Jam (自販機本)

『X-magazine Jam』(月刊ジャム)は1979年エルシー企画が発行していた伝説的自販機本[2]初代編集長は伝説的編集者の高杉弾。後継誌はアリス出版発行のサブカルチャー雑誌HEAVEN』。

X-magazine Jam
X-magazine Jam.png
ジャンル パンク
インディーズ
オルタナティヴ
サブカルチャー
アバンギャルド
ニューウェーブ
モンドカルチャー
カウンターカルチャー
アンダーグラウンド
コンセプチュアル・マガジン
刊行頻度 月刊
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
定価 300円
出版社 エルシー企画
編集部名 ジャム出版[1]
発行人 高杉弾
編集スタッフ 山崎春美
隅田川乱一
八木眞一郎
佐内順一郎
装丁デザイン 大賀匠津羽良多平吉
刊行期間 1979年2月 - 1980年1月
発行部数 公称10万部(東京雑誌販売調べ)
姉妹誌 HEAVEN
ウェブサイト 高杉弾ホームページ
百恵ちゃんゴミ箱あさり事件で有名になった自動販売機ポルノ雑誌『Jam』の編集長が明かすその秘密―わしらのフリークランド

鬼畜系と呼ばれるスカムカルチャーの元祖的存在であり[3]、以降のサブカルチャーに多大な影響を与えたことから伝説化している[4]。創刊号の二大特集は「NO PUNK! NO WAVE!」「山口百恵のゴミ大公開!」。

目次

概要編集

X-magazine Jam』(以下『Jam』)は明石賢生率いるエルシー企画が発行していた佐山哲郎編集の自販機本スキャンダル』の後継誌として高杉弾山崎春美隅田川乱一八木眞一郎佐内順一郎らによって1979年2月に創刊された「伝説の自販機本」である[2]。本誌は自販機本という特殊な形態で販売されたため、店頭に並ぶ正規の取次ルートに乗った通常の雑誌とは違って内容に制約がなく、独自の編集方針からナンセンスでアナーキーな常軌を逸した誌面が徹頭徹尾にわたり展開された。

創刊号では「芸能人ゴミあさりシリーズ」と銘打って山口百恵宅のゴミ漁りを決行し、使用済み生理用品を写真付きで無断公開するスキャンダラスな鬼畜系企画で注目を集めた。本誌は表紙とグラビアだけ「エロ」で肝心の中身はドラッグインディーズパンクの紹介、果ては皇室臨済禅神秘主義カルトムービープロレスオカルトパロディサイケデリックニュー・ウェーヴビートニクスーフィズムフリーミュージック英語版までカウンターカルチャーを縦横無尽に取り上げ、狂気冗談が交錯するパンクな誌面を展開、唯一無二の世界観を築き上げた。また編集者全員が薬物常習者だったこともあり、マリファナLSDといった違法薬物にまつわるドラッグ特集も度々登場する[3][5][6][7][8]。また連載漫画では渡辺和博(当時の青林堂ガロ』編集長。後に「○金・○ビ」なる流行語1984年度の第1回流行語大賞受賞し、一世を風靡したヘタウマ漫画家)と漫画家をやめていた蛭子能収を起用し、特に蛭子は本誌で実質的な商業デビューを果たした[9]ことから高杉弾山崎春美の二人組を「人生の恩人」と仰いでいる[10][11]

『Jam』はその先鋭的な編集方針と独自性から『ガロ』や『宝島』といった日本を代表する超カルトサブカルチャー雑誌と並び、後続のサブカル誌・アングラ誌のルーツとして黎明期のサブカルチャー文化に大きな爪痕を遺した[12]竹熊健太郎は『Quick Japan』(太田出版)や『危ない1号』(データハウス)などのアングラサブカルチャー雑誌の源流として『Jam』を挙げており[4]、元『実話ナックルズ』編集長の久田将義も「サブカルの発生はエロ本から。特に高杉弾から始まったのではないか」と指摘している[13]

ちなみに『磯野家の謎』『バトル・ロワイアル』などのヒット作を送り出し、サブカルチャー雑誌Quick Japan』(太田出版)を立ち上げた名物編集者赤田祐一1979年当時、実際にエルシー企画の編集部を訪れて『Jam』のバックナンバーを直接購入した過去があり[14]、自身が編集を務める雑誌でも『Jam』を深く掘り下げた特集を定期的に行っているほか、自著『20世紀エディトリアル・オデッセイ』(ばるぼらとの共著、誠文堂新光社)では紹介した1200点にも上る雑誌の中からベスト3に『Jam』を選んでいる[15]。また赤田の共同作業者でライターばるぼらは『Jam』について「ひと言で済ませるなら『革命』の雑誌」[16]「読者に対するサービス精神とか、スポンサーに対する色目とか、何がウケて何が売れるかとか、一切を考慮せずに好き勝手に作られた雑誌」[16]「それまでの出版の歴史が積みあげてきたルールなんて知らないし、守る気もない。とにかく自分たちが面白いと信じていることを載せたいという熱量と勢いが渦巻いている雑誌」[17]と評している。

このように同誌は廃刊後も日本サブカル史やエロ本史において今日まで語り継がれる伝説的な存在になっているが、エロ本という性質上図書館など公共機関での所蔵は皆無である[18]。また古書店では幻の雑誌として数万円の高値が付くこともあり、全体を目にすることは極めて困難となっている[18]

本項では『Jam』の前身雑誌『X-MAGAZINE』と後継誌『HEAVEN』についても解説する。

歴史編集

前史編集

すべての始まりは1978年日本大学芸術学部文芸学科を中退して、その日暮らしの生活を送っていた高杉弾武蔵小山駅から深夜自宅に向かって歩いていると、電柱の下に捨ててあった一冊の自販機本を発見したことである[19][20][21]

高杉はその自販機本[注釈 1]に掲載されていたパンティストッキングを履いた女性のをフェティッシュかつ大胆に写した、見開き・裁ち落としヌード写真に大いなるショックを受け、カメラマンに会うためだけに発行元のエルシー企画を訪れた[3][22][23]

この時に高杉が顔を合わせたカメラマン武蔵野大門こそエルシー企画の明石賢生社長その人で、明石は編集局長のSこと佐山哲郎と相談して高杉に同社発行の自販機本『スキャンダル』5号(1978年12月)の8頁分を任せることを思いつく[24]。これに応じた高杉は友人の美沢真之助(=隅田川乱一、後に『Jam』『HEAVEN』『X-MAGAZINE』編集者)を誘い、雑誌の誌名を『X-MAGAZINE』と改め、共同で「Xランド独立記念版」と題したゲリラ記事を「自動販売機で国家が買えることだってある」というキャッチコピーのもと、わずか一週間で執筆した[24][25]

後にSは高杉が「Xランド」執筆に至るまでの状況を次のように回想している。

高杉は確か俺がエルシーで仕事中にやってきたんだ。「お前のファンが来てるぞ」って誰かが呼びに来てさ。「可愛い女の子だ」ってかつがれて行ったら、それが高杉(笑)。どこが可愛い少女だって。それでミニコミ見せてもらって。横で明石が「どうだ、こいつ使えるか?」って聞くから、「使えるもなにも、一冊すぐに作らせる」って言ったんですよ。そしたら明石は「お前はすぐそんなこと言うからダメなんだ」って怒ったの。じゃあってんで、とりあえず俺がやってた雑誌の八ページだけまかせることにしたんだよ。そしたら……連中、いきなり、“乗っ取り宣言”するんだよ。「この雑誌は俺たちが乗っ取った!」って。なんなんだ(笑)…… — 竹熊健太郎「天国桟敷の人々─自動販売機本の黎明期と『JAM』の出現⑵」『Quick Japan』14号 153頁 1997年 太田出版
X-MAGAZINE
ジャンル 実話系自販機本
発売国   日本
言語 日本語
定価 300円
出版社 エルシー企画
発行人 明石賢生
編集人 佐山哲郎高杉弾
編集スタッフ 山崎春美
美沢真之助
八木眞一郎
佐内順一郎
刊行期間 1978年12月 - 1979年1月
姉妹誌 Jam
特記事項 正式名称は『スキャンダル 悦楽超特急 X-MAGAZINE』

この「Xランド」が好評だったことから明石は『X-MAGAZINE』6号の編集を高杉に一冊丸ごと自由に任せることにし[26]、高杉と美沢は雑誌のジャックに成功する。後に高杉は「その8頁が当時エロ本の世界では考えられないような、すっごい『変』だったらしいんだよ。『面白いじゃん、なにこれ?』みたいに。半分はあきれているんだよね(笑)」と回想している[25]

雑誌の編集にあたって美沢は友人の八木眞一郎(後に『Jam』編集者、1978年2月に刊行され、わずか1号で廃刊した日本文華社発行のパロディ雑誌『冗談王』編集長)を誘い[27]大麻取締法への批判やアメリカの薬物事情などエロとは一切関係のないドラッグの特集記事を執筆する。

更には笑いガス実験、男性器紙工作変態SF小説下層サラリーマンオピニオンエッセイ、実在しない架空の電話帳書評などを取り上げ、極めつけは「スターダスト 芸能人探訪!! ゴミあさりシリーズ」と銘打ち、かたせ梨乃宅のゴミ漁りを実行。ドラマ台本や腐ったミカン、使用済みタンポンなどを誌上のグラビアで無断公開する暴露企画を行った[1][注釈 2]

このように『X-MAGAZINE』は現在では到底考えられないほど過激な企画や読物が目白押しであり、表向きはエロ本だが中身はヌードの露出が極端に乏しく無茶苦茶で過激な企画や読み物が満載という『Jam』のスタイルを創刊前から完全に確立する。

ちなみに漫画家蛭子能収は連載前の打ち合わせで高杉から「一応表紙はエロな感じに見えるんですけど、中身は自分たちが好きに作ってるんですよ。自分たちはこれを“ゲリラ”だと思ってるんです」と熱烈にアピールされたと回想しており[11]、元々高杉自身「もっと突き抜けて、ほとんど無意味の方向へ行くまで過激なことをやってみたらどうか」というダダ的な誌面作りを標榜していた節があったという[28]

自販機本『Jam』創刊編集

X-MAGAZINE』は1979年2月より『Jam』として新創刊。B5版/88頁で定価は300円だった。メインスタッフには日本大学芸術学部の中退メンバーが集い、新創刊に際してガセネタ山崎春美同人として参加する。キャッチコピーは「SEXと革命、両方とりたい君のために!」「オナニー&メディテーション!」「SUPER CONCEPTUAL MAGAZNE」。

元々『Jam』は当時「出せば出すだけ売れる」と言われたほど売り上げが好調だった自販機本税金対策用に作られた雑誌であり、「どうせ儲かっても税金に持って行かれるのなら無意味で面白い雑誌を作った方が良い」というエルシー企画の方針から全くボツが出なかったという[27][29][30]。ちなみに明石賢生社長が出した唯一の制作条件は「カラーページだけはエロにしておけ」だった[29]

創刊号では「雑誌でパンクをやる。伝統を断ち切る、常識を破壊する、そういう革命を雑誌によって起こす」ために[31]、冒頭の特集から女性器肛門の拡大ポスターを掲載するなど『X-MAGAZINE』以上にパンクな記事が目立っていたが[32]、特に山口百恵宅から出たゴミ約40点を写真付きで無断公開した爆弾企画「芸能人ゴミあさりシリーズ」が最も有名で、これについて取材に訪れた祥伝社発行の女性誌微笑』が1979年5月26日号において4頁にわたる批判記事を掲載し『Jam』の存在が世に知れ渡る切っ掛けとなった[1][33]

しかし『微笑』の日和見的な取材方法や批判記事に嫌悪感を示した高杉弾は以下の文章を『Jam』の巻末に寄稿して雑誌に対する独自の持論を展開した。

いま俺はこの号の編集中なのだ。したがって編集後記というものはまだ書けない。俺のようなシロートにとって、本を一冊作るということはナルトを金魚ばちに入れて飼うよりもむずかしいことであり、山口百恵に肛門オナニーを教えるよりはやさしいことなのだ。

山口百恵と言えば、こないだ雑誌「微笑」の記者という男が、馬鹿面をして三人も俺のところへ取材にやって来た。例の「山口百恵ゴミあさり」についての記事を書くとい言う。他人のフンドシで相撲をとるというのはアノテの雑誌では当り前のことだが、発売になった「微笑」を見てあきれてしまった。

知らない人がいると思うので一応書いておくと、「百恵ゴミあさり」というのは本誌創刊号に載った、百恵の家から出たストッキング、ファンレター、答案用紙、使用済ナプキン、タンポン説明書など約40点を写真で公開した企画のことだ。

これに関する「微笑」での紹介記事は、4ページも使っておきながら、俺の強気の姿勢を適当に強張〔ママ〕し、読者の「どのようにゴミを取って来たのかを知りたい」という欲望を十分に満足させ、山口百恵に同情して見せ、最終的には「やりすぎなのではないか」というレベルを一歩も出ない姑息かつ低級なものだった。

ホリプロCBSソニーの人間がイカるのは、まあ判る。しかしなぜ相方の事態を面白がれる立場にあるはずの雑誌記者が、あんなくだらない記事しか書けないんだ。「自分の家のゴミをあさられて、いい気持ちのする人間なんているわけない」だと、そんなことは当り前だろ、バカ。「やっていいことと悪いことが……」だと、笑わせるな!こういうものは公開しないことがセオリーだと、礼儀の問題だと、どこまでバカなんだお前ら。Jamを批判したいなら、もっとハッキリ書いたらどうだ。

この記事を書いたのが誰なのかは知らないがよく聞いておけ。エセ・ヒューマニズムや見せかけだけの正論、やっていいことと悪いこと、社会的一般常識、そんなレベルを突破しないで面白い記事が書けるとでも思っているのか。セオリーや礼儀を守っていて今の読者を引っぱれると思っているなら、お前ら脳なしだぜ。

取材に来た三人の男の話しぶりのイヤラシさで「微笑」という超下等物件の実態を直感していたが、結果は予想以上のひどさだった。これは何も「微笑」に限ったことではない。現在、本当に俺たちのヘッドをキックしうるような雑誌があるだろうか。少なくとも雑誌づくりに幻想ビジョンを持てないような脳なしの年寄連中には早々にご退場願いたいものだ[34]

— 『Jam』第4号「編集中記──佐内順一郎」
何かやりたい?遊びたい?女の子といいことしたい?休みが欲しい?お金が欲しい?マリファナが欲しい?いい音楽が聴きたい?南の島でのんびりしたい?結婚したい?オマンコが見たい?興奮したい?刺激が欲しい?欲求不満を解消したい?抜け出したい?乗り越えたい?解放されたい?───俺たちは読者のそういう欲望を、何ひとつとして満たしてやることなんてできやしない。それらはみんなあなたの問題だ。

Jamにはサービス精神が足りない、ポルノが少なすぎる、わけが判らない、思想がない……そんな声を聞く。知ったことか!ハッキリ言ってJamはポルノ雑誌じゃない。どこやらの雑誌のように、くそ面白くもないサービスを連発するのは読者をバカにしてることじゃないのか。わけが判らないことのどこが悪い!思想がハッキリ出ている雑誌が欲しければよそへ行ってくれ。Jamがスーパー・コンセプチュアル・マガジンであることを了解して欲しい。“Jamのような雑誌”というのが他にあったら見せて欲しい。今このどうしようもなくメチャクチャな時代に、Jamというのはピッタリの雑誌だと俺は思っている。

───俺は今、〈自分〉と〈あそこ〉の中間地点で世界を見ることを始めた。その場所から見た「俺」は、天才で、馬鹿で、軽薄で、頭がよじれていて、変態で、キチガイだ。それぞれの人間がそれぞれの内宇宙を持っている。あなたがどのように世界を見ているのか、それは知らない。───ルー・リードイナガキ・タルホツツイ・ヤスタカアブドーラ・ザ・ブッチャーマルセル・デュシャンハイゼンベルクヤマガミ・タツヒコジミ・ヘンドリックスマツオカ・セイゴオフブキ・ジュンルドルフ・シュタイナー───オマンコドラッグ機械重力エクスタシー自我オナニーマンダラ

佐内順一郎[35]

— 『Jam』第2号「元・読者だった編集長の好き勝手なページ」

山口百恵宅のゴミ漁り編集

山口百恵宅のゴミ漁り1979年1月下旬から2月上旬にかけて複数回に分けて行われ、その中から選りすぐりのゴミを選んで誌面に掲載している[33]。採集された主なゴミは以下の通り[33]

元々この芸能人ゴミ漁り企画はアメリカアンダーグラウンド・マガジンWET英語版』(1976年 - 1981年)が先行してボブ・ディラン邸のゴミ漁りを行ったのが元になっており、これにヒントを得た美沢真之助(隅田川乱一)が「それを日本でやったらどうなるか」と提案し、編集長の高杉弾が実行に移したという[28]。ただし高杉本人は『WET』誌を特別意識していた訳でもなかったという[32]

なお、美沢はこの企画を立案した理由について「ゴミから始まった雑誌だから、という当然の発想なんですよ」と晩年のインタビューで語っており、ゴミを通した大衆文化への社会学的アプローチからインド乞食による秘密売買に至るまでゴミ漁りの持つ多面的な側面についても指摘していた[36]

ちなみに山口百恵側からのクレームは一切なかったようで「黙殺したほうが良いと思ったんでしょう。正しい判断だよ」(高杉談[32])、「まあ、売れてる雑誌じゃなかったし、変にことを荒立てて、他の雑誌に関連記事が載った方がイメージ的に損だと判断したんでしょう。結構、頭いいと思いますよ。百恵のプロダクションの社長は」(美沢談[36])、「とにかくあの頃の芸能界はいろんなスキャンダルに揺れてたからね。本屋にも置いてない自販機本には手が回らなかったんだろう。なんでも聞くところによると百恵の事務所の社長が『Jam』を見てさ、論外だ!と叫んだきり、絶句したらしいよ。で、それっきり(笑)。訴えるにも値しないってやつじゃないの」(佐山談[37])と『Jam』関係者らは語っている。なおこの企画が行われた1年後の1980年3月、山口百恵は芸能界からの引退を宣言した。

高杉弾とその周辺編集

高杉弾の編集技法はコラージュカットアップ[注釈 3]を多用した極めて特徴的なもので[38]、誌面からは高杉の個性が色濃く反映されたサイケデリックレイアウトが全体的に見受けられる。一方で雑誌の構成面においては高杉以外の功績も大きく、特に高杉は雑誌の思想的バックボーンとして美沢真之助(隅田川乱一)の才能を高く評価していた[5]。後に高杉は「真之助がいなかったら『HEAVEN』はともかく『Jam』は出来なかったと思いますね」とも語っている[5]。また臨済禅グルジェフシュタイナーなどの神秘主義カルトムービー現代美術などの記事はオカルト雑誌の編集にも携わっていた八木眞一郎が関与している可能性が高い[39]。一方で山崎春美パンクや音楽関連の記事を中心に担当し、本誌にも執筆していた元ガセネタ大里俊晴吉祥寺マイナー佐藤隆史は山崎経由での参加とみられている[39]

ちなみに本誌では海外雑誌の記事を無断で翻訳して勝手に転載するなど完全に著作権を無視した編集方針を取っており、違法同然の企画や図版の無断転載を平然と誌面で展開していた。これについて高杉は後にインタビューで「あんなもの著作権もクソもなくて、どこの雑誌に載ってようと勝手にこっちに載せたって良いと思ってた。実際問題、それにクレームつけるやつなんか一人もいないんだから。自動販売機のエロ本に文句を言ってどうするの?」[5]と当時を振り返っている[注釈 4]

1980年4月にはエルシー企画自販機本最大手のアリス出版と合併し[16]、新雑誌『HEAVEN』創刊の運びとなる。

『HEAVEN』新創刊編集

HEAVEN
 
ジャンル ニューウェーブ
刊行頻度 月刊
発売国   日本
言語 日本語
定価 300円→400円→480円
出版社 アリス出版群雄社出版
編集部名 HEAVEN EXPRESS
発行人 高杉弾明石賢生
編集長 高杉弾近藤十四郎山崎春美
編集スタッフ 佐内順一郎→不在
金田トメ→不在
芝敦子→不在
山本土壺
田中一策
隅田川乱一
野々村文宏
羽良多平吉
香山リカ
刊行期間 1980年4月23日 - 1981年3月1日
発行部数 3万部(近藤十四郎調べ)
ウェブサイト 幻の自販機本『HEAVEN』にUGルーツを追え!
特記事項 休刊後は雑誌内雑誌として1983年10月まで継続

Jam』は月刊で全10号と別冊1号(特別ゲリラ号)を刊行したのち1980年1月をもって終刊。同年4月から『HEAVEN』(ヘヴン)と誌名を改め新創刊する。キャッチコピーは「空中楼閣的天眼通」「アンダーグラウンド・インテリ・マガジン」「ハイ・ディメンション・幻覚マガジン」。

『HEAVEN』では『Jam』にあったエロ要素や煽情的なヌードグラビアが完全に排され、サイズはA4変形のグラフ誌となる。装丁デザインについてはグラフィックデザイナー羽良多平吉が担当し『Jam』以上にビジュアルに特化したニューウェーブマガジンへとその姿を変えた。3号からは一般書店でも販売を開始[40]。5号より版元がアリス出版から群雄社に移り自動販売機での販売から完全撤退する。

版元移籍の経緯について近藤十四郎の証言では、当時アリス出版自販機本取次会社の東京雑誌販売(東雑)の傘下にあり、エロ本でない『HEAVEN』はわずか3号で配本の取り扱いを拒否されてしまったという[41]。しかし、アリス出版の明石賢生副社長は元々自販機だけでなく書店取次での出版も目論んでいたようで『HEAVEN』が東雑体制を離脱してからも高田馬場に編集部「HEAVEN EXPRESS」を自費で設立し、書店直販の体制を取って同誌を存続させた[41]。近藤によれば書店での販売は極めて好調で、紀伊國屋書店では毎号100冊も同誌を入荷してくれたという[41]

だが、こうした明石の動きに不信感を抱いた東雑の幹部が「明石、お前内部でクーデターでも企てているんじゃないのか」と詰め寄ったことから明石はアリス出版を依願退職し東雑の傘下から独立する[41]。これに同調する形でアリス出版内の旧エルシー派および明石派編集陣が一斉に集団退社し、明石を筆頭としたアリス退社組によって新出版社「群雄社出版」が旗揚げされることになる[41]

ほどなく『HEAVEN』は世界的なニューウェーブの波に乗り、最盛期には3万部を発行[42]。海外の二大ニューウェーブマガジンである『FACADE』()と『THE FACE』()からは毎月編集部宛に献本が行われ、『HEAVEN』もその2誌に毎号献本を行っていた[43]。また青林堂白夜書房JICC出版局本の雑誌社工作舎の雑誌とは相互の誌面に広告を出し合っており、同誌との関係も深かった。

1980年の6月と11月には『HEAVEN』主催という形で「天国注射の夜」というコンサートが新宿アシベ会館で行われる[44]。またラジオ関東からは週1回での番組出演依頼が舞い降り、同年10月より高杉弾近藤十四郎の2人がDJを担当した全国ネットのラジオ番組ウルトラヘヴン放送局』の放送が開始するなど[45]、徐々に『HEAVEN』はその人気と知名度を獲得しつつあった[44]。巷では『HEAVEN』の新刊を求める読者が発売日に自動販売機の前に行列を作るという現象も発生する[46]

なお当時の「事件」として「天国注射の夜」に参加した江戸アケミがステージ上で自分の額をナイフで切りつけるパフォーマンスを行い、救急車で運ばれるという出来事があった[47]

編集長交代編集

順風満帆に見えた『HEAVEN』だったが内部で軋轢が生じ[48]、初代編集長の高杉弾が7号を最後に降板する。ただし、高杉本人の弁によれば降板の理由は編集方針の違いではなく、ギャラの配分を巡っての見解の相違と単純に高杉自身が雑誌の編集に「飽きた」からであったという[49]

編集長交代の真相について山崎春美が後に語るところによれば、『HEAVEN』から参加した山本土壺田中一策[注釈 5]が高杉の編集姿勢に不満を持ち出し、その突き上げを食らう形で山崎と近藤が高杉に編集長降板を直訴する矢面に立たされてしまったという[50]。これについて山崎は「結局、僕とオム(近藤オム=近藤十四郎)が首謀者ってことになっちゃったんですよ。後の二人(山本・田中)は何もしていないのに。それで高杉さんに(編集長を降りてくれないかと)言ったら『ああ、そう』みたいな感じで」と当時の編集長交代劇を振り返っている[50]

高杉の脱退直後には外部で本誌のデザインを手掛けていた羽良多平吉の元に編集部から「ヘンシュウチョウ・コウタイ・スグ・カエ」という電報が届き、これは8号のコピーにそのまま使われることになる。

その後、二代目編集長には近藤十四郎が就任するが、後に近藤は「二代目編集長といいながら、結局は編集雑務だったから。要するに高杉氏が抜けたあと、実質的には春美が編集長なんだよね。ただ、俺の方が“上の方”に通りがよかったから編集長になっただけで。まあホラ、春美はああいう人だから(笑)」と述べており、名目上の編集長に過ぎなかったとしている[51]

後に高杉弾編集長から引退した当時の心境について「そのあと近藤君と春美が何したか、おれは知ったこっちゃないね。未練も何もない。『どうもありがとうございましたー、サワディ・カップ(引用者注:タイ語で「さようなら」の意)』のひと言。それで帰っちゃうよ」とあっけらかんと回想しているが[52]、その一方で近藤十四郎は「僕と春美が丸々2冊編集をやった号も含めて『Jam』も『HEAVEN』も高杉弾の個人誌だと思います。高杉弾がいなければ『Jam』『HEAVEN』は雑誌というかたちで世の中に存在することはなかったと思いますね」と語っており、高杉の存在を非常に高く評価し、尊敬する姿勢を見せていた[42]。ただし、近藤はこの評価について「彼を(『HEAVEN』編集長の座から)追い出した側に立ってる自分としては、ちょっと忸怩たるものがあるので、それを含めての評価かもしれないけど…」としている[42]

また高杉と対立し、途中で編集部を降りた金田トメも後年の回想で高杉弾を高く評価しており、「『Jam』にも『HEAVEN』にも、今の言葉で語れば、テクノ調のクールなイメージが雑誌全体に流れているが、これはすべて高杉弾のセンスだ。ぼくたち編集者やまわりからの影響ではない。高杉さんのオリジナルである」[44]「良くも悪くも、『Jam』と『HEAVEN』は、山口百恵という当時の歌謡曲の大スターを相手にスキャンダラスな行動力を売り物に創りあげてきた高杉弾の雑誌だったのだと思う。いまから思えばバンドのようなもので、売れてきたらモメて解散というようなパターンと同じとも思える」[43]と述懐している。

廃刊~雑誌内雑誌として再出発編集

高杉弾の脱退によって編集長が近藤十四郎に代わり、近藤はコンテンツ面を考えて山崎春美の企画に大きく負うようになる。だが、それも続かず『HEAVEN』は雑誌としても終わっていく[43]。もとより月刊ペースでの定期刊行が難しくなってきたことに加え[48]1981年2月群雄社出版明石賢生社長が猥褻図画販売の疑いで家宅捜索を受け逮捕されたことが決定打となり[53][54]、同年3月刊行の9号目で『HEAVEN』は休刊に追い込まれた。編集途中のまま未刊行に終わった幻の『HEAVEN』10号は「肥満」と「ナチス」のカップリング特集で[55]、同号では既に病床にいた寺山修司山崎春美の才能に目を付けてインタビューにも応じていたという[56][57]お蔵入りとなった幻の10号は後に『ロックマガジン』内の山崎春美編集による雑誌内雑誌『HEAVEN』や[58]山本土壺編集のエロ本『フォトジェニカ』8号に一部が再録された[59]

群雄社家宅捜索事件の顛末について近藤十四郎は「会社行ったら、午前中にガサ入れがあって、フジテレビのカメラも来てたっていう。もう明らかなスケープ・ゴート。“最近のビニ本は目にあまる”ってことで見せしめにされたんだね。でもね、ガサ入れでも『ヘヴン』の部屋は警察も素通りなんだよ。ケッ、どうせチンポも立たん本やって感じで(笑)」と後年回想している[53]

後に明石は「猥褻がなぜ悪い」として裁判闘争を始めたが、当時の東京地裁は一連のビニ本摘発で猥褻裁判のラッシュにあり、裁判では謝っても逆らっても一律で懲役二年、執行猶予三年の量刑が下されていたことから、むやみに裁判を長引かせて量刑がそれ以上重くなったら意味がないとして明石は途中で闘争を退け、自らの非を認める形となった[54]

しかし、明石は最後の抵抗として裁判の質疑応答の場で「美は乱調にあり、諧調は偽りである」というアナキスト大杉栄の言葉を借りた意見陳述を行い、裁判官を面食らわせたという逸話がある[54]。この意見陳述用の原稿は元エルシー企画群雄社出版編集局長で『コクリコ坂から』の漫画原作者でもある佐山哲郎が代筆したもので、後に佐山は「明石がさ、あの通る声で朗々と読むじゃない。俺も傍聴席で聞いてて自分の原稿に涙が出ちゃったもんな。どうせ結果は決まってるんだから、なら裁判で遊んじゃえ、っていうか。当時の明石には、そんなところもあったね」と回想している[54]

その後『HEAVEN』は雑誌内雑誌として復活し、『FOOL'S MATE』『ペリカンクラブ』『ロック・マガジン』など複数の音楽雑誌を渡り歩いた。

三代目編集長には山崎春美が就任。野々村文宏を副編集長とした。また山崎は工作舎を通して面識があった精神科医香山リカを本誌でライターデビューさせている。他にも祖父江慎細川周平、美沢真之助(隅田川乱一)らが本誌に参加していた。

自殺未遂ギグ編集

1982年9月1日山崎春美中野PLAN-Bのステージ上で「自殺未遂ギグ」と称して手首などを出刃包丁で切り、救急車で運ばれるショーを行う[60]。この会場でのドクターストップ役は香山リカが務めた[61]

このライブでは山崎主宰のロックバンドTACO」に参加していた篠田昌已細川周平菅波ゆり子[注釈 6]が楽団として演奏に参加し、包丁を身体中に突き刺して痙攣する血まみれの山崎に動じることなく葬送曲のようなメロディを淡々と演奏しきったという[62]。またショーの途中ではロリータ順子[注釈 7]が逆上してパイプ椅子で山崎に殴り掛かる一幕もあり[63]、ライブはさながら地獄絵図の様相を呈した。

後にこのギグの模様を収めた約1時間にも及ぶライブ映像が奇跡的に現存していることが判明し[64]1997年頃に映画監督福居ショウジンが主宰するイベント「東京サロン化計画」の一環で何度か上映されたことがある[65]。ちなみにギグで山崎が着用していた血染めのTシャツは『宝島』の応募企画で限定1名にプレゼントされた[66]

天国注射の昼編集

1983年日比谷野外音楽堂で『HEAVEN』主宰のロックフェスティバル天国注射の昼」が開催される。このイベントではTACOをはじめ、じゃがたらヒカシュー突然段ボールTOMATOSGAUZETHE FOOLSコクシネルなどのロックバンドが参加。山崎春美江戸アケミ町田町蔵坂本龍一ロリータ順子田口トモロヲあがた森魚友部正人篠田昌已千野秀一巻上公一ら当時のオルタナティヴ・ミュージックシーンを風靡したミュージシャンが一堂に集結した、日本のロック史に残る伝説的イベントとなった。

「天国注射の昼」での公演終了後、山崎は覚醒剤を体から抜くため精神病院閉鎖病棟に入院し[67]、同誌編集長を降板する。その後は香山リカが事実上の編集長役を務めたが、1983年10月発行の19号を最後に自然消滅に近い形で廃刊する。終刊号の頁数はわずか2頁だった。ほどなく山崎は家業を継ぐため大阪に帰郷し絶筆TACOも解散となった。

2017年6月赤田祐一編集の雑誌『スペクテイター』(エディトリアル・デパートメント/幻冬舎)39号で「パンクマガジン『Jam』の神話」と題した200頁にも及ぶ特集が組まれ、高杉弾近藤十四郎羽良多平吉八木眞一郎金田トメら当時の関係者にインタビューが行われた。また同誌にて廃刊36年の歳月を経て『Jam』と『HEAVEN』のアンソロジー山崎春美近藤十四郎の共同編集でアートディレクションに羽良多平吉を招き、ディスクユニオンより2巻に分けて近日刊行予定であることが告知されているが、いまだ刊行されていない。

エピソード編集

また伝説的なサックス奏者阿部薫の妻であり、1986年自殺した伝説的な小説家鈴木いづみは『HEAVEN』3代目編集長の山崎春美をモデルとした小説「ラブ・オブ・スピード」を執筆しているが、この作品中には山崎の公私ともにパートナー的存在で、TACOボーカリストでもあったロリータ順子(篠崎順子)に対する中傷的な表現が多数含まれていた。これについて山崎は「鈴木いづみは何かを言い残して死んだ。何かは知らないけど[68]。篠崎さんが、めちゃくちゃ書かれているもんで、さあどうしようって考えたのね。モロ“冷感症の女”みたいに、篠崎さんのことを。『HEAVEN』のこともいろいろ書いてるんだけど。で、まあ、それを含めて『HEAVEN』、群雄社自体がそういう(彼女の興味を引く)『磁場』を持っていたっていう言い方でいいのかな。だとしたら、あったと思うよ[73]」と後に語っている。なお、前者の小説は角川文庫(のちハルキ文庫)から刊行された『天国への階段』に、後者の小説は文遊社から刊行された『鈴木いづみコレクション3』に収録されている。

特集一覧編集

X-MAGAZINE編集

Xランド独立記念版編集

高杉弾隅田川乱一
自動販売機で国家が買えることだってある。
独立宣言
X-LAND STATION
Xインタビュー
MONTHLY HIT-CHART 志なき者はされ! 切なきかなベスト10(※架空のヒットチャート
X-ROCK LAND
隅田川乱一「自動記述式トリップ小説 みんなで見る夢」(※初出は高杉弾の個人誌『BEE-BEE』25号=最終号)
Xボーイ通信1
独立にあたって──Xランド・国民募集

X-MAGAZINE Vol.5編集

佐山哲郎
あんちゃん、きれいな女だらぁいっぱいいるでねえの おめら、ばかだな、あれ自販器のトップ、エルシーのモデルだで
特集 少女論 この子が脱ぐと言ったとき、まさかと思ったぜ
強姦競技・全国高校選手権
試験に出る性単語
接写!! はじめて脱いだ少女ピンアップ
陰唇について考える
SF小説 マン光線の秘密
おピンク小僧ピンピン映画立見室
イメージ写真館 陰唇
Sexy Influenza このもの凄い性の流行性感冒
毒薬の研究
次号予告 ついに発刊される恐怖と戦慄と禁断の雑誌 その日、日本(=東アジア弧状列島)は震撼する!! 決してひとりでは読まないでください
もう書店では文化は買えない 自販器はそんな時代のナウな奴 ストリートガイの情報基地だ すとりいとじゃあなりずむを売る会社 エルシー企画(photo by Shohei Daimon)

X-MAGAZINE Vol.6編集

スキャンダル・悦楽超特急はこの号をもってXマガジンに乗っ取られることを感謝と歓びと悼みをこめて報告したいと考えます。
特集:ドラッグ──大麻取締法はナンセンスだ
煙のむこうに君の顔が見えるよ。おれたちはマリファナを解放しろなんて言わない。ただ真実が解放されるべきだ。
1.植草甚一おじさんが推薦している本。カルロス・カスタネーダ著『ドンファンの教え』
2.インドおぼうさんは、みんなラリ公だという話。
3.デパートで大麻の種を売ってるゾ。
4.ボクはもうこの映画を待ちきれない。
5.『マタンゴ』は幻覚キノコ映画だ。
6.精神病院気ちがいを作る場所だ。
7.歯を抜くのに新しい時代が来た。──N2Oストーリー
SONGS HEROIN ドラッグソング訳詞
ドキュメント!! 実験笑いガス 合法ドラッグN2Oを自宅で作ってみました
独裁者たちによって切断されたパティ・スミス
味之本真一「サラリーマンの解放と正常な文体について」
Xインタビュー第2回 有線放送の巻
X-LAND 名誉市民
稲垣足穂グルジェフアン・ルイスルー・リードレニー・ブルースマルセル・デュシャンマーク・ボランウィリアム・バロウズヨーコ&ジョンポール・ディラックデヴィッド・ボウイアレン・ギンズバーグブライアン・ジョーンズ/マイク・ハンツ/筒井康隆臨済植草甚一カズヒロ君カート・ヴォネガットJr.サルバドール・ダリデボラ・ハリーヘンリー・ミラー
くたばれ!!非国民/以下の者、地上より永久に追放す!/丸谷才一黛敏郎小森和子角川春樹
X-BOOK LAND『上杉清文戯曲集』/『寄り道の美学』/『The Religious ritual and Grapple of YORUBARE』/『電話帳
こちらX-LAND 全国民にメッセージ
Come on in.Cook(※男性器の工作付録)
消滅点 透視画法からこぼれる千の韻律(写真・よこやまこうじ)
やぎ・しんいちろう:エキセントリック・マンズ・ワールド「ヒデヨシ鏡は狂気の今日/カタストロフィ理論に於けるヒデヨシ効果の特異点」(※八木眞一郎による意味不明な学術論文)
高杉弾の爆笑不可解変態SF小説「おまんこ頭の狂詩曲──ファッキング・ヘッド・ラプソディー」
スターダスト 芸能人探訪!! ゴミあさりシリーズ 第1回 かたせ梨乃の巻
美沢真之助+八木真一郎:佐藤重臣インタビュー「アンガー☆MAGICK☆クロウリー」(※カルトムービー評論家として名高い佐藤重臣ケネス・アンガーの映像世界とオカルトの関係について解説)
特別講義 人間性と表現 美しいARTの父 ニシャコフスキー
アピストグラマ・ラミレズァイの婚姻色期」
セーラー服のメモリー
もう書店では文化は買えない

Jam編集

Vol.1「山口百恵のゴミ大公開/NO PUNK! NO WAVE!」
邪夢 ジャムの日の夢
Take A trip──fly(※宮武外骨が発行していた『滑稽新聞』102号〔明治38年〕掲載「現今女学生の遊戯」より図版を引用)
How much is your jam worth?
薬物のすすめ LSD
TODAY'S ARMY WANTS TO JOIN YOU??!!!
Revolution Copulation
Celebration life Celebrate death
SHICK JOKE
X-LAND STATION
対話・臨済普化(※『臨済録』より引用)
アンダーグラウンド・通信
対話・臨済と普化
THE X-BOY'S EXPRESS NO.3(※隅田川乱一による無署名原稿。『Xランド』『X-MAGAZINE』から引き継がれた連載のため創刊号の時点で通算三回目)
X-LAND 推薦図書 ババ・ラム・ダス/ラマ・ファウンデーション『BE HERE NOW』
神々の相関図
X-COMIC LAND マンガのおかしなストーリーを全部ばらしてしまうのじゃ!
現代おとぎ話
X-LAND 市民の声/天皇から国民へ求愛のメッセージ
瞑想用ビジュアル・パターン〈〉〈〉〈〉〈
爆弾企画 スターダスト 芸能人ゴミあさりシリーズ:山口百恵
エルヴィスとメンフィス・マフィア/エルヴィス+boys=乱痴気騒ぎ会社
八木真一郎「オカルト・フリーク」
八木真一郎「熱血大冒険淫乱混乱実録小説/義眼城乃花嫁」
1978年9月1日記──ガセネタ18才(※山崎春美による無署名原稿)
Jamアンケート
PUNK RECORD REVIEW
TOKYO PUNK SCENE SCRAP
不失者灰野敬二
ガセネタ
LIZARD
TOKYO
NOISE
鳥井ガク「お客も帰ったから、元祖パンクの話でもしてみようか」
FRICTION(※正しくはSPEED
関西パンクをもっと!
甲斐千鳥「マイノリティー・パワー」
TOKYO ROCKERS LAST LIVE AT LOFT
巻末グラビア
こんな接写が見たかった
Vol.2「ああ官能の肉体大特集!!」
上杉清文「万個の顔をもつプロレス」
甲斐守紀広「ブッチャーに気をつけろ!」
神道には大麻の神様がいたという話──芥川耿インタビュー
LSDの系統樹
撮影所はフリークな肉体だ!!
味之本真一「理想的なバストを目指して」
エキセントリックマンズ・ワールド:上野彦馬「抜魂←→入魂写真術」
山崎春美SM-SF小説「愛の太陽組合/前編」
東京都知事秋山祐徳太子だ! 政見インタビュー
アンダーグラウンド通信 X-BOY'S EXPRESS NO.4
発信局ぐゎらん堂 武蔵野火薬庫 ゆみこ・ながい・むらせ
渡辺和博「パパとママのバスルーム」
佐内順一郎「元・読者だった編集長の好き勝手なページ」
Vol.3「SUPER CONCEPTUAL SHOW」
巻頭グラビア「SEXUAL MEDITATION」
DADA&POP≦SUPER CONCEPTUAL NOVEL
高杉弾「新宿神様ストリート」
都礼アンフ「女と狂気とパワーのすきま」
本邦初訳! ポール・ボールズのストーンド・ノベル「さって行ったものとまだそこにあるもの」(※海外雑誌から無断翻訳して転載)
田中泯インタビュー「ぼくは苔と緑青が大好きだ…」
フリークということについてもっと考えてみよう
山崎春美:SM-SF小説「愛の太陽組合/後編」
無節操大飯店 コンセプチュアル・チェルシー・ホテル
THE X-BOY'S EXPRESS NO.5
団徳麿「エキセントリック・マンズワールド 百怪わが腸に入らむ ロン・チェニイを超えた男」
電子音楽が重力を操作するための、新しい星乗りだ。
X-LAND 天皇から国民へ求愛のメッセージ
渡辺和博「夢の話」
編集後記:末井昭白夜書房編集局長)
Vol.4「天才漫画家・蛭子能収 Jamでカムバック!」
編集前記
SUPER ONANIE SHOP 女のオナニーシーン大公開! 君はホンモノを見たことがあるだろうか。
会津真吾「エスエフ NEW WORLD 科学小説之先駆者達─押川春浪
THE X-BOY'S EXPRESS NO.6
MAGAZINE FREAK-UP
A.つぶれてしまった雑誌たち──こうして集めてみると、今出ている雑誌よりずっと面白いのがいっぱいある。
B.革命やダダや暴力や幻想が深夜の街角にひそんでいる──自動販売機の雑誌には、何が起こるか判らない。
C.79年マガジン・バトルロイヤル──はたしてどの雑誌が80年代へ生きのびていくか!
高杉弾のBAD TRIP(Jam終刊号まで連載)
X-LAND 今月の一冊 ライアル・ワトソン『未知の贈りもの』
近藤十四郎「怪奇恐怖の猫男」(さし絵:八木真一郎)
稲垣足穂弥勒
PSYCHEDELIC MUSIC──アドネラリンが眼から滲み散る程物凄い70年後期ウエスト・コースト・フリーク・ミュージック/ライノ・レコード/LAFMS/クローム
特別付録:大型瞑想用ポスター
トム・ウルフインタビュー(※海外雑誌から無断翻訳して転載)
山崎春美「エキセントリック・マンズ・ワールド 第5回 ルイス・ヒューレイ」
蛭子能収不確実性の家族
編集中記──佐内順一郎
Vol.5「いま、世界でいちばんムチャクチャな雑誌」
巻頭グラビア「あたし変態セーラー服」
THE X-BOY'S EXPRESS NO.7
山崎春美・訳「ロック訳詞集・LOU REED
スーパー・エロティック・エッセイ:八木眞一郎「タントラ・カタログ」
科伏「スピード・フリークスの音楽に於ける即興的極限美」
絶対広告群「腐ってくテレパシーズ」「不失者」「ジャム出版」「近代戦史研究会」「大蔵省」「工作舎」「爆撃書院」「日本新道新波派」「けいさつ」「X-LAND・薬理省統計局」(※実在しない企業や団体の広告)
編集室日記
ビル・デスマルチノ・テーズ FREAKS OF PROWRESTLING「屈折率、それがプロレスの命だ!!」
極致人間シリーズ──新連載・真性マゾの女:遠藤道子「告白手記・ある愛の記憶」
渡辺和博「ハード・キャンディー」
Vol.6「猛暑概念興奮器」
グラビア 悦楽人形上陸幻想
THE X-BOY'S EXPRESS NO.8
BLONDIE デボラ・ハリーインタビュー「彼女の足を引き抜きたい!」Nick Tosches英語版
千年王国之眺望
ナポリの夢日記
佐藤隆史「マイナー通信」No.1
科伏「超時空的サイケデリック・ディスク・ファイル」
猛暑概念興奮器(コンセプチアル・リピドー・マシーン)
遠藤道子「告白手記・ある愛の記憶」第二回
味乃本真一 むつかしい論文のページ「トルコ風呂内実存定数と応用」
欲求不満にたえられないアナタにおくる今月のクァイカン情報
渡辺和博「堺町解剖事件」
編集中記:佐内順一郎
Vol.7「知らない奴はモグリ! これが噂のジャム。すぐ買いなさい!」
THE X-BOY'S EXPRESS NO.9
翻訳企画「ドラッグ・コメディアン」Micheal Musto英語版
山崎春美「eye shadowing television」
芹犬類「蓄音盤あるいは虚無の贈り物/演奏あるいは黒い聖儀礼」
ナポリの夢日記
「金色問答 屋上月糞談義(ごふじょうでつきおみながらうんこした)」(季刊誌「魔羅」水神祥/季刊誌「夢」発行人 賀茂半骨)
遠藤道子「告白手記・ある愛の記憶」第三回
佐藤隆史「minor通信」No.2
Jam名物爆弾企画「『音』で橋を壊せる‼︎」
蛭子能収「知識人のレポート
Vol.8「もう普通のポルノ雑誌じゃガマンできねえ!!」
巻頭グラビア 人間人形官能篇
THE X-BOY'S EXPRESS NO.10
翻訳企画「ドラッグ・コメディアン(後編)」Micheal Musto
X-LAND特別版・皇室アルバム
偶像崇拝者の神殿
印籠太郎「子どもの自殺相次ぐ めどのたたない火ぶくれ」
科伏「ノーマル・インデックス」
よい子新聞
なうな婚前結婚!!
ウルトラマン・明るみに出たその性生活
大場久美子爆発!! 米海兵隊の演習で
関根恵子スマトラの秘境に
遠藤道子「告白手記・ある愛の記憶」最終回
佐藤隆史「minor通信」No.3
渡辺和博「夕ぐれの町」
編集中記:佐内順一郎
Vol.9「オナニー&メディテーション」
巻頭グラビア ゲシュタルト・エロティックス(※不細工なモデルのヌード)
THE X-BOY'S EXPRESS NO.11
Xユーモア「ニセ光りした都市の虚ろ」(※単にイグアナゾウガメの写真)
唐突新連載「早大文化新聞」発行・早大ブレーンバスター企画
社学K君遂にヤラズの21才に!
美しい季節だと誰にも言わせはしない─語るK君
文学部で奇怪なビラを発見! 一体誰が?「警察の殺人光線」とは?
科伏「LAFMSと西海岸NEW WAVE!!」
SIDE-A:LAFMS斬近線レポート
Ⅰ ジョー・ポッツとの出会い
Ⅱ LAFMSの現状 #1
Ⅲ Le Forete Four(騒々しい4人組・L-44)とDoo-Doo-Ettes.
SIDE-B:西海岸NWの極北に迫る
らりはい世界地図
20.8C 二都物語
①恋の遠近法
②背広論
③ソムニウム・夢物質吸引者の物語
④ニュー・ピクニックデジタルダダイズム
科伏「金網ビニール・バトルロイヤル/大虚人VSゴムの爪」
佐藤隆史「minor通信」No.4
蛭子能収「サラリーマンは二度イライラする
vol.10「大躍進決定記念特大号」
佐内順一郎+小野田重俊「JAPAN脳苑」
BLACK PAGE DREAM ああ官能の肉体密着戦!!
THE X-BOY'S EXPRESS NO.12
美沢真之助「ハイ・ディメンション・ポルノ ウニベルシテート・ムンディの暗示加速」
X-LAND 今月の一冊 荒俣宏『世界幻想作家事典』
早大文化新聞 創刊第二号 11・8全学コックリさん大会貫徹さる!
アプリオリ科伏+アニマ伊藤:対談 プロレス・インテレクチャーの責務を語る
隅田川乱一「ねえ、きらきら光るお金を持ってボードレールの猫を買いに行こうよ。だって今日は、君の誕生日なんだ。」
自動愛欲機
ナベゾ氏の今月面白かったこと
佐藤隆史「minor通信」No.5
編集室日記
いつか夢で見た幻想の天国を求めて『HEAVEN』創刊予告
渡辺和博「RX-101」
特別ゲリラ号「空中櫻閣的天眼通」
蛭子能収「地獄に堕ちた教師ども
スター・ゴミあさりシリーズ 第6回:大場久美子の巻
THE X-BOY'S EXPRESS NO.13
変諧十傑
雑誌/廃刊雑誌筒井康隆の短編/セックス・テクニック/日本のパンク・ロックテレビ番組病気動物クスリ行為
X人名事典:山崎春美
間章阿木譲浅羽通明蛭子能収/遠藤道子/科伏/佐藤隆史佐内順一郎/隅田川乱一/高杉弾天皇ナポリ/ニシャコフスキー/羽良多平吉松岡正剛/八木真一郎/山口百恵山崎春美渡辺和博
松本助六の病院ノート
今月のクァイカン情報
ナポリの夢日記 Napori-Harumi
市民人生相談
ナベゾ氏の今月面白かったこと
佐藤隆史「minor通信」No.6
X-LAND 今月の一冊 カルロス・カスタネダ『未知の次元』
天皇から国民へ求愛のメッセージ
特集:成熟女性におけるTrance Erotic Co-Mix
腐っていくテレパシーズ:角谷未知夫インタビュー
GREEN SYNDROME 野菜症候群
科伏「波動プロレス学特講/リング・ロープ間隔の回析現象と空中弾のドップラー効果
実験ルポ:うんこは食えるか
セックス実践講座:クリトリス尿道口にインサートする
HARUMI YAMAZAKI「Ices Cream PARANOIA」
『HEAVEN』創刊告知
バックナンバーのお知らせ
PICK UP JAM 四色迫力カラー
編集長ごあいさつ:佐内順一郎

HEAVEN編集

No.1「空中櫻閣的天眼通」
巻頭カラー
ヘヴン・エクスプレス&ナーバス
特集「直感」
EPITAPH 屍体の青白い炎による生活純化作用料理方理論
早大文化新聞・第三★へらへら号
早大潜入東北分子を摘発-完全せん滅!
東北人は全人民の前に土下座せよ
桜田淳子さんの躰に異常現象!?
梅田花月で東北の老婆がショック死
鈴木いづみ:普通小説①「苦力の娘」
白紙
ビジュアル・コンサート
PHOTO 中間カラー・きらきらヌード
21世紀の音は幼稚園からやってくる/時代を先取るオカルト・ポップ
問題の生体実験レコード
MODERN MUSICにおける変態性の系譜
天才少女ナオへの独占インタビュー
ついに明るみに出るイーノのスキャンダル/R・ハッターとD・カニンガムがLPのプロデュースをめぐって対立
放談:編集と変態の超存在学
科伏「もうブッチャーじゃ我慢出来ねえ!! 全日プロカール・ゴッチの覆面凶器を出せ!」
山崎春美「日本脳苑」
THE X-BOY'S EXPRESS NO.14
NAPOLI HARUMI「ナポリの夢日記」
コラージュ・PHOTO
高杉弾のオーラル・セックス
X-LAND 今月の一冊 椎名誠『さらば国分寺書店のオババ』
佐藤隆史「minor通信7」
渡辺和博:街の生活①「ダ・マ・レ・ダ・マ・レ・ブ・レ・イ・モ・ノ・!!」
X-LAND 市民の声/X-LAND STATION/X-LAND 天皇から国民へ求愛のメッセージ
絵本羽良多平吉「虹色科学①」
羽良多平吉:紹介します!! ピエールとジル
No.2「空中櫻閣的天眼通」
PAPER VIDEO THEATER 隅田川乱一(※コンセプチュアル・アートの紹介)
DOCUMENTATATION OF SELECTED WORKS BY CHRIS BURDEN
CASTRO INTERVIEW DOWN TOWN COMMUNITY TV CENTER
ART AND TELEVISION COMPOSITE TAPE
BAR TIME BY D.OPPENHEIM
NAMJUNE PIKE EDITED FOR TELEVISION
MEDIA BURN ANT FARM
啓明ルシファー 光の中のケネス・アンガー
広告:HEAVEN創刊記念オールナイト・イベント「天国注射の夜」
怪談[Z]を巡って N.Marudashi vs K.hazukashi 鶴岡八幡
広告:シネマ・プラセット「ツィゴイネルワイゼン」「時の娘
ドイツの科学雑誌に掲載されたイギリスの精神病理学者T・W・ジョーンズの論文の一説
「ハイト・リポート・パート1」マスターベーションのタイプより
桂枝雀のSRより
越賀一雄「異常への可能性」
面白半分』'77年7月号「オレにも書かせろ」より
鈴木いづみ:普通小説②「実録・仁義なき未亡人
早大文化新聞 第四★死に目号
学習院大学文学部1年 寺山久美:読切銀河小説「夏の宵のチョコレット」(※寺山久美は天井桟敷出身のビニ本モデル。芸名は高取英が命名)
広告:JICC出版局噂の真相社アリス出版青林堂/新自由ポルノ/砦出版/エルシー企画/清彗社
Idries Shah編纂/隅田川乱一訳「ダーヴィシュの物語 古来から、スーフィーのマスターたちによって伝えられてきた教育的な物語」(※イスラム教神秘家であるスーフィーの伝承の書を本邦初翻訳)
中村直也「ドアのない回転ドア 無限に廻る・廻る・廻る 100% project」
山崎春美+伊豫「日本脳苑 no.1」
THE X-BOY'S EXPRESS NO.15
稲木紫織「マニエリスティック・アティチュード 受話器の向こうのB・G・M」
NAPORI HARUMI「ナポリの夢日記」
渡辺和博:街の生活②「鈴屋のヨーロピアン」
高杉弾のオーラル・セックス②
佐藤隆史「マイナー通信」
X-LAND 今月の一冊 有賀龍太『予言書 黙示録の大破局』
RECORD SHOW WINDOW
X-LAND 市民の声/天国放送局/X-LAND STATION/天皇から国民へ求愛のメッセージ
X人名事典 第2回(山崎春美)
石井宏明/稲木紫織/上杉清文/岡克巳/岡部佳枝/小野田重俊/角谷美智夫/後藤繁雄近藤十四郎/桜木徹郎/佐山哲郎篠崎順子鈴木いづみ/鈴木伊豫/武邑光裕中村直也/橋本真人/林正明/松本助六/美沢真之助村松恒平/安田クニヤ
絵本:羽良多平吉「虹色科学②」
紹介します!! イギリスの新しいレジェンド(伝統)に息吹く素敵な日本人 今野絢
HEAVEN GALLERY ①芝敦子
No.3「空中櫻閣的天眼通」
ケネス・アンガーインタビュー ANN BARDACH
ボブ・マーレイインタビュー
早大文化新聞 VOL.5★後家殺し号
〈自立〉青年における完全なる共産主義の全身歓喜法!
イデオロパックの素晴らしい思想善導効果!
党にバレない〈巧みな革命〉の手ほどき8ヶ条
祖国と学習のために
共産主義者から共産主義者へ明るい交際欄連帯
鈴木いづみ:普通小説③「よろしく哀愁
PERFORMANCE&NEW WAVES NO.1 GENESIS P-ORRIDGE MAIL ACTION G.P.O.v.G.P-O
科伏「シェルダン・ウィリアムスのジェネシスのパフォーマンス評」
渡辺和博「ぼくたちのタラコは赤い」
広告:JICC出版局青林堂/HEAVEN EXPRESS/エルシー企画
人工天国 その1/その2
ダーヴィシュの物語 イドリエス・シャー編纂・注(隅田川乱一訳)
RNA Organism システムとアノニム
オーガズムとSPY
メディウムと浄土
自在機械と観音
時代からの逃走とHEIAN
山崎春美「日本脳苑」
THE X-BOY'S EXPRESS NO.16「柳田国男 日本の祭」ノート
漫画:ロリータ順子山崎春美シオマネキはダサクとばすぜ!!」
稲木紫織:マニエリスティック・アティテュード②「リカちゃんハート」
渡辺和博「街の生活③」
NAPOLI HARUMI「ナポリの夢日記」
佐藤隆史「minorつうしん vol.9」
高杉弾のオーラル・セックス③
RECORD SHOW WINDOW
X-LAND 市民の声/天国放送局/天皇から国民へ求愛のメッセージ(明石賢生
絵本:羽良多平吉「虹色科学③」
HEAVEN GALLERY ②塩見正一 ⑤坂本哲也
No.4「空中櫻閣的天眼通」
ダーヴィシュの物語 第三回 イドリエス・シャー編纂・注(隅田川乱一訳)
早大文化新聞 第六号★ちんぽ号
肉棒昇天!完全なるせんずり秘法18番!
自分のチンポ汁の味を知り尽くす!! もう腰ヌケる!!
自分の口中で果てる!! 飲む!!
水玉の宵はカノンの気分で。そう、荒戸源次郎 シャボン玉インタビュー No.1
HEAVEN 創刊記念 オールナイト・イベント 天国注射の夜
鈴木いづみ:普通小説④「夢みるシャンソン人形」
科伏:Performances & New-waves.2 L.A.F.M.S. '80/L.A.DADA.1/DADAFEST L.A. 2 NEWS OF RECORDS RELEASED FROM L.A.F.M.S. '80
漫画:奥平衣良「PUBLIC DAMAGE」
高杉弾+倉橋哲也:爆笑不可解変態SF小説「おまんこ頭の狂詩曲」
山崎春美「日本脳苑」
THE X-BOY'S EXPRESS NO.17
稲木紫織「マニエリスティック・アティチュード③」
渡辺和博:街の生活④「私の戦争体験」
MINORツウシン オシマイ
高杉弾のオーラル・セックス④
モダン・プレス 創刊1号 山崎春美+日高達雄+伊藤香代
松本助六「“ENO IS GOD?”」
梅川正芳「改名のお知らせ」
山崎春美「音楽の思い上り」
大里俊晴「役立たずの彼方へ」
隅田川乱一「七色の痛み」
奥平衣良「今朝はDUBい」
100% PROJECT 中村直也「センチメンタルな旅」
稲木紫織「新しい男たちの陰に泣く、縁の下の女たちの悲惨物語」
X-LAND 今月の一冊 金井南雲他 『神々の黙示録』/X-LAND 市民の声/X-LAND STATION/天国放送局/X-LAND 天皇から国民へ求愛のメッセージ(ロリータ順子)
絵本:羽良多平吉「虹色科学④」
HEAVEN GALLERY ④伊藤桂司 ⑤末森英機
No.5「空中櫻閣的天眼通」
稲木紫織「ぼくたちのフェティッシュランド からだをしらべよう 女の子の秘密を覗いちゃったりして!」
木下邦治「ぜんぶ解けたら天皇です」
山崎春美「テクノ・ポップはもうダサイぜ これからはね 笑い草の時代だ。」
ドゥ・クレール・ダリによるロバート.フリップとの対話 第一回
早大文化新聞 第七号★文芸春秋号 せんずりの歓喜! 股はチンポ汁だらけ!
キャー恥づい! 男女混合全裸休日勤務!
ああ!全裸の伸子が愛おしい!
鈴木いづみ:普通小説⑤「うちへおいでよ、あたしのおうちへ」
科伏:Performances & New-waves.3 L.A.F.M.S,'80/L.A.DADA.2/1.DADAFEST LA 2.NEWS OF RECORDS RELEASED FROM L.A.F.M.S.'80
漫画:蛭子能収「忘れられた人々」
広告:同時代音楽編集委員会/JUNK CONECTION/本の雑誌社/噂の真相社
お金持ち猥談小説:竹田賢一「訣れの宴」
日本脳苑
THE X-BOY'S EXPRESS NO.18 Special Summer Sexual MANTRA
漫画:JUNCO & HARUMI「肉蘭地」
稲木紫織:マニエリスティック・アティテュード④「浮き漂う遠足への漸進的徴し」
渡辺和博「街の生活⑤」
佐藤隆史「ディミッシュ通信 N01」
高杉弾のオーラル・セックス⑤
モダン・プレス No.2 ニュー・ウェイヴ=アンチロマン『カメラ=万年筆』ムーンライダース/『サード』ピーターガブリエル:稲木紫織
日常生活の単細胞 ハルミノイア
超新星・ほぶらきんの「こつぶらきん」とその後(科伏)
投稿作品:森田誠司
岡部佳枝「わたし、今1日何時間生きてる?」
金田トメ「マットウ音楽論」
マンハッタン・チャンネルC
X-LAND 今月の一冊『サンデー毎日』7/13 7/20 7/27 イエスの方舟特集号(山崎春美)
X-LAND 市民の声/X-LAND STATION/X-LAND 天皇から国民へ求愛のメッセージ(ロリータ順子)
絵本:羽良多平吉「虹色科学⑤」
HEAVEN GALLERY
フォト・セッション:ナルシストのためのフエティシズム・レッスン:ジルとシェリル
編集長ごあいさつ
No.6「空中櫻閣的天眼通」
漫画:杉浦茂「イエローマン」
ドゥ・クレール・ダリによるロバート・フリップの対談 第二回
早大文化新聞 第八号★とんま号 ああせんずり! 日本人っていいですね!
鏡の中のチンポ! お前は何と浅ましい!! 自分に愛を告白! 変態自分文通!!
広告:ホームラヂオ/アリス出版/青林堂/ウルトラヘヴン放送局
渡辺和博「街の生活⑥」
少年極意種明し
高杉弾のオーラル・セックス⑥
Performances & New-Waves-4:科伏/LA.F.M.S.'80/L.A.DADA.4-DADAFEST L.A. NEWS OF RECORDS RELEASED FROM L.A.F.M.S.'80
稲木紫織:マニエリスティック・アティテュード⑤「魂のロマネスク」
鈴木いづみ:普通小説・最終回「哀愁の袋小路」なのよ。
裸のラリーズ/夜の収穫者たち
漢方淮南子:千葉綱一
佐藤隆史「ディミッシュ通信 N02」
広告:HEAVEN オールナイト・イベント 天国注射の夜/CISCO
日本脳苑
THE X-BOY'S EXPRESS NO.19
モダン・プレス③ 天皇(大村礼子)
キザ山みるく「ワカッチャいるけどヤメラレナイ日記」
白石民夫「80年9月15日」
稲木紫織「そしてスパイだけが残った」
白石民夫直撃インタビュー
大里俊晴「役立たずの彼方に 第2回」
隅田川乱一「ヘルス・センターの夢」
松本助六「デジタル・アナログ・エッセイ」
稲木紫織「うたかたのオペラ 加藤和彦より」
竹田賢一「アルバロス・バリーオス」
岡部佳枝「熱祭の夜には」
佐内順一郎「音楽についてひとこと」
X-LAND 今月の一冊 レーモン・ルーセル『アフリカの印象』
X-LAND 市民の声/X-LAND STATION/天国放送局/X-LAND 天皇から国民へ求愛のメッセージ KINOSHITA・法師
絵本:羽良多平吉「虹色科学⑥」
HEAVEN GALLERY ⑥丸山浩伸
No.7「空中櫻閣的天眼通」
カラーギャラリー
ロマン・スロコンブ
早大文化新聞 号外
これが話題の全裸外出ファッションだ!! 思わず玄関先で射精する!!
即座にチンポ丸出し!
母と子の洗面器自殺で明るい街づくり!
ドゥ・クレール・ダリによるロバート・フィリップとの対談(最終回)
渡辺和博「街の生活⑦」
高杉弾のオーラル・セックス⑦
稲木紫織:マニエリスティック・アティテュード⑥「扉の冬」
高杉弾「スペシャルドリーマー」
渡辺和博「HANDICAP PEOPLE」
末森英樹「夢のストリップティーズ」
THE X-BOY'S EXPRESS NO.20
HARUMI&JUNCO「念力妊娠漫画 いかさまポンプ」
モダンプレス④ 特集おんなこども
ヘンタイ女子供歌手の夕べ 松本ちえ子センズリ
ひと山いくらの人気商売
鯖沢銀次「プレイガールQのテンマツ」
ロリータ順子「とりあえず病気、まずもってフリーク」
帰ってきたニュー・ウェイヴ 何が何やら何だかフォン
行きつく先は60年代
質は量に転化する? 人間雑誌・愛情シーツ・水俣
グルジェフのレコード
中高年のためのロック・パーティ
安い買い物です:ハルミマガイ
かわうその真相
X-LAND 今月の一冊 花輪和一『月ノ光』虐崎変美
絵本:羽良多平吉「虹色科学⑦」
カラーギャラリー
RICHARD BRUNO
No.8「ヘンシュウチョウ・コウタイ・スグ・カエ」(※初代編集長の高杉弾が脱退。二代目編集長に近藤十四郎が就任)
巻頭顚末ばくろ小説 時間切やっつけ残酷ポルノ「ほら、あんた、笑いがひきつってるよ、どうしたの?」
写真:武蔵野大門
ジョン・ウォーターズ・インタビュー(聞き手・ティルマン・ミューラー)
武邑光裕「郊外移住者の反乱 J・ウォーターズについてのノート」
隅田川乱一「広幡神社の大笑い歌詞/アフリカの呪術師たちの現状(※「オカルティズム・ナウ」誌より訳出)/九曜紋様のゆくえ」
モダンプレス⑤ 特集モダーン・シット
NANA/白黒ショー/月報とんび No.1/フリークからモンスターへ お願い一度でいいから獣人と呼んで!!
稲木紫織「マニエリスティック・アティテュード No.7 スキスキ・コルギス」
田中一策「シェイキーズ・エイキーズ」
大里俊晴「役立たずの彼方に 第3回」
かわうその真相:東京新宿高田馬場
久しぶりに明るい!!/日本におけるソ連の、スパイ事件みたいだ。真の若さが足りない!?
写真モデル:篠崎順子
青春大河ロマン「愛と死を見つめて」第一部 バレリーナの詩(スティーブ・梅川)
早大文化新聞 '80-11・17 増刊号(鯖沢銀次)
鈴木翁二「美しい新聞」
稲木紫織 バスタブ・インタビュー(聞き手・田中一策)
渡辺和博「街の生活⑧ キャリアガールのパンパン
X-LAND 今月の一冊 ポール・ボウルズ『極致の空』/種村季弘『愚者の機械学』/清水おさむ『淫肉の天使』/徳南晴一郎『怪談人間時計』
Diminish Report VOL.?
八木春美「皮嘘乃荒野 呆我楽化篇」
THE X-BOY'S EXPRESS NO.21
明けましておめでとうございます。白痴倶楽部一堂
絵本:羽良多平吉「虹色科学⑧」
佐山哲郎「きのう死に逅うまでもなくてがかりは経帷子の襟の輪の中」
No.9「空中櫻閣的天眼通」
オカルト・パンカー『迷宮』編集長・武田崇元インタビュー 精神の最深辺境部の封印開き インタビュアー・隅田川乱一 オカルトとプロレスの卍固め これが本当の神秘と冗談だ
スーフィーの説話 ダーヴィッシュの物語(訳・隅田川乱一)
BOY EXPRESS.NO.22
武邑光裕「Gurdjieff's Input System① 聖なる伝統と現代の霊性に向けて G・I・グルジェフ K・R・スピース」
白石民夫野々村文宏「シリーズ人間邂逅 コンピュータプログラマーの巻」
バラエティーマップ みんなの町① 自給自足でマイホーム/総武線、亀戸過さたらドツボ色
梅川吹雪「愛と死を見つめて」第二部
青春の光と影
鯖沢銀次「元禄寿司者同盟」
音楽の窓
ザ・シャッグス/世界原理・コレカラハ田舎者ノ時代ダ
財団法人じゃがたら/最終的にはロック界を叩き壊さなきゃイカン
蛭子能収「よだれを出す男」(色付・湯村輝彦
認知・判断・操作(稲木紫織)/暴露・感心・失笑(大里俊晴)/NOISE インタビュー(白石民夫)/DAISAKU & PROSTITUTE 狂っちゃねえぜ PART-1 インタビュー(河内鉄男)/阿部薫の場合(山本勝之)/ノーコメンツの場合(NONO)
バラエティーマップみんなの町② 中央線ロンくん(どつぼ山本)
白痴倶楽部
渡辺和博「街の生活⑨」
カブト虫の死/もう一人のレノン チャップマン役のキャラクター研究
PERFORMANCES & NEWWAVES
1.LAFMS'81-1+2.NEW MUSIC FROM SAN FRANCISCO-2
八木真一郎「ツィゴイネルワイゼンとシャイニングとそしてルシファーと」
VISUAL ORCHESTRATION NOTEBOOK! Heikichi Harata
TV GAME 電像遊戯(NONO)
木暮祐一「PORLAND 波蘭土① 結晶と通り道」
竹田賢一「SPORTS 職業野球」
LICENCE ライセンス 免許 ハゲキノコのみんな光ってるかい? ① かしまた・ひかり
BOOKS 役立たずの彼方に ④ 大里俊晴
安田クニヤ「MATANITY 妊娠飛び出せ一平!」
八木真一郎「JUNKY中毒」
Q-BOY「SCANDAL かわうそ」
田中一策「VINYL びにーる」
倉田まり子「Lady first おんなこども パンがなければ お菓子を食べれば いいじゃない」
みんなの町③ Harumi & Junco
X-LAND LETTERS
HEAVEN broadcasting station
絵本:羽良多平吉「虹色科学⑨」
宮西計三裸のラリーズへ」
佐山哲郎「現代に残る中庸の美学、佇む/七卿落ち」(羽良多平吉

HEAVEN'S HEAVEN(雑誌内雑誌の時代)編集

No.10(所収『ロック・マガジン』45号)(※近藤十四郎に次いで三代目編集長に山崎春美が就任)
御飯ガ ナケレバ おやつ ヲ 食ベレバ イイヂャナイ
THE X-BOY'S EXPRESS NO.23
ALTERNATIVE JUNIOR FACT-ORY NO.1 栗沢いずみ
シリーズ人間邂逅 白石民夫 第二回
よすがの星(篠崎順子
男のポケット(成田宗弘)
ひょっとこタイムズ
RECORD REVIEW
The Book A・ハクスレーは評価されすぎている(隅田川乱一
ヲンナコドモ・レビュー オカルト・ソノシートの逆襲(山崎春美)
HEAVEN FORUM 生きのびるためのダイレクト・メール/今月のDECODE
広告:『タコ』(ピナコテカ・レコード
No.11(所収『ロック・マガジン』46号)
放射能主義万歳!!
ALTERNATIVE JUNIOR FACT-ORY NO.2 AL BACCOTTI & HARUMI
新発売ワカる人しか驚けない「フェアライ卜CM」のミュージック・コンピュータ(夏木俊也)
「飛行機の乗り方」REFERENCE MANUAL V.2.0
THE X-BOY'S EXPRESS NO.24
印契巫覡
The Book ユングちゃんセットのプレゼント(香山リカ/註釈あえて山崎春美)
渋谷陽一直撃インタビュー!!(山崎春美)
HEAVEN FORUM 生きのびるためのダイレクト・メール N-NOX(山崎春美)
広告:『タコ』(ピナコテカ・レコード)
No.12(所収『ロック・マガジン』47号)
KITARUBEKI SONOHINO TAMENI
肥満について(竹田賢一
機械大ろうぜき一家
東京間男日記(町田町蔵
It's all true Richard Hell
ダーヴィシュの物語 第三回 イドリエス・シャー編纂・注/美沢真之助訳
THE X-BOY'S EXPRESS NO.25
オカルト人生相談 霊才 波越徳次郎先生の極意指導
春の嵐 第三部 四十五回 梅川吹雪
RECORD REVIEW
ウルトラ作戦始動! N-NOX
HEAVEN FORUM 書くな、喋るな、関わるなの指一本
No.13(所収『FOOL'S MATE』25号)
KITARUBEKI SONOHINO TAMENI
X-BOY'S EXPRESS NO.26
なるほど・ザ・生物
1.蚕も字を書く?
2.一方、石油はと言うと……
3.怪獣にも内臓はあった!
NAVEL PLANT FAMILY
僕は渡るよ三途の川を
Back Ground Reading 茶の間の〈消尽〉
No.14(所収『FOOL'S MATE』26号)
HEAVEN PRESENTS 8PAGES
X-BOY'S EXPRESS NO.27 神様のエアロビクス
(ウルトラマンを中心に)過去帳・円谷英二の子供達
現代思想界の電界効果トランジスタ(FET)モデル
伝説の「マイナー」図解
Manhattan Odor Area
No.15(所収『FOOL'S MATE』27号)
HEAVEN PRESENTS 6PAGES
おまんが・おまんが PART2 梅川薔薇吉
漫画:へてな(鯖沢銀次/谷岡ヤス子)
漫画:人喰蟲
漫画:愛の嵐 第三十六回
No.16(所収『FOOL'S MATE』28号)
HEAVEN PRESENTS 6PAGES
シュルドゥルによる山崎春美探索のためのフローチャート
金魚の楽しみ(野々村文宏
運送屋の一日
足が腐ってゆく
門出の情念
みずがめ座対談 野々村文宏・和田淳
愛を語ろう 呂利崎順子・ロリータ順子
C・D・Cの活躍に大期待します/謝罪、来るべき明日。到着した一通の書簡
No.17(所収『FOOL'S MATE』29号)
HEAVEN PRESENTS 8PAGES
特集:暴力
X-BOY'S EXPRESS NO.28 俺たちに電気をくれ
黄点(山崎春美)/無題(C.Lumawig)/科学と暴力筑波ラットスクール(野々村文宏)/ヴァルネラビリティトは何ぞや!?
暴力衝動から衝動暴力への脳内機構(香山リカ)
衝動暴力者の彷徨 アブジェクションの世界(香山リカ)
衝動暴力の遺伝的解析(香山リカ)
暴力衝動は愛の化膿である(呂利崎順子)
狙われた街(野々村文宏)
無題(C.Lumawig)
家畜化における暴力(後飯塚僚)
許される暴力(蛭子能収
No.18(所収『FOOL'S MATE』30号)
HEAVEN PRESENTS 6PAGES
特集:島
島辞典 SASUKE(オノ・イサミ/香山リカ)
オノゴロ島創世記(オノ・イサミ)
X-BOY'S EXPRESS NO.29 島では今日も医者は不可解だった
島では家電製品がよく売れる N-NOX/シマを荒らすな(山崎春美)
列島パンクスは秋彼岸に総決起せよ(C.Lumawig)
サーファーよ佐渡を目指せ(鉄腕潜)/浮かぶ飛行島(野々村文宏)
南海の大決闘(野々村文宏)/宮古島回想録 MIGANSHA
What is the Island?(香山リ力)
ハト病の島(香山リカ)
北方群島奇譚(香山城太郎)
No.19(所収『FOOL'S MATE』31号)
語り手・X-BOY/聞き手・山崎春美
KITARUBEKI SONOHINOTAMENI HEAVEN EXPRESS(X-BOYと山崎春美の対話)

Spectator VOL.39編集

特集:パンクマガジン『Jam』の神話
──はじめに
Jam』~『HEAVEN』誕生物語(原作赤田祐一漫画・伊藤桂司)
なぜなに学習塾 自販機本『Jam』ってなあに?(答える人・ばるぼらイラスト・UJT)
『Jam』創刊号を完読してみる/ばるぼら
『Jam』面白記事よりぬき/構成・編集部
インタビュー『Jam』はどんな雑誌だったか?
突き抜けた世界を追求したくて『Jam』を創刊した:八木眞一郎(元・『X-Magazine』『Jam』編集者)
面白いかどうかが一番大事ですよ。素人なんだから:高杉弾(元・『X-Magazine』『Jam』『HEAVEN』編集長)
真之助に「好きなことをしてほしい」と思ってました:村田惠子(同時通訳者
『Jam』も『HEAVEN』も「高杉弾の個人誌」だと思います:近藤十四郎(グラフィックデザイナー
自動販売機でしか売らない雑誌! なんて面白いんだろう!!:羽良多平吉(書容設計家)
『Jam』について考えた
自販機本は僕らの学校だった/神崎夢現
『Jam』『HEAVEN』編集部の時代/金田トメ善裕
出版史における自販機雑誌と『Jam』/小田光雄
WHO'S WHO 人命事典 第3回/山崎春美
再録『Jam』 
総目次『X-Magazine』~『Jam』~『HEAVEN

天国注射の昼/夜編集

天国注射の昼天国注射の夜1980年から1983年にかけて新宿ACB会館/日比谷野外音楽堂で開催された『HEAVEN』&山崎春美主催による伝説的なインディーズロックイベントである。今日では国内有数のパンクバンドが総決起して一堂に集結した歴史的なイベントタイトルとして知られる。

ちなみに『Jam』が創刊された1979年は世界初のノイズバンド非常階段が結成された「ノイズ元年」にあたり[90]山崎春美ガセネタを同年解散させ、翌1980年タコを結成することになる。

天国注射の夜 Vol.1 / 1980年6月6日 ニューヨークシアター(新宿ACB会館5F)
HEAVEN』創刊記念イベント。カルトムービーの上映や山口百恵のゴミオークションなどが催された。
山崎春美&タコ非常階段佐藤重臣工藤冬里&コクシネル、S-Ken、三上寛佐藤幸雄&すきすきスウィッチ灰野敬二白石民夫竹田賢一江戸アケミなどが参加[91][92]。『HEAVEN』4号のレポートには「入場人員はのべ240人、一時は会場全体が錯乱状態となるほどの盛況でした。ヌード・モデルの乱入、麻薬の取引き、売春、お笑い、見せ物、脱糞、のぞき、恐喝、殺人なども楽しげに行われ、一万円札が会場に乱れ飛ぶシーンもありました。初めて一同に会したHEAVENのスタッフ、ファン同志があたたかく友好を深め、心あたたまる一夜となりました」とある[91]
天国注射の夜 Vol.2 / 1980年11月21日 新宿ACB会館
詳細不明。
天国注射の昼 Vol.3 / 1981年8月15日 日比谷野外音楽堂
山崎春美白石民夫ロリータ順子大里俊晴&タコ財団法人じゃがたら/和田幸子、突然段ボール、PUNGO/近藤達郎、コクシネル、Phew WITH A-MUSIK/竹田賢一、バナナムーン/KEIKO、BAKUZU、FULLX、カヌーレ、グンジョーガクレヨン、VEDDA MUSIC WORKSHOP、SHGHING・P・ORCHESTRA/佐藤隆史工藤冬里坂本龍一片山広明菊池隆ヒカシュー巻上公一、鳥居夷、原田依幸、小堺文雄、伊藤はじめ、アウシュヴィッツ from京都、まだ from京都、不失者/灰野敬二などが参加。イベントのサブタイトルは「ビー玉が水に浮いた夜には、天国に堕ちて行きたいものだ。ねぇ、神様。日本が戦争に負けた日─────わたしたちは今すぐよがるぜっ」。協力・高杉弾(コンセプトドクター)、佐藤隆史ピナコテカレコード)、村松恒平宝島)、八木康夫(PICTOX)。
天国注射の昼 Vol.4&5 / 1983年8月21日&9月17日 日比谷野外音楽堂
山崎春美&タコTHE FOOLS突然段ボールコクシネル江戸アケミ&じゃがたら町田町蔵あがた森魚友部正人篠田昌己千野秀一ガーゼTOMATOS、中性子爆弾、グンジョーガクレヨン、伊藤はじめ&ルンルン少女合唱団、田口トモロヲ&ガガーリンなどが参加。これが20世紀最後の天国注射イベントとなった。
過去には天国注射の昼 Vol.4&5のライブを収録したビデオが東映ビデオから発売されていたが現在廃盤。なおライブの未発表フィルムが近年発掘され、映像のデジタル化および再販の企画も進行していたが諸般の事情により頓挫した[93]
天国注射の夕べ / 2001年12月8日 法政大学学生会館大ホール
21世紀初の天国注射イベント。メンバーは一新され、ホーキング青山湯浅湾神田森莉、おにんこ、コケシドールなどが参加。
天国注射の朝 / 2008年10月11日 SPACE雑遊
山崎春美中原昌也原マスミ工藤冬里らが参加したオールナイトイベント。
天国注射の宴 / 2008年10月12日 SPACE雑遊
コクシネル、川田良(THE PANTZ)、宍戸幸司(割礼)、石坂マサヨ(ロリータ18号)などが参加。

自殺未遂ライブ編集

自殺未遂ギグ / 1982年9月1日 中野PLAN-B
1982年9月1日に中野PLAN-Bのステージ上で行われたギグ。『HEAVEN』3代目編集長の山崎春美タコの伴奏者を従えて身体中に出刃包丁を突き刺し、救急車で運ばれるショーを行う[60]。この会場でのドクターストップ役は精神科医香山リカが務めた[61]。後に山崎は雑誌『Quick Japan』11号の特集「山崎春美という伝説─“自殺未遂ギグ”の本音」の中で「あの日に燃焼し尽くした感じ。23歳で一応一回死んだような感じはするよ。未遂やねんけどね」と語っている[94]。きざ山みるく曰く「予定調和の自殺ごっこ劇、とでもいった見世物」[95]

執筆陣編集

歴代編集長編集

氏名 担当雑誌 在任期間
0代目 佐山哲郎[注釈 12] X-MAGAZINE』1号 - 5号 1978年5月 - 12月
初代 佐内順一郎(現・高杉弾 X-MAGAZINE』6号
Jam』全10号+別冊1号
HEAVEN』7号まで
1979年1月 - 1981年1月
2代目 近藤十四郎 HEAVEN』7号 - 9号 1981年2月 - 3月
3代目 山崎春美→不在 HEAVEN』10号 - 19号 1982年7月 - 1983年10月
副編集長 野々村文宏 HEAVEN』10号 - 19号 1982年7月 - 1983年10月
編集長代理 香山リカ HEAVEN』末期 1983年頃

関係者一覧編集

※『HEAVEN』編集長交代号にクレジットされている関係者一覧を列記する。どこまでが雑誌の正式メンバーなのかは不明。

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ この時に高杉弾が拾ってきた自販機本こそ『Jam』の前身となった『スキャンダル』であり、後に高杉一派が“乗っ取り宣言”を行い『X-MAGAZINE』となる。ちなみに同誌のキャッチコピーもう書店では文化は買えない!」は元エルシー企画編集局長のSこと佐山哲郎が付けたものである。
  2. ^ かたせ梨乃宅のゴミ漁り企画は山口百恵の時と違って何故か全く注目されなかったという。
  3. ^ カットアップは完成した文章を一度バラバラにしてから、それをランダムに選んで組み直し、新たに作品として再構築する偶然性の文学技法で、音楽でいうサンプリングに近い。この手法はアメリカビートニク文学を代表する小説家ウィリアム・S・バロウズによって確立されたもので、バロウズの代表作である『裸のランチ』などもこの手法を用いて執筆されている。
  4. ^ これは今ほど著作権に関して厳しく問われなかった時代だったことに加えて本誌が自販機本という特殊な流通経路を介した雑誌だったことから実現し得たことであり、実際に『Jam』以外の自販機本でも他誌からの無断盗用は当時頻繁に行われていた。
  5. ^ 後に群雄社内で「東大中退・京大中退」と呼ばれることになる二人組の名物編集者。山本は京大中退後、『HEAVEN』編集部、TACOミュージシャン、群雄社勤務を経て白夜書房の雑誌を中心にビデオライターとして活躍した後、くも膜下出血2008年12月6日に逝去。享年53。田中は東大中退後、ニューヨーク放浪、ゲイ雑誌勤務、『HEAVEN』編集部、群雄社勤務、スカトロ専門誌『スカトピア』編集長を経てワインソムリエとして活動した。
  6. ^ 現・向島ゆり子。1982年9月当時は生前の篠田昌已と夫婦関係にあった。
  7. ^ 本名は篠崎順子。山崎春美主宰のロックバンドTACO」のボーカリスト兼『HEAVEN』のライター。TACOの前身バンド「ガセネタ」解散の直接的な切っ掛けを作った人物でもある。山崎とは公私ともにパートナー的存在で戸川純とは盟友同士の仲であった。山崎と離別した後、風邪をこじらせて自身の持ち歌「嘔吐中枢は世界の源」の通り吐瀉物をのどに詰まらせて1987年7月に急逝。享年26。
  8. ^ 『X-MAGAZINE』という誌名も美沢真之助のアイデアでニューヨークアーティスト集団「Colab英語版」が制作していた同名の映画雑誌から拝借したという。また美沢は高杉について「少なくとも僕に関しては、高杉はアイデアを引き出すのが上手いんですよ。盗むのも上手いけど(笑)」とインタビューで語っている。
  9. ^ 山崎春美曰く「背骨かよ!との声あり」
  10. ^ 青山正明は出版業界に入った理由について次のように語っている。「僕自身は『HEAVEN』という自販機本があって、その前身の『Jam』だったっけ? あそこらへんで、かたせ梨乃とか山口百恵ゴミ箱あさって……たしか、かたせ梨乃のタンポンとか、山口百恵の妹の学校のテストが二十点とかいう、すっげえ成績悪いやつを全部並べて写真撮って載せてるような……そういうメチャクチャな自販機本があったんですよ。それ見てね『あっ、こんな楽しいことやってて、食っていけるんだなー』って思って、うっかり入っちゃったんだよね。そのあとも、うっかり続きで(笑)」『別冊危ない1号 鬼畜ナイト』(データハウス 1996年)/「面白かった時代っていうと、やっぱり『ジャム』『ヘヴン』の頃。要するに、エロとグロと神秘思想と薬物、そういうものが全部ごちゃ混ぜになってるような感じでね。大学生の頃にそこらへんに触れて、ちょうど『ヘヴン』の最終号が出たくらいのときに、『突然変異』の1号目を作ったんです」『別冊宝島345 雑誌狂時代!』(宝島社 1997年)掲載の永山薫との対談記事の中での発言。
  11. ^ 後に明石賢生と共にアリス出版群雄社に移籍して雑誌『HEAVEN』を編集。
  12. ^ 後にアリス出版で『Jam』から派生した自販機雑誌NOISE1999』の編集長を2号まで務めた。

出典編集

  1. ^ a b c d e f 百恵ちゃんゴミ箱あさり事件で有名になった自動販売機ポルノ雑誌『Jam』の編集長が明かすその秘密―わしらのフリークランド”. 佐内順一郎. JICC出版局宝島』1979年12月号 (1979年12月1日). 2017年12月21日閲覧。
  2. ^ a b 赤田 2017, p. 32「七九年の象徴的な出来事として、『Jam(ジャム)』という同年三月エルシー企画から出版された『伝説の自販機本』の創刊を取りあげたいと思います」.
  3. ^ a b c 高杉 & 竹熊 1998, p. 198.
  4. ^ a b 竹熊 1997, p. 124.
  5. ^ a b c d 高杉 2017, p. 86.
  6. ^ 八木 2001, p. 73.
  7. ^ 山崎, 赤田 & 松本 1997, p. 127.
  8. ^ 安田 & 但馬 1997, p. 180.
  9. ^

    この号巻末に漫画を寄せてくれた蛭子能収さんは『ガロ』73年8月号の「パチンコ」でデビューし、以後「超能力」「疲れる社員たち」などの大傑作でこれはもう間違いなく天才だと言われたが、何故かぱったり書かなくなってしまった人。永い間カムバックを期待されていたが、この度あろうことか、わがジャム誌上で世間に再び怪念波を送り込むことになった。堪能してください。

    ジャム出版『Jam』4号「X-LAND STATION」
  10. ^ 講談社文庫版『エビスヨシカズの秘かな愉しみ』(1998年)p.130-132
  11. ^ a b 蛭子能収 インタビュー”. バイトル. 2017年9月2日閲覧。
  12. ^ 幻の自販機本『HEAVEN』にUGルーツを追え!”. Cannabis C4. BLUEBOX (2001年11月18日). 2017年6月17日閲覧。
  13. ^ 久田将義のツイート 2016年12月16日
  14. ^ a b c 神崎 2017, p. 106.
  15. ^ 20世紀エディトリアル・オデッセイ 赤田祐一さんブック・アサヒ・コム 2014年6月15日付
  16. ^ a b c ばるぼら & UJT 2017, p. 47.
  17. ^ ばるぼら & UJT 2017, p. 48.
  18. ^ a b ばるぼら 2017, p. 50.
  19. ^ 竹熊 1997, p. 125.
  20. ^ 赤田 & 伊藤 2017, p. 36.
  21. ^ 高杉 2017, p. 80.
  22. ^ 赤田 & 伊藤 2017, p. 37.
  23. ^ 高杉 2017, p. 81.
  24. ^ a b 赤田 & 伊藤 2017, p. 39.
  25. ^ a b 高杉 2017, p. 82.
  26. ^ 赤田 & 伊藤 2017, p. 40.
  27. ^ a b 八木 2001, p. 74.
  28. ^ a b 八木 2001, p. 77.
  29. ^ a b 高杉 2017, p. 84.
  30. ^ 金田 2017, p. 115.
  31. ^ ばるぼら 2017, p. 55.
  32. ^ a b c 高杉 2017, p. 83.
  33. ^ a b c ばるぼら 2017, p. 58.
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参考文献編集

関連書籍編集

外部リンク編集