M-1グランプリ2020
『M-1グランプリ2020』(エムワングランプリ2020)は、吉本興業・朝日放送テレビ(ABCテレビ)主催の漫才コンクール「M-1グランプリ」の第16回大会。2020年12月20日に決勝戦が開催され、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて生放送された。大会スローガンは「漫才は止まらない」「M-1は、止まらない。」。優勝者はマヂカルラブリー。
M-1グランプリ2020 | |
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受賞対象 | 結成15年以内の漫才師(2人以上) |
開催日 | 2020年8月1日 - 10月4日(1回戦) 2020年10月26日 - 11月5日(2回戦) 2020年11月16日 - 11月17日(準々決勝) 2020年12月2日(準決勝) 2020年12月20日(敗者復活戦、決勝) |
会場 | テレビ朝日(決勝) |
国 | 日本 |
主催 | M-1グランプリ事務局 吉本興業 朝日放送テレビ |
司会 | 今田耕司 上戸彩 |
報酬 | 賞金1000万円ほか |
最新受賞者 | マヂカルラブリー |
公式サイト | 公式サイト |
テレビ/ラジオ放送 | |
放送局 | ABCテレビ・テレビ朝日系列 |
放送時間 | 2020年12月20日 18時34分 - 22時10分 |
視聴率 | 19.8%(関東地区) 29.6%(関西地区) |
概要
編集通算16回目となる2020年大会には、プロ、アマチュア問わず5081組がエントリーし、2019年大会に続いて史上最多を更新した[注 1]。
新型コロナウイルス感染症の影響により開催が危ぶまれていたが、1回戦の無観客開催や3回戦の省略など、慎重な対策と大会形式の変更を以て無事開催された。大会スローガンについて、ABCテレビプロデューサーの田中和也は「情熱大陸」に出演した東京フィルハーモニー交響楽団が2020年年内に開催した有人コンサート再開の密着取材中に出た「音楽を止めちゃいけない」という言葉を「パクった」とコメントしており、このスローガンが書かれた横断幕が各予選会場に掲示された[1]。タイトルロゴの「2020」部分は、コロナ禍の沈静の祈りを込めて青緑色となっている[2]。
決勝戦は準決勝を勝ち上がったオズワルド、ニューヨーク、おいでやすこが、マヂカルラブリー、東京ホテイソン、アキナ、錦鯉、ウエストランド、見取り図の9組、そして敗者復活戦を勝ち上がったインディアンスを加えた10組で争われた。
審査員は前々回・前回に続き、オール巨人、富澤たけし、塙宣之、立川志らく、中川家・礼二、松本人志、上沼恵美子の7名が揃って続投。
決勝戦の司会は14大会連続の今田耕司と、9大会連続の上戸彩[3]。
決勝戦でも審査員席の間をアクリルボードで隔て、観客にマスクを着用させるなど、予選会に続いて新型コロナウイルスへの感染拡大策を講じた。また、出場者の出番が「笑神籤(えみくじ)」により確定した後、出場者が控室から舞台のあるスタジオまでの通路を移動する様子が放送された。
朝日放送テレビ(ABCテレビ)では、決勝前週の12月13日に12:55 - 13:55の放送枠(本来は同局制作の『新婚さんいらっしゃい!』『パネルクイズ アタック25』を編成)でテレビ朝日系列全国ネットでの事前特別番組『超お宝映像で振り返るM-1ランキング』を放送。決勝当日には、14:55 - 17:25に敗者復活戦(14:55 - 15:00は直前情報番組扱い)、18:34 - 22:10に決勝の生中継を全国ネット向けに実施した。
朝日放送ラジオ(ABCラジオ)では、決勝前日の12月19日にメッセンジャーあいはら、鈴木淳史(『よなよな…』[注 2]木曜日のパーソナリティで『Kansai Walker』のスタッフライター)、斎藤真美(朝日放送テレビアナウンサー)出演の『明日はM-1!最後のおさらいスペシャル』を18:00 - 19:00に放送。決勝当日には、『ラジオでウラ実況!?M-1グランプリ2020』が生放送され、歴代チャンピオンの石田明(NON STYLE)、哲夫(笑い飯)、橋本直(銀シャリ)の3人がM-1グランプリの実況を担当した[4]。
大会経過
編集1回戦・2回戦・準々決勝
編集1回戦は8月1日から10月4日にかけて、北海道、仙台、埼玉、千葉、東京、名古屋、大阪、広島、福岡、沖縄の10都道府県で開催。その後は東京、大阪・京都の2地区に分けて、10月26日 - 11月5日に2回戦、11月16日・17日に準々決勝が開催された。
1回戦はいずれも無観客で執り行われた。また、2回戦では出場者の全ネタ、準々決勝では敗退コンビのネタが大会公式のYouTubeチャンネルにアップロードされる大会初の試みが行われた。
3回戦が省かれたことにより、第13回大会(2017年)から毎年1200組弱となっていた2回戦進出者が、シード獲得者を含めておよそ半分の593組に抑えられた。準々決勝に出場したのは115組で、そのうち大阪・京都2回戦を通過したのは47組[注 3]、東京2回戦を通過したのは68組。
準々決勝初進出組はマイスイートメモリーズ、隣人、スナフキンズ、ぎょうぶ、カベポスター、20世紀、タイムキーパー、なにわスワンキーズ、鬼としみちゃむ、風穴あけるズ、いなかのくるま(現・翠星チークダンス)、チェリー大作戦、ママタルト、ワラバランス、ライムギ、カナメストーン、ガッツマン、スーパートマト、ネイチャーバーガー、9番街レトロ、ひつじねいり、コロコロチキチキペッパーズ、シマッシュレコード、ブリキカラス、バビロン、ぼる塾、演芸おんせん、ヒコロヒーとみなみかわ、おいでやすこがの29組。
話題を集めたコンビ
編集- 「タイムキーパー」(安土範彦、まついあきら):準決勝進出。1回戦で敗退したが、再エントリー制度を利用して準決勝まで進出した。再エントリーからの準決勝進出は2018年の侍スライス以来、2組目。
- 「ガーベラガーデン」(かみうら、ジッパー):塾講師と公立小学校の教諭のコンビ。2回戦敗退で終わるも(この年はアマチュアコンビが全て2回戦までで敗退した)、ベストアマチュア賞を受賞した[5]。
- 「号泣」(赤岡典明、島田秀平):2008年に解散したお笑いコンビ。12年ぶりに限定的に再結成してエントリーし、準々決勝進出。1996年結成ではあるが、再結成した芸人は解散していた期間をコンビ歴に含めないというルールがあるため、コンビ結成13年目として大会に出場した。
- 「Dr.ハインリッヒ」:吉本興業所属の双子の女性コンビ。ラストイヤーで準々決勝敗退だったが、GyaO!及びYouTubeの配信動画が記録的な再生回数を叩き出して一躍注目を集めた。
- 「おつゆ」(越岡裕貴、松崎祐介):ジャニーズ事務所のグループ「ふぉ〜ゆ〜」のメンバーによる即席コンビ。「つ〜ゆ〜」(辰巳雄大、福田悠太)も前年に続き出場した。
- 「めんたい娘。」(大家志津香、中西智代梨):AKB48のメンバーによる即席コンビ。
- 「大福」(大野恵、福田太郎):北海道テレビ放送のアナウンサーによる即席コンビ。
- 「弱い電波」(和田侑也、松下由依):九州朝日放送のアナウンサーによる即席コンビ。
- 「せんちゃん☆いとちゃん」(せんだみつお、カーベル伊藤):ピン芸人と新車リース会社社長兼プロレスラーによる即席コンビ[6]。
- 「リーマンぼうや」(河西徳之、吉本祥二):元プロ野球選手の会社員が結成したアマチュアコンビ。ナイスアマチュア賞受賞[7]。
- 「カルーアミルク」(河東未夢、栗栖朱利):女子高生コンビ[8]。ナイスアマチュア賞の動画として史上最多の再生記録を、2023年大会のラブリースマイリーベイビーに抜かれるまで保持し続けた[9]。
準決勝
編集準決勝は12月2日に東京都のNEW PIER HALLにて開催。準々決勝を勝ち上がった25組に、GYAO!ワイルドカード枠を獲得したラランドを加えた26組が出場した。また、準決勝の様子は大阪府のクール・ジャパンパーク大阪TTホール、日本各地の映画館にてライブビューイング上映された。
準決勝初進出組はおいでやすこが、コウテイ、滝音、タイムキーパー、キュウ、カベポスター、祇園の7組。
出番順はGYAO!ワイルドカード枠のラランドが1番手を、錦鯉がトリを務めた。この結果、見取り図が3年連続、オズワルド、ニューヨークが2年連続、アキナが4年ぶり2度目、マヂカルラブリーが3年ぶり2度目、おいでやすこが、ウエストランド、東京ホテイソン、錦鯉が初の決勝進出を果たした。
敗者復活戦
編集12月20日、決勝戦直前の14時55分より六本木ヒルズアリーナで実施。視聴者投票により、準決勝敗退者から1組のみ勝ち上がることができる。GYAO!ワイルドカード枠のラランドを除く16組に出場資格が与えられたが、祇園の木崎太郎が12月14日に新型コロナウイルスに感染したことが判明し、復活戦開始の直前に不参加がアナウンスされ、15組で争うことになった[10]。
今大会から準決勝敗退組の順位が公開されなくなり、抽選会の司会が投げたサイコロ[注 4]の結果によってくじ引き順が決まるようになった。鰻和弘(銀シャリ)が投げたサイコロによって「50音順」にくじを引き、金属バットが1番手、ニッポンの社長がトリを務めることになった。
ぺこぱのネタ途中、街宣車の音で一部ネタが聞こえづらくなるトラブルや、ラストとなる15番手に登場したニッポンの社長のネタの途中、スタッフのミスで余計なSEが入り、さらに17時に流れる防災行政無線の「夕焼小焼」が会場に響き渡ってしまうというトラブルがあった。
総投票数は257万1798票。例年は勝者の発表まで全出場者がステージに登って局内スタジオから中継放送される形式が取られていたが、今回は新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、人同士の距離を保つ必要があるため、視聴者投票の結果の一部を事前に確認し、上位3組のみが舞台へ上り、結果を待つこととなった。また、出場者全員の出番が終了した直後に暫定順位が発表され、インディアンス、ゆにばーす、ぺこぱの3組が暫定トップ3に名を連ねた。最終的に前述の3組がトップ3を保ち、37万0463票を獲得したインディアンスが決勝戦に進出した[11]。
決勝戦
編集ファーストラウンド
編集今大会ではゲストが招待されず、司会の上戸が「笑神籤(えみくじ)」を引き演者を発表した。
- 1組目:インディアンス【625点 / 暫定1位 → 7位】
- 大会史上初となる敗者復活からのトップバッター。ヤンキーをテーマに、ボケの田渕がツッコミのきむの揚げ足を取るボケを連発するコント漫才を披露。松本は「うるさいな、のタイミングが絶妙」と評し、巨人は「テンポが速いということは沢山笑いが取れるということ」と述べ、自身の点数(89点)はトップバッター故の様子見であることを明かした。塙も85点が基準点であることを話しつつ「ツッコミのセリフでボケを解らせるというワードが欲しい」と語った。
- 2組目:東京ホテイソン【617点 / 暫定2位 → 10位】
- ボケのショーゴが繰り出す言葉遊びに対して、ツッコミのたけるが備中神楽の囃子言葉を取り入れた、独特なツッコミを繰り出すスタイルの漫才を披露。富澤は「漫才自体が既に完成されていると思っていたが、ツッコミが更に進化していてすごい」と述べ、上沼は「東京ホテイソンの世界に入るにはネタ時間が短すぎた」と語った。一方松本は「2人の声のバランスが合っていない」と評した上で、ショーゴの衣装に言及し笑いを誘った。
- 3組目:ニューヨーク【642点 / 暫定1位 → 5位タイ】
- ボケの嶋佐の小話に散見する小犯罪や奇妙な行為を、ツッコミの屋敷が指摘していくしゃべくり漫才を披露。松本は昨年の大会を踏襲し「ツッコミが怖かった」と冗談混じりに述べた上で、「攻めている。時代を逆行している感じがチャレンジャーで面白かった」と語った。富澤も松本のコメントに被せつつ「イカれたニューヨークらしさが出ていて非常に良かった」と評した。さらに上沼は「ボケがナイツの塙を彷彿とさせる。絶対面白いことを言うぞ、という」と2人のブレイクを予想した。
- 4組目:見取り図【648点 / 暫定1位 → 3位通過】
- ボケのリリーがツッコミの盛山の芸能マネージャーに扮し、盛山を困らせるコント漫才を披露。上沼、志らく、松本は2人の見た目に被せたコメントが多く見られ、礼二は「噛んだのを引き摺らず尻上がりにウケた」と好意的に評し、巨人は「この後もっと聞きたいという気持ちになった」と語った。一方で松本は「さすがにあのボケの噛み方はない」と笑みを浮かべつつも減点対象となったことを明かした。
- 5組目:おいでやすこが【658点 / 暫定1位 → 1位通過】
- ファイナリストとしては史上初のピン芸人同士のユニットで、結成1年4か月での決勝進出は史上最短記録である[注 5]。ボケのこがけんが歌う著名なJ-POP楽曲に見せかけた謎の歌に、ツッコミの小田が言動共に派手なツッコミを繰り出す二人のピン芸が融合した漫才を披露。最高評点の96点を付けた志らくは「衝撃を受けた。普通あれだけ叫ぶとうるさくて仕方がないはずなのにうるさくない」と述べ、松本は「単純明快だが笑ってしまう」と語った。礼二は「普通の歌ネタではなく2人の良さが両方出た」、塙は「なんでもいいボケに対してのツッコミはあまりないが、強いツッコミの破壊力は1番すごい」と語り、上沼は「ピン同士だが、双方本気だからすごい」と正式なコンビ結成を勧める場面が見られた。
- 6組目 マヂカルラブリー【649点 / 暫定2位 → 2位通過】
- フレンチレストランを舞台に、ボケの野田が一人だけコントに入り、縦横無尽に動き回り、村上がツッコミ続けるスタイルのコント漫才を披露。野田がせり上がりの際に土下座で登場し、つかみで「どうしても笑わせたい人がいる男です」と第13回(2017年)で決勝進出した際に審査員の上沼恵美子に叱られたことを踏まえた場面があった。上沼は「何にも覚えてない」と言いつつも「あんたらアホやろ。バカバカしさが突き抜けるというのは芸術や」と語った。また、最高評点の96点を付けた礼二は「あのバカバカしいボケは野田にしかできない」と述べたが、巨人は「村上のツッコミは上手いと思ったが、少しやかましい」と評した。
- 7組目 オズワルド【642点 / 暫定4位 → 5位タイ】
- ボケの畠中が「自分の名前を発音する時に口が開きっぱなしで怖いから改名する」と言い始め、序盤は冷静だが後半にかけヒートアップしていくしゃべくり漫才を披露。塙は「話芸が上手い。畠中のウケの間が上手くなっている」、礼二は「改名という題材であそこまで引っ張るのは惚れ惚れする」と語った。一方で松本は「オズワルドには静の漫才を期待していた」、巨人は「もう少し伊藤が大きくツッコんでみては」と、正反対ともとれる評価をした。
- 8組目 アキナ【622点 / 暫定7位 → 8位】
- ボケの山名が「楽屋に意中の女性を連れてくる」と言うコント漫才を披露。上沼は「上手く貫禄もあるが、順番が悪かった」、志らくは「1番テクニックはあると感じたが、上手すぎてお客さんがついてこなかった」と評した。また、富澤は「表情等の演技は上手いが、『好きな女子』という設定がおじさんにはハマらなかった」と語った。
- 9組目 錦鯉【643点 / 暫定4位 → 4位】
- 今大会の最年長コンビ。ボケの長谷川が自身を題材にしたパチンコ台を演じるコント漫才を披露。志らくは「我々は何を見せられていたんだろうと思ったが、それがお笑いの本質なのかもしれない」と、塙は「単純に笑ってしまった」と評した。一方巨人は「笑いの数が少なかった」と述べつつ、自身の中にある漫才の適齢期を語った。
- 10組目 ウエストランド【622点 / 9位】
- マッチングアプリや女性との恋愛を題材に、ツッコミの井口が自虐を交えた毒舌・悪態ツッコミを連発するぼやき漫才を披露。上沼は「ツッコミが胸にくる上手さ」と語ったが、松本は「もっと刺してほしかった、何漫才なのか見出せなかった」と評した。また、塙は「自虐というフリートークのようなボケ以外のネタのピークが欲しかった」と語った。
最終決戦
編集最終決戦はファーストラウンド1位のおいでやすこが、2位のマヂカルラブリー、3位の見取り図で争われた[12]。今大会の最終決戦のネタ順は、ファーストラウンド3位→2位→1位の順に自動的に決定され、最終決戦開始前のネタ順選択を兼ねた直前インタビューは行われなかった。
- 1組目:見取り図
- メンバー2人の地元[注 6]を題材にした口喧嘩のようなしゃべくり漫才を披露した。
- 2組目:マヂカルラブリー
- 「電車のつり革に掴まりたくない」という野田が一人だけ動き回るスタイルのコント漫才を披露した。ファーストラウンドとは違い、野田がコントに入りっぱなしでほぼ無言で動き回り、寝転がる場面もあった。
- 3組目:おいでやすこが
- こがけんが歌い続ける、歌詞が難解にアレンジされたバースデーソングに、小田がツッコむ漫才を披露した。
最終投票では、巨人と塙が見取り図に、松本と上沼がおいでやすこがに、富澤、志らく、礼二がマヂカルラブリーに投票。3票を獲得したマヂカルラブリーが16代目王者となった[13]。
同数票を獲得したおいでやすこが、見取り図は、ファーストラウンドの得点により、おいでやすこがが2位、見取り図が3位に位置付けられた。最終決戦で全てのコンビに2票以上の票が入ったのは史上初となり、これによりマヂカルラブリーが過半数未満の得票(7票中3票)で優勝した史上初のコンビとなった。
結果
編集準決勝(結果)
編集- コンビ名、所属事務所は出場当時、結成年の太字はラストイヤー。
- 金背景は決勝戦進出者。
ブロック | コンビ名 | 所属事務所 | No. | 結成年 | 準決勝進出歴 | 結果 |
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A | ラランド[注 7] | フリー | 3007 | 2014年 | 2年連続 2回目 | 敗退 |
タイムキーパー | 吉本興業 | 1788 | 2019年 | 初進出 | 敗退 | |
金属バット | 吉本興業 | 3478 | 2007年 | 3年連続 3回目 | 敗退 | |
ウエストランド | タイタン | 3473 | 2008年 | 2年ぶり 2回目 | 通過 | |
ニッポンの社長 | 吉本興業 | 939 | 2013年 | 2年ぶり 3回目 | 敗退 | |
ランジャタイ | グレープカンパニー | 2766 | 2007年 | 3年ぶり 2回目 | 敗退 | |
B | 祇園 | 吉本興業 | 3444 | 2008年 | 初進出 | 敗退 |
マヂカルラブリー | 吉本興業 | 2617 | 2007年 | 5年連続 7回目 | 通過 | |
からし蓮根 | 吉本興業 | 2724 | 2013年 | 4年連続 4回目 | 敗退 | |
カベポスター | 吉本興業 | 490 | 2014年 | 初進出 | 敗退 | |
ゆにばーす | 吉本興業 | 1923 | 2013年 | 2年ぶり 4回目 | 敗退 | |
キュウ | タイタン | 307 | 2013年 | 初進出 | 敗退 | |
アキナ | 吉本興業 | 3006 | 2012年 | 2年ぶり 4回目 | 通過 | |
C | おいでやすこが | 吉本興業 | 2178 | 2019年 | 初進出 | 通過 |
オズワルド | 吉本興業 | 728 | 2015年 | 2年連続 2回目 | 通過 | |
ロングコートダディ | 吉本興業 | 729 | 2009年 | 2年連続 2回目 | 敗退 | |
インディアンス | 吉本興業 | 3328 | 2010年 | 3年連続 4回目 | 敗退 | |
東京ホテイソン | グレープカンパニー | 3000 | 2015年 | 4年連続 4回目 | 通過 | |
コウテイ | 吉本興業 | 739 | 2013年 | 初進出 | 敗退 | |
D | 学天即 | 吉本興業 | 2723 | 2005年 | 4年ぶり 4回目 | 敗退 |
ダイタク | 吉本興業 | 364 | 2008年 | 2年連続 3回目 | 敗退 | |
見取り図 | 吉本興業 | 3474 | 2006年 | 4年連続 5回目 | 通過 | |
ぺこぱ | サンミュージックプロダクション | 4621 | 2008年 | 2年連続 2回目 | 敗退 | |
滝音 | 吉本興業 | 2186 | 2016年 | 初進出 | 敗退 | |
ニューヨーク | 吉本興業 | 1602 | 2010年 | 2年連続 4回目 | 通過 | |
錦鯉 | SMA | 3471 | 2012年 | 2年連続 3回目 | 通過 |
敗者復活戦(結果)
編集- コンビ名、所属事務所は出場当時、結成年の太字はラストイヤー。また、結成年は正しいもののみを記載する。
- 金背景は決勝戦進出者、灰色背景は敗者復活戦欠場者。
順位 | コンビ名 所属事務所 |
No. | 結成年 | 敗者復活戦 出場歴 |
出番 | 票数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | インディアンス 吉本興業 |
3182 | 2010年 | 2年ぶり 3回目 | 5番 | 37万0463票 |
2位 | ゆにばーす 吉本興業 |
1923 | 2013年 | 4年ぶり 2回目 | 12番 | 33万5170票 |
3位 | ぺこぱ サンミュージックプロダクション |
4621 | 2008年 | [注 8] |
初出場7番 | 27万7712票 |
4位 | 吉本興業 |
学天即2723 | 2005年 | 4年ぶり 4回目 | 11番 | |
5位 | からし蓮根 吉本興業 |
2724 | 2013年 | 2年ぶり 3回目 | 6番 | |
6位 | コウテイ 吉本興業 |
739 | 2013年 | 初出場 | 3番 | |
7位 | 吉本興業 |
金属バット3478 | 2007年 | 2年ぶり 2回目 | 1番 | |
8位 | ダイタク 吉本興業 |
364 | 2008年 | 2年連続 3回目 | 13番 | |
9位 | ニッポンの社長 吉本興業 |
939 | 2013年 | 2年ぶり 3回目 | 15番 | |
10位 | ロングコートダディ 吉本興業 |
729 | 2009年 | 2年連続 2回目 | 14番 | |
11位 | 吉本興業 |
滝音2186 | 2016年 | 初出場 | 9番 | |
12位 | タイムキーパー 吉本興業 |
1788 | 2019年 | 初出場 | 2番 | |
13位 | キュウ タイタン |
307 | 2013年 | 初出場 | 10番 | |
14位 | カベポスター 吉本興業 |
490 | 2014年 | 初出場 | 4番 | |
15位 | ランジャタイ グレープカンパニー |
2766 | 2007年 | 3年ぶり 2回目 | 8番 | |
欠場 [注 9] |
吉本興業 |
祇園3444 | 2008年 |
決勝戦(結果)
編集金背景 | 1位通過、優勝 |
銀背景 | 2位通過 |
銅背景 | 3位通過 |
赤文字 | 審査員別の最高評点 |
青文字 | 審査員別の最低評点 |
赤太文字 | 全体の最高評点 |
青太文字 | 全体の最低評点 |
- 順位は最終決戦に進出したコンビは票数、それ以外のコンビはファーストラウンドの得点による順序。
- ファーストラウンドの得点が同じ場合は、高得点を付けた審査員の人数が多いコンビを上位、それも同じ場合は同順位とする。このルールが適用された場合は、得点欄に括弧書きで高得点を付けた審査員の人数を記載。
- 所属事務所は出場当時。
- 敗者復活組はキャッチコピーが無いため、「(敗者復活組)」とする。
- 順位や得点などをまとめた表は、矢印がついたセルをクリックすると、昇順、降順、元の順の順番で並び替えられる。
順位 | コンビ名 所属事務所 |
No. | 結成年 | 決勝進出歴 | キャッチコピー | ファースト | 最終決戦 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
出番 | 得点 | 出番 | 得票 | ||||||
優勝 | マヂカルラブリー 吉本興業 |
2617 | 2007年 | 3年ぶり 2回目 | 我流大暴れ | 6番 | 649点 | 2番 | 3票 |
2位 | おいでやすこが 吉本興業 |
2178 | 2019年 | ノーシード |
初進出個性と技のハーモニー | 5番 | 658点 | 3番 | 2票 |
3位 | 吉本興業 |
見取り図3474 | 2007年 | 3年連続 3回目 | 真逆の才能III | 4番 | 648点 | 1番 | 2票 |
4位 | SMA |
錦鯉3471 | 2012年 | 初進出 | おっさんずバカ | 9番 | 643点 | ||
5位 | ニューヨーク 吉本興業 |
1602 | 2010年 | 2年連続 2回目 | ダークにリベンジ | 3番 | 642点 (3名) | ||
5位 | オズワルド 吉本興業 |
728 | 2014年 | 2年連続 2回目 | NEO東京スタイル | 7番 | 642点 (3名) | ||
7位 | インディアンス 吉本興業 |
3182 | 2010年 | 2年連続 2回目 | (敗者復活組) | 1番 | 625点 | ||
8位 | アキナ 吉本興業 |
3006 | 2012年 | 特例シード[注 10] |
4年ぶり 2回目覚醒するファンタジスタ | 8番 | 622点 (4名) | ||
9位 | ウエストランド タイタン |
3473 | 2008年 | 特例シード[注 11] |
初進出小市民怒涛の叫び | 10番 | 622点 (2名) | ||
10位 | グレープカンパニー |
東京ホテイソン3000 | 2015年 | 初進出 | 静ボケ 剛ツッコミ | 2番 | 617点 |
出番順 | コンビ名 | 得点計 | 巨人 | 富澤 | 塙 | 志らく | 礼二 | 松本 | 上沼 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | インディアンス | 625 | 89 | 89 | 85 | 89 | 90 | 90 | 93 |
2 | 東京ホテイソン | 617 | 86 | 91 | 85 | 89 | 88 | 86 | 92 |
3 | ニューヨーク | 642 | 88 | 93 | 93 | 91 | 91 | 92 | 94 |
4 | 見取り図 | 648 | 91 | 92 | 93 | 93 | 93 | 91 | 95 |
5 | おいでやすこが | 658 | 92 | 93 | 93 | 96 | 95 | 95 | 94 |
6 | マヂカルラブリー | 649 | 88 | 94 | 94 | 90 | 96 | 93 | 94 |
7 | オズワルド | 642 | 88 | 91 | 95 | 93 | 95 | 88 | 92 |
8 | アキナ | 622 | 89 | 88 | 87 | 90 | 91 | 85 | 92 |
9 | 錦鯉 | 643 | 87 | 92 | 95 | 95 | 92 | 89 | 93 |
10 | ウエストランド | 622 | 88 | 91 | 85 | 86 | 90 | 90 | 92 |
出番順 | コンビ名 | 得票数 | 巨人 | 富澤 | 塙 | 志らく | 礼二 | 松本 | 上沼 |
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1 | 見取り図 | 2 | ★ | ★ | |||||
2 | マヂカルラブリー | 3 | ★ | ★ | ★ | ||||
3 | おいでやすこが | 2 | ★ | ★ |
最高評点 | 96点 中川家・礼二(マヂカルラブリー) 立川志らく(おいでやすこが) |
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最低評点 | 85点 塙宣之(インディアンス、東京ホテイソン、ウエストランド) 松本人志(アキナ) |
平均点 | 636.8点 |
記録
編集- 第12回(2016年)以来、4大会ぶりに吉本以外の事務所所属から複数組決勝進出した。
- タイタン、SMA所属の芸人が初めて決勝進出した(前者はウエストランド、後者は錦鯉)。
- 初めてピン芸人同士のユニットが決勝進出した(おいでやすこが)。また、ユニットが最終決戦進出を果たしたのも史上初である。
- 第9回(2009年)以来、7大会ぶり(11年ぶり)に返り咲きの決勝進出コンビが複数組出た(アキナ、マヂカルラブリー)。
- 40代での決勝進出者が5名と過去最多となった(おいでやすこが、アキナ・山名文和、錦鯉)。
- 中でも錦鯉・長谷川雅紀は、第14回のギャロップ・毛利大亮(当時芸歴20年)が保持していた決勝進出最長芸歴記録と、第6回(2006年)の変ホ長調・小田ひとみ(当時41歳)が保持していた決勝進出最年長記録をそれぞれ大幅に更新する、芸歴25年・49歳での決勝進出となった。また、相方の渡辺隆も芸歴20年・42歳での決勝進出のため、コンビで決勝進出最長芸歴記録・決勝進出最年長記録を更新した[注 12]。
- 第11回(2015年)以来、5年ぶりに最終決戦経験コンビが決勝進出しなかった。さらに第12回(2016年)以来、4年ぶりにラストイヤーのコンビが決勝進出しなかった。
- 初めて敗者復活組がトップバッターになった。また、トップバッターが決勝進出経験コンビとなったのは、第9回(2009年)以来7大会ぶり(11年ぶり)である。
- 第14回(2018年)から3年連続で前年度トップバッターのコンビがストレートで決勝進出を決めた(第14回:ゆにばーす、第15回:見取り図、第16回:ニューヨーク)。
- 第12回(2016年)以来、4年ぶりに同点を獲得したコンビが同時に出た(ニューヨークとオズワルド、アキナとウエストランド)。ただし敗退コメントは4組それぞれ別々の状況で敗退が確定したため1組ずつ行われた[注 13]。
- さらに第13回(2017年)以来、3年ぶりに同点かつ高い点数を付けた審査員の数が同じコンビが出た(ニューヨーク、オズワルド)。ニューヨーク、オズワルドの2組は同点5位の扱いとなり、公式サイトの得点表では出番が先だったニューヨークの方が上に記載された。
- ウエストランドの「9位」は、最終出番のコンビの最低順位である。
- 大会史上初めて、最終決戦進出コンビが連続したネタ順で登場した3組となった(4番:見取り図、5番:おいでやすこが、6番:マヂカルラブリー)。
- 第6回(2006年)以来10大会ぶり(14年ぶり)に、ファーストラウンド7組目以降のコンビが暫定ボックスに入れなかった。
- シード制導入以来初めて、2年連続でノーシードのコンビがファーストラウンドを1位通過を記録した(第15回:ミルクボーイ、第16回:おいでやすこが)。
- この回の上沼の最高評点(95点)と最低評点(92点)の差は3点で、1人の審査員の評点差としては過去最少である。
- マヂカルラブリーは最下位と優勝を両方経験した唯一のコンビである(第13回〈2017年〉で最下位となっている)。
- 大会史上初めて決勝返り咲きした年に優勝したコンビとなった[注 14]。
- 野田クリスタルがR-1ぐらんぷり優勝後にM-1グランプリで優勝を果たし、二冠を達成した。M-1とR-1の二冠は粗品(霜降り明星)以来2人目[注 15]。同年に賞レース二冠獲得は史上初。また、野田はマヂカルラブリーとしてキングオブコントにも決勝進出しているため、M-1グランプリ、R-1ぐらんぷり、キングオブコントの3つの大会全てで決勝進出した唯一の芸人となった。
- 非関西出身者の優勝は第13回(とろサーモン)以来、3大会ぶり6組目。東京吉本出身の優勝は第11回(トレンディエンジェル)以来、2組目[注 16]。
- 野田は神奈川県出身、村上が愛知県出身であり、村上は愛知県出身者として初の優勝者となった。
- 第8回(2008年)から9大会連続で吉本興業所属のコンビが優勝した。また、第14回(2018年)からNSC出身者ではないコンビが3年連続で優勝している(霜降り明星、ミルクボーイ、マヂカルラブリー)。
- 最終決戦で審査員7人の票が3-2-2に割れたのは史上初。これにより、最終決戦で全てのコンビに複数の票が入ったため、マヂカルラブリーは過半数以下の得票で優勝した唯一のコンビとなった。
- 5大会連続で、松本が最終決戦で票を入れたコンビが2位となった(第12 - 14回:和牛、第15回:かまいたち、第16回:おいでやすこが)。
- 第15回(2019年)から2年連続で、オズワルドの1つ前にネタを披露したコンビが優勝した。
- 第14回(2018年)から3年連続で前年度優勝コンビの次にネタを披露したコンビが決勝進出を決めている(第13回:スーパーマラドーナ、第14回:和牛(敗者復活)、第15回:オズワルド)。
- 今大会のみ過去の準決勝進出組の中で出場資格があるコンビ全てに特例でシード権が与えられ、特例シード権を得たコンビの中から前回は大会を欠場したアキナと前回は準々決勝敗退だったウエストランドが決勝に進出した。
社会的反応
編集ピン同士のユニット・おいでやすこが(おいでやす小田、こがけん)が決勝進出した[15]。両者は共にR-1ぐらんぷりのファイナリストであったが、準決勝の1週間前に同大会が2021年大会を以て出場資格が「芸歴10年以内」に変更されたため出場資格を失っていた。R-1出場不可能となってM-1決勝進出という流れは転禍為福と評され話題となった[16]。
2015年から2019年まで決勝進出した和牛が2019年を最後に『M-1』を卒業すると公言し、和牛が2020年大会に出場しなかったことが話題となった[17]。
準々決勝では、ミキ、EXIT、四千頭身など、いわゆるお笑い第七世代の多くが敗退し、準決勝に進むことができなかった[18]。EXITは12月1日に自身のYouTubeチャンネルの動画内で兼近大樹が「お笑い通ぶった自称お笑いファンが集まってるじゃないですか、M-1って。本当のお笑い好きじゃないっていうか。その人たちが“意地でも笑わない”って顔してましたね。“こいつらのこんなネタで笑うワケない”って顔で、俺らのこと見てました」と発言し、賛否が寄せられた[19]。2022年5月18日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京)でぺこぱとEXITが出演した際、『M-1』の話題となり、松陰寺太勇が最近のM-1について「ちょっと神格化しすぎた」「M-1ファンは売れっ子に厳しい」と評し、若林正恭も「予選を見てると本当に顕著だよね。あれは何なの?」と同調した[20]。
お笑いナタリーでは昨年に引き続いて結果予想企画が実施され、決勝の約一週間前の12月14日に公開された。メンバーはお笑い好きを公言するDJ KOO、川谷絵音、ぱいぱいでか美、北島康雄(四星球)、鈴木淳史の5名。優勝は、DJ KOOがおいでやすこが、川谷が東京ホテイソン、ぱいぱいでか美と鈴木がニューヨーク、北島が敗者復活戦から金属バットと予想した[21]。
日刊スポーツ東京本社のお笑い担当記者である小谷野俊哉は12月18日の記事で錦鯉が優勝すると予想。また、マヂカルラブリーが錦鯉の対抗馬に、大穴として見取り図を選出した[22]。一方、昨年ミルクボーイの優勝を的中させた大阪日刊スポーツのお笑い担当記者である星名希実はアキナを本命、対抗に見取り図、大穴としてオズワルドを選出した[23]。
GYAO!の三連単人気ランキングでは、1位・ニューヨーク、2位・見取り図、3位・アキナで、優勝したマヂカルラブリーは9位、2位のおいでやすこがは6位だった。なお応募総数は45万6188人、うち的中者は160人だった。
2020年12月20日のプライムタイム帯は裏番組としてフジテレビ系列がアニメ『鬼滅の刃〜柱合会議・蝶屋敷編〜』を放送するため、『M-1』との「一騎打ち」と称され、視聴率争いが話題となった[24][25]。
テレビ番組の視聴率を計測しているビデオリサーチは2020年12月21日に20日に放送された各番組の世帯平均視聴率を発表し、本番組の視聴率は関東地区19.8%、関西地区29.6%、鬼滅の刃は関東地区14.4%、関西地区11.1%で東西共に本番組が勝利した[26]。
マヂカルラブリーのネタに対する議論
編集最終決戦においてマヂカルラブリーが披露したネタは、野田クリスタルがほぼ無言で舞台を動き回り、寝転がる場面もあったことから、放送直後から「あのネタは漫才なのか」という漫才論争がインターネット上で発生した[27]。
論争が起こった背景について、コラムニストの木村隆志が「2019年の最終決戦が過去最高レベルと言われるほどに笑いを集めたのに対し、その反動とも言えるマイナスのギャップが発生した」「『M-1グランプリ』という番組・イベントが持つ凄みから、賛否両論の分母の大きさが他の番組の数倍あり、共通の話題として書き込まれやすい」「視聴者側からは批判対象を探し出し、誹謗中傷など個人攻撃できる心理が働いている」「ネットメディアがページビューを稼ぐためにそうした批判を集めて、記事化し、そこからさらに批判が増加する負のスパイラルに陥っている」という4つの点を挙げた[27]。また、社会学者の太田省一は「マヂカルラブリーの芸風は万人受けを狙ったものではないマニアックなネタが多い」として、「世代を問わず多くの人が見るM-1で、マヂカルラブリーのネタを「面白くない」と思った人は一定数いた。それが「あれは漫才なのか」という疑問となって噴き出した。「あれは漫才なのか」という疑問は、マヂカルラブリーのネタが自分の好みではなかった視聴者の不満の表現にすぎないとも言える」と分析している[28]。
SNSやネットニュースで話題となったことで、多くの芸人がテレビやラジオ番組、SNSなどで「漫才論争」について言及し、松嶋尚美が2020年12月24日の『バイキングMORE』で、「こういうコンテストに予選落ちしてたくらいのグループの私が言うんやけども、コントだと思う。スタンドマイクがあって、スタンドマイクを中心にやらないとピンマイクを主で使うようじゃやっぱり…」と述べた[29]ように否定的な意見もあったものの、ほとんどの芸人がマヂカルラブリーのネタについて「あれは漫才だ」と述べている。以下がその例。
- 立川志らく
- 2020年12月20日のTwitterで「初戦ではマジカルラブリーは低評価だった。これは間違いなくおいでやすこががダントツで優勝するな、と思った。しかし決戦で野田クリスタル氏の動き。思わず喜劇と言ってしまった。漫才の戦いで喜劇に票を入れていいのかという葛藤があった。でも相方の村上氏の喋りは漫才。優勝おめでとう」と評した[30]。
- サンドウィッチマン
- 富澤たけしは2020年12月22日のブログで「マヂカルラブリーの、決勝の決勝でほぼ喋らずに転がってるネタをやる勇気は凄い。一歩間違えば大惨事になる可能性もあるネタ」とネタを賞賛した上で、「主催者側が漫才じゃないと判断したら失格にすればいいわけで、『点数をお願いします』と言われた以上、審査員は漫才として審査する。各審査員は自分の中の漫才の解釈の枠で点数や1番を決める。漫才は色んな形があっていいし、だからこそ新しい形が産まれ、進化していくんだと思います」とコメントしている[31]。
- 伊達みきおも2020年12月21日のブログで「センターマイクに向かって舞台袖から出てきて『どうも』と始まれば、それは漫才。漫才と言うのは…みたいな、そんな難しいもんなんかない。おもしろければそれで良し」と持論を述べている[32]。
- 塙宣之(ナイツ)
- 自身の公式YouTubeチャンネルで、「漫才か漫才じゃないかは、はっきり言って、僕が言うことじゃなくて。漫才の定義なんかないですからね」と述べ、「自分たち(ナイツ)が1番訳分からない漫才やってますからね。めちゃくちゃ面白ければ全然良いと思っていて」と語り、野田クリスタルについて「俺なんかはやっぱり、やりたいボケではあるんだよね、ああいうのは。俺もいろいろ言われてきてるし、怒られてきてるという歴史があるから、みんなやらないんだよね」「昔、『M-1グランプリ』で僕も訳分からない漫才ばっかりやってた時期があって。そのとき、会場がめちゃくちゃウケたんですけど、落とされまして。そのときの審査員に聞いたら、『だって漫才じゃないじゃん』って言われたんですよ」と振り返り、「あらためて、『なんでもいいじゃん、面白ければ』って思わせてくれたな。マヂカルラブリーは」と称賛した[33]。
- かまいたち
- 自身のYouTubeチャンネルで、山内が「ネットで、“漫才の定義”みたいなのがトレンドになってたんですよ。『あれは漫才じゃない。どうなんだ』とか。こと『M-1』に関して言うと、会場で1番ウケた人が優勝すべき大会だと思う。会場にはいなかったですけど、お客さんの笑い声聞く限り、間違いなくマヂカルラブリーさんが会場で大爆発してウケてたので、全然なんの異論もない優勝だと思う」と述べ、濱家も「ホンマに『それって漫才なん?』とか言い出したら、訳分からなくなるから。とにかく面白い漫才を4分、っていう話やから」と語っている[34]。
- 博多大吉(博多華丸・大吉)
- 2020年12月23日のラジオ番組『たまむすび』で、「結論から言うと漫才でしょうね。漫才だと思いますよ」と述べ、「(漫才には)定義がない、自己申告なんですよね。『漫才です』と言ったら漫才。コントといったらコントですよ。あとはそれをお客さんが見て、漫才かコントかを決めるだけじゃないかな」と語っている[35]。
- 見取り図
- 自身のYouTubeチャンネルで、盛山が「最終決戦の3組が終わった後、結果出るまでのCM中、舞台裏で3組(マヂカルラブリー、おいでやすこが、見取り図)が輪になって、お互い讃え合った」と振り返り、「ツイッターのリプを見たら、『漫才だったのは見取り図だけです』とか揉めてる人がおって。ぜひ皆さん、揉めないでください」と呼びかけ、「正直、漫才をしてないコンビなんて1組もいなかったですから。全組漫才ですよ」と述べた。また、リリーが「逆に言ったら、違うことを探したすごさやからな」と語ると、盛山は「そうそう。マイクの前でただ面白いことをする。それが『M-1』のルールですから。どんな組み合わせ、どんな順番でも優勝はマヂラブさんですよ、最終決戦は。そこは揺るぎない。芸人全員、満場一致で納得していますから」と力説した[36]。
- おぎやはぎ
- 2020年12月25日のラジオ番組『おぎやはぎのメガネびいき』で矢作兼は「みんな真面目だね」と述べ、小木博明も「プロの審査員が決めているんだから」と“論争”になること自体に疑問を呈した。また、矢作は「優勝したからこそ、論争になるわけじゃん?5位とかだったら論争にならない。マヂカルラブリーが時代を変えたな」と評した[37]。
- 松本人志(ダウンタウン)
- 2020年12月27日の『ワイドナショー』で、「漫才の定義は基本的にないんですよ。定義はないんですけど、定義をあえて設けることでその定義を裏切ることが漫才なんですよ。定義をあえて作るんですが、これは破るための定義なんですよ。それでも最終的にはルールはちょっとあるんですよ。小道具を使わないとか」と持論を述べ、「今回のマヂカルのことで言うと、あまり例えがいいのか分からないですけど、野球の大一番の時にピッチャーが消える魔球を投げたみたいな話なんですよ」と例え、「われわれプロは『すごいな』『ここで魔球を投げてくる』と思うんですけど、にわかプロ野球ファンなんかは『あれは卑怯だ』『あそこで魔球投げるかね』『真剣勝負せえや』みたいな意見が出てくるんですよ。これは一生交わらない。交わらないからこそ、われわれは飯が食えていける」と語っている[38]。
- オール巨人(オール阪神・巨人)
- 2020年12月29日のブログで、マヂカルラブリーのネタについて「今までとは違った形の漫才」「説明突っ込み?の村上君は良い声してるし、上手いです!」と評した[39]。また、「あの時、僕は審査員の一番端で、アクリル板が何枚か重なってて、野田君はセンターマイクから離れるので少し声が聞きづらいかった」と記している[40]。
- また、『Voice』2021年3⽉号のインタビューで、「僕らは漫才を始めて46年目になりますけど、時代の流れを感じるのは、視覚を重視した漫才に変わっていること。漫才師がネタをする場はもちろんテレビもありますが、ほかに営業先や劇場、それから昔はラジオがありました。ラジオは音しか聴こえないから、たとえば相方の(オール)阪神君の肩を僕が「何しとんねん」と叩いたら、彼が「人の肩を叩くな」と言葉を補っていた。マヂカルラブリーみたいに、野田君が動き回って台詞が少ないネタだと、ラジオでは伝わらないでしょうね。でも、ラジオ向きのネタちゃうからといって、もちろん駄目なわけではない。漫才も「変化」しているんです。「退化」しているとは思わないし、「進化」しているかも僕にはわからない。少なくとも、新しい形の漫才に変わってきているのでしょう」と語っている[41]。
- 太田光(爆笑問題)
- 2022年1月23日の『日曜日の初耳学』で、林修から『M-1グランプリ』で起こった漫才論争について話を振られた際、「俺から言わせれば漫才の歴史なんてたかだか戦後。伝統芸でもなんでもないんですよ。落語、講談、浪曲は伝統があって形がありますよ。それに入れなかったのが漫才。色物のひとつでしかない」「さらにその伝統はぶち壊された訳ですよ。いわゆる、バランスの悪い漫才なんですよ。ツービート、B&B、ザ・ぼんち、のりおよしお師匠、誰一人バランスの良い漫才いない。それまでの定番の漫才を全部壊した素人芸だったから、我々が食いついたんです」と語り、その上で「今、視聴者が『漫才とはこうあるべき』と決めちゃっているのがあるかもしれない。視聴者は形にこだわるんですよ。ツッコミはこうしなきゃいけない。ボケはこうだって。学問になっちゃった」と持論を述べた。[42]。
DVD
編集2021年6月16日によしもとミュージックから発売された。タイトルは『M-1グランプリ2020〜漫才は止まらない!〜』。
DISC2の特典映像の完全版を収録した『M-1グランプリ2020 スピンオフ マヂカルラブリー漫才論争へのアンサーLIVE』が同年の8月18日に発売された。マヂカルラブリーのほか、松下ひもの、虹の黄昏、モダンタイムスが出演している。
スタッフ
編集- M-1グランプリ2020事務局:坂口大輔、亀井俊徳、原田恵子、佐久間浩、石川睦和、金井満晴、川原健太、岸田マヤ、松村真希
- 構成:倉本美津留、前田政二、石原健次
- 予選審査員(50音順):浅利哲也、稲見周平、宇田川岳史、浦井崇、遠藤敬、大池晶、大井洋一、大塚智仁、北島一人、楠田信行、倉本美津留、小倉マサ志、小堂稔典、里村仁志、下田雄大、庄司卓生、スマイルメロディー、高橋東希也、田中孝晃、田中直人、東京コウ塀、友野英俊、ハスミマサオ、長谷川朝二、藤田曜、堀由史、本田アシタ、前田政二、村上太、森、諸岡立身、やまだともカズ、吉原洋、和田義浩
- ナレーション:畑中ふう、アラン・J、Sayoko Kamei
- <スタジオ技術>
- 総合TD:宇佐美貴士(ABCテレビ)
- TM:山中康男(ABCテレビ)、福元昭彦(テレビ朝日)、兼岩克(アイネックス)、本郷勝則(テイクシステムズ)、中野照規(共立)
- TD:山田由香(テイクシステムズ)
- SW:川本龍文(ABCテレビ)
- CAM:田中康彦(ABCテレビ)、錦戸浩司(アイネックス)、斉藤匡・栗林克夫(共にテイクシステムズ)
- MIX:和三晃章(ABCテレビ)、猪俣晃(テイクシステムズ)
- VE:波田純一(ABCテレビ)、澤田翔平(テイクシステムズ)
- 照明:瀧本貴士(ABCテレビ)、岡本勝彦(共立)
- EVS:伊藤和博、丸山竜一
- PA:宇都宮晋也、中島奈緒子
- RCG:張元世一
- テクノクレーン:坂野昇
- ヘリ:木津賢二、福田亘
- リムジン中継:川井田茂美
- 一眼レフカメラ:相川博昭
- 音響効果:清水康義、沼波良子、北山景太郎、交野優奈
- EED:川口善史、林仁美
- MA:佐伯謙丞
- TK:吉条雅美・高橋由佳・中里優子(全員エムアンドエム)
- <スタジオ美術>
- 総合美術P(プロデューサー):森つねお
- スタジオ美術P(プロデューサー):山本和記
- デザイン:加藤由紀子(テレビ朝日)
- 美術進行:亀井直子
- 大道具:塚田祐介、吉村宏嗣
- 特殊装置・電飾:黒野堅太郎、千田徹哉
- LEDモニター:松岡徹、谷口理沙
- 小道具:塚谷将朗
- 特殊効果:釜田智志
- メイク:松崎有希
- CGデザイン:野沢栄二、今井亨、岡田望愛
- バーチャルCG:加藤喬、菊間俊介、羽田野英治、小杉純子、岡聡熙
- 得点CG:崔美季、首藤健太
- リアルタイムCG:藤岡美栄子、青木崇、吉原輔
- CGシステム:イム ジュソク、林道大輔、早坂涼香
- テロップ:小川龍也、山﨑洋平、国井優香、永山政彦
- キャラクターデザイン:仲里カズヒロ、コジケン
- <ABC本社 Gサブ>
- P(プロデューサー):大橋洋平・土井長慶宗(共にABCテレビ)
- D(ディレクター):中川翔子・前田健太(共にABCテレビ)
- TD:葛原宏一(ABCテレビ)
- SW:金谷洋佑(ABCテレビ)
- VE:佐藤雄亮(ABCテレビ)
- MIX:神田雅之(ABCテレビ)
- <六本木ヒルズアリーナ 敗者復活会場>
- P(プロデューサー):山田敬文・鈴木洋平(共にABCテレビ)、佐々木聡・島田力規王(共に吉本興業)
- D(ディレクター):下山航平(ABCテレビ)
- FD:黒田源治(エスエスシステム)
- TD:岡田光司(ABCテレビ)
- SW:小西剛生(ABCテレビ)
- CAM:松岡俊樹(ABCテレビ)、渡邉一樹
- VE:下村剛司(アイネックス)、齊藤弘幸
- MIX:西森大記(アイネックス)、坂本宗之(ABCテレビ)
- クレーン:毛利隆治
- 照明:細川圭吾(ABCテレビ)、高木英紀
- PA:住谷倫章、黒川英明
- 回線:駒井譲・江尻和茂(共にテイクシステムズ)
- デザイン:山下創平(ABCテレビ)
- 美術進行:楢崎仁志
- ステージ:斉藤政利
- 大道具:田村竜一
- 電飾:黒野堅太郎
- 編成:髙妻蔵馬・鈴鹿相哉・横田瑠衣・西口貴史(全員ABCテレビ)
- 番組宣伝:井上勤・高橋寿英・衣川淳子・竹内一平・川元寛之・阪本美鈴(全員ABCテレビ)
- デジタル:中山裕・石橋義史・佐々木匡哉・塩崎拓・税所洋貴(全員ABCテレビ)、神夏磯秀・大谷重雄・郡山隆志(全員吉本興業)
- 営業:竹田直彦・田所学・山本顕輝・本田民樹・本田民樹・佐々木聰子・古田誠・佐藤真澄・武田行剛・四元正太郎(全員ABCテレビ)、山地克明・髙山雄次郎・高木智広・徳武大志・有元沙矢香・田中僚(全員吉本興業)
- キャスティング:田村力(ビーオネスト)
- WEB企画協力:GYAO! 田代堅一、中西賢一、青木祥平、浦崎好太郎、桃井伸介
- 協力:よしもとブロードエンタテインメント、ウイング、ビープス、テイクシステムズ、テルミック、テレビ朝日映像、共立、VALSE inc.、ロッコウ・プロモーション、森ビル、六分儀 Next up、tv asahi create、テレビ朝日サービス、俳優座劇場、東京美術、RISING、アイネックス、ONS、テレフィット、ヴァネッチャ企画、NKL、つむら工芸、イングス、戯音工房、東邦航空、福建社、Limousine Cruise、三交社
- 映像提供:読売テレビ、CONTENTS LEAGUE
- AD:丸山誠悟・松井彰吾(共にABCテレビ)、片桐絵里、生駒智之、上野台
- AP:岡﨑由記(ABCテレビ)、亀松ゆき子
- FD:若林倫也、藤井雅彦、坂巻歩美、島田勇人
- 取材ディレクター:石田耕平・平野孝雄・久世恵子・守屋賢(全員よしもとブロードエンタテインメント)、鈴木顕尚、芝内竜成、有元厚二、泉貴晶(バックアップメディア)
- デスク:岡由子・中村美恵・松原幹(全員ABCテレビ)、竹山知子(WINSWIN)、菊地裕衣子
- ディレクター:重信篤志・渡辺文人・三田秀平・石田琢真・好川狩夢・里森公彦・児玉裕佳・松田尚之・藤本能範・積拓矢・上本理恵・辻知奈美・竹村聖葉・香月クリストフ光(全員ABCテレビ)、羽根田梅子、大野剛史、岡部友明、森島孝志
- VTR演出:米嶋悟志
- 総合演出:白石和也(ABCテレビ)
- プロデューサー:桒山哲治・北村誠之・田嶋康次郎・髙木伸也・山田敬文・鈴木洋平・奥田智・近藤真広・矢野政臣・矢内達也(全員ABCテレビ)、亀井俊徳(吉本興業)、本岡豊基・風見昌弘・堀脇慎志郎・高井孝平・寺澤英浩(全員WINSWIN)、岡本伸一郎、草柳孝司
- チーフプロデューサー:田中和也(ABCテレビ)、村野裕亮(吉本興業)
- 制作協力:ウインズウイン
- 協力:テレビ朝日
- 制作:ABC TV、吉本興業
脚注
編集注釈
編集- ^ ただし、これは欠席による日程調整や、敗退後の再エントリーを別々に数えたのべ組数のため、正確には史上最多とは言えない。
- ^ 準決勝を突破した組のコメントを準決勝の終了後に収録したうえで、決勝のPRを兼ねて、1日につき1組のペースで流すことが恒例になっている。
- ^ 追加合格7組を含む。
- ^ サイコロの目は「エントリーナンバー順」「50音順」「アルファベット順」と、それぞれの「逆順」で構成されている。
- ^ ネタ前紹介VTRでは他のコンビが「結成○○年」なのに対し、おいでやすこがのみ「結成2年目」と紹介されている。
- ^ リリーは岡山県和気郡、盛山は大阪府南大阪エリア出身。
- ^ ワイルドカード枠により準決勝に追加合格。
- ^ 決勝進出歴ありだが、準決勝敗退は初。
- ^ 木﨑太郎が新型コロナウイルスに感染したため。[14]
- ^ 第15回(2019年)では不参加。今大会限定の「準決勝経験コンビ」へのシード権を適用。
- ^ 第15回(2019年)では準々決勝敗退。今大会限定の「準決勝経験コンビ」へのシード権を適用。
- ^ おいでやすこが・おいでやす小田も42歳だが、生年月日は渡辺の方が早い(小田は1978年7月25日、渡辺は1978年4月15日)
- ^ ニューヨーク以外の3組は出番終了後即座に敗退が決定し暫定ボックスにも入れなかった。
- ^ 第6回(2006年)で優勝したチュートリアルは第5回(2005年)で返り咲きの経験がある。
- ^ 粗品は、M-1優勝の翌年のR-1ぐらんぷりで優勝している。
- ^ 第8回(2008年)のNON STYLEと第13回(2017年)のとろサーモンは、大阪から東京に移籍したため、東京吉本出身ではない。
出典
編集- ^ “M-1グランプリ、コロナ禍での開催。漫才師たちに送った言葉「漫才は止まらない」の“真実””. テレ朝スポット. (2020年12月17日) 2021年12月1日閲覧。
- ^ https://www.asahi.com/sp/articles/ASPDM0FJQPDLPTFC006.html
- ^ “M1は上沼恵美子ら審査員、今田耕司、上戸彩が司会”. 日刊スポーツ (2020年11月6日). 2024年12月1日閲覧。
- ^ “歴代王者がラジオでM-1ウラ実況、ミルク&霜降りインタビューやメッセあいはら予習番組も”. お笑いナタリー (ナターシャ). (2020年12月18日) 2020年12月19日閲覧。
- ^ “おいこが、錦鯉、オズワルド、アキナ、アルピーが「M-1」出場表明、マヂラブは1回休み”. お笑いナタリー. ナターシャ. 2024年11月9日閲覧。
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