JavaBeans(ジャバ ビーンズ)とは、Javaで書かれた再利用可能なソフトウェアコンポーネントまたはその技術仕様のこと。1997年後半に登場。JDKのjava.beansパッケージと共にRAD環境の構築を支援するために作られた。現在ではjava.beansパッケージの技術を活用し、RAD環境の構築に限らずJSP等幅広い用途で利用されている。

概要 編集

Java Beansはプログラムの再利用を目的としており、汎用的なロジックで構成されているクラスである。Javaで作成された移植可能なプラットフォームに依存しないコンポーネント・モデルで、JavaBean仕様に従う[1]。 サーバーサイド向けのJavaBeansはEnterprise JavaBeansと呼ばれている。 java.beansパッケージには、Beanの要件に沿ったGUIコンポーネントを編集するためのインターフェースとなるクラスが用意されており[2]、それらのクラスを利用することでRAD環境の開発者はGUIコンポーネントのクラスに依存しないRAD環境を構築することができると共に、構築を効率化することができる。


Beanの必要条件 編集

など。

役割 編集

java.util.Observablejava.beans.PropertyChangeSupportと組み合わせることでModel View Controller(MVC)ではModelに相当する役割をさせることができる。

注釈 編集

  1. ^ オラクルの用語集より
  2. ^ https://docs.oracle.com/javase/jp/6/api/java/beans/package-summary.html

関連項目 編集

外部リンク 編集