Jam (自販機本)

『X-magazine Jam』(通称:ジャム)は1979年アリス出版が発行していた伝説的自販機本[1]。後継誌は群雄社発行のサブカルチャー雑誌HEAVEN』。初代編集長は伝説的編集者高杉弾

X-magazine Jam
X-magazine Jam.png
ジャンル パンク
インディーズ
オルタナティヴ
アバンギャルド
サブカルチャー
アンダーグラウンド
カウンターカルチャー
コンセプチュアル・マガジン
刊行頻度 月刊
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
定価 300円
出版社 エルシー企画
編集部名 ジャム出版
発行人 高杉弾
編集スタッフ 山崎春美
隅田川乱一
八木眞一郎
刊行期間 1979年2月 - 1980年1月
姉妹誌 HEAVEN
ウェブサイト 高杉弾ホームページ

鬼畜系と呼ばれるスカムカルチャーの元祖的存在であり、以降のサブカルチャーに多大な影響を与えたことから伝説化している。創刊号の二大特集は「NO PUNK! NO WAVE!」「山口百恵のゴミ大公開!」。

目次

概要編集

自販機本X-MAGAZINE』の後継として高杉弾1979年2月に創刊。

本誌は自販機本という特殊な形態で販売されたため、店頭に並ぶ正規の取次ルートに乗った通常の雑誌とは違って内容に制約がなく、独自の編集方針から常軌を逸したアナーキーな誌面が徹頭徹尾にわたり展開された。

創刊号では「爆弾企画」と銘打って山口百恵宅のゴミ漁りを決行し、使用済み生理用品を写真付きで無断公開するスキャンダラスな鬼畜系企画で注目を集めた。本誌は表紙だけ「エロ」で肝心の中身は大麻LSDなど違法薬物の特集を始め、インディーズパンクカルトムービーの紹介、果ては皇室臨済禅神秘主義までカウンターカルチャーを縦横無尽に取り上げ、狂気とナンセンスが交錯するパンクな誌面を展開、唯一無二の世界観を築き上げた。

また漫画コーナーでは当時『月刊漫画ガロ』編集長でヘタウマの旗手であった渡辺和博を起用し、当時漫画家をやめていた蛭子能収を本誌で再デビューさせている。また高杉弾も一時期『ガロ』や『アックス』に連載を持っていたことがあり、青林工藝舎社長の手塚能理子とも旧知の間柄である[2]

Jam』はその先鋭的な編集方針と独自性から『ガロ』や『宝島』といった日本を代表する超カルトサブカルチャー雑誌と並び、後続のサブカル誌のルーツとして黎明期のサブカルチャー文化に大きな爪痕を遺した[3]編集者文筆家竹熊健太郎は『Quick Japan』(太田出版)や『危ない1号』(データハウス)などのサブカル&アングラ系雑誌の源流として『Jam』を挙げており[4]、元『実話ナックルズ』編集長の久田将義も「エロ本から発生したサブカル第1世代の文化は高杉弾が起源ではないか」と指摘している[5]

廃刊後も同誌は日本サブカル史やエロ本史において今日まで語り継がれる伝説的な存在になっているが、エロ本という性質上図書館など公共機関での所蔵は皆無である[6]。また古書店では幻の雑誌として数万円の高値が付けられており、全体を目にすることも極めて困難となっている[6]

本項では『Jam』の前身雑誌『X-MAGAZINE』と後継誌『HEAVEN』についても解説する。

歴史編集

前史編集

すべての始まりは1978年のある日、日本大学芸術学部文芸学科を中退した高杉弾武蔵小山駅から深夜自宅に向かって歩いていると、電柱の下に捨ててあった一冊の自販機本を発見したことである[7][8][9]

高杉はその自販機本[注釈 1]に掲載されていたパンティストッキングを履いた女性のを大胆に写した、見開き・裁ち落としヌード写真に大いなるショックを受け、カメラマンに会うためだけに発行元のエルシー企画を訪れた[10][11][12]

この時に高杉が顔を合わせたカメラマン武蔵野大門こそエルシー企画の明石賢生社長その人で、明石は編集局長のSと相談して高杉に同社発行の自販機本『快楽超特急』5号の8頁分を任せることを思いつく[13]。これに応じた高杉は友人の美沢真之助(=隅田川乱一、後に『Jam』『HEAVEN』『X-MAGAZINE』編集者)を誘い、共同で「Xランド」と題したゲリラ記事を一週間で執筆した[13][14]。後に編集局長のSこと佐山哲郎は高杉が「Xランド」執筆に至るまでのエピソードを次のように回想している。

高杉は確か俺がエルシーで仕事中にやってきたんだ。「お前のファンが来てるぞ」って誰かが呼びに来てさ。「可愛い女の子だ」ってかつがれて行ったら、それが高杉(笑)。どこが可愛い少女だって。それでミニコミ見せてもらって。横で明石が「どうだ、こいつ使えるか?」って聞くから、「使えるもなにも、一冊すぐに作らせる」って言ったんですよ。そしたら明石は「お前はすぐそんなこと言うからダメなんだ」って怒ったの。じゃあってんで、とりあえず俺がやってた雑誌の八ページだけまかせることにしたんだよ。そしたら……連中、いきなり、“乗っ取り宣言”するんだよ。「この雑誌は俺たちが乗っ取った!」って。なんなんだ(笑)…… — 竹熊健太郎「天国桟敷の人々─自動販売機本の黎明期と『JAM』の出現⑵」『Quick Japan』14号 153頁 1997年 太田出版
X-MAGAZINE
ジャンル 自販機本
発売国   日本
言語 日本語
定価 300円
出版社 エルシー企画
発行人 明石賢生
編集スタッフ 高杉弾
美沢真之助
八木眞一郎
刊行期間 1979年1月
姉妹誌 Jam
特記事項 エルシー企画発行の自販機本『スキャンダル 快楽超特急』Vol.6として刊行

この「Xランド」が好評だったことから明石は『快楽超特急』6号の編集を高杉に一冊丸ごと自由に任せることにし[15]、高杉と美沢は雑誌のジャックに成功する。後に高杉は「その8頁が当時エロ本の世界では考えられないような、すっごい『変』だったらしいんだよ。『面白いじゃん、なにこれ?』みたいに。半分はあきれているんだよね(笑)」と回想している[14]

雑誌の編集にあたって美沢は友人の八木眞一郎(後に『Jam』編集者)を誘い、誌名を『X-MAGAZINE』と改め、大麻取締法への批判やアメリカの薬物事情などエロとは一切関係のないドラッグの特集記事を執筆する。更には笑いガス実験、男性器紙工作変態SF小説下層サラリーマンオピニオンエッセイなどを取り上げ、極めつけは「スターダスト 芸能人探訪!! ゴミあさりシリーズ」と銘打ってかたせ梨乃宅のゴミ漁りを実行し、ドラマ台本や腐ったミカン、使用済みタンポンなどを誌上で無断公開する暴露企画を行った[注釈 2]

このように『X-MAGAZINE』は現在では到底考えられない過激な企画や読物が目白押しであり、表向きはエロ本だが中身はヌードの露出が極端に乏しく無茶苦茶で過激な企画や読み物が満載という『Jam』のスタイルを創刊前から完全に確立することに繋がった。

ちなみに漫画家蛭子能収は連載前の打ち合わせで高杉から「一応表紙はエロな感じに見えるんですけど、中身は自分たちが好きに作ってるんですよ。自分たちはこれを“ゲリラ”だと思ってるんです」と熱烈にアピールされたと回想しており[16]、元々高杉自身「もっと突き抜けて、ほとんど無意味の方向へ行くまで過激なことをやってみたらどうか」というダダ的な誌面作りを標榜していた節があったという[17]

自販機本『Jam』創刊編集

『X-MAGAZINE』は1979年2月より『Jam』として新創刊。B5版/88頁で定価は300円だった。メインスタッフには日本大学芸術学部の中退メンバーが集い、新創刊に際してガセネタ山崎春美同人として本格的に参加する。キャッチコピーは「SEXと革命、両方とりたい君のために!」「オナニー&メディテーション!」「SUPER CONCEPTUAL MAGAZNE」。

創刊号では「雑誌でパンクをやる。伝統を断ち切る、常識を破壊する、そういう革命を雑誌によって起こす」と宣言し[18]、冒頭の特集から女性器肛門の拡大ポスターを掲載するなど『X-MAGAZINE』以上にパンクな記事が目立っていたが[19]、特に山口百恵宅から出たゴミ約40点を写真付きで無断公開した特集記事「芸能人ゴミあさりシリーズ」が最も有名で、これについて取材に訪れた祥伝社発行の女性誌微笑』が1979年5月26日号において4頁にわたる批判記事を掲載し『Jam』の存在が世に知れ渡る切っ掛けとなった[20]

しかし『微笑』の日和見的な取材方法や批判記事に嫌悪感を示した編集長の高杉弾は「エセ・ヒューマニズムや見せかけだけの正論、やっていいことと悪いこと、社会的一般常識、そんなレベルを突破しないで面白い記事が書けるとでも思っているのか。セオリーや礼儀を守っていて今の読者を引っぱれると思っているなら、お前ら脳なしだぜ。少なくとも雑誌づくりに幻想〈ビジョン〉を持てないような脳なしの年寄連中には早々にご退場願いたいものだ」と痛烈な皮肉を込めたメッセージを『Jam』に寄稿した[21]

元々『Jam』は当時「出せば出すだけ売れる」と言われたほど売り上げが好調だった自販機本税金対策用に作られた雑誌であり、「どうせ儲かっても税金に持って行かれるのなら経費として面白い雑誌を作った方が良い」という版元の方針から全くボツが出なかったという[22][23]。ちなみに明石賢生社長が出した唯一の制作条件は「カラーページだけはエロにしておけ」だった[23]

ちなみに山口百恵宅のゴミ漁りは1979年1月下旬から2月上旬にかけて複数回に分けて行われ、その中から選りすぐりのゴミを選んで誌面に掲載している[20]。採集された主なゴミは以下の通り[20]

元々この芸能人ゴミ漁り企画はアメリカ発のアングラ誌『WET英語版』(1976年1981年)が先行してボブ・ディラン邸のゴミ漁りを行ったのが元になっており、これにヒントを得た美沢真之助が「それを日本でやったらどうなるか」と提案し高杉が実行に移したという[17]。ただし高杉本人は『WET』誌を特別意識していた訳でもなかったという[19]。なお美沢はゴミ漁り企画を立案した理由について「ゴミから始まった雑誌だから、という当然の発想なんですよ」と晩年のインタビューで語っており、ゴミを通した大衆文化への社会学的アプローチからインド乞食による秘密売買に至るまでゴミ漁りの持つ多面的な側面についても指摘していた[24]

ちなみに山口百恵側からのクレームは一切なかったようで「黙殺したほうが良いと思ったんでしょう。正しい判断だよ」(高杉談[19])、「まあ、売れてる雑誌じゃなかったし、変にことを荒立てて、他の雑誌に関連記事が載った方がイメージ的に損だと判断したんでしょう。結構、頭いいと思いますよ。百恵のプロダクションの社長は」(美沢談[24])、「とにかくあの頃の芸能界はいろんなスキャンダルに揺れてたからね。本屋にも置いてない自販機本には手が回らなかったんだろう。なんでも聞くところによると百恵の事務所の社長が『Jam』を見てさ、『論外だ!』と叫んだきり、絶句したらしいよ。で、それっきり(笑)。訴えるにも値しないってやつじゃないの」(佐山談[25])と高杉らは語っている。なおこの企画が行われた1年後の1980年3月、山口百恵は芸能界からの引退を宣言した。

高杉弾とその周辺編集

本誌では高杉弾から読者へのメッセージが毎号掲載されており、この中で高杉は「Jamにはサービス精神が足りない、ポルノが少なすぎる、わけが判らない、思想がない……そんな声を聞く。知ったことか! ハッキリ言ってJamはポルノ雑誌じゃない。どこやらの雑誌のように、くそ面白くもないサービスを連発するのは読者をバカにしてることじゃないのか。わけが判らないことのどこが悪い!」[26]逆ギレとも取れる内容の声明を出して編集長自ら『Jam』がエロ本であること自体完全否定する。更に高杉は「思想がハッキリ出ている雑誌が欲しければよそへ行ってくれ。Jamがスーパー・コンセプチュアル・マガジンであることを了解して欲しい。“Jamのような雑誌”というのが他にあったら見せて欲しい。今このどうしようもなくメチャクチャな時代に、Jamというのはピッタリの雑誌だと俺は思っている」[26]として本誌が類例のない異端雑誌であることを誌上で明確に宣言するなどしていた。

このように『Jam』は編集長である高杉弾の個性が色濃く反映された誌面作りで知られているが、本誌の構成面においては高杉以外の功績も大きく、特に高杉は雑誌の思想的バックボーンとして美沢真之助(隅田川乱一)の才能を高く評価していた[27]。後に高杉は「真之助がいなかったら『HEAVEN』はともかく『Jam』は出来なかったと思いますね」とも語っている[27]。また臨済禅グルジェフシュタイナーなどの神秘主義カルトムービー現代美術などの記事はオカルト雑誌の編集にも携わっていた八木眞一郎が関与している可能性が高い[28]。一方で山崎春美は音楽関連の記事を中心に担当し、本誌にも執筆していたガセネタ大里俊晴吉祥寺マイナー佐藤隆史は山崎経由での参加とされている[28]

また本誌では海外雑誌の記事を無断で翻訳して勝手に転載するなど完全に著作権を無視した編集方針を取っており、違法同然の企画を平然と誌面で展開していた。後に高杉はインタビューで「あんなもの著作権もクソもなくて、どこの雑誌に載ってようと勝手にこっちに載せたって良いと思ってた。実際問題、それにクレームつけるやつなんか一人もいないんだから。自動販売機のエロ本に文句を言ってどうするの?」と当時を振り返っている[27]

1980年4月にはエルシー企画自販機本最大手のアリス出版と合併し[29]、新雑誌『HEAVEN』創刊の運びとなる。

『HEAVEN』新創刊編集

HEAVEN
 
ジャンル ニューウェーブ
刊行頻度 月刊
発売国   日本
言語 日本語
定価 300円→400円→480円
出版社 アリス出版群雄社
編集部名 HEAVEN EXPRESS
発行人 高杉弾明石賢生
編集スタッフ 山崎春美
近藤十四郎
編集協力 山本土壺
田中一策
金田善裕
隅田川乱一
野々村文宏
刊行期間 1980年4月23日 - 1981年3月1日
ウェブサイト 幻の自販機本『HEAVEN』にUGルーツを追え!
特記事項 休刊後は雑誌内雑誌として1983年10月まで継続

Jam』は月刊で全11号を刊行したのち1980年1月をもって終刊。同年4月から『HEAVEN』(ヘヴン)と誌名を改め新創刊する。キャッチコピーは「空中楼閣的天眼通」「アンダーグラウンド・インテリ・マガジン」「ハイ・ディメンション・幻覚マガジン」。

『HEAVEN』では『Jam』にあったエロ要素や煽情的な表紙ヌードが完全に排され、サイズはA4変形のグラフ誌となる。装丁デザインについてはグラフィックデザイナー羽良多平吉が担当し『Jam』以上にビジュアルに特化したニューウェーブマガジンへとその姿を変えた。3号からは一般書店でも販売を開始[30]。5号より版元がアリス出版から群雄社に移り自販機での販売から完全撤退する。

版元移籍の経緯について近藤十四郎の証言では、当時アリス出版自販機本取次会社の東京雑誌販売(東雑)の傘下にあり、エロ本でない『HEAVEN』は自販機での売れ行きが芳しくなく、わずか3号で配本の取り扱いを拒否されてしまったという[31]。しかし、アリス出版の明石賢生副社長は元々自販機だけでなく書店取次での出版も目論んでいたようで『HEAVEN』が東雑体制を離脱してからも高田馬場に編集部「HEAVEN EXPRESS」を自費で設立し、書店直販の体制を取って同誌を存続させた[31]。近藤によれば書店での販売は極めて好調で、紀伊國屋書店では毎号100冊も同誌を入荷してくれたという[31]

だが、こうした明石の動きに不信感を抱いた東雑の幹部が「明石、お前内部でクーデターでも企てているんじゃないのか」と詰め寄ったことから明石はアリス出版を依願退職し東雑の傘下から独立する[31]。これに同調する形でアリス出版内の旧エルシー派および明石派編集陣が一斉に集団退社し[注釈 3]、明石を筆頭としたアリス退社組によって新出版社「群雄社」が旗揚げされることになる[31]

ほどなく『HEAVEN』は世界的なニューウェーブの波に乗り、最盛期には3万部を発行[32]。海外の二大ニューウェーブマガジンであるイタリア発の『FACADE』とイギリス発の『THE FACE』からは毎月編集部宛に献本が行われ、『HEAVEN』も毎号その2誌に献本を行っていた[33]。また青林堂白夜書房JICC出版局本の雑誌社工作舎の雑誌とは相互の誌面に広告を出し合っており、同誌との関係も深かった。

1980年の6月と11月には『HEAVEN』主宰という形で「天国注射の夜」というコンサートが新宿アシベなどで行われる[34]。またラジオ関東からは週1回での番組出演依頼が舞い降り、同年10月より高杉弾近藤十四郎の2人がDJを担当した全国ネットのラジオ番組ウルトラヘヴン放送局』の放送が開始するなど[35]、徐々に『HEAVEN』はその人気と知名度を獲得しつつあった[34]

なお、当時の「事件」として天国注射の夜に参加した江戸アケミがステージ上で自分の額をナイフで切りつけるパフォーマンスを行い、救急車で運ばれるという出来事があった[36]

編集長交代編集

順風満帆に見えた『HEAVEN』だったが内部で軋轢が生じ[37]、初代編集長の高杉弾が7号を最後に降板する。ただし、高杉本人の弁によれば降板の理由は編集方針の違いではなく、ギャラの配分を巡っての見解の相違と単純に高杉自身が雑誌の編集に「飽きた」からであったという[38]

高杉の脱退直後には外部で本誌のデザインを手掛けていた羽良多平吉の元に編集部から「ヘンシュウチョウ・コウタイ・スグ・カエ」という電報が届き、この電報は8号のコピーにそのまま使われることになる。

高杉の離脱後、2代目編集長には近藤十四郎が就任するが、後に近藤は「2代目編集長といいながら、結局は編集雑務だったから。要するに高杉氏が抜けたあと、実質的には春美が編集長なんだよね。ただ、俺の方が“上の方”に通りがよかったから編集長になっただけで。まあホラ、春美はああいう人だから(笑)」と述べており、名目上の編集長に過ぎなかったとしている[39]

高杉自身は脱退後について「そのあと近藤君と春美が何したか、おれは知ったこっちゃないね。未練も何もない」と語っているが[40]、その一方で近藤は「僕と春美が丸々2冊編集をやった号も含めて『Jam』も『HEAVEN』も高杉弾の個人誌だと思います。高杉弾がいなければ『Jam』『HEAVEN』は雑誌というかたちで世の中に存在することはなかったと思いますね」とコメントしており、高杉を高く評価していた[32]。ただし、近藤はこの評価について「彼を(『HEAVEN』編集長の座から)追い出した側に立ってる自分としては、ちょっと忸怩たるものがあるので、それを含めての評価かもしれないけど…」と述べている[32]

廃刊~雑誌内雑誌として再出発編集

高杉弾の脱退によって月刊ペースでの定期刊行が難しくなってきたことに加え[37]1981年2月群雄社明石賢生社長が猥褻図画販売の疑いで家宅捜索を受け逮捕されたことが決定打となり[41][42]、同年3月に『HEAVEN』は9号目をもって休刊に追い込まれた[注釈 4]

近藤十四郎は家宅捜索の顛末について「会社行ったら、午前中にガサ入れがあって、フジテレビのカメラも来てたっていう。もう明らかなスケープ・ゴート。“最近のビニ本は目にあまる”ってことで見せしめにされたんだね。でもね、ガサ入れでも『ヘヴン』の部屋は警察も素通りなんだよ。ケッ、どうせチンポも立たん本やって感じで(笑)」と後年回想している[41]

後に明石は「猥褻がなぜ悪い」として裁判闘争を始めたが、当時の東京地裁は一連のビニ本摘発で猥褻裁判のラッシュにあり、裁判では謝っても逆らっても一律で懲役二年、執行猶予三年の量刑が下されていたことから、むやみに裁判を長引かせて量刑がそれ以上重くなったら意味がないとして明石は途中で闘争を退け、自らの非を認める形となった[42]

しかし、明石は最後の抵抗として裁判の質疑応答の場で「美は乱調にあり、諧調は偽りである」というアナキスト大杉栄の言葉を借りた意見陳述を行い、裁判官を面食らわせたという逸話がある[42]。この意見陳述用の原稿は元エルシー企画・群雄社編集局長で『コクリコ坂から』の原作者でもある佐山哲郎が代筆したもので、後に佐山は「明石がさ、あの通る声で朗々と読むじゃない。俺も傍聴席で聞いてて自分の原稿に涙が出ちゃったもんな。どうせ結果は決まってるんだから、なら裁判で遊んじゃえ、っていうか。当時の明石には、そんなところもあったね」と回想している[42]

その後『HEAVEN』は雑誌内雑誌として復活し、『FOOL'S MATE』『ペリカンクラブ』『ロックマガジン』など複数の音楽雑誌を渡り歩いた。

3代目編集長には山崎春美が就任。野々村文宏を副編集長とした。また山崎は工作舎を通して面識があった精神科医香山リカを本誌でライターデビューさせている。他にも祖父江慎細川周平、美沢真之助(隅田川乱一)らが本誌に参加していた。

自殺未遂ギグ~天国注射の昼編集

1982年9月1日山崎春美中野PLAN-Bのステージ上で「自殺未遂ギグ」と称して手首などを出刃包丁で切り、救急車で運ばれるショーを行う[43]。この会場でのドクターストップ役は香山リカが務めた[44]

このライブでは篠田昌已細川周平菅波ゆり子が楽団として演奏に参加し、痙攣しながら包丁を突き刺す血まみれの山崎に動じることなく葬送曲のようなメロディを淡々と演奏しきったという[45]。またショーの途中ではロリータ順子[注釈 5]が逆上してパイプ椅子で山崎に殴り掛かる一幕もあり[46]、ライブはさながら地獄絵図の様相を呈した。

後に自殺未遂ギグを収めた90分余りのライブ映像が奇跡的に現存していることが判明し[47]1997年頃に映画監督福居ショウジンが主宰するイベント「東京サロン化計画」の一環で何度か上映されたことがある[48]。ちなみにギグで山崎が着用していた血染めのTシャツは『宝島』の応募企画で限定1名にプレゼントされた[49]

1983年には日比谷野外音楽堂で『HEAVEN』主宰の伝説的音楽イベント「天国注射の昼」が開催される。このイベントではTACOをはじめ、じゃがたらヒカシュー突然段ボールTOMATOSGAUZETHE FOOLSコクシネルなどのロックバンドが参加。山崎春美江戸アケミ町田町蔵坂本龍一ロリータ順子田口トモロヲあがた森魚友部正人篠田昌已千野秀一巻上公一ら当時のオルタナティヴミュージック・シーンを風靡したミュージシャンが一堂に集結した、日本ロック史に残る伝説的イベントとなった。

終焉編集

このイベント終了後、山崎春美精神病院閉鎖病棟に入院し[50]、同誌編集長を降板する。その後は香山リカが事実上の編集長役を務めたが、1983年10月発行の19号を最後に自然消滅に近い形で廃刊する[51]。ほどなく山崎は家業を継ぐため大阪に帰郷し、TACOも解散となった。

2017年6月、雑誌『スペクテイター』(エディトリアル・アパートメント/幻冬舎)39号で「パンクマガジン『Jam』の神話」と題した200頁近い特集が組まれ、高杉弾近藤十四郎羽良多平吉八木眞一郎金田善裕ら当時の関係者にインタビューが行われた。また同誌にて廃刊36年の歳月を経て『Jam』と『HEAVEN』のアンソロジー山崎春美近藤十四郎の共同編集でアートディレクションに羽良多平吉を招き、ディスクユニオンより2巻に分けて近日刊行予定であることが告知されている。

エピソード編集

  • Jam』創刊号で国内のパンクバンド特集を行った際、編集部員がバンド名を誤植してしまいシールで数百冊分も修正する羽目になったという[52]
  • HEAVEN』創刊号には何も印刷していない両面白紙のページがある。これは近藤十四郎によるアイデアで「今までの出版史上、誰もやらなかったことをやろうぜ、って冗談でやった」と語っている[53]。この白紙ページは竹熊健太郎但馬オサムによる自販機本の歴史を追った『Quick Japan』の連載企画「天国桟敷の人々」内でも再現され[54]、読者や書店から「落丁ではないか」と問い合わせが来たという逸話がある。
  • 『Jam』『HEAVEN』は日本鬼畜系サブカルチャーにも多大な影響を与えており、鬼畜系文筆家の草分け的存在である青山正明は本誌に刺激され、1981年4月に『HEAVEN』廃刊と入れ替わる形で変態ミニコミ誌突然変異』(突然変異社)を創刊している[55]。同誌はその斬新な内容から椎名誠を巻き込んだ大きな論争に発展し、当時のミニコミ界・ロリコン界に一大ムーブメントを巻き起こした。この野心的な編集スタイルは後に青山が編集長を務める鬼畜系ムック危ない1号』(データハウス)にも引き継がれて行くことになる。
  • 『Jam』のゴミ漁り企画に影響された[56]鬼畜ライター村崎百郎は「鬼畜系」と称してゴミ漁りによる人間観察を展開し、ゴミ漁り完全マニュアル『鬼畜のススメ 世の中を下品のどん底に叩き堕とせ!! みんなで楽しいゴミ漁り』をデータハウスより上梓している。
  • 当時エルシー企画に在籍していた神崎夢現によれば『Jam』の定期購読者のリストには糸井重里細野晴臣など後にメディアで著名になった文化人も多く含まれていたという[57]。また後にタレントとして活躍する蛭子能収は無名時代『Jam』『HEAVEN』に漫画連載を持っており、『不確実性の家族』『知識人のレポート』『地獄に堕ちた教師ども』などの代表作を立て続けに発表している。ちなみに蛭子は当時勤務していたダスキンの制服のまま編集部に訪れた際に宅配業者と間違えられ、社判を出されてしまったというエピソードがある[57]
  • 隅田川乱一(=美沢真之助)は他の編集部員と違って実務や営業に直接関与しなかったが、ライター&コンセプターとして雑誌の思想的中核を担った[24][注釈 6]。また美沢の才能については『Jam』の編集部員全員が一目置いていたようで、後に近藤十四郎は「美沢さんの文章は正直、凄いと思ったよ。だから高杉さんにしてみれば、美沢さんに発表の場を与えるという一面もあったんじゃないかな。『Jam』に関してもそんな感じがしたね」と回想しており[58]、編集スタッフの八木眞一郎も「自分の仲間を褒めるのも変だけど、真之助の文章力は日本文学のレベルを超えていた」と非常に高く評価していた[59]。美沢について山崎春美は『スペクテイター』誌の「人命辞典」の中で「ただ唯一無二の人である。『Jam』『HEAVEN』はもちろんだが、そして“TACO”初期からの背骨(バックボーン)[注釈 7]であり、すべての鍵を『握っていた』のではなく、まさしく鍵穴そのものを『射抜いて』しまっていた。それにしても若死にだけど、現代はとうてい美沢さんが生きるには値しないからではないのか」とコメントしている[60]
  • TACOの元メンバーで『HEAVEN』編集者の山本土壺(=山本勝之)は本誌参加以前、京都大学中退した末に自殺を考え青函連絡船に乗っていたところ偶然船内に『Jam』が転がっており、その内容に衝撃を受けた山本は自殺を思い留まり、そのまま上京して版元のアリス出版に入社してしまったという逸話がある[注釈 8][61][62]。ちなみに山本と同じく『HEAVEN』編集者で群雄社時代の同僚だった田中一策東京大学に現役合格後、一週間で飽きて中退したことから山本と共に「東大中退・京大中退」という漫才コンビのような綽名で呼ばれていたという[61]
  • 1982年9月山崎春美が三人の伴奏者を従えて中野PLAN-Bで決行した伝説的ライブ「自殺未遂ギグ」では、最前列の観客としてタレントいとうせいこうが現場に立ち会っており、後にいとうは中島らもとの対談で「ずいぶんイヤなものを見てしまった感じがしました。途中で止めるようなものを見せるのは醜悪だ。死にたかったら一人で死ねばいいし、見せたかったら往来でやればいい。なにか、すごく内輪のものを見せられた感じで、僕は新調のアロハが汚れるのだけを心配しながら、一番前で見てましたね。みんな、ほめるんだけど、僕はうなずけない。自殺のこととか、皆思ってるんだろうけど、それでも生きてる奴の方がカッコいいもの」と否定的に語っている[63]。なお、いとうと山崎は2014年8月新宿ロフトで行われたトークイベント「山崎春美のこむらがえる夜」の第四夜にて32年ぶりの再会を果たしている[64][65]

特集一覧(抜粋)編集

X-MAGAZINE編集

特集:ドラッグ──大麻取締法はナンセンスだ
煙のむこうに君の顔が見えるよ。おれたちはマリファナを解放しろなんて言わない。ただ真実が解放されるべきだ
1.植草甚一おじさんが推薦している本 カルロス・カスタネーダ著『ドンファンの教え』
2.インドおぼうさんは、みんなラリ公だという話。
3.デパートで大麻の種を売ってるゾ
4.ボクはもうこの映画を待ちきれない。
5.『マタンゴ』は幻覚キノコ映画だ。
6.精神病院気ちがいを作る場所だ。
7.歯を抜くのに新しい時代が来た N2Oストーリー
SONGS HEROIN ドラッグソング訳詞
ドキュメント!! 実験笑いガス 合法ドラッグN2O-亜酸化窒素を自宅で作ってみました
独裁者たちによって切断されたパティ・スミス
味之本真一「サラリーマンの解放と正常な文体について」
Xインタビュー第2回 有線放送の巻
X-LAND 名誉市民
くたばれ!!非国民/以下の者、地上より永久に追放す!/丸谷才一黛敏郎小森和子角川春樹
X-BOOK LAND『上杉清文戯曲集』/『寄り道の美学』/『The Religious ritual and Grapple of YORUBARE』/『電話帳
こちらX-LAND 全国民にメッセージ
Come on in.Cook(※男性器の工作)
消滅点 透視画法からこぼれる千の韻律/写真:よこやまこうじ
やぎ・しんいちろう:エキセントリック・マンズ・ワールド「ヒデヨシ鏡は狂気の今日/カタストロフィ理論に於けるヒデヨシ効果の特異点
高杉弾:爆笑不可解変態SF小説「おまんこ頭の狂詩曲 ファッキング・ヘッド・ラプソディー」
スターダスト 芸能人探訪!! ゴミあさりシリーズ 第1回 かたせ梨乃の巻
美沢真之助+八木真一郎:佐藤重臣インタビュー「アンガー☆MAGICK☆クロウリー」(※カルトムービー評論家として名高い佐藤重臣ケネス・アンガーの映像世界とオカルトの関係について解説)
特別講義 人間性と表現 美しいARTの父 ニシャコフスキー
アピストグラマ・ラミレズァイの婚姻色
セーラー服のメモリー

Jam編集

Vol.1「山口百恵のゴミ大公開/NO PUNK! NO WAVE!」
邪夢 ジャムの日の夢
Take A trip──fly
How much is your jam worth?
薬物のすすめ:LSD
TODAY'S ARMY WANTS TO JOIN YOU??!!!
Revolution Copulation
Celebration life Celebrate death
SHICK JOKE
対話・臨済普化
アンダーグラウンド・通信
X-LAND 推薦図書 ババ・ラム・ダス/ラマ・ファウンデーション『BE HERE NOW』
神々の相関図
X-COMIC LAND マンガのおかしなストーリーを全部ばらしてしまうのじゃ!
現代おとぎ話
X-LAND 市民の声/天皇から国民へ求愛のメッセージ
瞑想用ビジュアル・パターン〈〉〈〉〈〉〈
爆弾企画 スターダスト 芸能人ゴミあさりシリーズ:山口百恵
エルヴィスとメンフィス・マフィア/エルヴィス+boys=乱痴気騒ぎ会社
八木真一郎「オカルト・フリーク」
八木真一郎「熱血大冒険淫乱混乱実録小説/義眼城乃花嫁」
Jamアンケート
PUNK RECORD REVIEW
TOKYO PUNK SCENE SCRAP
不失者灰野敬二
ガセネタ
LIZARD
TOKYO/NOISE
鳥井ガク「お客も帰ったから、元祖パンクの話でもしてみようか」
FRICTION(※正しくはSPEED
関西パンクをもっと!
甲斐千鳥「マイノリティー・パワー」
TOKYO ROCKERS LAST LIVE AT LOFT
巻末グラビア
こんな接写が見たかった
Vol.2「ああ官能の肉体大特集!!」
上杉清文「万個の顔をもつプロレス」
甲斐守紀広「ブッチャーに気をつけろ!」
芥川耿インタビュー「神道には大麻の神様がいたという話」
LSDの系統樹
撮影所はフリークな肉体だ!!
味之本真一「理想的なバストを目指して」
エキセントリックマンズ・ワールド:上野彦馬「抜魂←→入魂写真術」
山崎春美SM-SF小説「愛の太陽組合/前編」
東京都知事秋山祐徳太子だ! 政見インタビュー
アンダーグラウンド通信 X-BOY'S EXPRESS
渡辺和博「パパとママのバスルーム」
Vol.3「SUPER CONCEPTUAL SHOW」
巻頭グラビア「SEXUAL MEDITATION」
DADA&POP≦SUPER CONCEPTUAL NOVEL
高杉弾「新宿神様ストリート」
都礼アンフ「女と狂気とパワーのすきま」
本邦初訳! ポール・ボールズのストーンド・ノベル「さって行ったものとまだそこにあるもの」(※海外雑誌から無断翻訳して転載)
田中泯インタビュー「ぼくは苔と緑青が大好きだ…」
フリークということについてもっと考えてみよう
山崎春美:SM-SF小説「愛の太陽組合/後編」 
無節操大飯店 コンセプチュアル・チェルシー・ホテル
電子音楽が重力を操作するための、新しい星乗りだ。
X-LAND 天皇から国民へ求愛のメッセージ
渡辺和博「夢の話」
編集後記:末井昭白夜書房編集局長)
Vol.4「天才漫画家・蛭子能収 Jamでカムバック!」
会津真吾「科学小説之先駆者─押川春浪
MAGAZINE FREAK-UP
A.つぶれてしまった雑誌たち──こうして集めてみると、今出ている雑誌よりずっと面白いのがいっぱいある。
B.革命やダダや暴力や幻想が深夜の街角にひそんでいる──自動販売機の雑誌には、何が起こるか判らない。
C.79年マガジン・バトルロイヤル──はたしてどの雑誌が80年代へ生きのびていくか!
高杉弾のBAD TRIP(Jam終刊号まで連載)
X-LAND 今月の一冊 ライアル・ワトソン『未知の贈りもの』
近藤十四郎「怪奇恐怖の猫男」(さし絵:八木真一郎)
稲垣足穂弥勒
PSYCHEDELIC MUSIC──アドネラリンが眼から滲み散る程物凄い70年後期ウエスト・コースト・フリーク・ミュージック/ライノ・レコード/LAFMS/クローム
特別付録:大型瞑想用ポスター
トム・ウルフインタビュー(※海外雑誌から無断翻訳して転載)
山崎春美「エキセントリック・マンズ・ワールド 第5回 ルイス・ヒューレイ」
蛭子能収不確実性の家族
編集中記:佐内順一郎
Vol.5「SUPER ONANIE SHOP」
巻頭グラビア「あたし変態セーラー服」
山崎春美訳「ルー・リード詩集」
スーパー・エロティック・エッセイ:八木眞一郎「タントラ・カタログ」
科伏「スピード・フリークスの音楽に於ける即興的極限美」
ビル・デスマルチノ・テーズ「屈折率、それがプロレスの命だ!!」
極致人間シリーズ──新連載・真性マゾの女:遠藤道子「告白手記・ある愛の記憶」
渡辺和博「ハード・キャンディー」
Vol.6「猛暑概念興奮器」
グラビア 悦楽人形上陸幻想
BLONDIE デボラ・ハリーインタビュー「彼女の足を引き抜きたい!」
千年王国之眺望
ナポリの夢日記
佐藤隆史「マイナー通信 No.1」
科伏「超時空的サイケデリック・ディスク・ファイル」
猛暑概念興奮器(コンセプチアル・リピドー・マシーン)
味乃本真一「トルコ風呂内実存定数と応用」
欲求不満にたえられないアナタにおくる今月のクァイカン情報
渡辺和博「堺町解剖事件」
Vol.7「monthly super instant magazine」
翻訳企画「ドラッグ・コメディアン」Micheal Musto英語版
山崎春美「eye shadowing television」
芹犬類「蓄音盤あるいは虚無の贈り物/演奏あるいは黒い聖儀礼」
ナポリの夢日記
金色問答「屋上月糞談義(ごふじょうでつきおみながらうんこした)」季刊誌「魔羅」水神祥/季刊誌「夢」発行人賀茂半骨
佐藤隆史「minor通信 No.2」
Jam名物爆弾企画「『音』で橋を壊せる‼︎」
蛭子能収「知識人のレポート
Vol.8「もう普通のポルノ雑誌じゃガマンできねえ!!」
巻頭グラビア 人間人形官能篇
翻訳企画「ドラッグ・コメディアン」Micheal Musto
X-LAND特別版・皇室アルバム
偶像崇拝者の神殿
印籠太郎「子どもの自殺相次ぐ めどのたたない火ぶくれ」
科伏「ノーマル・インデックス」
よい子新聞
なうな婚前結婚!!
ウルトラマン・明るみに出たその性生活
大場久美子爆発!! 米海兵隊の演習で
関根恵子スマトラの秘境に
遠藤道子「告白手記・ある愛の記憶 最終回」
佐藤隆史「minor通信 No.3」
渡辺和博「夕ぐれの町」
編集中記:佐内順一郎
Vol.9「オナニー&メディテーション」
巻頭グラビア ゲシュタルト・エロティックス(※不細工なモデルのヌード)
Xユーモア「ニセ光りした都市の虚ろ」(※単にイグアナゾウガメの写真)
唐突新連載「早大文化新聞」発行・早大ブレーンバスター企画
社学K君遂にヤラズの21才に!
美しい季節だと誰にも言わせはしない─語るK君
文学部で奇怪なビラを発見! 一体誰が?「警察の殺人光線」とは?
科伏「SIDE-A・LAFMS斬近線レポート」
らりはい世界地図
20.8C 二都物語
①恋の遠近法
②背広論
③ソムニウム・夢物質吸引者の物語
④ニュー・ピクニックデジタルダダイズム
科伏「金網ビニール・バトルロイヤル/大虚人VSビニールの爪」
蛭子能収「サラリーマンは二度イライラする
vol.10「大躍進決定記念特大号」
佐内順一郎+小野田重俊「JAPAN脳苑」
BLACK PAGE DREAM ああ官能の肉体密着戦!!
美沢真之助「ハイ・ディメンション・ポルノ ウニベルシテート・ムンディの暗示加速」
X-LAND 今月の一冊 荒俣宏『世界幻想作家事典』
早大文化新聞 創刊第二号 11・8全学コックリさん大会貫徹さる!
アプリオリ科伏+アニマ伊藤:対談 プロレス・インテレクチャーの責務を語る
隅田川乱一「ねえ、きらきら光るお金を持ってボードレールの猫を買いに行こうよ。だって今日は、君の誕生日なんだ。」
自動愛欲機
ナベゾ氏の今月面白かったこと
いつか夢で見た幻想の天国を求めて『HEAVEN』創刊予告
特別ゲリラ号「空中櫻閣的天眼通」
蛭子能収「地獄に堕ちた教師ども
スター・ゴミあさりシリーズ 第6回:大場久美子の巻
変諧十傑
雑誌/廃刊雑誌筒井康隆の短編/セックス・テクニック/日本のパンク・ロックテレビ番組病気動物クスリ行為
X人名辞典:山崎春美
間章阿木譲浅羽通明蛭子能収/遠藤道子/科伏/佐藤隆史佐内順一郎/隅田川乱一/高杉弾天皇ナポリ/ニシャコフスキー/羽良多平吉松岡正剛/八木真一郎/山口百恵山崎春美渡辺和博
松本助六の病院ノート
ナベゾ氏の今月面白かったこと
X-LAND 今月の一冊 カルロス・カスタネダ『未知の次元』
天皇から国民へ求愛のメッセージ
特集:成熟女性におけるTrance Erotic Co-Mix
腐っていくテレパシーズ:角谷未知夫インタビュー
GREEN SYNDROME 野菜症候群
科伏「波動プロレス学特講/リング・ロープ間隔の回析現象と空中弾のドップラー効果
実験ルポ:うんこは食えるか
セックス実践講座:クリトリス尿道口にインサートする
HARUMI YAMAZAKI「Ices Cream PARANOIA」
『HEAVEN』創刊告知
バックナンバーのお知らせ
PICK UP JAM 四色迫力カラー
編集長ごあいさつ:佐内順一郎

HEAVEN編集

No.1「空中櫻閣的天眼通」
巻頭カラー
ヘヴン・エクスプレス&ナーバス
特集「直感」
EPITAPH 屍体の青白い炎による生活純化作用料理方理論
早大文化新聞・第三★へらへら号
早大潜入東北分子を摘発-完全せん滅!
東北人は全人民の前に土下座せよ
桜田淳子さんの躰に異常現象!?
梅田花月で東北の老婆がショック死
鈴木いづみ:普通小説①「苦力の娘」
白紙
ビジュアル・コンサート
PHOTO 中間カラー・きらきらヌード
21世紀の音は幼稚園からやってくる/時代を先取るオカルト・ポップ
問題の生体実験レコード
MODERN MUSICにおける変態性の系譜
天才少女ナオへの独占インタビュー
ついに明るみに出るイーノのスキャンダル/R・ハッターとD・カニンガムがLPのプロデュースをめぐって対立
放談:編集と変態の超存在学
科伏「もうブッチャーじゃ我慢出来ねえ!! 全日プロカール・ゴッチの覆面凶器を出せ!」
山崎春美「日本脳苑」
X-BOY'Sエクスプレス
NAPOLI HARUMI「ナポリの夢日記」
コラージュ・PHOTO
高杉弾のオーラル・セックス
X-LAND 今月の一冊 椎名誠『さらば国分寺書店のオババ』
佐藤隆史「minor通信7」
渡辺和博:街の生活①「ダ・マ・レ・ダ・マ・レ・ブ・レ・イ・モ・ノ・!!」
X-LAND 市民の声/X-LAND STATION/X-LAND 天皇から国民へ求愛のメッセージ
絵本羽良多平吉「虹色科学①」
羽良多平吉:紹介します!! ピエールとジル
No.2「空中櫻閣的天眼通」
PAPER VIDEO THEATER 隅田川乱一(※コンセプチュアル・アートの紹介)
DOCUMENTATATION OF SELECTED WORKS BY CHRIS BURDEN
CASTRO INTERVIEW DOWN TOWN COMMUNITY TV CENTER
ART AND TELEVISION COMPOSITE TAPE
BAR TIME BY D.OPPENHEIM
NAMJUNE PIKE EDITED FOR TELEVISION
MEDIA BURN ANT FARM
啓明ルシファー 光の中のケネス・アンガー
広告:HEAVEN創刊記念オールナイト・イベント「天国注射の夜」
怪談[Z]を巡って N.Marudashi vs K.hazukashi 鶴岡八幡
広告:シネマ・プラセット「ツィゴイネルワイゼン」「時の娘
ドイツの科学雑誌に掲載されたイギリスの精神病理学者T・W・ジョーンズの論文の一説
「ハイト・リポート・パート1」マスターベーションのタイプより
桂枝雀のSRより
越賀一雄「異常への可能性」
面白半分』'77年7月号「オレにも書かせろ」より
鈴木いづみ:普通小説②「実録・仁義なき未亡人
早大文化新聞 第四★死に目号
学習院大学文学部1年 寺山久美:読切銀河小説「夏の宵のチョコレット」
広告:JICC出版局噂の真相社アリス出版青林堂/新自由ポルノ/砦出版/エルシー企画/清彗社
ダーヴィシュの物語 古来から、スーフィーのマスターたちによって伝えられてきた教育的な物語 Idries Shah 編纂 隅田川乱一訳
中村直也「ドアのない回転ドア 無限に廻る・廻る・廻る 100% project」
山崎春美+伊豫「日本脳苑 no.1」
THE X-BOY'S EXPRESS NO.15
稲木紫織「マニエリスティック・アティチュード 受話器の向こうのB・G・M」
NAPORI HARUMI「ナポリの夢日記」
渡辺和博:街の生活②「鈴屋のヨーロピアン」
高杉弾のオーラル・セックス②
佐藤隆史「マイナー通信」
X-LAND 今月の一冊 有賀龍太『予言書 黙示録の大破局』
RECORD SHOW WINDOW
X-LAND 市民の声/天国放送局/X-LAND STATION/天皇から国民へ求愛のメッセージ
X人名辞典 第二回:山崎春美
絵本:羽良多平吉「虹色科学②」
紹介します!! イギリスの新しいレジェンド(伝統)に息吹く素敵な日本人 今野絢
HEAVEN GALLERY ①芝敦子
No.3「空中櫻閣的天眼通」
ケネス・アンガーインタビュー ANN BARDACH
ボブ・マーレイインタビュー
早大文化新聞 VOL.5★後家殺し号
〈自立〉青年における完全なる共産主義の全身歓喜法!
イデオロパックの素晴らしい思想善導効果!
党にバレない〈巧みな革命〉の手ほどき8ヶ条
祖国と学習のために
共産主義者から共産主義者へ明るい交際欄連帯
鈴木いづみ:普通小説③「よろしく哀愁
PERFORMANCE&NEW WAVES NO.1 GENESIS P-ORRIDGE MAIL ACTION G.P.O.v.G.P-O
科伏「シェルダン・ウィリアムスのジェネシスのパフォーマンス評」
渡辺和博「ぼくたちのタラコは赤い」
広告:JICC出版局青林堂/HEAVEN EXPRESS/エルシー企画
人工天国 その1/その2
ダーヴィシュの物語 イドリエス・シャー編纂・注(隅田川乱一訳)
RNA Organism システムとアノニム
オーガズムとSPY
メディウムと浄土
自在機械と観音
時代からの逃走とHEIAN
山崎春美「日本脳苑」
THE X-BOY'S EXPRESS NO.16「柳田国男/日本の祭」ノート
漫画:ロリータ順子山崎春美シオマネキはダサクとばすぜ!!」
稲木紫織:マニエリスティック・アティテュード②「リカちゃんハート」
渡辺和博「街の生活③」
NAPOLI HARUMI「ナポリの夢日記」
佐藤隆史「minorつうしん vol.9」
高杉弾のオーラル・セックス③
RECORD SHOW WINDOW
X-LAND 市民の声/天国放送局/天皇から国民へ求愛のメッセージ:明石賢生
絵本:羽良多平吉「虹色科学③」
HEAVEN GALLERY ②塩見正一 ⑤坂本哲也
No.4「空中櫻閣的天眼通」
ダーヴィシュの物語 第三回 イドリエス・シャー編纂・注(隅田川乱一訳)
早大文化新聞 第六号★ちんぽ号
肉棒昇天!完全なるせんずり秘法18番!
自分のチンポ汁の味を知り尽くす!! もう腰ヌケる!!
自分の口中で果てる!! 飲む!!
水玉の宵はカノンの気分で。そう、荒戸源次郎 シャボン玉インタビュー No.1
HEAVEN 創刊記念 オールナイト・イベント 天国注射の夜
鈴木いづみ:普通小説④「夢みるシャンソン人形」
科伏:Performances & New-waves.2 L.A.F.M.S. '80/L.A.DADA.1/DADAFEST L.A. 2 NEWS OF RECORDS RELEASED FROM L.A.F.M.S. '80
漫画:奥平衣良「PUBLIC DAMAGE」
高杉弾+倉橋哲也:爆笑不可解変態SF小説「おまんこ頭の狂詩曲」
山崎春美「日本脳苑」
THE X-BOY'S EXPRESS NO.17
稲木紫織「マニエリスティック・アティチュード③」
渡辺和博:街の生活④「私の戦争体験」
MINORツウシン オシマイ
高杉弾のオーラル・セックス④
モダン・プレス 創刊1号 山崎春美+日高達雄+伊藤香代
“ENO IS GOD?”松本助六
改名のお知らせ:梅川正芳
音楽の思い上り:山崎春美
役立たずの彼方へ:大里俊晴
七色の痛み:隅田川乱一
今朝はDUBい:奥平衣良
100% PROJECT 中村直也「センチメンタルな旅」
稲木紫織「新しい男たちの陰に泣く、縁の下の女たちの悲惨物語」
X-LAND 今月の一冊 金井南雲他 『神々の黙示録』/X-LAND 市民の声/X-LAND STATION/天国放送局/X-LAND 天皇から国民へ求愛のメッセージ:ロリータ順子
絵本:羽良多平吉「虹色科学④」
HEAVEN GALLERY ④伊藤桂司 ⑤末森英機
No.5「空中櫻閣的天眼通」
稲木紫織「ぼくたちのフェティッシュランド からだをしらべよう 女の子の秘密を覗いちゃったりして!」
木下邦治「ぜんぶ解けたら天皇です」
山崎春美「テクノ・ポップはもうダサイぜ これからはね 笑い草の時代だ。」
ドゥ・クレール・ダリによるロバート.フリップとの対話 第一回
早大文化新聞 第七号★文芸春秋号 せんずりの歓喜! 股はチンポ汁だらけ!
キャー恥づい! 男女混合全裸休日勤務!
ああ!全裸の伸子が愛おしい!
鈴木いづみ:普通小説⑤「うちへおいでよ、あたしのおうちへ」
科伏:Performances & New-waves.3 L.A.F.M.S,'80/L.A.DADA.2/1.DADAFEST LA 2.NEWS OF RECORDS RELEASED FROM L.A.F.M.S.'80
漫画:蛭子能収「忘れられた人々」
広告:同時代音楽編集委員会/JUNK CONECTION/本の雑誌社/噂の真相社
お金持ち猥談小説:竹田賢一「訣れの宴」
日本脳苑
THE X-BOY'S EXPRESS NO.18 Special Summer Sexual MANTRA
漫画:JUNCO & HARUMI「肉蘭地」
稲木紫織:マニエリスティック・アティテュード④「浮き漂う遠足への漸進的徴し」
渡辺和博「街の生活⑤」
佐藤隆史「ディミッシュ通信 N01」
高杉弾のオーラル・セックス⑤
モダン・プレス No.2 ニュー・ウェイヴ=アンチロマン『カメラ=万年筆』ムーンライダース/『サード』ピーターガブリエル:稲木紫織
日常生活の単細胞 ハルミノイア
超新星・ほぶらきんの「こつぶらきん」とその後:科伏
投稿作品:森田誠司
岡部佳枝「わたし、今1日何時間生きてる?」
金田トメ「マットウ音楽論」
マンハッタン・チャンネルC
X-LAND 今月の一冊『サンデー毎日』7/13 7/20 7/27 イエスの方舟特集号:山崎春美
X-LAND 市民の声/X-LAND STATION/X-LAND 天皇から国民へ求愛のメッセージ:ロリータ 順子
絵本:羽良多平吉「虹色科学⑤」
HEAVEN GALLERY
フォト・セッション:ナルシストのためのフエティシズム・レッスン:ジルとシェリル
編集長ごあいさつ
No.6「空中櫻閣的天眼通」
漫画:杉浦茂「イエローマン」
ドゥ・クレール・ダリによるロバート・フリップの対談 第二回
早大文化新聞 第八号★とんま号 ああせんずり! 日本人っていいですね!
鏡の中のチンポ! お前は何と浅ましい!! 自分に愛を告白! 変態自分文通!!
広告:ホームラヂオ/アリス出版/青林堂/ウルトラヘヴン放送局
渡辺和博「街の生活⑥」
少年極意種明し
高杉弾のオーラル・セックス⑥
Performances & New-Waves-4:科伏/LA.F.M.S.'80/L.A.DADA.4-DADAFEST L.A. NEWS OF RECORDS RELEASED FROM L.A.F.M.S.'80
稲木紫織:マニエリスティック・アティテュード⑤「魂のロマネスク」
鈴木いづみ:普通小説・最終回「哀愁の袋小路」なのよ。
裸のラリーズ/夜の収穫者たち
漢方淮南子:千葉綱一
佐藤隆史「ディミッシュ通信 N02」
広告:HEAVEN オールナイト・イベント 天国注射の夜/CISCO
日本脳苑
THE X-BOY'S EXPRESS NO.19
モダン・プレス③ 天皇(大村礼子)
ワカッチャいるけどヤメラレナイ日記:キザ山みるく
80年9月15日:白石民夫
そしてスパイだけが残った:稲木紫織
白石民夫直撃インタビュー
投立たずの彼方に(第2回):大里俊晴
ヘルス・センターの夢:隅田川乱一
デジタル・アナログ・エッセイ:松本助六
うたかたのオペラ 加藤和彦より:稲木紫織
アルバロス・バリーオス:竹田賢一
熱祭の夜には:岡部佳枝
音楽についてひとこと:佐内順一郎
X-LAND 今月の一冊 レーモン・ルーセル『アフリカの印象』
X-LAND 市民の声/X-LAND STATION/天国放送局/X-LAND 天皇から国民へ求愛のメッセージ KINOSHITA・法師
絵本:羽良多平吉「虹色科学⑥」
HEAVEN GALLERY ⑥丸山浩伸
No.7「空中櫻閣的天眼通」
カラーギャラリー
ロマン・スロコンブ
早大文化新聞 号外
これが話題の全裸外出ファッションだ!! 思わず玄関先で射精する!!
即座にチンポ丸出し!
母と子の洗面器自殺で明るい街づくり!
ドゥ・クレール・ダリによるロバート・フィリップとの対談(最終回)
渡辺和博「街の生活⑦」
高杉弾のオーラル・セックス⑦
稲木紫織:マニエリスティック・アティテュード⑥「扉の冬」
高杉弾「スペシャルドリーマー」
渡辺和博「HANDICAP PEOPLE」
末森英樹「夢のストリップティーズ」
HARUMI&JUNCO「念力妊娠漫画 いかさまポンプ」
モダンプレス④ 特集おんなこども
ヘンタイ女子供歌手の夕べ 松本ちえ子センズリ
ひと山いくらの人気商売
プレイガールQのテンマツ:鯖沢銀次
とりあえず病気、まずもってフリーク:ロリータ順子
帰ってきたニュー・ウェイヴ 何が何やら何だかフォン
行きつく先は60年代
質は量に転化する? 人間雑誌・愛情シーツ・水俣
グルジェフのレコード
中高年のためのロック・パーティ
安い買い物です:ハルミマガイ
かわうその真相
X-LAND 今月の一冊 花輪和一『月ノ光』虐崎変美
絵本:羽良多平吉「虹色科学⑦」
カラーギャラリー
RICHARD BRUNO
No.8「ヘンシュウチョウ・コウタイ・スグ・カエ」
巻頭顚末ばくろ小説 時間切やっつけ残酷ポルノ「ほら、あんた、笑いがひきつってるよ、どうしたの?」
写真:武蔵野大門
ジョン・ウォーターズ・インタビュー(聞き手:ティルマン・ミューラー)
武邑光裕:郊外移住者の反乱 J・ウォーターズについてのノート
隅田川乱一:広幡神社の大笑い歌詞/アフリカの呪術師たちの現状(「オカルティズム・ナウ」誌より訳出)/九曜紋様のゆくえ
モダンプレス⑤ 特集モダーン・シット
NANA/白黒ショー/月報とんび No.1/フリークからモンスターへ お願い一度でいいから獣人と呼んで!!
稲木紫織:マニエリスティック・アティテュード No.7 スキスキ・コルギス
田中一策:シェイキーズ・エイキーズ
大里俊晴:役立たずの彼方に 第3回
かわうその真相:東京新宿高田馬場
久しぶりに明るい!!/日本におけるソ連の、スパイ事件みたいだ。真の若さが足りない!?
写真モデル:篠崎順子
青春大河ロマン「愛と死を見つめて」第一部 バレリーナの詩:スティーブ・梅川
早大文化新聞 '80-11・17 増刊号:鯖沢銀次
鈴木翁二「美しい新聞」
稲木紫織 バスタブ・インタビュー(聞き手:田中一策)
渡辺和博「街の生活⑧ キャリアガールのパンパン
X-LAND 今月の一冊 ポール・ボウルズ『極致の空』/種村季弘『愚者の機械学』/清水おさむ『淫肉の天使』/徳南晴一郎『怪談人間時計』
絵本:羽良多平吉「虹色科学⑧」
No.9「空中櫻閣的天眼通」
オカルトとプロレスの卍固め これが本当の神秘と冗談だ
オカルト・パンカー『迷宮』編集長・武田崇元インタビュー 精神の最深辺境部の封印開き(インタビュアー:隅田川乱一)
スーフィーの説話 ダーヴィッシュの物語(訳:隅田川乱一)
武邑光裕「Gurdjieff's Input System① 聖なる伝統と現代の霊性に向けて G・I・グルジェフ K・R・スピース」
シリーズ人間邂逅 コンピュータプログラマーの巻 白石民夫野々村文宏
鯖沢銀次「元禄寿司者同盟」
音楽の窓
ザ・シャッグス/世界原理・コレカラハ田舎者ノ時代ダ
財団法人じゃがたら/最終的にはロック界を叩き壊さなきゃイカン
ムジカ・プラクティカ/認知・判断・操作・暴露・感心・失笑
阿部薫ノーコメンツ/NOISE
蛭子能収「よだれを出す男」(色付:湯村輝彦
渡辺和博「街の生活⑨」
TVゲーム波蘭土プロ野球免許妊娠中毒かわうそびにーるおんなこども
絵本:羽良多平吉「虹色科学⑨」
宮西計三裸のラリーズへ」
佐山哲郎「現代に残る中庸の美学、佇む 七卿落ち」(羽良多平吉

Spectator VOL.39編集

特集:パンクマガジン『Jam』の神話
──はじめに
Jam』~『HEAVEN』誕生物語(原作赤田祐一漫画:伊藤桂司)
なぜなに学習塾 自販機本『Jam』ってなあに?(答える人:ばるぼらイラスト:UJT)
『Jam』創刊号を完読してみる:ばるぼら
『Jam』面白記事よりぬき(構成:編集部)
インタビュー『Jam』はどんな雑誌だったか?
突き抜けた世界を追求したくて『Jam』を創刊した:八木眞一郎(元・『X-Magazine』『Jam』編集者)
面白いかどうかが一番大事ですよ。素人なんだから:高杉弾(元・『X-Magazine』『Jam』『HEAVEN』編集長)
真之助に「好きなことをしてほしい」と思ってました:村田惠子(同時通訳者
『Jam』も『HEAVEN』も「高杉弾の個人誌」だと思います:近藤十四郎(グラフィックデザイナー
自動販売機でしか売らない雑誌! なんて面白いんだろう!!:羽良多平吉(書容設計家)
『Jam』について考えた
自販機本は僕らの学校だった:神崎夢現
『Jam』『HEAVEN』編集部の時代:金田トメ善裕
出版史における自販機雑誌と『Jam』:小田光雄
WHO'S WHO 人命事典 第3回:山崎春美
再録『Jam』 
総目次『X-Magazine』~『Jam』~『HEAVEN

執筆陣編集

歴代編集長編集

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ この時に高杉弾が拾ってきた自販機本こそ『Jam』の前身となった『スキャンダル』であり、後に高杉一派が“乗っ取り宣言”を行い『X-MAGAZINE』となる。ちなみに同誌のキャッチコピーもう書店では文化は買えない!」は元エルシー企画編集局長のSこと佐山哲郎が付けたものである。
  2. ^ このかたせ梨乃宅のゴミ漁り山口百恵の時と違って全く注目されなかったという。
  3. ^ この時に旧アリス出版から群雄社に移籍した川本耕次は後にロリコンブームの仕掛人となったことで知られる。
  4. ^ 編集途中のまま未刊行に終わった10号は「肥満」と「ナチス」のカップリング特集で、一部の原稿は後に雑誌内雑誌『HEAVEN』に掲載された。
  5. ^ 本名は篠崎順子。HEAVENTACOでも活躍した1980年代アングラシーンのキーパーソン山崎春美とは公私ともにパートナー的存在で、戸川純とは盟友同士の仲であった。1987年7月夏風邪をこじらせ、嘔吐物をのどに詰まらせ急逝。享年26。
  6. ^ 『X-MAGAZINE』という誌名も美沢真之助のアイデアで海外のアンダーグラウンドマガジン『X英語版』から拝借したという。また美沢は高杉について「少なくとも僕に関しては、高杉はアイデアを引き出すのが上手いんですよ。盗むのも上手いけど(笑)」とインタビューで語っている。
  7. ^ 背骨かよ! との声あり(山崎春美
  8. ^ 後に明石賢生と共に群雄社に移籍して雑誌『HEAVEN』を編集。

出典編集

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  2. ^ ヘタウマ・イラストレーションにまつわる対談「パンクマガジン『Jam』の神話」SHIPS MAG
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参考文献編集

  • 『スペクテイター』39号「パンクマガジン『Jam』の神話」幻冬舎2017年6月
    • 赤田祐一「パンクマガジン『Jam』の神話──はじめに」、『スペクテイター』39号、 30 - 35頁。
    • 赤田祐一、伊藤桂司「『Jam』~『HEAVEN』誕生秘話」、『スペクテイター』39号、 36 - 41頁。
    • ばるぼら、UJT「自販機本『Jam』ってなあに?」、『スペクテイター』39号、 42 - 49頁。
    • ばるぼら「『Jam』創刊号を完読してみる」、『スペクテイター』39号、 50 - 65頁。
    • 八木眞一郎「突き抜けた世界を追求したくて『Jam』を創刊した」、『スペクテイター』39号、 72 - 79頁。
    • 高杉弾「面白いかどうかが一番大事ですよ。素人なんだから」、『スペクテイター』39号、 80 - 90頁。
    • 近藤十四郎「『Jam』も『HEAVEN』も高杉弾の個人誌だと思います」、『スペクテイター』39号、 96 - 98頁。
    • 神崎夢現「自販機本は僕らの学校だった」、『スペクテイター』39号、 105 - 111頁。
    • 金田トメ善裕「『Jam』『HEAVEN』編集部の時代」、『スペクテイター』39号、 112 - 120頁。
    • 山崎春美「WHO'S WHO 人命事典 第3回」、『スペクテイター』39号、 125 - 136頁。
    • Jam編集部、Spectator編集部「再録『Jam』」、『スペクテイター』39号、 137 - 200頁。
  • 山崎春美松本亀吉QJ編集部「山崎春美という伝説──“自殺未遂ギグ”の本音」、『Quick Japan』11号、 93 - 128頁。
  • 竹熊健太郎「天国桟敷の人々─エロ本三国志① 自動販売機本の黎明期と『JAM』の出現」、『Quick Japan』13号、 124 - 126頁。
  • 竹熊健太郎、佐山哲郎「天国桟敷の人々─エロ本三国志② 自動販売機本の黎明期と『JAM』の出現⑵」、『Quick Japan』14号、 150 - 153頁。
  • 竹熊健太郎、佐山哲郎、小向一實「天国桟敷の人々─エロ本三国志③ 小向一實とアリス出版」、『Quick Japan』15号、 170 - 175頁。
  • 但馬オサム、佐山哲郎「天国桟敷の人々─エロ本三国志④ 群雄社設立とビニール本の時代」、『Quick Japan』16号、 180 - 183頁。
  • 但馬オサム、木村昭二「天国桟敷の人々─エロ本三国志⑤ 群雄社メジャー路線の野望と挫折」、『Quick Japan』19号、 192 - 195頁。
  • 近藤十四郎、但馬オサム「天国桟敷の人々─近藤十四郎インタビュー」、『Quick Japan』13号、 127 - 136頁。
  • 隅田川乱一、但馬オサム「天国桟敷の人々─隅田川乱一インタビュー」、『Quick Japan』14号、 154 - 167頁。
  • 安田邦也、但馬オサム「天国桟敷の人々─安田邦也インタビュー」、『Quick Japan』15号、 176 - 184頁。
  • 山崎春美、竹熊健太郎、但馬オサム「天国桟敷の人々―山崎春美インタビュー」、『Quick Japan』16号、 184 - 192頁。
  • 高杉弾、竹熊健太郎「天国桟敷の人々─高杉弾インタビュー」、『Quick Japan』19号、 196 - 204頁。
  • 但馬オサム「天国桟敷の人々(番外編)」、『Quick Japan』17号、 209 - 215頁。

関連書籍編集

外部リンク編集