KA-SATユーテルサット社が保有する通信衛星。2010年12月にプロトンロケットで打ち上げられた[2]。静止軌道からヨーロッパ、北アフリカ、中東などを中心にデジタル放送サービスを提供している[3]

KA-SAT
所属 ユーテルサット
主製造業者 EADS アストリアム
衛星バス Eurostar E3000
任務 通信衛星
打上げ日時 2010年12月26日
打上げ機 プロトン-M/ブリーズ-M
打上げ場所 バイコヌール宇宙基地200/39
COSPAR ID 2010-069A
質量 打上げ時: 6150kg
軌道要素
軌道 静止軌道
搭載機器
スペクトラルバンド Ka
データ速度 70Gbps
応答装置
応答装置 82
脚注: [1]
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ユーロバード9AKuバンド衛星と共に9°Eで運用される[4]。製造はEADS アストリアムが行い、衛星バスとして同社のEurostar E3000を採用している[1]

KA-SATの名前は衛星のサービス周波数帯域であるKaバンドに由来する。計82本のKaバンド・トランスポンダを搭載して1秒間あたり約70ギガビットのデータ転送能力を持ち、2010年の打ち上げ時点において世界で最も強力な通信衛星である[3]

耐用年数は15年[3]

KA-SATのフットプリント

脚注 編集

  1. ^ a b KA-SAT Mission Overview”. International Launch Services. 2010年12月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月30日閲覧。
  2. ^ Jonathan Amos (2010年12月26日). “Ka-Sat net-dedicated spacecraft lifts off”. BBC News. http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-12065466 
  3. ^ a b c プロトンロケット、世界最強の通信衛星「KA-SAT」を打ち上げ”. sorae.jp. 2010年12月30日閲覧。
  4. ^ Yang Lina (2010年12月27日). “Russia puts European satellite into orbit”. Xinhua News Agency. http://news.xinhuanet.com/english2010/sci/2010-12/27/c_13666427.htm 

外部リンク 編集