KEN☆Tackey(ケンタッキー[1])は、舞台滝沢歌舞伎』から結成された三宅健滝沢秀明による2018年結成の日本男性アイドルデュオ。同年7月18日avex traxから発売されたデビューシングル「逆転ラバーズ」は、オリコン週間1位を獲得[2]。所属事務所はジャニーズ事務所[3]

KEN☆Tackey
出身地 日本の旗 日本
ジャンル J-POP
活動期間 2018年4月-12月
レーベル avex trax
事務所 ジャニーズ事務所
公式サイト 公式サイト
メンバー 三宅健
滝沢秀明

メンバー

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来歴

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滝沢秀明2006年より主演・演出を務める舞台滝沢歌舞伎』に、2016年から3年連続で三宅健がゲスト出演したことで結成[3][4]。ユニット名は、2016年1月に行われた製作発表での三宅の発言「ケン&タッキーというおいしい関係になれたら[5]にちなむ[1][注 1]。この発言がきっかけとなり同年4月、2人はケンタッキーフライドチキンCMに出演[5]。ファンから「ケンタッキーコンビ」と称されるようになる[3][5]

また同時期に行われた『滝沢歌舞伎2016』の取材会にて2人は、滝沢作曲・三宅作詞の楽曲「LOVE」でのCDデビューに意欲を見せ[7][注 2]、さらに同舞台では2016年から「浮世艶姿桜」、2017年から「蒼き日々」[8]などの楽曲を披露[9]。これら3曲の持ち歌がある2人のCDデビューがファンから待望され、2018年に実現することとなった[3][注 3]

2018年4月5日、三宅の3年目の出演となる『滝沢歌舞伎2018』上演初日、公開ゲネプロ後の記者取材にて、滝沢と三宅がユニット「KEN☆Tackey」(読み:ケンタッキー[1])を結成し、新曲「逆転ラバーズ」のリリースを発表[3]。初日舞台で初披露されたサビの歌詞「Can touch it! Can touch it! Can take it!」は「ケンタッキー、ケンタッキー、ケンタッキー」と聞こえるように歌唱されており[11]、また取材では5月下旬からケンタッキーフライドチキンのCMに再出演することも発表された[9]。同日中にユニットの公式ホームページを開設[9]。5月13日の『滝沢歌舞伎2018』新橋演舞場公演千秋楽にて、デビュー日が7月18日に決定したことが明かされる[12]

しかし、2018年9月13日に滝沢が同年をもって芸能活動を終了することを発表。これに従い、同ユニットも事実上の活動終了となった。

デビュー曲

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「逆転ラバーズ」
KEN☆Tackeyシングル
B面 アイシテモ
浮世艶姿桜
蒼き日々
LOVE
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル J-POP
時間
レーベル avex trax
プロデュース JOHNNY.H.KITAGAWA
Juley K.
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 週間1位(Billboard Japan Hot 100
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    逆転ラバーズ」(ぎゃくてんラバーズ)は、Ken☆Tackeyの最初で最後のシングルである。2018年7月18日avex traxよりリリースされた。

    プロモーション

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    2018年5月31日から前述のケンタッキーフライドチキンのCMが放映開始。2人は『滝沢歌舞伎2018』の公演の合間に撮影を行い、「逆転ラバーズ」はそのCMソングに起用された[4]。合わせてCDジャケットとして、赤い衣装を着用した2人の写真を公開[13]。”赤”は楽曲のテーマカラーであり[10]、ユニットのキーカラーである[14]

    CD発売前からジャケットのビジュアルに関して「美しすぎる」とSNS上で話題になったことや[15]、KEN☆Tackeyが表紙を飾り、巻頭特集された雑誌『TVガイドPERSON』vol.71(東京ニュース通信社)がシリーズで初めてオリコン・BOOKランキングのTOP3入りしたことも話題となった[16]

    音楽性と歌詞

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    楽曲は2人の希望により、多数の候補曲の中から”ジャニーズの王道”の、”キャッチーで振り切った”、”インパクトがある曲”として選ばれた[17]。テーマは「女性の強さ」「結局男性は女性に守られている」[12]「女性から元気をもらって笑顔になる」であり、その歌詞は女性への敬意を表している[14]。なお先述のとおり、サビの歌詞「Can touch it! Can touch it! Can take it!」は「ケンタッキー、ケンタッキー、ケンタッキー」というユニット名の”空耳”が聞こえるように歌唱されている[10]

    ミュージック・ビデオ

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    映像外部リンク
    エイベックス公式YouTubeへのリンク
      KEN☆Tackey/「逆転ラバーズ」Music Video」

    ミュージック・ビデオ(以下、MV)では「真っ直ぐな愛」を表現しており、”赤”とその反対色の”黒”の衣装が入れ替わったり、曲中に逆再生が起こるなど、楽曲タイトルにちなんだ”逆転”の要素が織り交ぜられている。またユニット名にちなんでニワトリの鶏冠をモチーフにした振付けがされている[14]。出演者はKEN☆Tackeyの2人に加え、Snow Man岩本照深澤辰哉渡辺翔太宮舘涼太佐久間大介阿部亮平)、林翔太目黒蓮影山拓也椿泰我関西ジャニーズJr.向井康二藤原丈一郎大橋和也正門良規草間リチャード敬太末澤誠也)の16名[18]

    MVは6月9日からエイベックスの公式YouTubeにて公開されたほか、カラオケの「LIVE DAM STADIUMシリーズ」にて7月18日より配信された[19]。またCDの初回盤付属のDVDに収録される[18]

    収録内容

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    7月18日、初回盤A、初回盤B、通常盤の3形態でCDを発売。それぞれに予約特典としてポストカード(セブンネットではステッカー)と、動画視聴可能なシリアルナンバーが付帯し、3形態同時予約するとVRコンテンツが付与される[18]。また6月4日 – 30日に行われた『滝沢歌舞伎2018』御園座公演では、会場予約特典としてオリジナル・ポストカードが配布された[20]

    カップリング曲には、『滝沢歌舞伎』で2人が披露した「浮世艶姿桜」、「蒼き日々」、「LOVE」、そして初出となる新曲「アイシテモ」が収録される。

    1. 逆転ラバーズ
      作詞:岡嶋かな多, Hayato Yamamoto、作曲:原田卓也, Christofer Erixon、編曲:CHOKKAKU
      • 楽曲は全形態に、【Music Video】は初回盤Aに、【Dance Video】は初回盤Bに収録。
    2. アイシテモ
      作詞:AKIRA(PALM DRIVE)、作編曲:今井了介, 久保田真悟
      • 楽曲は初回盤A, Bに、【Dance Video】は初回盤Bに収録。
      • TV番組『ザ少年倶楽部プレミアム』2018年7月放送分にて初披露。振付けはBE BOP CREWのYOSHIEが担当[21]
    3. 浮世艶姿桜
      作詞作曲編曲:ats-
      • JASRAC作品コード:220-0064-0。楽曲は通常盤に、【Dance Video】は初回盤Aに収録。
      • 【Dance Video】には『逆転ラバーズ』MVと同じく、三宅健、滝沢秀明、Snow Man(岩本照・深澤辰哉・渡辺翔太・宮館涼太・佐久間大介・阿部亮平)、林翔太、目黒蓮、影山拓也、椿泰我、関西ジャニーズJr.(向井康二・藤原丈一郎・大橋和也・正門良規・草間リチャード敬太・末澤誠也)が出演[22]
    4. 蒼き日々
      作詞作曲:町屋、編曲:CHOKKAKU
      • JASRAC作品コード:228-2834-6。楽曲は通常盤に、【Dance Video】は初回盤Aに収録。
      • 【Dance Video】には三宅健、滝沢秀明に加えて、Snow Man(岩本照・深澤辰哉・渡辺翔太・宮館涼太・佐久間大介・阿部亮平)が出演[22]
    5. LOVE
      作詞:三宅健、作曲:滝沢秀明、編曲:川端正美, 佐藤泰将
      • JASRAC作品コード:220-0055-1。楽曲は通常盤に収録。
      • 『滝沢歌舞伎2016』にて初披露。滝沢が作曲、三宅が作詞を手掛けており「身近な人への愛や感謝」を歌っている[5]。CD化に際して、舞台では披露されなかったDメロの歌詞が新たに書き下ろされた[23]

    チャート成績

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    Billboard JAPANのチャートによると、週間シングル・セールス・チャートで初週累計93,139枚を売上げ1位、ルックアップ(CD読込み)で1位となり、JAPAN Hot 100総合首位を獲得[24]オリコンチャートでは初週10.4万枚を売上げて1位を獲得した[2]。また累計出荷枚数が10万枚を超えたため、日本レコード協会から2018年7月度のゴールドディスクに認定されている[25]

    出演

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    脚注

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    注釈

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    1. ^ 「ケン」と「タッキー」は2人の愛称である[6]
    2. ^ 三宅が所属するV6と、滝沢が所属するタッキー&翼はともにavex traxからCDをリリースしており、同一レーベルだったためユニットの実現可能性が高かったとされる[5]
    3. ^ 2人は初年度の共演時点でCDデビューの意志を持っていたが、スタッフからリリースの打診があったのは3年目の舞台出演オファー時が初めてだった[10]

    出典

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    1. ^ a b c “三宅健&滝沢秀明の新ユニット「KEN☆Tackey」始動 今夏CDデビュー”. ORICON NEWS. (2018年4月5日). https://www.oricon.co.jp/news/2108988/full/ 2018年8月11日閲覧。 
    2. ^ a b “【オリコン】三宅健と滝沢秀明の新ユニット・KEN☆Tackey、デビュー作が初登場首位”. ORICON NEWS. (2018年7月24日). https://www.oricon.co.jp/news/2116095/full/ 2018年8月11日閲覧。 
    3. ^ a b c d e “「KEN☆Tackey」今夏CDデビュー!三宅健&滝沢秀明“おいしい”コンビ”. Sponichi Annex. (2018年4月6日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/04/06/kiji/20180405s00041000425000c.html 2018年8月11日閲覧。 
    4. ^ a b c 三宅健、滝沢秀明のおすそわけをぱくり! KEN☆Tackeyのケンタッキー新CM”. マイナビニュース. マイナビ (2018年5月29日). 2018年6月7日閲覧。
    5. ^ a b c d e “タッキー「言ってみるもの」三宅健と「ケンタッキー」CM”. Sponichi Annex. (2016年4月11日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/04/11/kiji/K20160411012382780.html 2018年8月11日閲覧。 
    6. ^ 太田サトル (2018年5月24日). “滝沢&三宅の「ケンタッキー」!? ジャニーズの新しい道とは (1)”. AERA dot.. https://dot.asahi.com/articles/-/114537 2018年8月11日閲覧。 
    7. ^ “三宅健&滝沢秀明 ケン&タッキーでCDデビューに意欲「おいしい関係は続く」”. ORICON NEWS. (2016年4月10日). https://www.oricon.co.jp/news/2069885/full/ 2018年8月11日閲覧。 
    8. ^ ““ケンタッキー”再び!三宅健が女形初挑戦、滝沢秀明「熱い春にしたい」”. ステージナタリー. (2017年4月7日). https://natalie.mu/stage/news/227831 2018年8月11日閲覧。 
    9. ^ a b c “三宅健&滝沢秀明、「KEN☆Tackey」でCDデビュー&CM! 会見で恋人つなぎ”. マイナビニュース. (2018年4月5日). https://news.mynavi.jp/article/20180405-611873/ 2018年8月11日閲覧。 
    10. ^ a b c 北村あやか「KEN☆Tackey Debut!!」『月刊TVnavi』2018年8月号、日本工業新聞社、2018年6月23日、1-7頁。 
    11. ^ 塚田史香 (2018年4月6日). “究極の夢舞台『滝沢歌舞伎2018』開幕! 滝沢秀明×三宅健の新ユニット「KEN☆Tackey」が始動”. SPICE. イープラス. 2018年5月1日閲覧。
    12. ^ a b “三宅健&滝沢秀明の新ユニット、デビューシングルは7月リリース”. 音楽ナタリー. (2018年5月13日). https://natalie.mu/music/news/281982 2018年8月11日閲覧。 
    13. ^ “三宅健&滝沢秀明KEN☆Tackey、美形際立つジャケ写公開”. ORICON NEWS. (2018年6月1日). https://www.oricon.co.jp/news/2112727/full/ 2018年8月11日閲覧。 
    14. ^ a b c “三宅健と滝沢秀明のユニットKEN☆TackeyによるケンタッキーCMソング「逆転ラバーズ」MVで“とさか”ダンス”. SPICE. (2018年6月19日). https://spice.eplus.jp/articles/194121 2018年8月11日閲覧。 
    15. ^ 三宅健+滝沢秀明=KEN☆Tackey、美しすぎるCDジャケにファン大興奮!「顔が最強・最高・最上級」”. M-ON!MUSIC. エムオン・エンタテインメント (2018年6月1日). 2018年8月2日閲覧。
    16. ^ 三宅健&滝沢秀明・KEN☆Tackeyが表紙『TVガイドPERSON』シリーズ初TOP3入り”. ORICON NEWS. オリコン (2018年7月20日). 2018年8月2日閲覧。
    17. ^ 堀江純子「KEN☆Tackey 運命に導かれたふたり」『ザテレビジョンZoom!!』vol.33、2018年7月2日、4-13頁。 
    18. ^ a b c DISC > 逆転ラバーズ > 初回盤A”. KEN☆Tackey公式サイト. avex. 2018年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月11日閲覧。
    19. ^ “三宅健×滝沢秀明によるKEN☆Tackey、「逆転ラバーズ」のMVがカラオケDAMで配信”. Billboard JAPAN. (2018年7月6日). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/65238/2 2018年8月11日閲覧。 
    20. ^ 滝沢歌舞伎2018 名古屋・御園座 会場限定特典決定!”. Ken☆Tackey公式サイト (2018年5月31日). 2018年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月11日閲覧。
    21. ^ 2018年7月23日のラヂオ”. 三宅健のラヂオ (2018年7月24日). 2018年8月11日閲覧。
    22. ^ a b 『滝沢歌舞伎2018』初の名古屋・御園座公演の千穐楽が終演!”. avex portal. エイベックス・エンタテインメント (2018年7月1日). 2022年4月11日閲覧。
    23. ^ “KEN☆Tackey、共作曲Dメロが話題 三宅健が『滝沢歌舞伎』での想いを歌詞に”. ORICON NEWS. (2018年7月19日). https://www.oricon.co.jp/news/2115843/full/ 2018年8月11日閲覧。 
    24. ^ “【ビルボード】9.3万枚を売り上げたKEN☆Tackey「逆転ラバーズ」が総合首位獲得 DA PUMP「U.S.A.」は3週連続で総合2位”. Billboard JAPAN. (2018年7月25日). https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/65905/2 2018年8月11日閲覧。 
    25. ^ “King & Princeがトリプルプラチナ、嵐はダブルプラチナ レコ協7月度ゴールドディスク認定”. ORICON NEWS. (2018年8月10日). https://www.oricon.co.jp/news/2117315/full/ 2018年8月11日閲覧。 
    26. ^ KFC_jpの2018年7月22日のツイート2018年8月11日閲覧。

    外部リンク

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