の記録
  • 試運転時の列車性能情報の収集
  • 車上試験 ※
  • ATS運転情報の記録(1日約7時間、最新の4日分を記録)
  • 乗車率情報の記憶および印字出力(200駅間分を記録)
  • 力行・回生電力の積算
  • 交直および交交切換区内での力行の一旦切りおよび回生開放
  • 主変圧器2次側短絡時のABB再投入禁止

※ が本形式で本格的に導入した機能

システムは両先頭車にMON3A形モニタ装置(中央局)、中間車にMON3C形またはMON3B形モニタ装置(端末局)を搭載し、これらをモニタ伝送線で結んだものである[8]。車両間の伝送速度は9.6 kbpsとなっている[8]乗務員室(先頭車運転台)およびグリーン車の車掌室にはCRT(ブラウン管)モニター表示器を配置し、タッチパネル入力を採用することで、マンマシンインタフェースの向上が図られている。なお、CRTモニターの劣化に伴い、後年に液晶モニターに交換した[7]

このシステムに制御指令(力行・ブレーキ動作指令)を付加したのが、209系で採用した制御伝送装置(MON8形)であり[7]、さらに発展させたのがE231系で採用した列車情報管理装置TIMSである[7]

同様のモニタリング装置は、すでに営団日比谷線用の03系において、車両制御情報管理装置(TIS)として実用化されている[9]。同系列はマスコンからの制御指令伝送(本系列では持たない)、故障時の動作情報の記録、車上試験、試運転時の列車情報の収集などの機能を備えており、本形式と一部重なる機能もある[9]

番台別概説

0番台2次車

0番台
 
651系0番台K205編成
基本情報
運用者 東日本旅客鉄道
製造所 川崎重工業
製造年 1988年 - 1992年
製造数 99両
改造数 65両
運用開始 1989年3月11日
運用終了 2020年3月13日
投入先 スーパーひたち
フレッシュひたち
主要諸元
編成 基本編成:7両(4M3T)
付属編成:4両(2M2T)
軌間 1,067mm
電気方式 1,500V
最高速度 130km/h
制御装置 界磁添加励磁制御
保安装置 ATS-P
ATS-Ps
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1989年度に投入された2次車(下記編成表のK106編成、K204編成以降)では、1次車の使用状況を踏まえて仕様が変更された[10][11]

  • 汚損防止のため、車体屋根上全長に雨どいを設置
  • 屋根カバーをアルミ製からFRP製に変更
  • 先頭車の乗務員室と直後の出入口部用に専用の冷房装置を新設
    • これは運転台ガラスが拡大されたのに加え、常磐線が南北方向に走行しており、上り列車の場合に南側から一日を通して太陽が照りつけ乗務員室内の温度上昇が著しいためである[12]
  • 乗り心地改善のために空気ばねとヨーダンパの仕様を変更
  • 各車両間の貫通路に化粧パネルを取り付け
  • モハ650形のデッキにゴミ箱を新設
  • トイレ内に荷棚と手すりを設置、カギ高さを変更
  • 運転士の視認性向上のため、運転台計器パネルの形状を変更
  • 新製時からATS-P形装置を搭載し、乗務員室内の機器配置を変更
グリーン車の変更点
  • 後位寄りの仕切り扉を手動式から自動ドアに変更
  • 座席脚台にカバーを取り付け、フットレストの改良
  • 座席ひじ掛けを衛星放送受信液晶テレビ収納タイプへ変更
  • 喫煙席と禁煙席間にあるパーテーション(仕切り)に収納式テーブルを新設
  • サービス向上のため、コードレスホンサービスの設置準備

車内更新工事

2000年(平成12年)より、座席の改造やオーディオユニットの撤去、間接照明から直接照明への変更、荷棚の改造(ハットラック式から開放式へ)、アームレスト革部分のカット、バックシェルからモケット張りへの変更、ヘッドレストのカットなど内装面を中心とする更新工事が施工されたが、外観については、雨樋の追設や衛星アンテナの撤去、連結器カバー装着以外に目立った変更はない。

1000番台

1000番台
 
651系1000番台
基本情報
運用者 東日本旅客鉄道
改造年 2013年 - 2018年
改造数 65両
導入年 2013年
運用開始 2014年3月15日
運用終了 2023年3月17日
投入先 草津
あかぎ
スワローあかぎ
主要諸元
編成 基本編成:7両(4M3T)
付属編成:4両(2M2T)
軌間 1,067mm
電気方式 直流1,500V
最高速度 130km/h
車体 普通鋼
制御装置 界磁添加励磁制御
保安装置 ATS-P
ATS-Ps
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2014年3月15日のダイヤ改正から新たに185系の置き換え用として、高崎線系統の特急「スワローあかぎ」・「あかぎ」・「草津」に投入することが発表された[13]。勝田車両センターに配属されていた0番台の一部編成を大宮総合車両センター郡山総合車両センターにおいて改造、形式変更せず651系1000番台に区分され、基本7両編成(MT比4M3T)6本と付属4両編成(MT比2M2T)3本の計54両が、大宮総合車両センターに配置された。さらに2018年5月2日付で基本7両編成が1本追加改造され、大宮総合車両センターに転属した[14]

改造内容は、直流区間での走行となるため電動車の直流化改造が実施され、交流避雷器などの屋根上の交流機器の一部が撤去されたが、車両の重量バランスなどを考慮して多くの交流機器は回路の分離のみ実施され残存されている。その他には、モハ650形の屋根上に搭載されているパンタグラフをPS26形からシングルアーム型のPS33D形に交換、側窓下にオレンジ色の帯を追加、OM201・OM202編成を除くクハ651形とクハ650形の先頭にスノープラウの取付け、空調装置のインバータの更新が行われた[15]

2023年3月のダイヤ改正により「あかぎ」「スワローあかぎ」「草津」の運用から撤退した[16][17]

伊豆クレイル用編成

2016年7月より小田原 - 伊豆急下田間で運行を開始した観光列車伊豆クレイル[18]用として、付属編成側の旧OM301編成を大宮総合車両センターで改造し、2016年4月に出場した。IR01編成に改められ、該当の4両は2016年4月13日付で国府津車両センターに転属している[19][20]

「伊豆クレイル」は2020年(令和2年)6月28日の静岡デスティネーションキャンペーンアフターキャンペーンのクロージング列車をもって運行を終了する予定であったが[21]新型コロナウイルスの感染拡大の影響によりこれらのキャンペーン関連の運行が中止されたため[22][23]、通常の臨時列車としての最終設定である同年3月29日[24]が事実上の最終運行となった。その後、同年10月9日に、所属先の国府津車両センターから長野総合車両センターに回送され、同年10月10日付で廃車された。

 
観光列車「伊豆クレイル」で運用されていたIR01編成

車体装飾

形式・編成表

0番台

モハ651形
 
モハ651-11 勝田駅
制御装置を搭載する電動車
0番台(M)
18両(1 - 18)が製造された。定員64名。仙台側車端部にトイレ(洋式ならびに小便所)・洗面所、カード式公衆電話コーナーを設置する(いずれも公衆電話は後に撤去)。モハ650形0番台とユニットを構成し、基本編成6号車と付属編成10号車に連結される。
100番台(M1)
9両(101 - 109)が製造された。定員58名。仙台側車端部にトイレ・洗面所を設置する。モハ650形100番台とユニットを構成し、基本編成3号車に連結される。車椅子対応車で、仙台方の客用ドア幅を拡大し、客室に多目的室を設置するほか、隣接する洋式トイレは車椅子に対応する。
モハ650形
 
モハ650-11 勝田駅
パンタグラフ・主変圧器等の整流機器と蓄電池を搭載する電動車。
0番台(M')
18両(1 - 18)が製造された。定員68名。仙台側客室端に荷物置場、清涼飲料水自動販売機を設置する。モハ651形0番台とユニットを構成し、基本編成5号車と付属編成9号車に連結される。サニタリーコーナーを持たないため、定員は本系列最大である。
100番台(M'1)
9両(101 - 109)が製造された。定員64名。仙台側客室端に荷物置場、車端部に車販準備室と清涼飲料水の自動販売機を設置する。モハ651形100番台とユニットを構成し、基本編成2号車に連結される。ただし、自動販売機は2008年4月1日より使用中止となっている。
クハ651形
 
クハ651-105 勝田駅
仙台方の制御車
0番台(Tc)
電動発電機(MG)・空気圧縮機(CP)を搭載し、9両(1 - 9)が製造された。定員56名。上野側客室端に荷物置場を設置する。基本編成7号車に連結される。
100番台(Tc1)
0番台とは異なりMG・CP搭載を省略しており、9両(101 - 109)が製造された。定員56名。上野側客室端に荷物置場を設置する。付属編成11号車に連結される。
クハ650形(Tc')
 
クハ650-11 勝田駅
MG・CPを搭載する上野方の制御車で、18両(1 - 18)が製造された。定員52名。仙台側車端部にトイレ・洗面所、カード式公衆電話を設置する。基本編成1号車と、付属編成8号車に連結される。
サロ651形(Ts)
グリーン車で基本編成4号車に連結する、本系列唯一の付随車で、9両(1 - 9)が製造された。客室両端部に荷物置場、仙台側車端部にトイレ・洗面所・カード式公衆電話を設置する。また車掌室と業務用控室を備えている。

座席配置は2列+1列で登場時は定員33名。喫煙席と禁煙席との間に仕切が設けられていたが、2002年12月2日ダイヤ改正からのグリーン車全席禁煙化に伴い、仕切は撤去の上、空きスペースを上野方に移動。2004年(平成16年)夏に、この空きスペースに座席を設置し定員が36名になった。

編成表

以下に製造時の編成を記す。

 
← 仙台・いわき
上野 →
基本編成
K100番台編成
号車 7 6 5 4 3 2 1
形式 クハ651
(Tc)
(0番台)
モハ651
(M)
(0番台)
モハ650
(M')
(0番台)
サロ651
(Ts)
(0番台)
モハ651
(M1)
(100番台)
モハ650
(M'1)
(100番台)
クハ650
(T'c)
(0番台)
竣工 改造・廃車
K101 1 1 1 1 101 101 1 1988年12月20日 OM201
K102 2 2 2 2 102 102 2 1989年1月11日 OM207
K103 3 3 3 3 103 103 3 1989年2月6日 2019年8月31日
K104 4 5 5 4 104 104 5 1989年2月15日 OM202
K105 5 7 7 5 105 105 7 1989年2月28日 2018年7月28日
K106 6 9 9 6 106 106 9 1989年12月28日 OM203
K107 7 13 13 7 107 107 13 1990年2月19日 OM204
K108 8 15 15 8 108 108 15 1990年3月3日 OM205
K109 9 17 17 9 109 109 17 1992年1月26日 OM206
付属編成
K200番台編成
号車 11 10 9 8  
形式 クハ651
(Tc1)
(100番台)
モハ651
(M)
(0番台)
モハ650
(M')
(0番台)
クハ650
(T'c)
(0番台)
竣工 改造・廃車
K201 101 4 4 4 1989年2月6日 2020年4月3日
K202 102 6 6 6 1989年2月15日 2016年3月14日
K203 103 8 8 8 1989年2月28日 2013年9月11日
K204 104 10 10 10 1989年12月28日 2015年12月12日
K205 105 11 11 11 1990年2月1日 2020年6月6日
K206 106 12 12 12 1990年2月1日 OM301
K207 107 14 14 14 1990年2月19日 2019年5月20日
K208 108 16 16 16 1990年3月3日 OM303
K209 109 18 18 18 1992年1月26日 OM302

1000番台

モハ651形
1000番台(M)
0番台から10両(1・2・5・9・12・13・15 - 18)が改造された。搭載されている機器とユニットの構成と車内設備は0番台と同じ。
1100番台(M1)
0番台から7両(101・102・104・106 - 109)が改造された。搭載されている機器とユニットの構成と車内設備は100番台と同じ。
モハ650形
1000番台(M')
0番台から10両(1・2・5・9・12・13・15 - 18)が改造された。屋根上に搭載されているパンタグラフをPS26形からPS33D形に交換、交流避雷器などの屋根上の交流機器の一部撤去が行われ、搭載されている機器とユニットの構成と車内設備は0番台と同じ。
1100番台(M'1)
0番台から7両(101・102・104・106 - 109)が改造された。1000番台と同じく、屋根上に搭載されているパンタグラフをPS26形からPS33D形に交換、交流避雷器などの屋根上の交流機器の一部撤去が行われ、搭載されている機器とユニットの構成と車内設備は0番台と同じ。
クハ651形

万座・鹿沢口、前橋方の制御車

1000番台(Tc)
0番台から7両(1・2・4・6 - 9)が改造された。搭載されている機器と車内設備は0番台と同じであり、基本編成の7号車に連結される。
1100番台(Tc1)
0番台から3両(106・108・109)が改造された。搭載されている機器と車内設備は0番台と同じであり、付属編成の11号車に連結される。
クハ650形

上野方の制御車

1000番台(Tc')
0番台から10両(1・2・5・9・12・13・15 - 18)から改造された。搭載されている機器と車内設備は0番台と同じであり、基本編成の1号車と、付属編成の8号車に連結される。
サロ651形
1000番台(Ts)
0番台から7両(1・2・4・6 - 9)から改造された。グリーン車で基本編成4号車に連結する、搭載されている機器と車内設備は0番台と同じである。

編成表

 
← 万座・鹿沢口、前橋、小田原
上野、伊豆急下田 →
基本編成
OM200番台編成
号車 7 6 5 4 3 2 1  
形式 クハ651
(Tc)
(1000番台)
モハ651
(M)
(1000番台)
モハ650
(M')
(1000番台)
サロ651
(Ts)
(1000番台)
モハ651
(M1)
(1100番台)
モハ650
(M'1)
(1100番台)
クハ650
(T'c)
(1000番台)
改造竣工 改造元 廃車
OM201 1001 1001 1001 1001 1101 1101 1001 2014年3月12日 K101 2023年10月27日(クハ651-1001を除く)
OM202 1002 1002 1002 1002 1102 1102 1002 2014年3月5日 K104 2022年4月16日
OM203 1003 1003 1003 1003 1103 1103 1003 2014年1月24日 K106 2023年4月4日
OM204 1004 1004 1004 1004 1104 1104 1004 2013年11月14日 K107 2023年5月9日
OM205 1005 1005 1005 1005 1105 1105 1005 2013年12月6日 K108 2023年6月17日
OM206 1006 1006 1006 1006 1106 1106 1006 2013年10月7日 K109 2023年7月27日
OM207 1010 1010 1010 1007 1107 1107 1010 2018年5月2日 K102 2023年9月28日
付属編成
OM300番台編成
号車 11 10 9 8    
形式 クハ651
(Tc1)
(1100番台)
モハ651
(M)
(1000番台)
モハ650
(M')
(1000番台)
クハ650
(T'c)
(1000番台)
改造竣工 改造元 改造・廃車
OM301 1101 1007 1007 1007 2014年2月21日 K206 IR01
OM302 1102 1008 1008 1008 2014年4月3日 K209 2017年9月20日
OM303 1103 1009 1009 1009 2014年3月5日 K208 2017年7月20日
伊豆クレイル用
IR編成[19]
号車 4 3 2 1  
形式 クロ651
(Tsc)
(1100番台)
モロ651
(Ms1)
(1000番台)
モハ650
(M'1)
(1000番台)
クロ650
(Tsc2)
(1000番台)
改造竣工 改造元 廃車
IR01 1101 1007 1007 1007 2016年4月13日 OM301 2020年10月10日

運用

常磐線

1988年度に47両、1989年度に41両、計88両の投入を計画した[12]。本系列は新技術を採用したことから、不具合が発生した場合に2次車は新製当初より反映し、1次車は改造で済ませる計画としたため、一括発注とはせず2回に分けて投入した[12]。1次車は7両編成5本、4両編成3本の計8本を投入したが、これは営業運転開始後に予想に反して乗客が増加せず輸送力が過剰となった場合に、2次車で中間車をそれぞれ2両、5両と増結して9両編成8本とすれば、全体の編成本数が余剰とならないよう配慮したためである[12]。ただし、実際は本系列投入後乗客が大幅に増加し、この計画は実現しなかった[12]

登場時から特急「スーパーひたち」にのみ使用されていたが、2002年(平成14年)12月1日のダイヤ改正で勝田駅発着の「スーパーひたち」は「フレッシュひたち」に編入された。その後E653系から651系へ「フレッシュひたち」の運用を替えた列車も多数登場した。以前は7両・4両(4両編成での運行は勝田駅 - いわき駅間の一部のみ)での運転する列車が設定されていた。2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震東日本大震災)が発生するまでは、いわき駅 - 原ノ町駅・仙台駅間では4両編成(原ノ町駅夜間留置列車は7両編成、日によって11両編成)で運行されていた。基本編成+基本編成(14両)と付属編成+付属編成(8両)での運転は定期列車では行われなかった。

震災前の2010年(平成22年)12月、JR東日本はE657系を2012年(平成24年)春に導入し、同年秋に651系をすべて置き換える計画を明らかにした[25]。置き換え後の651系の処遇については他線区の臨時列車への転用が示唆されており[26]、一部は波動用車両に転用された。

2013年(平成25年)3月15日に「スーパーひたち」・「フレッシュひたち」の全運用がE657系となったが、E657系の改造工事のため同年10月1日から2015年(平成27年)3月13日まで「フレッシュひたち」1往復に運用されることとなった[27]。なお、この運用ではLED表示式のヘッドサインは使用されていない。E657系は2014年(平成26年)11月に10両編成1本が追加投入されたが、本系列による運転はダイヤ改正前日まで実施された。

2017年(平成29年)7月22日より、4両編成がいわき - 竜田間(同年10月21日からはいわき - 富岡間)の普通列車2往復に充当されていたが[28][29][30]、2020年(令和2年)3月14日のダイヤ改正でE531系に統一されたため、運用を終了した。

高崎線系統

1000番台が以下の定期運用に使用されていた[31][32]

全列車が7両編成での運転。2015年3月13日までは、「あかぎ」「スワローあかぎ」は11両編成の列車があった。2015年3月14日以降、付属編成は定期運用がなくなり、廃車または伊豆クレイル用に改造された。

老朽化のため、2023年3月18日のダイヤ改正でE257系2500番台5500番台に置き換えられ、定期運用を終了した[33][34]

臨時列車

臨時列車および団体臨時列車にも使用されている。臨時列車は以下を参照。 団体臨時列車では日光線日光駅まで入線したことがある。

2013年1月に廃車された485系(K60・K40編成)に代わり、臨時列車や団体列車など波動用に使用されていたE653系が「いなほ」・「しらゆき」へ転用が進められることになった。それに伴い、2014年11月以降、E653系K70編成転属まで常磐線や水戸線における波動用としても運用されていた。臨時列車としては下記の列車に使用されている。

廃車

  • 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)による常磐線不通区間発生の影響で付属編成1本(K202編成)が原ノ町駅に留置されていた[35]が、2016年3月17日から3月19日にかけて撤去作業が行われた[36][37]
  • 2011年5月末に、一部の編成で組成変更を実施した。K101編成とK205編成で3両ずつを交換し、7両編成は新たにK901編成となっている。バリアフリー設備を備える100番台電動車ユニットをK205編成に組み込んだ[38]。これらの編成はその後数か月で元の編成に戻されており、少なくともK101編成は2014年に登場当時の編成(元の編成)で1000番台化改造を受けている。
  • 2013年9月11日付けでK203編成が廃車となった。651系の廃車は同編成が初めてとなる[39]。2015年12月12日付けでK204編成が、2016年3月14日付けで上述のK202編成が廃車されている[40]
  • 2015年3月改正で余剰となった1000番台付属編成のうち、2017年7月20日付けでOM303編成が、同年9月20日付けでOM302編成が廃車された[41]。OM301編成に関しては、2016年に先述の「伊豆クレイル」に再改造の上、国府津車両センターへ転属した。
  • 2018年からは勝田車両センター所属の基本編成からも廃車が発生し、2018年7月28日付けでK105編成が廃車された。K207編成については2012年から青森にて疎開留置されていたが、2019年5月20日付けで廃車となった[注 3]
  • 2019年にはE653系U108編成の勝田車両センターへの転属、波動転用に伴い、同年8月31日付けでK103編成が廃車となった。これにより0番台の基本編成は消滅した。
  • 常磐線の運用から撤退した付属編成も、2020年4月3日付けでK201編成が、同年6月6日付けでK205編成がそれぞれ廃車され、0番台は消滅した[42]。また、「伊豆クレイル」仕様のIR01編成も同年10月9日付けで廃車となり、付属編成が消滅した。
  • 2022年4月15日に1000番台OM202編成がEF81-139に牽引され郡山総合車両センターに配給後[43]、同月16日付で廃車された[44]
  • 定期運用離脱後では2023年3月23日にOM203編成がEF81-139による牽引で郡山へ配給後、同年4月3日付で廃車された[45]。その後OM204-OM207編成もEF81-139による牽引で順番に郡山へ配給され、OM204編成が同年5月9日付で、OM205編成が同年6月17日付で、OM206編成が同年7月27日付で、OM207編成が同年9月28日付で、それぞれ廃車された[45]
  • 2023年10月26日にOM201編成が郡山に配給され、翌日付けでクハ651-1001を除く6両が廃車された[46]

脚注

注釈

  1. ^ 「スーパーひたち」と同時に西日本旅客鉄道(JR西日本)においても「スーパー雷鳥」が湖西線北陸トンネル上り線に限り130 km/h運転での営業運転を開始している。ただし「スーパー雷鳥」は従来形485系のグレードアップ改造車での運用であったため、踏切のない湖西線および北陸トンネル内に限り特例として認可されたものであり、車両そのものを130 km/h運転対応に改造して運行されていたわけではない。
  2. ^ 130 km/h対応の特急型電車としては、九州旅客鉄道(JR九州)の783系電車が先に登場していたが、同系が130 km/h運転を開始したのは、1990年(平成2年)からである。
  3. ^ 同時にK102編成も疎開留置されていたが、こちらは2016年に勝田へ帰区し、その後1000番台のOM207編成へ改造された。

出典

  1. ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車情報 89年版』ジェー・アール・アール、1989年8月1日、144頁。ISBN 4-88283-110-4 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 交友社『鉄道ファン』1989年3月号新車ガイド1「JR東日本 651系特急形電車」pp.16 - 23。
  3. ^ KDA 剣持デザイン研究所 作品年表(インターネットアーカイブ)。
  4. ^ a b 交友社『鉄道ファン』2013年4月号インタビュー「JR東日本651系誕生のころ - 沼野稔夫氏に聞く - 」pp.82 - 85。
  5. ^ a b c d e f g h i j 交友社『鉄道ファン』1989年3月号新車ガイド1「JR東日本 651系特急形電車」pp.23 - 25。
  6. ^ a b c 日本鉄道車両工業会「車両技術」185号(1989年2月)「JR東日本651系特急形交直流電車」pp.18 - 20。
  7. ^ a b c d e f g h JR東日本における車両情報システム pp. 44-53
  8. ^ a b c d e 日本鉄道サイバネティクス協議会「鉄道サイバネ・シンポジウム論文集」第27回(1990年)「ICカードとカラーCRTを使用した特急電車用モニタ装置」論文番号426・第27回(1990年)「基本性能を高め多機能化を可能にした特急電車用モニタ装置(MON3形)」論文番号427。
  9. ^ a b 「新車ガイド 日比谷線用03系の概要」『鉄道ファン』、交友社、1988年9月、[要ページ番号] 
  10. ^ 「651系の増備車」『電車』、交友社、1990年9月、50 - 53頁。 
  11. ^ 交友社『鉄道ファン』1990年3月号新車ガイド「JR東日本651系2次車登場」p.62。
  12. ^ a b c d e 交友社『鉄道ファン』2013年4月号インタビュー「JR東日本651系誕生のころ - 國井浩一氏に聞く - 」pp.86 - 87。
  13. ^ 2014年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2013年12月17日、4頁http://www.jreast.co.jp/press/2013/20131217.pdf2022年2月16日閲覧 
  14. ^ 『JR電車編成表 2019冬』、交通新聞社、2018年11月14日、360頁、ISBN 978-4-330-93218-7 
  15. ^ 『鉄道ファン』、交友社、2014年10月、82 - 84頁。 
  16. ^ 2023年3月 ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道高崎支社、2022年12月16日https://www.jreast.co.jp/press/2022/takasaki/20221216_ta01.pdf2023年3月9日閲覧 
  17. ^ 惜別企画!651系を4編成並べた撮影会を開催します! ~クモユニ143形の車内も見学できます~』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道大宮支社、2023年3月9日https://www.jreast.co.jp/press/2022/omiya/20230309_o01.pdf2023年3月9日閲覧 
  18. ^ JR東日本651系「伊豆クレイル」大人のリゾート列車で伊豆に"来てくれ~る"?」『マイナビニュースマイナビ、2016年1月25日。2016年3月15日閲覧。
  19. ^ a b 「IZU CRAILE」(伊豆クレイル)報道公開。”. 鉄道ホビダス. ネコ・パブリッシング (2016年4月27日). 2016年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年5月6日閲覧。
  20. ^ 「JR車両のうごき(2016年4月1日〜6月30日)」『鉄道ダイヤ情報』、交通新聞社、2016年9月、81頁、ASIN B01H2AIR32 (転属車両)
  21. ^ 「静岡デスティネーションキャンペーンアフターキャンペーン」では特別運行を行います!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道横浜支社、2020年1月30日https://www.jreast.co.jp/press/2019/yokohama/20200130_y01.pdf2020年1月30日閲覧 
  22. ^ 「静岡デスティネーションキャンペーンアフターキャンペーン」期間中の一部臨時列車運休について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道横浜支社、2020年3月31日https://www.jreast.co.jp/press/2019/yokohama/20200331_y01.pdf2020年5月11日閲覧 
  23. ^ 「静岡デスティネーションキャンペーンアフターキャンペーン」期間中の臨時列車運休について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道横浜支社、2020年5月11日https://www.jreast.co.jp/press/2020/yokohama/20200511_y01.pdf2020年5月11日閲覧 
  24. ^ 春の増発列車のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2020年1月17日、10頁。 オリジナルの2020年2月26日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200226105246/https://www.jreast.co.jp/press/2019/20200117_ho02.pdf 
  25. ^ 常磐線特急に新型車両を導入!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2010年12月7日http://www.jreast.co.jp/press/2010/20101206.pdf2010年12月7日閲覧 
  26. ^ 交通新聞(2010.12.9付)
  27. ^ 常磐線特急ひたち号の編成変更について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道水戸支社、2013年8月8日。 オリジナルの2013年9月3日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20130903170603/http://www.jrmito.com/press/130808/20130808_press04.pdf 
  28. ^ 常磐線(いわき駅〜竜田駅間)一部列車の車両を変更します』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道水戸支社、2017年6月23日。 オリジナルの2017年6月23日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20170623120934/http://www.jrmito.com/press/170623/press_01.pdf2017年6月23日閲覧 
  29. ^ 2017年10月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道水戸支社、2017年7月7日、9頁。 オリジナルの2017年7月7日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20170707212827/http://www.jrmito.com/press/170707/press_01.pdf2018年5月30日閲覧 
  30. ^ 岸田法眼「乗車券だけで特急車両に乗れる超快適な常磐線のスーパー各停「651系普通列車」」『@DIME』2017年9月16日、2018年5月30日閲覧 
  31. ^ 651系1000番台が特急“草津”・“あかぎ”で運転開始」『「鉄道ファン」railf.jp鉄道ニュース』交友社、2014年3月16日。2022年2月16日閲覧。
  32. ^ 特急“スワローあかぎ”運転開始」『「鉄道ファン」railf.jp鉄道ニュース』交友社、2014年3月18日。2022年2月16日閲覧。
  33. ^ 2023年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道高崎支社、2022年12月16日https://www.jreast.co.jp/press/2022/takasaki/20221216_ta01.pdf2022年12月16日閲覧 
  34. ^ 特急草津・四万 特急あかぎ』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道高崎支社、2022年12月16日https://www.jreast.co.jp/info/2022/takasaki/20221216_ta02.pdf2022年12月16日閲覧 
  35. ^ 久保木善浩「3・11からずっと…取り残された「スーパーひたち」」『zakzak』、2012年12月14日。オリジナルの2012年12月17日時点におけるアーカイブ。
  36. ^ 震災と原発事故…5年放置 被災特急さよなら」『河北新報ONLINE NEWS』、2016年3月18日。オリジナルの2016年3月16日時点におけるアーカイブ。
  37. ^ 「JR水戸支社 原ノ町駅留置車両撤去」『交通新聞』交通新聞社、2016年3月23日。
  38. ^ accessdate=2022-02-16 651系に組替え編成」『『鉄道ファン』交友社 railf.jp鉄道ニュース』、2011年5月29日。
  39. ^ 消えた車輛写真館:651系K203編成”. 『鉄道ホビダス』 消えた車輛写真館. ネコ・パブリッシング (2014年3月3日). 2022年2月16日閲覧。
  40. ^ 『JR電車編成表 2016夏』、交通新聞社、2016年5月19日、356頁、ISBN 978-4-330-68216-7 
  41. ^ 『JR電車編成表 2018冬』、交通新聞社、2017年11月15日、356頁、ISBN 978-4-330-84117-5 
  42. ^ 『JR電車編成表 2021冬』、交通新聞社、2020年11月18日、358頁、ISBN 978-4-330-08220-2 
  43. ^ 651系1000番台OM202編成が郡山総合車両センターへ|鉄道ニュース|2022年4月16日掲載|鉄道ファン・railf.jp”. 鉄道ファン・railf.jp. 2022年4月16日閲覧。
  44. ^ 『JR電車編成表 2023冬』、交通新聞社、2022年11月21日、358頁、ISBN 978-4-330-06722-3 
  45. ^ a b 『JR電車編成表 2024冬』、交通新聞社、2023年11月17日、358頁、ISBN 978-4-330-06423-9 
  46. ^ 『鉄道ファン』通巻754号、交友社、2024年1月1日、150,157頁。 

参考文献

  • 交友社鉄道ファン
    • 1989年3月号新車ガイド1「JR東日本 651系特急形電車」(久須美 康博・東日本旅客鉄道株式会社運輸車両部車両課長)
    • 1990年3月号新車ガイド2「JR東日本651系2次車登場」(佐藤 芳彦・東日本旅客鉄道株式会社運輸車両部車両課長)
    • 2013年4月号インタビュー「JR東日本651系誕生のころ - 沼野稔夫氏に聞く - 」「JR東日本651系誕生のころ - 國井浩一氏に聞く - 」(福原 俊一)
  • 菅谷誠「JR東日本における車両情報システム」『鉄道ジャーナル』、鉄道ジャーナル社、2004年9月、44 - 53頁。 
  • 日本鉄道サイバネティクス協議会「鉄道サイバネ・シンポジウム論文集」
    • 第27回(1990年)「ICカードとカラーCRTを使用した特急電車用モニタ装置」論文番号426
    • 第27回(1990年)「基本性能を高め多機能化を可能にした特急電車用モニタ装置(MON3形)」論文番号427

関連項目

  • レール7 - かつて放映されていたテレビ東京の番組。1989年頃から1991年の番組終了まで、本系列がオープニングを飾っていた。
  • JR西日本683系・289系電車 - 当車と同様に、元々交直両用電車だったが、のちに一部が直流専用電車に改造された。

外部リンク