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Lilium GmbH(リリウム)は、ドイツミュンヘンを拠点とするベンチャー企業。エアタクシー用の小型電動航空機の開発を行っている[1]

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Lilium Jet編集

Lilium Jet英語版(リリウム・ジェット)は、ドイツのLilium GmbHが開発している100%電気動力の小型機。垂直離着陸(VTOL)可能で、ホバリング後そのまま水平前進飛行に移行するため、滑走路を必要としない[2]

2017年4月20日に世界初の2人乗りプロトタイプの(無人)テスト飛行を成功させ、垂直離陸から水平飛行へのスムーズな移行を証明した[3][4]。 2019年に有人飛行テストを行うこと、2025年には5人乗車可能なエアタクシーとしての実用化を目指している[5][6]

概要編集

CEOダニエル・ウィーガンド (Daniel Wiegand, 1985-) が2013年にLilium Jetを起草。2年後の2015年に同じミュンヘン工科大学出身の3人のエンジニア、パトリック・ネーサン、マティアス・マイナー、セバスティアン・ボーンと共に4人でLilium GmbHを創業した。ウィーガンドは、自動車の運転免許を取得できる年齢に達する前の14歳の時にすでにパラグライダーの免許を取得している[7]

2016年シリーズAの資金調達では、スカイプの共同創業者ニクラス・ゼンストローム経営のAtomico英語版、ドイツの投資家、Frank Thelen英語版の会社Freigeist社[8]などが参加[9]。 2017年4月のテスト飛行成功後に行ったシリーズBでは9,000万ドルを調達した[10]。ラウンドの参加者は、既にシリーズAで投資を行ったAtomico社のほかに中国のIT大手テンセント (Tencent)、ツイッター共同創業者のエヴァン・ウィリアムズ氏創業のObvious Ventures、プライベート銀行LGTなど。このラウンドの資金調達の主な目的は5人乗りのLilium Jetを開発することである。

同じVTOLタイプの有人ドローンを製造している競合会社として、スタートアップでダイムラーなどが出資するドイツのヴォロコプタードイツ語版、中国のEhang英語版グーグル共同創始者ラリー・ペイジが出資するKitty Hawk社、大手では米国のハイヤー配車会社Uberエアバスロールス・ロイスなどがある。

経営陣編集

Lilium GmbHは2017年より有名企業からや有名企業出身者をリクルートし、マネージメント強化を図っている。テスラEMEA地域における人事主任であったメギー・セイラーが2017年2月にLilium GmbHの人事部長として就任した。7月には配車アプリサービス大手Gett英語版のイギリス件西欧州ディレクターやGroupon北欧州地域の最高執行責任者を歴任したレモ・ゲルバーがCCOとして就任。 旅客航空機の製造大手エアバスヴァイスプレジデントロールス・ロイスで製造エンジニアリングディレクターを務めたディルク・ゲブザーが製造ディレクターとして就任。2018年5月には、BMWミニフィアットアルファロメオフェラーリマクラーレンのカーデザインで著名なフランク・ステファンソンがプロダクションデザインディレクターとして、8月には、Esprit Image社でブランドマーケティング主任だったArnd Muellerがマーケティング担当副社長に就任している[11]

主な仕様と機能編集

脚注編集

外部リンク編集